AUXケーブルとは
AUXケーブルとは、お手持ちのスマートフォンや音楽デバイスなどを車内オーディオやスピーカーと接続することで音楽を楽しむことができるアイテムになります。
車内オーディオやスピーカーにBluetooth機能が搭載されていなくても、AUXケーブルを接続することで大音量で臨場感のある高音質なサウンドが響き渡ります。
AUXケーブルの選び方
AUXケーブルを選ぶときのポイントをご紹介します。目的に合ったAUXケーブルを選べるように、ここで紹介する専門家のアドバイスを参考にしてください。
用途に合わせたケーブルの種類を!
AUXケーブルには様々な特徴を持ったケーブルがあります。それぞれの種類で用途に合わせてどのタイプがあなたに適応するか参考にしてください。
フラットタイプ
フラットタイプのケーブルは、薄くて細いことが特徴です。スリムなケーブルなのでスペースをとることなく、ケーブルの配線が気になる人でも隠すことで気にすることなくお使いいただけます。
他のケーブルに比べると強度がやや落ちてしまいますが、最近ではプラグの箇所の強度が上がっている製品もあるので、とりあえず1本ほしい人にはおすすめです。
カール式
カール式は、ケーブルがスパイラルの形状になっているので高い強度と伸縮性に優れています。ケーブルを引っ張って使用してもケーブルに負荷がかかりにくいです。
価格帯としては、フラットタイプ式と比べるとやや高価になりますが、高い耐久性が期待できるので何度も買い換えることを考えるとおすすめできます。
ナイロンメッシュタイプ
ケーブルの表面がナイロン繊維で編み込まれてメッシュ状になっている製品をナイロンメッシュケーブルといいます。何層にもナイロン繊維が編み込まれているので曲げられる力などに強く、断線しづらいです。
アクティブな動きをするようなときや、野外など木の枝などに引っかかってしまうような場所などに持っていくときにはおすすめです。
巻き取り式
巻き取り式は、収納力に優れたコンパクトなケーブルになります。通常は収納されていながら、使いたいときに欲しい長さを引っ張ることができるので、かさばることもありません。
短めタイプ
机のうえなどにスマートフォンを置いて音楽を聴くときには長いケーブルは扱うのが難しくなることがあります。そんなときには短めのケーブルを選ぶようにしましょう。操作する際にも邪魔にならずによいでしょう。
短いケーブルを選んだ場合のほかのメリットとしては、長いケーブルは電気信号が信号元から遠くなると状態が劣化するといわれており、短い製品を選ぶとよりクリアに音楽を楽しめるでしょう。
プラグの形状で選ぶ
AUXケーブルのプラグには大きく分けてストレートタイプとL字型タイプがあります。この形状によって使い勝手は大きく異なるため、用途や接続する機器に合わせて選ぶことが大切です。
ストレートタイプ
AUXケーブルのプラグ形状としてもっとも一般的なのがストレートタイプです。真っ直ぐなので狭い場所にも指しやすいというメリットがあります。特にインプットが奥まった場所にある機器や、厚みのあるケースに入ったスマホなどの機器で使用する場合はストレートタイプしか使用できない場合もあります。
また、多くのメーカーで採用されていますので選択肢が多いという点もポイント。ただし、形状的に引っ張ると簡単に抜けてしまうというデメリットがあります。
L字型タイプ
プラグの先が90°に曲がっているのがL字型タイプです。ストレートタイプより抜けにくいというメリットがあります。また、接続している部分の飛び出しも少ないのでスペースが限られている場合も配線しやすいという点もポイントです。
プラグ材質も確認する
一度ノイズなどが出てきた場合は端子やプラグを清掃する必要がありますが、金メッキされていればこうした劣化をほとんど抑えることができます。このため、ケーブル選びの際には、金メッキのプラグを使っているものが望ましいでしょう。
ケーブルの素材で選ぶ
ケーブルの外装には一般的にナイロン製とビニール製があります。耐久性やしなやかさなどに違いがありますので、用途や好みに合わせて選ぶことが大切です。
ナイロン製
ナイロン素材を織り込んだタイプのものは、折り曲げに強くクセがつきにくいという特徴があります。耐久性も高いため、断線のリスクが低くなります。また、ナイロン素材のものはカラーバリエーションが豊富なものも多く、用途によって使い分けたい場合などにもおすすめです。
ビニール製
安価なものから高級ケーブルまで幅広く使用されているのがビニール素材です。曲げへの耐性などはナイロンより劣りますが、よりしなやかで配線しやすいというメリットがあります。
AUXケーブルの長さで選ぶ
AUXケーブルは機器同士を最短でつなぐので、余計なノイズなどが乗らず理想的だと言われています。ただし使用する環境や機器によっては、なかなか余裕がない場合もありますから、若干余る程度は許容範囲です。いずれにしても機器に届かない、距離が足りないというのは論外なので、きちんと必要な長さがあるのが望ましいです。
なかにはカール式や巻き取り式といった、長さに融通が利くケーブルもあり、使用する機器が決まっていなかったり、使用する長さにある程度幅がある場合は、こうした製品が便利です。
AUXケーブルの音響性能もチェック
AUXケーブルはおもに、スマートフォンやMP3プレーヤーとカーオーディオ、あるいはヘッドフォンといったような機器同士をつなぐのに使われます。ケーブル上を楽曲の信号が通るわけですが、この間に信号が劣化すると音質が悪くなりますし、周囲からの電磁波などによる影響が加わるとノイズなどの原因となります。こうした音質の劣化やノイズを避けるには、信号線そのものの素材や、信号線を外部からのノイズから守るシールドの存在などが重要なポイントとなります。
こだわりはじめるとキリのない世界ですが、たとえば信号線に無酸素銅(OFC)が使われていたり、信号線が編組シールドや箔シールド、その組み合わせである二重シールドによって守られたりするものが高品位なケーブルになります。
おすすめ商品の比較一覧表
AUXケーブルおすすめ10選
ご紹介したAUXケーブルの選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品を紹介します。それぞれのケーブルの特徴や価格を比較したうえで、予算や目的にあったケーブルを選んでください。
スマートなプラグ形状で挿しやすい
JVCケンウッドが販売しているデジタルオーディオプレーヤー向けのAUXケーブルです。信号線にOFCを採用し、24金メッキのプラグを採用するなど、基本に忠実な音質/ノイズ対策がとられています。プラグが細めの設計になっており、機器に挿したときにほかのケーブル類と干渉しにくくなっています。品質面ではオーディオテクニカのゴールドリンクシリーズとほぼ同等と考えていいでしょう。
長さは50cmから50cmきざみで2mまで用意(型番の数字がそれぞれ50、100、150、200)されているほか、ケーブルの色は黒(型番の末尾がB)と白(型番の末尾がW)があるので、使用している機器などに合わせて選べます。
※リンク先は「0.5m」のものになります。
安価ながら基本を押さえた良ケーブル
オーディオテクニカのスタンダードな製品です。長さは1m、1.5m、3mの3種類用意されています。プラグは金メッキ、信号線はOFC(無酸素銅)を使用して二重シールドを採用するなど、比較的安価ながらもしっかりした製品です。
プラグまわりが太く長いため、使用する機器や端子の間隔によってはほかのケーブルなどと干渉する可能性が高いのが難点ですが、手軽に音質を改善したい場合は便利な製品です。スマートフォンやオーディオプレーヤーなどとスピーカーやカーオーディオといった、あまり動かさない機器を接続するのに使うとちょうどいいでしょう。
※リンク先は「1.0m」のものになります。
環境に優しい無鉛はんだを使用しエコロジーにも万全
ポータブルのAV機器同士を接続してダビングなどを行う場合、ステレオ入出力のインターフェースがない場合が多いですが、両側がステレオミニプラグを採用した本製品は柔軟な機器接続を可能にします。ミニプラグだと音質が、という心配はありません。ケーブルには、99.996%の純度を誇るOFCを採用しています。
またプラグ部分は、経年劣化や音質損失の少ない24Kメッキを施してあります。環境に優しい鉛を含まないはんだを使用していますので、エコロジーに関心の高い方でも安心して使えます。
狭い車内でも取り回しが容易な柔軟な素材を採用
ドライブ中のBGMにスマホやミュージックプレーヤーの音楽を楽しみたいとき、イヤホン端子などからAUXへ出力するのに最適なケーブルです。OFCとシルバーコートOFCの2種類の導線を採用し、伸びやかな高音域から重厚な低音域まで豊かな再生音が得られます。
最大耐熱90度のしなやかな素材を使用したシールドで、自由な取り回しと、高温になりやすい車内での耐久性を両立させています。経年劣化に強い金メッキプラグとノイズに強い高剛性のメタルプラグを採用し、よい音質を長く保てます。
細めでやわらかく取り回しやすいケーブル
同じゴールドリンクの『AT544A』と比べて、ひとまわり細くやわらかなケーブルを採用した製品です。長さは『AT544A』と同じく1m、1.5m、3mの3種類あります。信号線にOFCを使用している点は同じです。ケーブル自体が細く取り回しやすいぶん、ノイズなどに対する耐性が気にかかるところですが、よほど厳しい環境でなければ、実用上はほとんど差はないでしょう。
細く軽いぶん持ち歩きやすいため、オーディオプレーヤーやスマートフォンとヘッドフォンなど、持ち歩く機会の多い機器をつなぐさいに使うのもおすすめ

折り曲げ耐性にすぐれたAUXケーブル
モバイルバッテリーや充電機などのアクセサリーで知られる、Anker社のAUXケーブルです。「プレミアムオーディオケーブル 」として販売されていることもあります。同社のほかのケーブル製品同様、折り曲げ耐性が高く、1万回の曲げ伸ばしにも耐える耐久性を持ちます。
安価なケーブルではありますが、プラグは24金メッキ仕上げでノイズ対策もしっかりしており、実力は侮れません。ケーブル自体が細く取り回ししやすいため、ふだん使いの持ち歩くケーブル用としてピッタリでしょう。
ステップダウンデザインで確実な接続をサポート
たとえAUXケーブルといえども、デザイン性は譲れないという方にはうってつけの製品です。マットブラックのケーブルに、シルバーのターミナル、金メッキプラグのデザインはクールです。
プラグ部分は接続部が斜めにカットされたステップダウンデザインになっていますので、機器のインターフェースとがっちりとかみ合いぐらつくことはありません。二重シールドのケーブルは外部ノイズを極限まで抑えますので、抜けのよい高品質の再生音が得られます。
車載専用設計のカール式ケーブル
オーディオテクニカの製品でも車載用に開発されたケーブルです。オーディオプレーヤーなどとカーオーディオを接続するために設計されており、夏の時期など熱くなる車内でも耐えられるよう、耐熱設計のケーブルとなっています。ケーブルの長さは40cmと60cmですが、ケーブルの途中がカールしており、最大に伸ばすとそれぞれ100cm、150cmまで伸びます。これにより、振動などで機器が落ちたり、腕や荷物を引っかけてしまっても、ケーブルが抜ける心配が少なくなります。
また、プラグはL字型になっており、プラグが飛び出して運転や操作の邪魔にならないようになっています。さらに、ケーブル自体はゴールドリンクシリーズと同様、導線にOFCを採用し、プラグも金メッキされるなど、基本はしっかり押さえられています。常時車載しておくケーブルとしては理想的な1本です。
※リンク先は「0.4m(伸長時:約1.0m)」のものになります。
1mから10mまで長さのバリエーションが豊富
ステレオミニプラグを採用したAUXケーブルは、ケーブル長が短いものが多いですが、この製品は最長10mまで選べますので、多様な機器配置に柔軟に対応できます。ケーブルはステレオ信号を独立して流す複線型のものを採用していますので、干渉による音質劣化を防ぎます。
導線には高純度OFCを採用、高音質のまま長い距離での伝送が可能です。プラグ部分には24Kメッキの物を採用していますので、錆などによる経年劣化を抑え、高音質を維持します。
ナイロン編組み仕上げの3重シールドでノイズを防止
ステレオミニプラグを採用したケーブルでありながら、その見た目は最高級のシールドケーブルのようです。アルミを含む多重シールドで導線を被膜した上を、ナイロンの編組みで包み込んだ3重シールドを採用。高いノイズ防止効果を得られるとともに、丈夫でしなやかな取り回ししやすいケーブルを実現しています。
芯線には銀メッキを施した無酸素銅を採用し、高効伝導率を実現し高音質での伝送が可能です。コネクタシェルには金メッキを施し、接続部での音質劣化を抑えています。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする AUXケーブルの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのAUXケーブルの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
AUXケーブルの使い方
AUXケーブルの使い方はとても簡単です。片方を音源を再生するスマートフォンや音楽プレイヤーなどのイヤホンジャック(出力)に接続し、もう片方をカーオーディオなどのAUX端子に接続するだけです。基本的にアナログ接続なので特別な設定などは必要ありません。
AUXケーブルに関連する記事のご紹介!
AUXケーブルでスムーズな接続を
同じAUXケーブルでも、ある機器では使えたのにこちらでは使えない、といった製品もあります。これは、AUXケーブルのミニプラグに複数の種類があるためです。ミニプラグの先端にはいくつかの横線が入っていますが、線の本数でケーブルの極数(信号を送れる数)が表されます。ミニプラグの場合2極〜5極まであるのですが、さらに通る信号の違いで種類が細分化され、10種類以上の組み合わせがあります。
普通のステレオヘッドフォンであれば3極のプラグでいいのですが、たとえばマイクがつくと4極、ノイズキャンセルで5極のプラグが必要です。なまじプラグのサイズが同じで刺さってしまうため、違いを気にすることは少ないと思いますが、自分の機器に必要なプラグは何なのか、きちんと把握しておきましょう。
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大学在学中よりパソコン総合誌、Windowsプログラミング誌、Mac専門誌の記者/編集者として活動し、その後輸入自動車やカーナビ等のマニュアル翻訳/制作などを経て、フリーランスとして現在に至る。 キャリアは25年目に突入。専門はアップル製品だが、WindowsもAndroidも周辺機器もソフトも等しく愛する何でも屋。