「エアコンクリーナー」のおすすめ商品の比較一覧表
エアコン掃除はなぜ必要?
しばらく使わないエアコンにはカビやホコリ、花粉などが付着します。掃除をしないままで使用すると、カビやホコリが吹き出てしまい、汚れた空気を吸い込んでしまうことになります。汚れた空気を吸い込むことで、咳やくしゃみを引き起こしたり、アレルギー性鼻炎などの病気の原因になることも……。
また、ホコリが溜まると冷房効率が低下し、電気代も高くなってしまうのです。それを防ぐためにも、定期的なエアコン掃除は欠かせません。
エアコン掃除はいつ行う?掃除の頻度は?
冷暖房用エアコンを使うのは夏と冬。本格的にエアコンを使用する前の、夏場なら5~6月、冬場なら10~11月がクリーニングのベストタイミングです。稼働期間中は月に1度フィルター掃除をするのが理想ですが、最低でも半年に1度は掃除するようにしましょう。
エアコンクリーナーの選び方 フィン用?ファン用?なにを選べばいいか分からない方必見!
まずは、エアコンクリーナーを選ぶときのポイントについてチェックしていきましょう。ポイントは下記の7つ。
【1】掃除するパーツに合うクリーナーか
【2】奥まで届くのは長いノズル
【3】洗浄成分
【4】ラクなのは乾燥時間が短いもの
【5】「希釈タイプ」はエアコンの台数が多い家庭向け
【6】香りの有無
【7】養生シートがセットになっているか
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】掃除するパーツに合わせたクリーナーを選ぶ
エアコン内部を掃除するときは各パーツに合ったクリーナーを選びます。フィルター用、フィン用、ファン用、ドレンホース用があるので、それぞれについて説明します。
フィルター用クリーナー
エアコンの掃除でまずはじめに取りかかるのがフィルターです。カバーを開けると見える網状の部品がフィルターで、すぐに外せます。ブラシだけでも汚れは落とせますが、クリーナーを使えば泡で汚れが浮くのでとてもかんたん。
フィルター用クリーナーにはカビ除去や除菌できるものがあるので、室内の衛生環境に気をつけたい方にはおすすめです。
フィン用クリーナー
フィルターを外すと奥に見える部品を冷却フィンといいます。冷却フィンは熱を交換するのが役目で、エアコンの冷却性能に大きな影響を与えるパーツです。
冷却フィン用のクリーナーはフィンに付いたホコリ、ヤニ、油などを落とせます。冷却性能をたもつためにはフィン用クリーナーを使ってしつこい汚れを落とすことが大事です。
ファン用クリーナー
エアコンから冷たい風を室内に送り出すのがファンで、扇風機のような役目をします。室内にいやなニオイがするときは、このファンにカビが付着している場合が多いです。
ファン用クリーナーでカビを落とせますが、室内機の奥にあるため個人では掃除が難しいかもしれません。汚れがひどかったり、長年使用しているエアコンの場合は専門業者に依頼したほうがよいでしょう。
ドレンホースクリーナー
室外にあるエアコンの排水管がドレンホースです。ここが詰まると排水されなくなってエアコン内部に水が溜まり、水漏れや故障の原因となります。詰まりをなおすには細い棒などで出口をほじりますが、専用クリーナーを使ったほうがかんたんです。
ドレンホース用クリーナーはポンプのようになっていて、先端を排水管にはめ込んでからハンドルを引いて詰まりを解消します。
【2】長いノズルなら奥までしっかり届く
すぐに外せるフィルターや目に見えるフィンの掃除はやりやすいですが、奥にあるファンの掃除にはノズルつきのクリーナーが便利です。ファン用クリーナーはたいていノズルつきですが、選ぶときはノズルの長いものが掃除しやすいでしょう。
エアコンの内部は複雑で手が届かないことも多いので、ファン用以外のクリーナーを選ぶときもなるべくノズルの長いものを選ぶようにしてください。
【3】洗浄成分を確認
エアコンをしっかり掃除したいのなら、クリーナーの成分にも注意を払う必要があります。おもな成分の特徴などを説明しますので、選ぶときの参考にしてください。
抗菌・防カビ成分|菌やカビを除去
エアコン掃除で重要なのはカビ菌や雑菌の駆除です。カビ菌や雑菌がエアコン内に付着するといやなニオイがしたり、室内に雑菌が広がって不衛生な状態になってしまいます。
カビ菌や雑菌を取り除きたいときは、クリーナー本体に「抗菌・防カビ」と表示されている製品を選んでください。このような表示があるクリーナーには、カビ菌や雑菌を除去する成分がふくまれています。
消臭成分|気になる臭いに
夏や冬にいきなりエアコンをつけるといやなニオイがします。これはエアコン内部にカビやホコリ、タバコの煙、ペット、調理用油などが染みついているのが原因。エアコンを使用する前に「消臭成分配合」と表示されているクリーナーを使いましょう。
クリーニングしてもニオイが気になる場合は、銀や緑茶やポリフェノールなどの消臭成分が入ったものを選んでください。ただしペットのニオイを消すための消臭剤が入っているものは、香が混ざり合ってニオイが強くなることもあるので要注意。
電解アルカリ水|人体や環境にやさしい
身体にやさしいクリーナーを使いたい方は、原料に「電解アルカリ水」を使用している製品を選んでください。このような製品は界面活性剤や石油系洗剤が入っていないので不安なく使用できます。
とくに子どもや高齢者のいる家庭では、人体や環境のことを考えたクリーナー選びが大切です。電解アルカリ水の成分表示があるかどうかチェックしましょう。
【4】乾燥時間が短いとラク
エアコンの掃除は、春や秋などのエアコンを使わない時期にするのがいいですが、シーズン中に掃除したいときは乾燥時間が短い商品を選ぶとよいでしょう。
液剤が早く乾きやすいので、汚れに向かって的確に狙いましょう。スプレーしても液だれが少ないのは、うれしいメリットです。忙しくてシーズンオフの時期に掃除できなかった方は、利用してみましょう。
【5】エアコン台数が多い場合は「希釈タイプ」
スプレーボトルタイプは1台につき1本消費するようになっている場合が多く、複数台ある家庭の場合は、コスパの面で少し高くついてしまいます。
エアコンを複数使用する場合や、こまめにクリーニングをしたい場合などは、希釈できるタイプを選びましょう。10~20倍に希釈して使えるので、経済的です。
【6】香りの有無で選ぶ
エアコンは室内環境に大きく影響します。とくにニオイに敏感な方は、香りのない無香タイプを選びましょう。無香でも消臭や除菌・防カビ性能が発揮できます。無香タイプは商品本体に表記されているのでチェックしてください。
また香りつきのクリーナーもあるので、自分好みの香りを選ぶことも可能です。ただし長期間エアコンを使うので、途中で香りが気になることもあるでしょう。香りつきはお試ししてから購入するのがベターです。
【7】養生シートセットだと便利!
液体タイプのクリーナーを使用すると液だれしやすいので、掃除の後片づけがたいへんです。床や畳が汚れることもあります。それを防ぐには、養生シートつきのクリーナーを選んでください。
液だれしないようにエアコンの下まわりに養生シートをセッティングできるので、液だれなどで床を汚すことがありません。値段もそれほど高くないので、部屋を汚したくない方に適しています。
エアコンクリーナーおすすめ14選 Ag消臭プラス・らくハピ・くうきれいなど!
ここからはエアコンクリーナーをご紹介します。厳選された商品ばかりですので、購入するときの参考にしてください。










ドレンホース専用のクリーナーも紹介 あわせてクリーニングしよう!
ドレンホースは室外にあるので、エアコンから流れてくる埃以外にも、砂や虫などが入ってしまいます。ここではドレンホース向けのクリーナーと掃除の仕方をご紹介します。
エアコンから水漏れがしたら、まずはドレンホースがつまっていないか疑ってみましょう。ドレンホースがつまると、水が逆流して水漏れの原因になります。
ドレンホースクリーナーを使用して掃除する方法は、ドレンホースの先端からクリーナーを差し込み、ハンドルを引きます。クリーナーを取り出してハンドルを押し、また差し込んで引くを繰り返します。
エアコンの故障を防ぐためにも、ドレンホースクリーナーはひとつ持っているとよいでしょう。


通販サイトの最新人気ランキングを参考にする エアコンクリーナーの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのエアコンクリーナーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
エアコンクリーナーの使い方
ここでは、エアコンクリーナーの使い方についてご説明します。
エアコンのかんたんな掃除方法もチェック!
掃除前に行なう準備
エアコンを掃除する前やっておくべき準備について説明します。
1)エアコンのコンセントを抜いておく
コンセントを抜いておかないと、掃除の途中でスイッチが入ってしまうことがあり危険です。
2)室内の換気をおこなう
エアコンクリーナーにはガスが含まれており、洗浄液の噴射によって成分が室内に飛び散ります。ひとによっては気分が悪くなることもあるので、窓を開けて風通しをよくしてください。
3)エアコンの周囲をビニールや養生シートで覆う
スプレーの噴射で汚したくない場所や液だれで濡れると困る場所を養生します。とくにエアコン内部の基板やモーターに洗浄液が入り込まないようにすることが大事です。
フィルターの洗浄
フィルターを掃除するときは、まず取り外してから掃除機をかけます。ポイントはフィルターの裏面ではなく表面から汚れを吸い取ること。裏からかけるとフィルターの目にホコリが詰まるので要注意。
クリーナーを噴射するときは換気のよいベランダやお風呂場でおこない、泡が消えてからシャワーで洗い流します。タオルで拭いてから日陰干しをして、乾けば完了です。
フィンの洗浄
冷却フィンを掃除するときはフィルターを外した状態でおこないます。まずブラシをつけた掃除機でホコリを吸い取り、歯ブラシでこびりついたホコリを除去。そのあとでクリーナーをフィンに吹きつけます。
吹きつけるポイントは、フィンの向きに沿って上下に動かしながら5cmぐらい離すこと。基本的にはクリーナー1本を使い切ってください。フィンに吹き付けた洗剤や汚れは、ドレンホースから外に排出されます。
ファンの洗浄
ファンはエアコンの送風口の奥にある部品(水色の筒状)で、掃除すると汚水がエアコンから流れ落ちます。ポイントは汚水受けの養生をしてから掃除すること。
掃除するときは、クリーナーのノズルを送風口の奥に差し込むようにしてスプレーします。そのときに手を差し入れてファンを5~6回転させ、20~30分待って、さらに何度かファンを回転させてください。
ファンの掃除もクリーナー1本を使い切ります。
ドレンホースの洗浄
ドレンホースを掃除するときのポイントは、ドレンホース用のクリーナーをホースに差し込んだらハンドルを強く引くこと。引くタイミングでドレンホース内の詰まりが取れます。
1回で詰まりが解消しない場合は複数回ハンドルを引きますが、1度ホースから外した状態にしてから、再度差し込んでおこなってください。繰り返すことで詰まりが取れます。
使用上の注意点とは?
エアコンクリーナーの使用には、いくつか注意点がありますのでご説明していきます。
養生はしっかりと!
エアコンが掃除によってきれいになっても、周囲の壁や床に汚れが付着してしまったらガッカリです。それを防ぐためには、事前にしっかり養生をおこなってください。
とくに養生が必要なのは、エアコン内部の電飾部品(基板)が濡れないように養生すること。この部分にスプレーがかかると故障の原因になるので注意が必要です。
換気をしながら作業する
エアコンクリーナーはスプレーで洗浄液を噴射します。含まれているガスによって勢いよく洗浄成分が噴出するため、室内にも飛散しやすいです。成分を吸い込むと気分が悪くなるおそれもあるので、事前にじゅうぶんな換気をしてください。
室内の窓を全部開けて、風通しをよくしてからエアコンクリーナーを使用することが大事です。
マスクやメガネ、手袋を着用
エアコンクリーナーの洗浄液は勢いよく噴出するので、液がはね返って目や顔にかかることがあります。作業する前にマスクやメガネをするようにしましょう。またスプレーの成分によっては触れないほうがよい場合があるので、手袋も装着してください。
もし目や口に洗浄液が入ってしまったら、水でよく洗い流します。不安であれば病院で診てもらってください。
エアコンに関するQ&A
お掃除機能付きエアコンは掃除をする必要はない?

最近のエアコンはお掃除機能付きの製品が増えています。掃除の手間が省けるので便利だと思っている方が多いようですが、自分で掃除しなくていいというわけではありません。
お掃除機能の付いているエアコンは、フィルター部分の掃除のみ可能となっている製品が多いです。このようなエアコンはファンやフィンの掃除が必要になります。また、フィルター掃除機能でダストボックスにホコリを溜めるものは、ダストボックスの掃除が必要です。
車用エアコンにエアコンクリーナーを使ってもいいの?

エアコンには室内用のルームエアコンだけでなく、車用のカーエアコンもあります。室内用のエアコンクリーナーも車用のカーエアコンの掃除に使えるのではないかと思いがちですが、実は室内用のエアコンクリーナーを車用に使ってはいけません。
車用にはカーエアコン用のクリーナーが販売されており、それを使ってください。たとえ室内用のエアコンクリーナーが余ったとしても、車にはカーエアコン用のクリーナーを使います。
古いエアコンの捨て方・廃棄方法は?

古いエアコンは電気代がかかるので、新しいものに買い替えたいという方は多いです。そのときに問題になるのが古いエアコンの廃棄方法で、おもに4つのやり方があります。
1)家電量販店に引き取ってもらう
お店に家電リサイクル券を発行してもらい、派遣された業者に引き取ってもらいます。
2)自治体に処分を依頼する
郵便局にリサイクル料を払い込めば、自治体指定の業者が引き取りにきてくれます。
3)指定引取場所に持ち込んで処分してもらう
都道府県ごとに決められた指定場所があり、自分で運び込むので業者へ払う運搬費用を節約できます。
4)不用品回収業者に依頼する
業者に連絡すれば自宅まで回収に来てくれますが、回収費用や不法投棄などのトラブルが起こりやすいです。
エアコンを使いはじめる前にお手入れを! ハウスクリーニング技能士より
収納コンサルタント・ライフアレンジニスト
エアコンを使いはじめる前、たとえば夏や冬が本格的に到来する前に、定期的にエアコンクリーナーを使ってお手入れしてあげると、シーズン中エアコンを快適に使えるでしょう。
ふだんのお手入れはフィルターが中心で、掃除機などでホコリを吸い、水洗いをする程度で問題ありません。それでもカビ臭さが出る、エアコンの効きが悪くなるなど気になりだしたら、内部クリーニング必須のサインです。
エアコンクリーナーを上手に活用できるようになれば、プロに頼む頻度(ひんど)も少なくなり、お財布にもやさしいうえに今よりもっと清潔な空間をキープできるようになりますよ。
エアコンクリーナーですっきりお掃除しよう
今やエアコンは家庭の必需品です。厳しい夏の暑さや冬の寒さを乗り切るには、下準備としてエアコンを掃除する必要があります。掃除をしないで稼働すると、エアコン内に付着したカビや雑菌が室内に飛散し、からだに悪影響を与えるでしょう。
ご紹介したエアコンクリーナーは、カビや雑菌を防止するだけでなく、エアコン性能を保持する働きもあります。エアコンを使用する前の下準備はとても大事です。掃除をする時期やクリーナーの選び方を参考に、ご家庭のエアコンを掃除して気持ちよく過ごしてください。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
株式会社ハート・コード代表取締役。 整理収納コンサルタント、ハウスクリーニング技能士(国家資格)。 30代前半の2年間で離婚、ガン闘病、多額の借金、倒産解雇等など一気に人生のどん底を経験し、整理収納理論に出会ってから人生が好転。 ご縁あって「部屋磨きは自分磨き・職場磨きはスタッフ磨き」をモットーに家事代行・整理収納関連事業で2007年に独立。 自身の経験からも環境を整えると色々なことが整ってくることを痛感しているので、個人や企業にコンサルティングやセミナーなど様々な形でその大切さをお伝えしている。 2012年から現場をよく知る家事・収納用品の説明ゲストとしてジュピターショップチャンネルに出演中。商品の企画、売り方の提案等にも携わっており、1日1億円以上の販売実績多数あり。 近年は、webメディアなどへの執筆活動と、整理に関する新たなサービスを色々と開発中。著書「片付けが苦手な子」が驚くほど変わる本』(青春出版)。