スマートロックとは
スマートロックとは、スマートフォンを使った施錠システムです。鍵を持ち歩くことなく、通信・認証機能を使って高いでかぎの施錠やコントロールを行うことができます。
一番のメリットは鍵を携帯する必要がなく、なくす心配もないこと。鍵を閉め忘れたか心配な場合は、解錠・施錠をリアルタイムでわかるモデルもあるので、これまで抱えていた不安が解消されます。
一方、スマートロックは電池で動くため、こまめに電池が切れていないかのメンテナンスがデメリット。外出中に電池切れになると、外に締め出しになるので注意が必要です。近年では、電池切れをスマホに通知するモデルもありますので、有効的に使いましょう。
スマートロックの価格帯
専門リモコンやカードを使った認証方法もスマートロックの代表格です。オフィスではよく利用されていますね。
専用リモコンはワンプッシュ、カードキーであればワンタッチで簡単に鍵を開けることができます。操作がかんたんなので、ストレスなく鍵の開け閉めをできることがうれしいポイントです。鍵穴から不正にスペアキーを作られてしまう心配もないため、防犯性にもすぐれているといえます。
しかし、持ち歩く鍵の形式が変化しただけだと言えるのも事実。鍵をよく紛失してしまう方や外出先から鍵の確認をしたい方は、生体認証やスマートフォン認証のほうが適しているでしょう。
シンプルな操作性を求める方には、専用リモコンやカード認証がよいでしょう。
スマートロックの選び方
それでは、スマートロックの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】スマートロックの種類
【2】取り付け方法
【3】施錠・解錠方法
【4】オートロック可能か
【5】電源の供給方法
上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】スマートロックの種類をチェック
まずは、自宅のドアに対応しているモデルがあるか、あるいは想定しているモデルが自宅のドアに対応しているかで選びましょう。主に次の3つの種類があります。
ドア付きタイプ
サムターンが直接ドアに付いたタイプ。
プッシュプル錠タイプ
取っ手の上下にサムターンが付いたタイプ。
ドアノブ付きタイプ
鍵と錠がひとつの箱に収まったタイプ。
【2】取り付け方法をチェック
サムターンを覆うように取り付ける方法
賃貸で使用したいなど、建物にキズをつけることができない場合は、粘着テープで貼り付けるものなど工事不要のものを選ぶのがいいでしょう。
既存の鍵と置き換える方法
なかには、現在使用している鍵に貼りつけるなどの方法で、設置するだけで使えるスマートロックもあります。
工事不要のものであれば、賃貸で引っ越しする場合の原状復帰もかんたん。手間もかからず便利で、引越し先でも使用できますね。
【3】施錠・解錠方法をチェック
主な開錠方法としては、スマートフォン認証、生体認証、番号認証、専用リモコン認証があります。自分に合ったものを選んでみてください。
スマートフォン認証
スマートフォンで専用のアプリを利用し、鍵の開け閉めをおこなうスマートフォン認証。ドアに取りつけられた機器内の情報と、スマートフォンから送信された情報が一致することで鍵が開く仕組みです。
鍵を開けるのに必要なのはスマートフォンのみ。別途鍵を持ち歩く必要がなく、鍵のコントロールも手軽におこなえるのが特徴です。
その一方、スマートフォンの充電がきれてしまった場合、鍵として利用できなくなってしまう懸念もあります。
スマートフォン認証は、外出の際もスマートフォンを必ず持ち歩く人と相性がよいです。また、アプリを起動せずともスマートフォンを近づけるだけで鍵を開けられるタイプも登場するなど、ますます便利になっています。
生体認証
身体の部位を使って識別をおこなう生体認証。指紋や静脈、顔認証などさまざまな手段の生体認証がスマートロックにも採用されています。
特定の個人であると識別されない限り鍵を開けることができないため、セキュリティはかなり強固。自分自身が鍵の役割を果たすため、鍵の紛失や鍵を忘れるといった心配もありません。
しかし、基本的に遠隔での鍵の管理や第三者に鍵の権限を与えることなどはできません。したがって、ひとり暮らしで誰かを家に招待する機会が少ない方や、鍵を持ち歩くのが面倒という方にぴったりです。
番号認証
暗証番号をキーパッドに入力して鍵を開ける番号認証。番号さえ共有していればそれぞれに鍵を渡す必要がないため、鍵の管理コストや紛失リスクを抑えられるのが長所です。
最近では、スマホでワンタイムパスワードやワンタイムキーを発行して他人に共有することもできます。ICカードやスマホ認証を併用したものならセキュリティも万全。価格は3〜5万円ほどで設置できるモノも多くあります。
専用リモコン・カード認証
家も車も、鍵を持たない時代がやってきました。指紋や眼球の虹彩(こうさい)、静脈から解錠できる電子錠など、さまざまな種類が販売されています。
生体認証だけでなく、スマートフォンで解錠できる最新の電子錠も。専用のアプリをダウンロードして鍵として使用でき、外出先から施解錠することも可能です。
また、友人などを招待する際は招待用のアクセスコードを送付したり、番号を伝えるだけで合鍵を渡さずに入室してもらえます。
使用したアクセスコードは削除すれば不正入室の心配もないので便利です。
【4】オートロック可能かチェック
どんなよい鍵を使用していても、鍵をしめ忘れていては意味がありません。戸じまり忘れが心配な方は、オートロック機能がついている商品をお選びください。
もしくは、遠隔で操作できるタイプのものであれば、戸じまりを忘れていないか確認が可能。忘れていれば外出先からスマートフォンを操作して鍵を閉めることもできます。
【5】電源の供給方法をチェック
電源の供給方法は商品によってさまざま。有線で電源を確保するものや、電池・バッテリータイプのものなどがあります。ひとつの供給方法だけでなく、非常時に別の方法で電源を確保できるタイプのものが安心です。
通常は有線でコンセントから電源を供給し、停電の際は内蔵バッテリーや電池で使用できるものも販売されています。非常時にほかの電源供給方法で代替できるものであれば、停電の際も安心してお使いいただけます。
おすすめ5選|工事不要なモデル
まずは、工事不要なモデルのおすすめ商品です。ぜひ参考にしてくださいね。
セキュリティ性能を高めるサブスク
月額500円で始められるお得なサブスクモデルのスマートロック。もともと付いている鍵のうえにかぶせるように装着をするだけで誰でも簡単に取り付けることができます。オートロックなのでうっかり鍵を閉め忘れた何てこともありません。ハンズフリー機能は両手がふさがっているさいにとても役に立ちますよ。
また、補償内容が充実しているもの特徴的で365日サポート体制や電池を送ってくれるバッテリー交換、もしもの故障などでもすぐに取り替えてくれるので、万が一なにかあっても安心です。一人暮らし、とくに女性の方におすすめの商品です。
認証方法 | スマートフォン |
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工事の必要 | あり |
電源の供給方法 | CR123A×2本 |
重量 | 約175g |
認証方法 | スマートフォン |
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工事の必要 | あり |
電源の供給方法 | CR123A×2本 |
重量 | 約175g |
ハンズフリーで開閉可能なスマホ認証スマートロック
鍵を持たずにスマートに生活したい方におすすめ。スマートフォンが家の鍵として使用できます。アプリ上から鍵を開けられることはもちろん、ハンズフリーでの解錠も可能。お子さんを抱きかかえていたり荷物で手がふさがっていても、スマホを取り出す手間が省けます。
ドアが閉じると自動で鍵がかかるオートロック機能もありますので、閉め忘れの心配もありません。オートロック機能を使用しない場合でも、外出先からスマートフォンで施解錠の操作が可能です。
認証方法 | スマートフォン、アップルウォッチ |
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工事の必要 | なし |
電源の供給方法 | CR123Aリチウム電池×2 |
重量 | 約240g |
認証方法 | スマートフォン、アップルウォッチ |
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工事の必要 | なし |
電源の供給方法 | CR123Aリチウム電池×2 |
重量 | 約240g |
かんたん操作! ストレスフリーなリモコンタイプ
ストレスなく鍵の開け閉めをおこないたい方に。専用リモコンのボタンひとつで解錠できます。操作がかんたんなので、感覚的に使用できるのが魅力。
暗証番号を覚えたりアプリをダウンロードするといったスマートロック特有の導入ハードルがないので、お子さんからお年寄りまで扱いやすいのもうれしいポイントです。
さらに、オートロック機能もついているので鍵を閉め忘れる心配なく生活できます。
認証方法 | 専用リモコン |
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工事の必要 | なし |
電源の供給方法 | 単3電池×4 |
重量 | 約640g |
認証方法 | 専用リモコン |
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工事の必要 | なし |
電源の供給方法 | 単3電池×4 |
重量 | 約640g |
多彩な安全機能を搭載! セキュリティ重視ならこれ
不正侵入やいたずら防止機能があり、不正解錠を防ぐ設計になっているなど、高い防犯性と安全性を兼ね備えたスマートロックです。
解錠は暗証番号のほか、nimocaなどのICカードにも対応。室内からはサムターン(ひねるタイプの施錠)のほかに、ボタンで施解錠が行なえます。
認証方法 | 暗証番号、カード |
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工事の必要 | なし |
電源の供給方法 | 単3電池×4 |
重量 | 約998g |
認証方法 | 暗証番号、カード |
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工事の必要 | なし |
電源の供給方法 | 単3電池×4 |
重量 | 約998g |
ひとり暮らしの女性やお年寄りにぴったり
商品裏面の特殊な粘着シートを貼りつけるだけで取りつけ可能なスマートロック。工事が不要なので、ひとり暮らしの女性でも使用しやすいです。自分が鍵を開けやすい位置で設置することができます。
また、合鍵を使用した侵入被害を防げます。専用リモコンは16個まで追加できるので大家族でも使いやすいスマートロックといえます。
認証方法 | 専用リモコン |
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工事の必要 | なし |
電源の供給方法 | 単3電池×2 |
重量 | 約530g |
認証方法 | 専用リモコン |
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工事の必要 | なし |
電源の供給方法 | 単3電池×2 |
重量 | 約530g |
おすすめ2選|工事必要なモデル
続いては、工事必要なモデルのおすすめ商品です。ぜひ参考にしてくださいね。
シーンによって最適な認証方法を選べる
暗証番号だけでなく、カード、専用リモコンと3つの解錠方法が用意されています。家族それぞれが自分に合った解錠方法を選べることはもちろん、利用シーンによって解錠方法を選択できるのもポイントです。
万が一電池切れになった場合も、外部から9V電池を利用してドアを開くことができます。
認証方法 | 暗証番号、カード、専用リモコン |
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工事の必要 | あり |
電源の供給方法 | 単3電池×4 |
重量 | - |
認証方法 | 暗証番号、カード、専用リモコン |
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工事の必要 | あり |
電源の供給方法 | 単3電池×4 |
重量 | - |
セキュリティに長けたリモコンタイプ
リモコンのボタンひとつで解錠できるスマートロック。専用リモコンを使用したスマートロックのなかでも、とくにすぐれたセキュリティ性能を持ち合わせています。まるで車のキーのようなシンプルなリモコンで、操作もかんたん。オプションの電話解錠機を使えば、携帯電話からも解錠可能です。
製造元の松村エンジニアリングは、お金(紙幣)の識別を行う紙幣真偽鑑別機(しへいしんぎかんべつき)の分野で業界を代表する企業。
その技術力から、この商品で鍵の解除のために使われる無線信号が50憶とおりもあるなど、リモコンの複製や誤操作を防止しています。
認証方法 | 専用リモコン |
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工事の必要 | あり |
電源の供給方法 | 単3電池×2 |
重量 | 約700g |
認証方法 | 専用リモコン |
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工事の必要 | あり |
電源の供給方法 | 単3電池×2 |
重量 | 約700g |
おすすめ商品の比較一覧表
商品名 | 画像 | 購入サイト | 特徴 | 認証方法 | 工事の必要 | 電源の供給方法 | 重量 |
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ビットキー『bitlock MINI』 |
※各社通販サイトの 2024年05月20日時点 での税込価格 |
セキュリティ性能を高めるサブスク | スマートフォン | あり | CR123A×2本 | 約175g | |
Qrio(キュリオ)『Qrio Lock(キュリオロック)Q-SL2』 |
※各社通販サイトの 2024年09月13日時点 での税込価格 |
ハンズフリーで開閉可能なスマホ認証スマートロック | スマートフォン、アップルウォッチ | なし | CR123Aリチウム電池×2 | 約240g | |
ユーシン・ショウワ『後付けリモコン電気錠 Re・bornⅡ LSPタイプ』 |
※各社通販サイトの 2024年09月13日時点 での税込価格 |
かんたん操作! ストレスフリーなリモコンタイプ | 専用リモコン | なし | 単3電池×4 | 約640g | |
AEGIS GATE(イージスゲート)『AEGIS GATE(イージスゲート) AG-01』 |
※各社通販サイトの 2024年09月13日時点 での税込価格 |
多彩な安全機能を搭載! セキュリティ重視ならこれ | 暗証番号、カード | なし | 単3電池×4 | 約998g | |
山本商事『鍵穴のないリモコンドアロック LOCKEY』 |
※各社通販サイトの 2024年09月13日時点 での税込価格 |
ひとり暮らしの女性やお年寄りにぴったり | 専用リモコン | なし | 単3電池×2 | 約530g | |
SAMSUNG(サムスン)『スマートデジタルドアロック SHS-1321』 |
※各社通販サイトの 2024年09月13日時点 での税込価格 |
シーンによって最適な認証方法を選べる | 暗証番号、カード、専用リモコン | あり | 単3電池×4 | - | |
NOAKEL(ノアケル)『リモコンロック EXC-7500D』 |
※各社通販サイトの 2024年09月13日時点 での税込価格 |
セキュリティに長けたリモコンタイプ | 専用リモコン | あり | 単3電池×2 | 約700g |
各通販サイトのランキングを見る スマートロックの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのスマートロックの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】スマートロックに関するそのほかのおすすめ
まとめ|自分にピッタリの商品を選ぼう
自宅の鍵にスマートフォン認証やオートロック機能がついていれば、鍵を持ち歩く必要もありません。鍵穴がないことで不正に解錠される心配もなく、セキュリティ面でも安心です。
鍵の権限を発行できるスマートロックなら、遊びにきたお友達が留守中に先に到着したときに便利。ベビーシッターやハウスキーパーさん、離れて暮らす実家の両親にも合鍵を渡さずに入室してもらうこともできます。鍵の権限を削除すればその後入室することはできないので、余計なトラブルに悩まされることもないでしょう。
セキュリティ面に不安があるひとり暮らしの方や鍵を持ち歩きたくない方、自宅に家族以外が入室する機会が多いご家庭には特におすすめです。
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