ハヤシライスとは? 名前の由来や特徴を紹介
子どもから大人まで多くの人に食べられているハヤシライスですが、その名前の由来やビーフシチューとの違いを知っている人は多くありません。レトルトのハヤシライスを紹介する前に、ハヤシライスがどのような料理なのか解説します。
ハヤシライスの名前の由来
ハヤシライスの名前の由来は、諸説あります。「林さんがつくったから」「林さんの好きなメニューだったから」という説もあれば、「丸善の創始者・早矢仕(はやし)さんがまかない料理として出したのがはじまり」という説もあり、どれが本当の由来かはっきりしません。
一説には牛肉の細切れを使ってつくる「ハッシュド・ビーフ」をライスに掛けた「ハッシュドビーフ・ウィズ・ライス」がなまってハヤシライスと呼ばれるようになったともいわれています。
ビーフシチューとの違いは食べ方と具の大きさ
ハヤシライスとビーフシチューはよく似た料理です。味もほとんど変わりません。しかし、これらの料理が別のものとされているのは、食べ方と具の大きさが異なるからです。
ビーフシチューは、ごろごろと大きめの具材を煮込んでつくり、ライスに掛けずに食べられます。一方で、ハヤシライスは細切れにした牛肉を煮込んでつくり、ライスに掛けて食べられるものです。
ハヤシライスおすすめ13選
それでは早速、 トータルフードアドバイザーの内藤まりこさんと編集部が選んだおすすめ商品を紹介します。
電子レンジで約1分!濃厚な味わいのビーフハヤシ
時間がないときでもかんたんに自宅で本格的な味を楽しめるビーフハヤシ。じっくりと煮込まれたビーフの旨みが口いっぱいに広がります。赤ワインをしっかりと煮詰めることで芳醇な香りとコクが生まれ、デミグラスと絶妙に調和して完成した濃厚なソースが特徴です。
ボイルはもちろんのこと、電子レンジでの加熱も可能なので、時間がないときにらくにご飯の準備ができて便利です。
※楽天市場、Yahoo!ショッピングは3袋セット、Amazonは8袋セットです。

子どもにぴったりの体にやさしい味わい
香辛料を専門に扱い、研究や販売を行っていたキャニオンスパイス。現在は、カレーをはじめとするさまざまな商品を販売しています。体に優しいものを届けたいという思いから、子ども向けのカレーやハヤシライスなども取り扱っています。
原材料には野菜をたっぷり、炒め油はなたね油を使用しているので、温め直さなくてもよく、お弁当にごはんとセットで持っていくのもおすすめ。淡路産の玉ねぎの甘さとリンゴ・バナナのコクとやさしい旨みにたっぷりのトマトが合わさり、子どももうれしい、やさしい味の1品に仕上がっています。
小麦や卵、牛由来原料などや化学調味料は一切使用していないというこだわりも特徴です。
老舗洋食店の味を家庭で楽しめる!
1941年の創業以来、伝統の味を守り続けてきた浅草の洋食レストラン「グリルグランド」が監修した商品です。手間と時間をかけてじっくりと煮込んだ絶品のハヤシビーフです。
トマトとワインを加えたデミグラスソースで、ローストビーフと豊かな風味が感じられる香味野菜を煮込んで作られた、味わい深いソースを楽しめます。
※楽天市場は1個、Amazon、Yahoo!ショッピングは5個セットです。
ハインツ(HEINZ)『ハヤシビーフ』
牛肉の旨みがたっぷり!ハインツのロングセラー商品
1972年に発売して以来、ハインツのロングセラー商品として人気のハヤシビーフ。お店の本格的な味をそのまま自宅で味わえる、贅沢な一品です。
スライスしたビーフやマッシュルーム、たまねぎの味をたっぷりと感じられます。トマト、赤ワインなどでじっくりと時間をかけて煮込み、コクのある深い味わいが楽しめるアイテムです。
糖質の摂取量にこだわる人におすすめのビーフハヤシ
1日に摂取する糖質量を合計130g以内にすることを目指して作られた「糖質コントロール」シリーズで人気のビーフハヤシ。1食あたりの糖質量が制限されているため、健康に気をつかっている人にもおすすめの商品です。
トマトのコクと酸味を味わえ、電子レンジでも温めることができるので、準備もかんたんで便利なアイテムです。
100kcalマイサイズのハヤシ
100kcalマイサイズのレトルトハヤシソース。カロリー控えめでダイエット中の方にもおすすめの商品です。フタを開け、箱ごとレンジで温めるだけの簡単調理です。
赤ワインとデミグラスソースが味に深みを出し、完熟トマトの酸味を加えて爽やかに仕上げています。

老舗ホテルの伝統の味を気軽なレトルトで楽しめる
明治創業の伝統と歴史のある富士屋ホテルは、皇室や世界中の要人にも愛されてきました。富士屋ホテルといえばカレーが有名ですが、ハッシュドビーフも多くの方に支持される定番メニューとなっています。ホテルのメインダイニングでは、「ハヤシライス富士屋風」の名称で提供されています。
完成まで約1年半という長い期間をかけて、20回以上の試作を重ねながらレストランで提供している味に近づけた納得の味です。
薄切りの牛肉とたまねぎを使用し、日本人の味覚に合うようにシイタケを使用しているのが特徴。伝統の味を味わってみたい、そんな方におすすめな1品です。

ベジタリアンやヘルシー志向で選ぶならこれ!
オーサワはマクロビオティック商品を豊富に取り扱っています。さまざまな商品の中でもこちらのベジハヤシは動物性の食品は一切使わず、肉の代わりに大豆ミートと豆みそを使用してコクをだしたこだわりの1品です。
トマトの程よい酸味がプラスされ、どなたにも楽しんでいただける味に仕上がっています。砂糖や化学調味料なども一切使用せず、国産素材だけのおいしさを複雑に組み合わせたハヤシライスです。
ヘルシーで安心できる食材を使用しているので、お子さまからお年寄りまで、幅広い方におすすめします。

黒毛和牛のうまみを堪能できる贅沢な1品
兵庫県三田市の精肉店である三田屋総本家からは、なんと黒毛和牛を贅沢に使用したレトルトのハヤシライスが販売されています。香味野菜をじっくり煮込み、肉のうま味が酸味の強いトマト使用のソースに溶け込んでいるコク深い味わいが特徴です。
肉のおいしさを知りつくした三田屋総本家だからこその仕上がりなので、たまには贅沢に食べたいという方におすすめしたい、とっておきの1品です。
牛肉がたっぷり入った濃厚なハヤシライス
たっぷりの牛肉と玉ねぎを濃厚なデミグラスソースで煮込んだコクのあるビーフハヤシ。赤ワインを加えることにより味に深みと酸味がプラスされ、レトルトとは思えない味わい深さを楽しめます。そのコクのある上品な味に根強いファンも多い商品です。
手軽に作ることができる上に、味もしっかり本格的でプチ贅沢としてもおすすめの一品です。
炒めた玉ねぎとトマトのコクのあるハヤシ
炒めた玉ねぎの甘味と、トマトのコクを生かしたまろやかなハヤシソース。オムライスにかけてオムハヤシにしても絶品です。まろやかなコクがあり、酸味も抑えめなため、お子様も大好きな味です。
レトルトで簡単調理、食べたい時にすぐに作れる美味しいハヤシライスです。時間のない時や急いでいる時も、手軽に味わいを楽しむことができます。
一皿の贅沢、伝統の味
特性2段仕込みのブイヨンでまろやかなコクを出し、ソテーオニオンを使用し甘みと旨みを最大限に引き出しています。新たにソテービーフを使用しビーフの香りとコクをアップ。独自のカレー粉を使用したキレのある味わいが特徴です。
デミグラスソースで薄切りビーフと大き目のマッシュルームを煮込んだ、旨みたっぷりのソースになっています。

少量食べたいときにぴったりのサイズ
明治時代から続く老舗、中村屋のハヤシライスは、特製のデミグラスを使用し、トマトケチャップでほどよい甘みと酸味を加えた奥深い味わいのビーフハヤシです。
こちらは、美味しいものを少しだけ食べたい! という方のための少量シリーズ。レトルトで包装されているとひとり分が多いときがありますが、こちらは飲んだあとの〆の1品やお弁当にほかのおかずと合わせてもちょうどいい量だと思います。
※楽天市場は5袋セット、Amazon、Yahoo!ショッピングは10袋セットです。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトの最新人気ランキングを見る ハヤシライスの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのハヤシライスの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ハヤシライスの選び方
トータルフードアドバイザーの内藤まりこさんに、レトルトのハヤシライスを選ぶときのポイントを8つ教えてもらいました。
【1】使われている素材で選ぶ
【2】原材料で選ぶ
【3】とろみの強さで選ぶ
【4】内容量で選ぶ
【5】ソースの味わいで選ぶ
【6】メーカーや銘柄で選ぶ
【7】カロリーで選ぶ
【8】アレンジしやすいものを選ぶ
それぞれ解説しているので参考にしてみてくださいね。
【1】使われている素材で選ぶ
ハヤシライスを選ぶときは、使われている食材に注目しましょう。レトルトのハヤシライスのなかには、黒毛和牛を使ったものや、動物性の素材を使わずにつくったヴィーガン対応のものなどもあります。商品によって具材の大きさや食べごたえも異なるので、自分の好みに合ったものを選んでください。
黒毛和牛などこだわりの食材を使っているハヤシライスは、少しリッチなレトルト食品が食べたいときにぴったりです。
【2】原材料で選ぶ
レトルトのハヤシライスを選ぶときは、原材料をチェックしましょう。ハヤシライスは、牛肉のほか香味野菜やトマトピューレ、バター、小麦粉、香辛料などを使ってつくります。食べられないものがある人は、その食材が入っていないものを選んでください。
化学調味料などの添加物が気になる人は、添加物の有無も忘れずにチェックしましょう。
【3】とろみの強さで選ぶ
ライスに掛けて味わうものだからこそ、レトルトのハヤシライスを選ぶときはとろみの強さにもこだわって選びましょう。サラサラとしたテクスチャーのハヤシライスは、ライスにしっかり絡みません。
とろみが強いものは、パッケージに「コク深い」と書かれていたり、ルウの色が濃かったりします。とろみの強さは人それぞれに好みがあるので、いろいろな商品を味わってみて、自分好みのものを見つけてください。
【4】内容量で選ぶ
レトルトのハヤシライスとひと口に言っても、内容量はさまざまです。300g以上の大盛りサイズもあれば、1袋70g程度の少量サイズもあります。多くの商品は180~200gです。
たっぷり食べたいときや家族でシェアするときは大盛りサイズを、少しだけ食べたいときや子どもに食べさせるときは少量サイズなど、食べる人に合わせて内容量を選ぶとよいでしょう。
【5】ソースの味わいで選ぶ
レトルトのハヤシライスを選ぶときは、味も大事なチェックポイントです。トマトピューレがたっぷり入ったものは、トマトの甘みと酸味が強く感じられ、どちらかというと甘口のものが多いです。一方で、濃厚なデミグラスソースを使ったものは甘さが控えめで、深いコクが感じられます。それぞれ異なるおいしさが感じられるので、いろいろな商品を味わってみましょう。
小さな子どもには甘口タイプ、大人には甘さ控えめタイプなど、食べる人の好みに合わせて選ぶのがポイントです。
【6】メーカーや銘柄で選ぶ
メーカーや銘柄もハヤシライス選びの大切なポイントです。レトルトのハヤシライスは、S&Bやハウス食品、明治などよく知られたメーカーだけでなく、歴史ある洋食店やホテルからも発売されています。
とくに歴史ある洋食店やホテルのハヤシライスには、こだわりの食材を使ったものや食べごたえがあるものも多いです。
また、マクロビオティック商品を取り扱う会社や精肉店、スパイスを専門にしているメーカーなどが販売するレトルトのハヤシライスもあり、それぞれの特徴が生かされこだわりにフォーカスした味を楽しめます。
商品選びに迷ったときは、メーカーや銘柄で選んでみるのもよいでしょう。
【7】カロリーで選ぶ
レトルトのハヤシライスのカロリーは、商品ごとに異なります。ダイエット中などで摂取カロリーを気にしている人は、できるだけカロリーが低いものを選びましょう。
カロリーは1食分の量によっても変わってきます。できるだけ摂取カロリーを減らしたいなら、内容量が少ないものを選ぶのもひとつの方法です。最近はカロリーオフをうたった商品も登場しているので、気になる人はチェックしてみましょう。
【8】アレンジしやすいものを選ぶ
レトルトのハヤシライスは、ライスに掛けるだけでなく、パスタソースやハンバーグのソースとしても活用できます。アレンジして味わうときは、アレンジしやすい味・内容量のものを選ぶとよいでしょう。
レトルトのハヤシライスを使えば、オムハヤシやラザニアもかんたんにつくれます。ぜひさまざまな食べ方でレトルトのハヤシライスを味わってみてください。
レトルトハヤシライスの美味しい温め方 エキスパートがアドバイス
レトルトのハヤシライス温め方のポイント
レトルト食品を温める際に、湯せんでレトルトパウチごと温める場合は、鍋の縁に直接パウチが触れると穴が開いてしまうことがあるのでたっぷりの湯で温めましょう。
また、電子レンジで温める場合はパウチから耐熱容器に移し替えてラップをかけて温めましょう。レトルトパウチをそのまま電子レンジにかけると火花が散り、電子レンジを壊す危険性があります。
本格味のレトルトハヤシライスを楽しんで ルウから作る家庭の味と同じくらい美味しい!
レトルトのハヤシライスの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。
市販ルーで作るハヤシライスも絶品で美味しいですが、レトルトのハヤシライスは老舗ホテルやレストランの有名店の味を再現したものを温めるだけという簡単な方法で味わえます。
値段のはる高級レトルトや時短に役立つレトルトのハヤシライスなどさまざまあるので、ぜひ食べ比べたりして楽しんでください。
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埼玉県出身。4人の子育て中のワーキングママ。 学生のころから美味しいものに目覚め、管理栄養士と料理講師の二足のわらじで、栄養相談・メニュー開発、講演会活動、フードコーディネートまで様々なジャンルで活動中。 趣味は家庭菜園と子どもが喜ぶ満足度の高い公園探し。