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ハヤシライスとは? 名前の由来や特徴を紹介
子どもから大人まで多くの人に食べられているハヤシライスですが、その名前の由来やビーフシチューとの違いを知っている人は多くありません。レトルトのハヤシライスを紹介する前に、ハヤシライスがどのような料理なのか解説します。
ハヤシライスの名前の由来
ハヤシライスの名前の由来は、諸説あります。「林さんがつくったから」「林さんの好きなメニューだったから」という説もあれば、「丸善の創始者・早矢仕(はやし)さんがまかない料理として出したのがはじまり」という説もあり、どれが本当の由来かはっきりしません。
一説には牛肉の細切れを使ってつくる「ハッシュド・ビーフ」をライスに掛けた「ハッシュドビーフ・ウィズ・ライス」がなまってハヤシライスと呼ばれるようになったともいわれています。
ビーフシチューとの違いは食べ方と具の大きさ
ハヤシライスとビーフシチューはよく似た料理です。味もほとんど変わりません。しかし、これらの料理が別のものとされているのは、食べ方と具の大きさが異なるからです。
ビーフシチューは、ごろごろと大きめの具材を煮込んでつくり、ライスに掛けずに食べられます。一方で、ハヤシライスは細切れにした牛肉を煮込んでつくり、ライスに掛けて食べられるものです。
ハヤシライスの選び方
トータルフードアドバイザーの内藤まりこさんに、レトルトのハヤシライスを選ぶときのポイントを教えてもらいました。
【1】使われている素材で選ぶ
ハヤシライスを選ぶときは、使われている食材に注目しましょう。レトルトのハヤシライスのなかには、黒毛和牛を使ったものや、動物性の素材を使わずにつくったヴィーガン対応のものなどもあります。商品によって具材の大きさや食べごたえも異なるので、自分の好みに合ったものを選んでください。
黒毛和牛などこだわりの食材を使っているハヤシライスは、少しリッチなレトルト食品が食べたいときにぴったりです。
【2】原材料で選ぶ
レトルトのハヤシライスを選ぶときは、原材料をチェックしましょう。ハヤシライスは、牛肉のほか香味野菜やトマトピューレ、バター、小麦粉、香辛料などを使ってつくります。食べられないものがある人は、その食材が入っていないものを選んでください。
化学調味料などの添加物が気になる人は、添加物の有無も忘れずにチェックしましょう。
【3】とろみの強さで選ぶ
ライスに掛けて味わうものだからこそ、レトルトのハヤシライスを選ぶときはとろみの強さにもこだわって選びましょう。サラサラとしたテクスチャーのハヤシライスは、ライスにしっかり絡みません。
とろみが強いものは、パッケージに「コク深い」と書かれていたり、ルウの色が濃かったりします。とろみの強さは人それぞれに好みがあるので、いろいろな商品を味わってみて、自分好みのものを見つけてください。
【4】内容量で選ぶ
レトルトのハヤシライスとひと口に言っても、内容量はさまざまです。300g以上の大盛りサイズもあれば、1袋70g程度の少量サイズもあります。多くの商品は180~200gです。
たっぷり食べたいときや家族でシェアするときは大盛りサイズを、少しだけ食べたいときや子どもに食べさせるときは少量サイズなど、食べる人に合わせて内容量を選ぶとよいでしょう。
【5】ソースの味わいで選ぶ
レトルトのハヤシライスを選ぶときは、味も大事なチェックポイントです。トマトピューレがたっぷり入ったものは、トマトの甘みと酸味が強く感じられ、どちらかというと甘口のものが多いです。一方で、濃厚なデミグラスソースを使ったものは甘さが控えめで、深いコクが感じられます。それぞれ異なるおいしさが感じられるので、いろいろな商品を味わってみましょう。
小さな子どもには甘口タイプ、大人には甘さ控えめタイプなど、食べる人の好みに合わせて選ぶのがポイントです。
【6】メーカーや銘柄で選ぶ
メーカーや銘柄もハヤシライス選びの大切なポイントです。レトルトのハヤシライスは、S&Bやハウス食品、明治などよく知られたメーカーだけでなく、歴史ある洋食店やホテルからも発売されています。
とくに歴史ある洋食店やホテルのハヤシライスには、こだわりの食材を使ったものや食べごたえがあるものも多いです。
また、マクロビオティック商品を取り扱う会社や精肉店、スパイスを専門にしているメーカーなどが販売するレトルトのハヤシライスもあり、それぞれの特徴が生かされこだわりにフォーカスした味を楽しめます。
商品選びに迷ったときは、メーカーや銘柄で選んでみるのもよいでしょう。
【7】カロリーで選ぶ
レトルトのハヤシライスのカロリーは、商品ごとに異なります。ダイエット中などで摂取カロリーを気にしている人は、できるだけカロリーが低いものを選びましょう。
カロリーは1食分の量によっても変わってきます。できるだけ摂取カロリーを減らしたいなら、内容量が少ないものを選ぶのもひとつの方法です。最近はカロリーオフをうたった商品も登場しているので、気になる人はチェックしてみましょう。
【8】アレンジしやすいものを選ぶ
レトルトのハヤシライスは、ライスに掛けるだけでなく、パスタソースやハンバーグのソースとしても活用できます。アレンジして味わうときは、アレンジしやすい味・内容量のものを選ぶとよいでしょう。
レトルトのハヤシライスを使えば、オムハヤシやラザニアもかんたんにつくれます。ぜひさまざまな食べ方でレトルトのハヤシライスを味わってみてください。
ハヤシライスおすすめ15選
それでは早速、 トータルフードアドバイザーの内藤まりこさんと編集部が選んだおすすめ商品を紹介します。
新宿中村屋『東京洋食 濃厚デミビーフハヤシ 特製デミグラスの香りとコク』
からだシフト『糖質コントロール ビーフハヤシ』
江崎グリコ『カレー職人 ハヤシリゾット』
S&B『噂の名店 浅草ハヤシビーフ』
ハインツ(HEINZ)『ハヤシビーフ』

富士屋ホテル『伝統のハッシュドビーフ』
老舗ホテルの伝統の味を気軽なレトルトで楽しめる
明治創業の伝統と歴史のある富士屋ホテルは、皇室や世界中の要人にも愛されてきました。富士屋ホテルといえばカレーが有名ですが、ハッシュドビーフも多くの方に支持される定番メニューとなっています。ホテルのメインダイニングでは、「ハヤシライス富士屋風」の名称で提供されています。
完成まで約1年半という長い期間をかけて、20回以上の試作を重ねながらレストランで提供している味に近づけた納得の味です。
薄切りの牛肉とたまねぎを使用し、日本人の味覚に合うようにシイタケを使用しているのが特徴。伝統の味を味わってみたい、そんな方におすすめな1品です。

新宿中村屋『ミニハヤシ』

オーサワジャパン『オーサワのベジハヤシ』

三田屋総本家『黒毛和牛のハヤシ』

キャニオンスパイス『こどものためのレトルトハヤシ。』
子どもにぴったりの体にやさしい味わい
香辛料を専門に扱い、研究や販売を行っていたキャニオンスパイス。現在は、カレーをはじめとするさまざまな商品を販売しています。体に優しいものを届けたいという思いから、子ども向けのカレーやハヤシライスなども取り扱っています。
原材料には野菜をたっぷり、炒め油はなたね油を使用しているので、温め直さなくてもよく、お弁当にごはんとセットで持っていくのもおすすめ。淡路産の玉ねぎの甘さとリンゴ・バナナのコクとやさしい旨みにたっぷりのトマトが合わさり、子どももうれしい、やさしい味の1品に仕上がっています。
小麦や卵、牛由来原料などや化学調味料は一切使用していないというこだわりも特徴です。
新宿中村屋 『ビーフハヤシ たっぷり牛肉と濃厚デミグラス』
ハウス 『カリー屋ハヤシ』
大塚食品 『マイサイズ ハヤシ』
銀座カリー『銀座ハヤシ』
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ハヤシライスの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのハヤシライスの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
レトルトハヤシライスの美味しい温め方 エキスパートがアドバイス
トータルフードアドバイザー
レトルトのハヤシライス温め方のポイント
レトルト食品を温める際に、湯せんでレトルトパウチごと温める場合は、鍋の縁に直接パウチが触れると穴が開いてしまうことがあるのでたっぷりの湯で温めましょう。
また電子レンジで温める場合はパウチから耐熱容器に移し替えてラップをかけて温めましょう。レトルトパウチをそのまま電子レンジにかけると火花が散り、電子レンジを壊す危険性があります。
本格味のレトルトハヤシライスを楽しんで ルウから作る家庭の味と同じくらい美味しい!
レトルトのハヤシライスの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。
市販ルーで作るハヤシライスも絶品で美味しいですが、レトルトのハヤシライスは老舗ホテルやレストランの有名店の味を再現したものを温めるだけという簡単な方法で味わえます。
値段のはる高級レトルトや時短に役立つレトルトのハヤシライスなどさまざまあるので、ぜひ食べ比べたりして楽しんでください。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
埼玉県出身。4人の子育て中のワーキングママ。 学生のころから美味しいものに目覚め、管理栄養士と料理講師の二足のわらじで、栄養相談・メニュー開発、講演会活動、フードコーディネートまで様々なジャンルで活動中。 趣味は家庭菜園と子どもが喜ぶ満足度の高い公園探し。