壁掛けスピーカーの選び方
場所をとらずに臨場感あふれるサウンドを楽しめるアイテム「壁掛けスピーカー」。本格的なスピーカーからBluetooth対応タイプまで、さまざまな製品が販売されています。ただし、豊富な製品のなかから選ぶには、どんなポイントを重要視すればいいのかわからず迷ってしまいますよね。
そこでこの記事では、壁掛けスピーカーの選び方をご紹介します。自分に合った壁掛けスピーカーを、ぜひ見つけてみてくださいね。
ポイントは下記。
【1】インテリアになじむデザインであること
【2】パッシブ型とアクティブ型のスピーカーの違いを知ろう
【3】音声入力は意外と欠かせない存在
【4】入力形式(ソース)をチェックしよう
【5】用途や自分の好みに合った音質であること
【6】一体型か分離型かで選ぶ
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】インテリアになじむデザインであること
壁掛けスピーカーは、一度設置すると大規模な模様替えでもしない限り、なかなかその場所から動かしたり、機種を変更したりということがないものです。使っていないときでも存在感のあるものなので、インテリアにマッチするものを選びたいところ。
現在はまだ業務用や一般家庭用と併用的なものが多いです。なので、素材感・カラー・サイズ(薄さも含む)など、妥協して選ばないことが、長く愛用するためのコツです。
【2】パッシブ型とアクティブ型のスピーカーの違いを知ろう
パッシブスピーカーとアクティブスピーカーの違いはアンプの有無に由来します。パッシブスピーカーは、アンプと呼ばれる増幅器がスピーカーに取り付けられており、音量や音質などを調節するモデルです。アンプとスピーカー間でオーディオケーブルの配線が必要になります。
アクティブスピーカーは、アンプがスピーカーに内蔵されており配線の必要がありません。そのためBluetoothやWiFiを使用したスピーカーに選ばれています。音質においては、商品ごとに強みがあるため、どちらがよいと決めることは難しいですが、壁掛けスピーカーには、高度な配線が不要なアクティブスピーカーがおすすめです。
【3】音声入力は意外と欠かせない存在
最近では、音声で家電をコントロールするスマートスピーカー機能のついているものや、Bluetoothなどで音源を自在に変えられるものなど、音楽に合わせて発光してくれるものなど、さまざまな機能をもったスピーカーが出ています。
「全部入り」では高価になってしまうため、自分の用途に合ったもの、かつ望む機能の搭載されたものを選びましょう。
【4】入力形式(ソース)をチェックしよう
音を再生する元部分とソースが一致していなければサウンドを聴くことはできません。スマホやタブレットなどから音楽を聴きたいのであればBluetooth。テレビから音を引き込みたいのであればHDMIやステレオプラグなど。
また、ちょっとマニアックですが光デジタルケーブルなどの端子で出力すれば、より高音質な音を聴くことができますよ。
【5】用途や自分の好みに合った音質であること
どの用途に使いたいかによっても、スピーカーの選び方は異なってきます。日常的にTV番組の音声を流したいのか、映画視聴の際に迫力のある音を流したいのか、音に包み込まれたいのか、音楽用途メインなのか。フロア型やブックシェルフ型などと比べると、高音・低音の利き具合が異なります。
映画などであれば、ウーハーが強いサウンドバータイプを、BGM的な利用であれば、小型の壁掛けスピーカーがおすすめです。
【6】一体型か分離型かで選ぶ
壁掛けスピーカーには、一体型と分離型の2種類があります。それぞれの特徴を解説するので、参考にしてみてください。
一体型……1台で手軽にステレオ再生ができるので設置がかんたん&コスト面ですぐれている。ただし、音が一か所から流れるので広がりは分離型に劣ります。
分離型……左右にスピーカーを分けて設置するので、お互いの音が広く響く。音の広がりを求める方におすすめ。ただし、取りつけ作業が2台分になります。
壁掛けスピーカーおすすめ10選
上記で紹介した選び方のポイントをふまえ、おすすめ商品をご紹介します。

壁掛けでCD再生できる名作スピーカー
無印良品の名作的スピーカーです。深澤直人氏のデザインをベースに、無印良品で商品化。CDを再生するというプレイヤーとスピーカーをひとつの商品にするだけでなく、壁に掛けてしまったというのが驚きです。
音質については、スピーカーユニットが小さく、ぎりぎり及第点といったところ。音を差し引いても、使い勝手のよさや、家になじむデザインという点で、おすすめしたい商品です。

全身が音に包まれるバーチャル3Dサラウンド搭載
まるで一本の棒のように見えますが、そのなかには小型のパワフルなスピーカーが詰まっています。ライブ映像や音楽を再生してみると、空間全体を包み込むような音の広がりに感動します。
本製品は、YAMAHA独自のバーチャル3Dサラウンド機能を搭載。全身が音に包み込まれるような感覚が得られ、とくにアクション映画の鑑賞に効果を発揮してくれます。もちろん。Bluetooth接続対応でスマートフォンやタブレットの楽曲を再生可能。Alexaの音声アシスタントも搭載しているため、家電コントローラーとしても使用できます。ぜひともリビングに構えたい1台です。

どの部屋でもパワフルな音楽と一緒にいられる
重さ558g、バッテリー内蔵でどこへでも持ち運べるコンパクトなスピーカーです。ストラップつきなので、持ち運ぶのも、壁にかけるのも容易。この小さな本体にもかかわらず、意外なほど低音を響かせてくれます。
スマートフォンなどとBluetooth接続してよい音で鑑賞することや、ハンズフリー通話することも可能。カラバリが豊富なので選ぶ楽しみも味わえます。
また、Beoplayアプリを使って2台同時に接続し、ステレオ再生も可能です。
カラビナでどこでも壁掛け!超小型スピーカー
保護を高める新デザインのカラビナをスピーカー本体に装備しているので、いつでもどこへでも持ち運べます。ベルト、ストラップ、バックルにさっと装着可能。カラーもいろいろあるので、好みの色を選べます。
IP67の防水機能がついてるので、お風呂場のカーテンレールや、衣装ラックなどにもひっかけて音楽をならすことができます。
あらゆる用途に対応するコンパクトなスピーカー
パワフルな5.5インチウーファーと0.5インチツイーターの2-Way構成で、正確なサウンドが魅力のスピーカーです。ツイーターの保護をおこなう自動保護機能を搭載しています。
壁や天井に取りつけることができ、壁掛けでもそのまま置いても使用可能。使用するには、別途アンプや再生用の機器が必要なので注意してください。
木ネジで取り付けるスピーカー
樹脂製キャビネットに12cmスピーカーを内蔵し、スピーカー線の接続がかんたんなワンタッチコネクターを採用。音が届きやすいように、スピーカー面の角度を7.5°下向きにした、音量調整器付の壁掛スピーカーです。
樹脂一体成形タイプで、取りつけもかんたんな商品です。
臨場感のあるフルサラウンドサウンド
テレビや映画、スポーツの臨場感をさらに高める、圧倒的なフルサラウンドサウンドを実現したスピーカーです。部屋が揺れるようなサウンドを楽しめます。
スピーカーには2台のワイヤレスレシーバーが付属しているので、サウンドバーにかんたんにワイヤレス接続ができます。
インテリア性のあるデザインの薄型スピーカー
厚さ37mmのスリムな壁掛けスピーカーです。壁にかけてもコンパクトなので圧迫感がなく、おしゃれなインテリアとしても映えます。取りつけもかんたんに設置することが可能です。
最大40W×40Wのハイパワー出力で、高域だけでなく低域も迫力あるサウンドを楽しめるのがポイントです。

テレビの強い相棒になる壁掛けスピーカー
こちらはJBLのサウンドバーです。独自のサラウンドサウンドシステムで、臨場感たっぷりに映画を楽しめます。音源との接続は、テレビ機器であればHDMIケーブルで、スマートフォンやタブレットであればBluetoothでOK。
開封してから使いはじめるまでの手間がほとんどかかりません。壁掛けをおこなう際には同梱のブラケットで設置ができます。
とくに、テレビとの組み合わせが非常によく、液晶の下に配置するだけで、より臨場感のある音を感じられるはず。また、音量やモード変更などは、手持ちのテレビリモコンで操作できるため、シンプルライフを目指す人にも適しているモデルではないでしょうか。

店舗で見かける実力派※取り付け工事が必要なタイプ
ちょっといい雰囲気のカフェやレストラン、美容室などで音の出る方向を見ると、必ずといっていいほど見かけるのがこのスピーカー。
取り付け工事が必要なタイプですが、そのなかでも比較的設置がしやすく、さまざまな空間に対応し、質のよいサウンドを取り入れられます。
カラーバリエーションにはホワイトとブラックがあるので、お好みで選べるのもポイントです。もっとも、天井の部屋の隅に取りつけるほうが音がよく伝わるため、見た目はあまり気にならないかもしれませんが。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る ホームスピーカーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのホームスピーカーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
おしゃれな壁掛けスピーカーに関連する記事のご紹介
最後に|エキスパートのアドバイス
取り付け器具や壁の耐荷重に注意
小型のものであればさほど留意する必要はありません。ですが、サウンドバータイプのスピーカーは重さが3kg以上になるものもあります。
元は、テレビの足元などに設置して使うことを想定してデザインされたものやスピーカーが詰まっているため、重いモノが多いです。専用ブラケットが同梱されている場合は必ずそれを使いましょう。
釘やネジなどを使うこともあるので、賃貸住宅に住んでいる場合は、注意が必要です。
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