メッセンジャーバッグとは? 自転車通勤に便利!
そもそもメッセンジャーバックとは、名前のとおり配達を仕事とする人のために作られたバックです。自転車やバイクに乗ったときに運転を妨げることのないよう、たすきがけで持つのが特徴です。
また多くの場合、雨風に耐えられるように防水や耐久性がいい素材が使われています。バックの開口部も広く使いやすいのも、メッセンジャーバックのうれしいポイントです。
ショルダーバッグとの違いは?
メッセンジャーバッグは、ショルダーバッグの1つですが、構造に違いがあります。ショルダーバックはメッセンジャーバッグに比べ、ストラップが長く、腰よりも下の位置にバッグ本体が来るようになっていることが多いです。
また、メッセンジャーバッグよりもきれいめな着こなしに似合うようなものも多く、レザーなど高級素材も多く使われています。
メンズメッセンジャーバッグの選び方 容量、素材、機能、カラー、ブランドなど
まずは、メッセンジャーバッグの選び方をチェックしていきましょう。
使いたいシーンに合わせた容量を選ぶ ふだん使いから通勤、アウトドアなど
メッセンジャーバッグにはふだんづかい用のものからアウトドア用のものまで幅広い種類のバッグが販売されています。持ち歩きたい荷物をすべて収納できるものを選ぶのが理想的ですが、一方で大きすぎてしまうと取り扱いが不便に感じてしまいます。
そのため、使いたいシーンに合う使い勝手のよい容量のバッグを手に入れるようにしましょう。
素材で選ぶ ナイロン、ポリエステル、ターポリンなど
メッセンジャーバッグにはナイロンやポリエステルなど、さまざまな素材が使用されています。そこで、素材による使いやすさや機能性の違いを把握しておき、目的に合わせて使いやすい素材のバッグを購入しましょう。
ナイロン
軽量で耐久性の高い「ナイロン」は、長く使うのに向いた素材。ナイロンのメッセンジャーバッグは価格が安価で売られているため、購入しやすいことも魅力のひとつです。
また、撥水加工が施されているナイロンなら、水がバッグのなかに浸透しにくく雨の日でも使い勝手が変わりません。手軽にメッセンジャーバッグを使ってみたい人におすすめの素材です。
ポリエステル
バッグのなかに水が染み込みにくい特性の「ポリエステル」。ナイロンのように軽くて丈夫なこともあり、日常使いしやすいメッセンジャーバッグに仕上がっています。
型崩れが起こりづらく、シワや摩擦にも強いといった特徴もあり、バッグそのものの魅力を長持ちさせてくれる素材です。バッグのデザインから選びたい人にぴったりです。
ターポリン
テントなどにも使われている「ターポリン」は、耐久性がとても高いのが特徴。素材の表面は合成樹脂でコーティングされているため水濡れに強く、汚れてしまってもサッと落とせるのが使いやすいポイントです。
天候や場所を選ばず使えるため、汚れやすいアウトドアシーンなどで活躍してくれます。また、ノートパソコンなど電子機器を持ち歩きたいときにも重宝します。
開口部が広いと取り出しやすい
開口部が広いと出し入れがしやすいというメリットがあります。取り出すときにひっかからずスムーズに出せるのはもちろん、入れるときも書類など折らずに入れたりすることができます。
なお、デザインの一部としても活用されていますが、水などが入らないように、大きなフラップがついているのも、メッセンジャーバックのうれしいポイントです。
使用シーンに合わせた機能を選ぶ 防水や撥水性、ノートPC対応のスリーブやポケットなど
自転車に乗るときに使用するのか、ビジネスで使用するのかなど、使うシーンに適した機能をチェックしましょう。
防水性・撥水性をチェック
メッセンジャーバックは、悪天候のなかでも書類を濡らさず汚さないことが機能として求められているため、さまざまな悪条件でも耐えられる耐久性を備えているものが多いです。
とくに内部の耐水加工や外側の撥水加工などの、水に耐えるためのコーティングが施されているアイテムが多いです。せっかく購入するのであれば、なかのものが濡れないこのような機能をぜひチェックしておきましょう。
クロスストラップが付いているか
クロスストラップとは、肩掛けのストラップのほかに、背後から回して胸の前でメインのストラップにつける補助のストラップのこと。これがあることで、安定感が高くなり、またアクティブな印象をつけることができます。
クロスストラップがあることで寄りアクティブに動くことができるほか、運んでいるときの疲れも和らげることができます。
スリーブやポケットの有無をチェック
メッセンジャーバッグをビジネスシーンでも使用するなら、書類やノートパソコン、タブレットなど必要なアイテムが入れられるスリーブやポケットを備えたタイプが便利です。
使用しているデバイスのサイズによりますが、A4サイズを目安に選ぶといいでしょう。
メッセンジャーバッグの人気ブランドを紹介!
メッセンジャーバックを選ぶ上で、そのブランドに着目するのもいいでしょう。ここではメッセンジャーバックの代表的なブランドをご紹介します。
マンハッタンポーテージ(Manhattan Portage)
1983年ニューヨークで誕生した「マンハッタンポーテージ」。バッグについた特徴な赤いロゴに、見覚えのあるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。ニューヨークのバイクメッセンジャーやDJのために作られているので、タウンユースにぴったりなスタイリッシュなデザインが特徴です。また、商品ラインナップは多様なライフスタイルに対応できるよう工夫がされています。
クローム(CHROME)
1995年にアメリカで創業した「クローム」。強靭さを持ちながら自転車に乗るとき以外でも使えるようにと、シンプルさと実用性を追い求めて作られています。
世界中のメッセンジャーにファンが多い、本格派のメッセンジャーバッグです。ショルダーストラップは、自動車のシートベルトと同じ素材が使用され、摩擦に強く切れにくいのが特徴です。
ポーター(PORTER)
1935年創立の吉田カバンのブランド「ポーター」は、幅広い年代にファンが多いかばんです。メインの生地であるバリスタ―ナイロンは、エアバックや防弾チョッキにも使われるほど強靭な素材です。
またターポリン素材も組み合わせて使われているバックもあり、耐水性も期待できるアイテムです。定番のブランドなので、迷ったらポーターを選んでもいいかもしれません。
メンズメッセンジャーバッグのおすすめ10選 人気のマンハッタンポーテージ・グレゴリー・マムート・クロームなど!
ここからは、おすすめのメッセンジャーバッグをご紹介します!人気商品を厳選しましたので、ぜひ参考にしてください。

日本人の体型にマッチしやすいデザイン
メッセンジャーバッグを得意とするブランドの中で、真っ先に思いつくのがニューヨーク発の「マンハッタンポーテージ」です。
その定番アイテムの中でも、日本人の体型にフィットするように開発されたのがこのモデルです。A4サイズが収納できるものの、大きすぎないサイズ設定が絶妙。耐久性の高いコーデュラナイロンを起用しつつリーズナブルな価格設定に抑えているのも大きな魅力です。
内ポケットを1つだけ備えたシンプルな作りですが、それで十分という人にとっては最適な選択肢です。
使いやすいグレゴリーのメッセンジャーバッグ
アメリカのカルフォルニアのバックパックブランド「グレゴリー」の作ったメッセンジャーバックは、内側のポケットが2つついているカジュアルなバッグです。
フラップ開閉で大きく取り出しやすい口や、長さが調節可能なショルダーストラップなども、便利に使えるポイントです。グレゴリーらしいデザインで、グレゴリーファンは必携の商品です。
幅広い年齢層に指示されるクオリティ
言わずと知れたブランド「PORTER(ポーター)」。こちらのメッセンジャーバッグは、防弾チョッキにも使われるバリスターナイロンがメイン素材として使用されています。耐熱、耐摩擦、引裂き強度に優れているため、通勤や通学など使用頻度が高いシーンでも気兼ねなく使えます。
黒一色のシンプルなデザインは、ビジネスシーンでも馴染みやすいでしょう。
丈夫さと軽量さと利便性を兼ね備えたバッグ
国内バッグメーカーでは人気の高い吉田カバンのポーターシリーズのメッセンジャーバッグです。80年代ヴィンテージのバッグをモチーフとしながら、マチを薄めにしてすっきりとした現代的な印象になっています。
強度の強い高密度ナイロンの素材で軽量に作られながら、内側のポケットが充実しており、使い勝手もとてもいいバッグとなっています。
近場の外出に便利なミニメッセンジャーバッグ
アメリカで創業したワークウェアのブランド「ROUND HOUSE」の、シンプルなメッセンジャーバッグです。ちょっと小さめのサイズで、お財布やスマホを気軽に持ち運ぶときに重宝するでしょう。
マチも大きくてサイズの割にいろいろ詰め込めそうですね。バッグについているタグも、ワンポイントになっておしゃれです。
PCが入れられる便利なメッセンジャーバッグ
1862年にスイスで設立されたアウトドアブランド「マムート(MAMMUT)」のメッセンジャーバッグです。使う上で重宝するのは、PCが入る部屋が内側に用意されているところ。
仕事上持ち運ぶことの多いPCを、メッセンジャーバッグに入れられるのは便利です。長さ調節可能なショルダーストラップはやわらかいパッドが入っており使用感もいいです。マムートのカラビナがついているところもファンにはたまらないでしょう。

豊富なカラバリでお気に入りがきっとみつかる
サンフランシスコで創業した「ティンバック2」も、メッセンジャーバッグからスタートしたブランド。アーバン・アドベンチャーのためのタフなプロダクトをリリースしていて、アイコニックなモデルもヘビーデューティな作りです。
水に強いTPUライナーを採用するなど内部まで哲学が行き届いていて、ウォーターボトルポケットも便利。耐久性や利便性だけでなく、デザイン性もハイレベルです。特徴的なのは切り替えを活用した配色で、モノトーンのグラデーションタイプがとくにおすすめ。スタイリッシュなのに個性も感じさせるからです。実はカラバリが15種類もあるので、自分の好みや服装に合うデザインを見つけることができるはずです。
なめらかレザーが大人に似合うメッセンジャーバッグ
元メッセンジャーがデザインしたメッセンジャーバッグを扱う「Uni&CO.(ユニアンドコー)」。オールレザーで全て職人による手作りで制作されたメッセンジャーバッグは、カジュアルでありながらも高級感を感じさせるアイテムです。
バッグ内部には小物用のポケットが表側に2つ、裏側に1つついています。背負ったときに体に馴染みやすいデザインは、全体のシルエットをおしゃれに見せてくれるでしょう。
PCスリーブ付きの軽く丈夫なメッセンジャーバッグ
2008年にフランスのパリで誕生した「Cote&Ciel(コートエシエル)」は、実用性とデザイン性に優れたアイテムを展開するブランドです。PC関連アクセサリーが中心で、こちらのメッセンジャーバッグもPCスリーブつき。
流鏑馬(やぶさめ)をヒントに生まれたデザインで、武士のよろいの多様性や柔軟性を取り入れた、フィット感の高いメッセンジャーバッグです。

充実したポケットで小物がきっちりまとまる
ポケットが充実しているため、小物類などを整理したい人におすすめの逸品。メインコンパートメントが大容量かつ大きく開くので、旅行用のバッグとしても重宝します。
耐久性にも配慮した素材&ディテールを採用しているため、荷物をたくせん詰め込んでもしっかりと持ち運ぶことが可能。「フレドリックパッカーズ」は自転車を始めとする幅広いシチュエーションでアクティブに物が運べるプロダクトを提案しているので、そんなブランドを象徴するメッセンジャーバッグというわけです。見た目はワントーンでクール。街での日常使いにも適しています。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする メンズメッセンジャーバッグの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのメンズメッセンジャーバッグの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかのメンズバッグもチェック!
アウターやトップスとの相性も考えて改めて検討を [着こなし工学]提唱者からのアドバイス
冒頭でも解説した通り、メッセンジャーバッグは斜め掛けを前提としています。それは、カジュアルな印象になるのに加え、アウターやトップスの正面を干渉せざるをえないということです。そこで、普段よく愛用しているアウターやトップスとの相性も考慮して、そもそもメッセンジャーバッグで良いのかという点も再検討してみてください。その点をクリアしておくことで、便利でスタイリッシュなメッセンジャーバッグを後悔なく活用することができるはずです。
おしゃれで実用性に優れたメッセンジャーバッグを 通勤やビジネス用としても使える
今回はメンズメッセンジャーバッグの選び方やおすすめ商品を紹介しました。最近は自転車で通勤する人も増えてきているため、このようなメッセンジャーバッグは、ますます重宝する存在となってくるでしょう。
また、ちょっと小さいサイズでも財布やスマホを入れて持ち運ぶのに、とても使い勝手がいいです。本記事を参考に、使うシーンに合わせたサイズで大人のコーディネートにマッチする、メンズメッセンジャーバッグをぜひ選んでみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
メンズファッションがメインのライター/編集者/コラムニスト。 AllAbout「メンズファッション」ガイド。[着こなし工学]提唱者。 また、メンサ (JAPAN MENSA) 会員。野菜ソムリエの資格も保有。 出版社から独立後、70ほどのメディアに関わり、客観的、横断的、俯瞰的なファッション分析を得意とする。そんな視点を活かした[着こなし工学]を構築中。 また、ライター向けのコミュニティを「DMMオンラインサロン」で運営中。 最近の「マイナビおすすめナビ」の記事においては、商品選びのアドバイスなど、監修者として携わる。