おすすめ商品の比較一覧表
窓用エアコンとは
窓用エアコンは、室外機とエアコンが一体となったエアコンのこと。
一般的なエアコンは、室外機を外に設置し、外気を取り入れることで部屋の温度を調節します。一方、窓用エアコンは窓に設置し、外気を取り入れつつ、冷気や暖気に変えるため、コンパクトに設置できます。
大きなメリットは、
(1)設置工事が不要で壁に穴をあけない
(2)一般的なエアコンよりも安価
(3)コンパクトに設置できる、という3点。
一方、デメリットは
(1)電気代が少々高め
(2)8畳以下の部屋でしか対応できない
(3)窓が開けっぱなしになってしまう、といった3点があります。
窓用エアコンの選び方
それでは、窓用エアコンの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】窓では取り付けられるか
【2】適用畳数
【3】静音性
【4】消費電力・電気代
【5】エアコンを清潔に保つ機能
上記の5つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】窓では取り付けられるかチェック
窓用エアコンを取り付ける場合、最初に取り付けられる窓があるかどうか確認が必要です。一般的には
・470mm以上の窓の開き幅
・770~1400mmの高さ
が必要。また、窓枠の素材やサイズによって取り付けできるのか決まります。なお、窓エアコンを取り付けると、備え付けの窓の鍵は閉められなくなり簡易錠となる点にも注意が必要です。
【2】適用畳数をチェック
一戸建てに取り付ける場合は木造の適用畳数をチェックしてください。マンションの場合は鉄筋となります。なお、窓用エアコンは基本的に冷房タイプがほとんどで、暖房には不向きなので冷房のサイズで選んでおくと良いでしょう。
【3】静音性をチェック
窓用エアコンは基本的に動作音や振動が大きく、多くの製品の動作音(音響パワーレベル)が50dB以上なので、昨今の家電における「静音」レベルの製品はほとんどありません。
したがって寝室などに取り付ける場合は、枕元からできるだけ離れた位置に設置するのがおすすめです。その上で、室内の騒音値ができるだけ小さいモデルを選びたいところ。ちなみに取り付け枠を正しく設置することで振動音などが低減できる場合があります。
【4】消費電力・電気代をチェック
エアコンの電気代は期間消費電力量から算出できます。この「期間消費電力量」はJIS規格に定められたもので冷房時27度設定で18時間、5月23日~10月4日まで使ったと想定した数値。これに東京電力の1kWhの電気代の平均値、26円をかけると、約5カ月間の電気代が算出できます。
例えば、期間消費電力量400kWhの場合は10,400円。5で割ると1カ月は約2,080円となります。実際の電気料金は冷房の温度設定や使用時間によって大きく変わりますのが、期間消費電力量が低いほど、電気代も安くなります。
【5】エアコンを清潔に保つ機能をチェック
エアコンは長く使ってると内部に臭いがこもりがちです。こまめに内部を洗浄することで防げますが、臭いの原因となるドレン水の除菌をする機能を搭載するモデルなら、こまめに掃除をしなくても臭いが発生しにくくなります。
内部で発生した水分を自動的に排出する「オートドレン機能」、また、雑菌の繁殖を防ぐため、内部を乾燥させる「内部乾燥」機能などがあります。必須ではありませんが、あると便利な機能です。
窓用エアコンおすすめランキング12選
白物家電選びのプロ、コヤマタカヒロさんに、おすすめの窓用エアコンベスト12を教えてもらいました。各機種のスペックもチェックしながら、目的に合った商品を選んでくださいね。
※電源周波数(50Hz/60Hz)や部屋の構造によって、必要な対応畳数は変わります。掲載されたスペックは、あくまで目安とお考えください。












通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 窓用エアコンの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでの窓用エアコンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】そのほかのエアコンのおすすめ商品はこちら
まとめ
本記事では、窓用エアコンの選び方、おすすめランキング商品をご紹介しましたが、いかがでしたか?商品を選ぶ際は、下記の5つのポイントを抑えておきましょう。
【1】窓では取り付けられるか
【2】適用畳数
【3】静音性
【4】消費電力・電気代
【5】エアコンを清潔に保つ機能
工事不要ですぐに使用できる窓用エアコン。その手軽さから、つい機能性を重視して選びがちです。もちろん機能性も大切ですが、一番重要なのは、自宅の窓に取り付けられるかです。窓際に十分なスペースがないと、せっかく購入しても使用できない可能性もあります。ぜひ本記事を参考に、自宅にピッタリの商品を選んでくださいね。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
1973年生まれ。大学在学中にライターデビュー。現在はデジタル&家電ライターとしてパソコンからデジタルガジェット、AV機器、白物家電全般を専門分野として執筆活動を展開。得意分野は調理家電。寄稿先はモノ雑誌を中心で、ファッション誌、ニュースサイト、そしてメーカーのwebサイト、オウンドメディアなど多岐にわたる。AllAboutガイドも勤める。執筆以外に企業へのアドバイスやコンサルティングなども行う。