理系大学生向けパソコンおすすめ5選|学部ごとに必要なスペックも解説

理系大学生向けパソコンおすすめ5選|学部ごとに必要なスペックも解説

理工学部や情報学部などの理系大学生には、プログラミングやCADなどを利用するため、CPUやメモリの高いパソコンが欠かせません。

また、通学時の持ち運びも考慮したノートパソコンが最適です。SurfaceやMacBookなどは根強い人気ですが、比較的値段の安いASUSやマウスなども魅力的。

本記事では、理系大学生向けのノートPCのおすすめと選び方のポイントについてご紹介。学部ごとの必要スペックなども解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。


マイナビおすすめナビ編集部

担当:家電・AV機器、PC・スマホ・カメラ
加藤 佑一

「家電・AV機器」「PC・スマホ・カメラ」カテゴリーを担当する30代編集者。炊飯器を調べたのがきっかけで、家電やガジェット周りに興味が広がる。日々、ネット・雑誌から新商品をチェックするため、欲しい家電が増えすぎてしまう。現在はドラム式洗濯機購入のため貯金中。

◆本記事の公開は、2019年06月28日です。記事公開後も情報の更新に努めていますが、最新の情報とは異なる場合があります。(更新日は記事上部に表示しています)◆価格、送料、納期やその他の詳細については、商品のサイズや色等によって異なる場合があります。◆記事中のコンテンツは、すべて編集部の責任において制作されており、広告出稿の有無に影響を受けることはありません。◆広告は「PR」と表記し明確に区別しています。

理系大学生のPCの使い道

レポートの提出や実験データの集計など、何かとパソコンを使う事が多い理系大学生。一体どんなことでパソコンを使用するのでしょうか。

(A)レポート作成や発表資料作成

レポート作成
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レポート提出などを行う場合、実験と検証を行い、それらの数字をまとめデータ化する。ワードだけでなく、エクセルでの指数計算、パワーポイントでのグラフ作成、そして発表資料の作成。時には教授からの課題も、メールによるパワーポイントデータを配られることもあります。

もちろん、学部によりその比重は変わりますが、おおむね理系の各学部は、文系に比べパソコンを使用する頻度は高いでしょう。

(B)専門ソフトを使用した講義・ゼミ

講義_ゼミ
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情報系・農学系・建築系・医療系など、学部や研究テーマによって違いはありますが、専門的なソフトやプログラムを活用した講義やゼミを行うことも少なくありません。そして、その場合、ソフトを自分のパソコンにインストールすることも多いです。研究を重ねるごとにデータ量も増えていきます。そのため、ソフトをダウンロードした際の情報処理速度なども考えながらパソコンを選ぶと、より快適にパソコン操作をすることができます。

(C)研究結果や論文の発表会

発表会
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ゼミや研究室に入ることで、研究の成果や進捗共有のための発表会を行う機会が増えます。その発表では今までの研究をまとめるため、ワードやパワーポイントなどを使用する頻度も増えてきます。モニターやプロジェクターに接続し、発表を行うので、接続端子などにも気を遣わなければなりません。


前述しましたが、もちろん研究テーマによって違いはあります。しかし、講義や研究によってパソコンを使用する機会はかなり多いため、早いうちから用意し、操作に慣れておいた方がいいでしょう。

理系大学生向けパソコンの選び方

それでは、理系大学生向けパソコンの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の7つ。

【1】学部ごとに見るCPU
【2】メモリー
【3】ストレージ容量
【4】Microsoft Officeが搭載されているか
【5】バッテリーの稼働時間
【6】光学ドライブ搭載か
【7】外部出力端子


上記の7つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

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【1】学部ごとに見るCPUをチェック

CPU
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CPUとは、パソコンのコアになる部分で、主に情報処理能力を担うパーツです。インテルの『Core i シリーズ』などが代表的なCPUです。データ集計や資料作成などが多い理系の学部では、このCPUの処理能力は高い方が安心です。

とはいえ、学部ごとに研究するテーマが違うため、どれを基準にしていいか分かりません。本項では、学部ごとのCPUの目安をご紹介いたします。

(a)情報系・農学系などの学部は『Core i5』以上を目安に

情報系_農学系
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情報系や農学系などの学部の場合、「MATLAB」をはじめとした専用ソフトを使用し、データ解析を行うことが多々あります。そのため「Core i5以上」のCPUですと作業も安心して行えます。また、ある程度複雑なプログラミングやデータ解析でもスムーズに行えるので、作業がはかどります。

(b)工学・建築系などの学部は『Core i7以上』を目安に

建築_工学系
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建築系の学科では「CAD」という3D・立体図面作成のソフトなどを使用します。また、工学系の学部では複雑なプログラミングなどを行うこともあります。そのため、スペックの高い「Core i7以上」のCPUを選ぶと、安心して作業することができるでしょう。

(c)ソフトを使わず文章作成中心の学部は『Core i3以上』を目安に

文章作成中心
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文章作成が中心で、ソフトを使わなくても、オープンデータの集計によるレポート作成などは発生します。そのため、「Core i3以上」を選んでおくと、動作が重くなるといったことも少なくなるでしょう。

しかし、「Core i3以上」といっても、ソフトを使用したり、データを集計することで、パソコンが重くなってしまう、固まってしまうという可能性は大いにあります。そのため、全体の基準としては「Core i5」以上は欲しいところです。

【2】メモリーをチェック

メモリ
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メモリとは、データ情報(作業している情報)を保存する容量のこと。デスクによく例えられますが、何か作業をする際、デスクが広いと、筆記用具や辞書、飲み物など、いろいろなもの置けて作業がはかどります。同じく、メモリの容量が大きいほど、様々な作業や処理がスムーズに行えます。

理系の各学部の場合、グラフ・画像作成、データの読み込み・解析など、様々な処理を同時並行することが多いため、最低でも8GB、可能であれば16GBは欲しいところです。

【3】ストレージ容量をチェック

円グラフ
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ストレージとは、文章や画像、動画といった情報データを保存する場所。メモリーはデスクに例えられましたが、ストレージはデスクの収納場所と考えるとイメージしやすいかもしれません。そしてそのストレージはSSDまたはハードディスクです。

SSDは、各動作のスピードが早く、そして、衝撃に強いという特徴があるため、保存しすぎて重いといったことも少なく、スムーズに作業ができるでしょう。目安としては、128GBで十分ですが、研究テーマのデータ量によっては256GBも検討しましょう。

【4】Microsoft Officeが搭載されているかチェック

エクセルのグラフのイメージ画像
Pixabayのロゴ

レポート作成などのために、Officeソフトは大学生にとっては必須です。OfficeMobileなどのフリーソフト、あるいはWPS Officeなどの安価な互換ソフトでもほぼ同じ働きをしてくれますが、操作方法や画面表示、関数の働きやVBA(Visual Basic for Applications:Microsoftが提供している、Officeの機能を拡張するためのプログラミング言語)の挙動などが変わることもあります。

授業中に教授が純正のOfficeで例として用いた説明がされているのに、自分の手元では違う画面になって学習に集中できない、ということもあるでしょう。業界標準の環境で学びたいなら最初はMicrosoft Officeの選択が無難でといえます。

【5】バッテリーの稼働時間をチェック

バッテリー
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構内でコンセントがない場所も多々存在します。そのため、バッテリーの稼働時間も確認しておきたいところです。基準としては、朝の授業から夕方の授業まで使える7時間を目安に考えるとよいでしょう。最近では長時間稼働できるパソコンも増えているので、ぜひ選んでみてください。

【6】光学ドライブ搭載かチェック

光学ドライブ
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あった方が便利なのが、光学ドライブ。CD-ROMなどを入れることで、ソフトなどをダウンロードすることができます。研究所に外付けドライブなどがないときや、すぐにインストールしたいときなどに便利なため、あった方が便利です。もちろん、プライベートで映画や音楽も楽しめます。

【7】外部出力端子をチェック

外部出力端子
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発表会やプレゼンなどで使用するのが「HDMI端子」やデータ受け渡しのための「USBポート」です。これらの端子がない場合、外付けのポートを使用しなければならないため、確認しておきましょう。もちろん、研究室に接続ポートがある場合もあるので、「あったら便利、なくてもなんとななる」程度で大丈夫でしょう。

理系大学生向けパソコンおすすめ5選

それでは、理系大学生向けパソコンのおすすめ商品をご紹介します。自分の使い道にあったものを見つけてみましょう。

Dell『Precision 3470 ワークステーション』

ISV認定済みの14インチワークステーション

コンパクトなボディーに第12世代のCore i7-1260P プロセッサー、NVIDIA T550 4G DDR6 グラフィックス、16GBメモリ、512GBのSSDなどを搭載した、ISV(独立系ソフトウェア ベンダー)認定済みのウルトラモバイル14インチ ワークステーション。

「シャーシ イントルージョン センサー」、Windows Helloと顔認識、指紋認証リーダーといった組み込みのセキュリティ機能により、研究データなども安全に保護してくれます。

HP『OMEN by HP 17-ck1009TX』

処理能力に優れた大画面モデル

ゲーミングノートPCに分類されるモデルですが、インテル Core i7-12800HX プロセッサーやNVIDIA GeForce RTX 3070 Ti Laptop グラフィックス、16GBメモリ、1TBのSSDなど抜群のパフォーマンスで、各種研究の演算処理を行うにも最適。

17.3インチ液晶は高解像度な2560×1440ドット表示で、資料を見ながらのレポート作成などもスムーズに行えます。合計5方向のエアフローを用いた冷却システム「OMEN Tempest クーリングテクノロジー」による安定稼働もポイントです。

マウスコンピューター『DAIV 6H #22066H-ADLASW11』

圧倒的なマシンパワーの16インチモデル

クリエイター向けとして販売されているだけに、インテル Core i9-12900H プロセッサー、GeForce RTX 3070 Ti Laptop GPU、32GBメモリ、1TBのSSDなど圧倒的なマシンパワーが魅力。

ディスプレイは2560×1600ドット表示の16インチ液晶で、資料用のWebサイト閲覧やレポート作成などを同時に行っても見やすく表示できます。

ボディーには軽量かつ高強度なマグネシウム合金を使用し、これだけのスペックながら最薄部約18.5mm、重量約1.65kgを実現しています。

HP『ZBook Firefly 14 inch G9 Mobile Workstation(7F6W3PA#ABJ)』

14インチ液晶搭載のモバイルワークステーション

インテル Core i7-1255U プロセッサー、16GBメモリ、インテル Iris Xe グラフィックス および NVIDIA T550、512GBのSSDなどを搭載した、14インチ液晶搭載のモバイルワークステーション。

筐体には陽極酸化仕上げのCNCアルミニウムを採用し、高い耐傷性と耐食性を実現しています。ワンボタンで周囲からの視線を遮断し、のぞき見を防止する内蔵プライバシースクリーン機能「HP Sure View reflect」を備え、研究課題などの情報漏えいも防止してくれます。

HP『ZBook Fury 16inch G9 Mobile Workstatio(7F8K4PA#ABJ)』

高パフォーマンスかつ大画面のモバイルワークステー

より高パフォーマンスかつ大画面なノートPCを探している方におすすめしたい、インテル Core i7-12800HX プロセッサー、32GBメモリ、Intel UHDグラフィックス および NVIDIA RTX A1000、1TBのSSDなどを備えた16インチ液晶搭載のモバイルワークステーションです。

全ての階層でエンドポイントを保護し、進化を続ける脅威に対応するセキュリティ機能「HP WOLF SECURITY」を搭載。大切な研究成果を守ると同時に、万が一の際の回復力も提供してくれます。

おすすめ商品の価格一覧表

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Dell『Precision 3470 ワークステーション』
HP『OMEN by HP 17-ck1009TX』
マウスコンピューター『DAIV 6H #22066H-ADLASW11』
HP『ZBook Firefly 14 inch G9 Mobile Workstation(7F6W3PA#ABJ)』
HP『ZBook Fury 16inch G9 Mobile Workstatio(7F8K4PA#ABJ)』
商品名 Dell『Precision 3470 ワークステーション』 HP『OMEN by HP 17-ck1009TX』 マウスコンピューター『DAIV 6H #22066H-ADLASW11』 HP『ZBook Firefly 14 inch G9 Mobile Workstation(7F6W3PA#ABJ)』 HP『ZBook Fury 16inch G9 Mobile Workstatio(7F8K4PA#ABJ)』
商品情報
特徴 ISV認定済みの14インチワークステーション 処理能力に優れた大画面モデル 圧倒的なマシンパワーの16インチモデル 14インチ液晶搭載のモバイルワークステーション 高パフォーマンスかつ大画面のモバイルワークステー
商品リンク

※各社通販サイトの 2023年2月3日時点 での税込価格

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Amazon:ノートパソコンランキング
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※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

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まとめ

授業ではレポートや文書を作るソフトも必要です。よく使われているのはマイクロソフトのOfficeで、数種類のソフトを含むパッケージです。ノートパソコンを購入時にプリインストールされている場合もあるので、購入時には必ず確認しましょう。

文書作成ソフトの「Word」や表計算ソフト「Excel」の他、プレゼンテーションソフト「PowerPoint」はよくつかうので、パソコン購入前には必ずチェックしておきましょう。

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