中学受験用の国語の参考書おすすめ10選
この後ご紹介する中学受験向け国語の参考書の選び方のポイントをふまえた、おすすめ商品を紹介します。

幅広く学習内容を網羅
この参考書は小学校の高学年の国語で学ぶ内容を幅広く扱っています。ページ数も564ページととても厚いものとなっており、国語で取り組む内容を幅広く学びたいというときに役立つタイプの参考書です。
各章のはじめに考え方や解き方などを理解するための例題が載せられています。基礎を押さえることはもちろん、中学受験で出されるような発展的な内容に取り組むこともできるオールマイティな参考書です。
中学受験に向けてこれから学びをスタートさせようという子どもに合っている参考書といえます。

四字熟語、ことわざ、慣用句に特化した参考書
この参考書は、四字熟語、ことわざ、慣用句に特化した一冊です。過去15年分、約100校の中学入試で出題されたものを徹底分析し、頻出(ひんしゅつ)傾向にあるものを「でる順」で並べています。
こういった分野が苦手な人や効率よく学習したい人などにとてもおすすめな参考書です。また「入試で差がつくポイント」では、思考力や応用力を身につけた人が、一歩進んだ視点でポイントを押さえることができます。

国語の基礎となる語彙力が身につく
「辞書引き学習法」で有名な深谷圭助先生が語彙力についてまとめた本で、小学生として知っておくといい言葉を厳選し、学年ごとで紹介しています。
詰め込み型の暗記ではないので、読んでいるなかで自然と語彙力が身についていきます。
また「言い換え語」が分かるようになることで、表現力の向上が期待できます。全ての漢字にふりがなが振ってあるので、小学1年生から使うことも可能です。
低学年、中学年のころから少しずつこういったものに触れることで、高学年になった時により深い学びに取り組むことができるようになります。
現在高学年の子どもで少し語彙力に不安のある場合も、楽しみながら語彙を増やしていくことができます。

小学校卒業までに身につけたい語彙力に特化した一冊
国語教育で有名な齋藤 孝先生が手がけた小学生向けの参考書です。子どもが小学校を卒業するまでにぜひ覚えておきたい言葉をテスト形式でまとめてあります。
教科書に出てくるような言葉の定着はもちろん、中学受験を考えた際の学力のベースとなる語彙力を高めることにもつながります。
かわいらしいイラストもあり、抵抗感なく学習を進めることができるのではないでしょうか。

楽しみながら基礎から学べる
国語が苦手な子どもでも、こういったタイプの参考書であれば、すんなりと取り組むことができます。
マンガですが、内容はとても本格的で中学受験にも対応できるレベルのものです。難しい内容も絵を見ながら読んでいると、少しずつ理解できるようになっていきます。
また、こちらのシリーズには敬語だけでなく、慣用句、古典、四字熟語、文法、短歌、作文などさまざまなタイトルがあるため、国語に少し苦手意識を持っている子どもや、中学受験へ向けた基礎固めをしたい子どもにおすすめです。
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中学受験用の国語の参考書の選び方
それでは、中学受験用国語参考書の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
Step.1:国語が苦手な子どもはマンガできっかけ作りを
Step.2:語彙力や基礎力が身につくものを選ぶ
Step.3:子どものレベルや受験中学に合った参考書を選ぶ
Step.4:漢字、四字熟語、ことわざ対策などで選ぶ
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
Step.1:国語が苦手な子どもはマンガできっかけ作りを
以前は「マンガ」というと「学び」ではなく「遊び」という印象が強いアイテムだったと思いますが、現在では「学習マンガ」が幅広く展開されています。「日本の歴史」シリーズが有名ですが、中学受験の国語を意識したような参考書もあります。
マンガの場合、書かれている内容が絵と一緒に印象に残りやすいという点も特徴のひとつ。学びが苦手な子どもや年齢の低い子どもほど、こういったものが学びのきっかけとなりやすいです。
段階を踏みながら、中学受験に向けての基礎を固めていくこともできるでしょう。
Step.2:語彙力や基礎力が身につくものを選ぶ
国語のテストにおいては、さまざまな知識が必要になるのですが、そのベースとなる「語彙(ごい)力」はさらに大事になります。これは、国語のテストだけでなく、すべての教科のテストにおいて影響を与えるものです。
語彙力が豊富な子どもは、ふだんの学習においても、そうでない子どもに比べ、より深い学びにつなげることができます。近年、中学受験の国語の問題においても、幅広い語彙力が問われるものが増えてきています。
「語彙力」の育成は、できれば早い段階から対応しておきたいテーマのひとつです。
Step.3:子どものレベルや受験中学に合った参考書を選ぶ
まずは、参考書のねらいを明確にすることが大切です。
全部の範囲をカバーするようなタイプの参考書が適しているのか、ある部分、例えば「漢字」だけに特化したような参考書が適しているのかは、その子どもの置かれた状態によって変わります。
ねらいがずれてしまうと、買ったとしても結局使わなくなってしまいます。どういった参考書が適しているのか、子ども自身と確認しながら選ぶといいでしょう。
その際、受験する学校のレベルを確認し、それに対応できるようなものを選ぶことや、入試の国語の問題における過去問の出題傾向からその学校にあった参考書を選ぶという視点も大切です。
Step.4:漢字、四字熟語、ことわざ対策などで選ぶ
漢字の読み書きは、テストの最初に出てくる項目です。得点アップのためにも対策ができるものを選びましょう。四字熟語やことわざも知っているかどうかでちがいが出るため、できる限りおさえておきたいです。
エキスパートのアドバイス
読解力や語彙力は長期、漢字は短期で身に付く
中学受験に際し、国語は分野によって力のつけ方が少し違ってきます。読解力や語彙力などは力をつける(伸ばす)のに時間がかかるタイプのものです。
これらの分野は、下の学年から時間をかけて取り組むと自然に力を伸ばせます。
また、漢字や慣用句など、ある程度範囲が限られているタイプのものは、集中して取り組むことで短期的に力を伸ばすことも可能です。そういったことを意識しながら参考書選びをするといいでしょう。
そのほかの中学受験用参考書の記事はこちら 【関連記事】
ポイントを抑えてしっかり選ぼう
本記事では、中学受験用国語参考書の選び方、そしておすすめ商品をご紹介しましたが、いかがでしたか?商品を選ぶ際は、下記の4つのポイントを抑えておきましょう。
Step.1:国語が苦手な子どもはマンガできっかけ作りを
Step.2:語彙力や基礎力が身につくものを選ぶ
Step.3:子どものレベルや受験中学に合った参考書を選ぶ
Step.4:漢字、四字熟語、ことわざ対策などで選ぶ
中学受験用の国語の参考書は、難易度に分かれて、たくさんの種類が出版されています。その中で最適な参考書を選ぶには、しっかり自分、もしくはお子様のレベルに合ったものを選ぶことが大切。どれが解けそうで、どれが難しいか、など、しっかり中身も見ることで学力向上に繋がる商品を選べるはずです。ぜひ本記事を参考に、ピッタリの参考書を見つけてくださいね。
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神奈川県、埼玉県の公立小学校に22年勤めた後、短大、大学での教員養成、保育者養成に移り、現在に至る。 現在は、大学での講義を中心に、保護者向けに子育て・教育、教員向けに授業方法・学級経営などのテーマで執筆、講演などに幅広く活躍中。