裾上げテープの選び方
雑貨アーティストの上島佳代子さんに、裾上げテープを選ぶときのポイントを教えてもらいました。
接着する生地の「厚さ」で使い分ける
雑貨アーティスト・暮らしのリネン研究家
裾上げテープを使ううえで気をつけたいのが、裾上げしたい生地の厚さです。
裾上げテープにはおもに普通地用と薄地用があります。とくに薄地のものを裾上げしたい場合は、おもて面に接着のりや接着テープの色が響かないよう、薄地用を選ぶようにしましょう。そして裾上げしたい生地の色に近いものを選ぶのもポイント。また、厚地の生地を裾上げしたい場合は、強力タイプの裾上げテープを使うとしっかり留めることができます。
接着する生地の「性質」も使い分けのポイント
雑貨アーティスト・暮らしのリネン研究家
厚さとともに気をつけたいのが、生地の性質です。あまり伸び縮みしない生地であれば一般的な裾上げテープでOK。逆に、ジャージ素材などの伸縮性のある生地にはストレッチ用を使用しましょう。
近年はさまざまな生地が開発され、水をはじく加工なども登場していますが、なかには新素材の生地では接着できないものも。
そのため、可能であればハギレや目立たないところでテストすることをおすすめします。
「用途」によって使用するタイプを選ぶ
雑貨アーティスト・暮らしのリネン研究家
裾上げというと「丈を短くする」ことを思い浮かべますが、裾上げグッズにはさまざまなものが開発されています。
たとえば、裾上げスナップもそのひとつ。今まで元に戻せなかった丈が、スナップの着脱で瞬時に元の長さに戻せます。
これはハイヒールの高さによってパンツの丈を変えたいという人にはうれしい商品です。また、強い負荷がかかるものや、しっかりと接着したいというものには強力タイプがありますし、カーテンの裾上げにはロングタイプがいいでしょう。
このように、どう裾上げしたいのかを考えて選ぶのもポイントです。
裾上げテープのおすすめ5選|プロのイチオシ
上で紹介した裾上げテープの選び方のポイントをふまえて、雑貨アーティストの上島佳代子さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。

強力な接着力でハードワーカーにおすすめ
2kgの力で引っぱっても接着面がはがれないという強い接着力が特徴で、さらに水洗いやドライクリーニングも可能な裾上げテープです。外回りや現場などで働くハードワーカーにおすすめ。
ほかの商品と同じくアイロンの熱でつけるタイプですが、従来の「のり」ではなく「超強力樹脂」で接着。溶けた樹脂が布地に浸透することで、しっかりと接着できます。万が一はがれても、アイロンで熱を加えれば再接着もOK。一方、薄手の生地には向かないという特徴もあります。
強力で接着面の変更がむずかしいので、使用する際は共布など目立たない場所でテストしてから使うと安心です。また、カーテンの裾上げなど長いものに使用する場合は、同商品のロングタイプで6mのものをおすすめします。




通販サイト売上ランキング、裾上げテープベスト9 今、売れているのはどの商品?
Amazonなどの通販サイトの売上げランキングを集計したベスト9を発表します。今、売れているのはどの商品かな?
※Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの売上げランキングから算出した順位になります。集計当時のデータをもとにしていますので、ランクイン機種が売り切れている場合などがあります。ご注意ください。
約2kgの引っ張り強度でしっかり接着!
この商品はその名の通り、強力な接着力が特徴です。その引っ張り強度は2kg以上もあり、ちょっとやそっとでは剥がれることはありません。もちろん、家庭での水洗いやドライクリーニングなどをしても、しっかりと接着した状態を維持できます。
なにより嬉しいのは、万が一剥がれてもアイロンで再接着できるというお手軽さ。一人暮らしの男性にもオススメです。
ジャージやスポーツウェア向きの伸縮性!
アイロンだけで簡単に裾上げ可能なテープです。伸縮性に富んだ素材は、日常で使用するジャージや、運動をするときのスポーツウェアに最適です。破れた箇所の補修にも使えるので、スポーツ好きの方なら、家に常備しておいてはいかがでしょうか?
カラーバリエーションは全6種類。お気に入りのスポーツウェアを長持ちさせる逸品です。
アイロンいらずでお手軽手芸が楽しめる!
この商品はクラフトや手芸に使用できる強力な両面テープです。そのためアイロンなどを使用せずにさまざまな用途に使用できるのが特徴です。巾着袋や給食ナフキン、簡単なスカートなどの衣装もこれだけで制作可能。もちろん、水に強いので洗濯も可能です。
ただ、防水・撥水素材への使用、伸縮性には欠けるのでストレッチ素材への使用は不向きなので御注意ください。
薄地だから補修時に目立たないのが嬉しい!
アイロンを使用するタイプの裾上げテープです。使用方法はとっても簡単。テープの接着面を下にして、当て布をした後、アイロンでスチームしつつしっかり押さえるだけ。
失敗してしまった場合も、再度アイロンを当てて熱いうちに剥がせばやり直しも可能。素材が薄いので衣類のかぎ裂きや虫くいなどの補修にも最適です。
【番外編】手軽に裾上げができるチューブ型を紹介!
裾上げテープではありませんが、かんたんに裾上げができる「チューブ型」の商品を番外編として紹介します。

「裾上げテープ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 裾上げテープの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでの裾上げテープの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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裾上げテープは「厚さ」「性質」「用途」で選ぶ 最後に雑貨アーティストからのアドバイス
雑貨アーティスト・暮らしのリネン研究家
新素材や新商品がどんどん開発されている裾上げテープ。針と糸でしていたひと昔前と違って、アイロンでプレスしたり塗ったりするだけでかんたんに裾上げができるのはうれしいことですね。好みや用途にぴったりの裾上げテープを探してみてください。
ただ、強力な接着力があるものや塗るタイプなどは、接着剤が表面に響く懸念があることもお忘れなく。可能であれば、ハギレや目立たない部分でテストをすることをおすすめします。
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雑貨アーティスト・暮らしのリネン研究家・コピーライター。そして時にカメラマンやスタイリスト、ライターとして、広告や雑誌、テレビやWebなど様々なメディアのニーズに応えるクリエイター。世界のリネンを巡る旅をライフワークに、リネンの歴史や現在のリネン産業についても造詣を深める。NHK『美の壷』のテーマ「麻」に出演。雑貨アーティストとして企業との商品開発や保育士・幼稚園教諭のための雑誌にも携わり、小学生の雑貨教室、母親のための雑貨教室、リネンの教室など、雑貨を通して暮らしを楽しむ活動も行っている。またワイヤーワークや木工、ソーイングなど様々な素材の作品をメディアやワークショップを通して発表するなど、多岐に渡って活動中。『アトリエ ペルメル』主宰。