精米機とは? 仕組みや使うメリットって?
家庭用の精米機とは、コイン精米機とは違い自宅で手軽に玄米を白米や無洗米などに精米できる製品です。
お米は精米すると徐々に酸化がはじまり、お米が古くなっていきます。精米しているお米を購入するより、自宅でいつでも精米できるようになれば、より美味しいご飯を食べられます。
精米機の選び方 精米方式や容量、お手入れのしやすさに注目!
ここからは、精米機の選び方を紹介します。ポイントは下記4点!
【1】精米方式で選ぶ
【2】好みの仕上がりになるモードがあるかをチェック!
【3】精米できる容量で選ぶ
【4】運転音もチェック!
家族構成や食事の量で精米をする量も変わってきます。それぞれ解説しているので自分のライフスタイルに合った家庭用の精米機を選びましょう!
【1】精米方式で選ぶ
ひと口に精米といってもさまざまな方法があり、おもに「かくはん式」「対流式」「圧力式」「圧力循環式」に分かれます。それぞれメリットやデメリットがあるので、以下で解説していきます!
かくはん式
「かくはん式」とは、精米機内の羽根で米をかき混ぜてカゴや羽根で米同士を摩擦させ、ぬかを落とす方式です。お手軽で値段的にも安いものが多く、短時間で精米ができるので、はじめて精米機を使う方にもおすすめ。精米中にお米が高い温度にならないので、劣化を防ぎ美味しいご飯が炊けます。
しかし、音がうるさいのと摩擦で米が割れてしまい、風味を損なう可能性があるのがデメリットです。
家庭用の精米機では、このかくはん式が主流となっています。運転音が気になる方は、静音性を重視したモデルを選ぶのがおすすめです。
対流式
「対流式」は、「かくはん式」とほぼ同じような仕組みです。メリットやデメリットもかくはん式とほぼ同じですが、インバーター制御で精米機の羽根の回転数をコントロールできるようになっています。お米に無理な力がかからず、かくはん式に比べると、米の割れが少なく済むのがメリット。
かくはん式よりももう少しおいしく炊ける高性能なモデルがほしいという方におすすめです。
圧力式
「圧力式」は、圧力を加えてお米を動かしてぬかを落とす方式です。お米同士の衝撃が少ないので、割れにくいのがメリット。しかし、圧力によって、温度が上昇してしまい酸化をうながしてしまうので、すぐに取り出して、熱くなったままにならないようにしましょう。
おもに業務用として使用されることの多いタイプですが、動作音も比較的小さいものが多いのが特徴。ほかのタイプに比べるとやや大型の製品が多いです。
圧力循環式
「圧力循環式」は、圧力式をさらに改良した、一定の圧力を加えて繰り返し精米をする方式です。圧力のかかり方がよりソフトなので、温度変化と米割れはほかの方式より少ないというメリットがある一方、精米に時間がかかり精米機の価格も上がってしまいます。機械の構造が複雑で、メンテナンスにも時間が必要です。
こちらも業務用として用いられることが多いタイプ。おいしいごはんを食べたいという強い気持ちがあって、自宅で本格的なお米を楽しみたい方におすすめです。
【2】好みの仕上がりになるモードがあるかをチェック!
精米の仕上がりの度合いを調整できるモードが搭載されているなら、5分づきや7分づきなど、その日の好みに合わせてお米を精米できます。無洗米にしたり、玄米により近いお米でヘルシーな食事をしたりできますよ。
古米を新米のように仕上げるモードがあれば、古くて風味が失われたお米もより美味しく食べることができるようになります。
【3】精米できる容量で選ぶ
精米機のモーターは過熱防止のために、あまり連続して使えないようになっているため、1回の精米で1度に炊く量のお米をつくれることが必要です。大きな炊飯器を使っている大家族なら、その分精米機も大きい容量のものがよいでしょう。
家庭用精米機は1合サイズから5合サイズのものが一般的。家族が食べるごはんの量に合わせて、精米機の大きさをチョイスしましょう。
【4】運転音もチェック!
米は口にするもののため、ほぼ毎日使用する精米機も、日々のお手入れのしやすさがチェックポイント。分解できるパーツが多いものや、丸洗いできるものなどを選んで、精米機をいつでもきれいな状態を保てるようにしましょう。
また、動作音も気になるところ。静音性を重視したいなら、圧力式や圧力循環式のものがおすすめです。精米作業は日中に行うようにして、夜間に騒音を出してしまうのを避けるのも大切です。
家庭用精米機のおすすめ14選
それではここから、ここまでで紹介した選び方を踏まえて、厳選したおすすめの精米機を紹介します!
卓上に置いてシンプルな使い方ができるものから、無洗米に対応したもの、業務用のものまで幅広く紹介していきます。




おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 精米機の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの精米機の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【Q&A】精米機に関する疑問を解決!
家庭用精米機とコイン精米機はどちらが便利?

精米するお米の量で決めるのがよいでしょう。
家庭用の精米機では、一度にたくさんのお米を精米することが難しいです。たくさんのお米を精米するなら、重たいお米を抱えて持っていかなければなりませんが、コイン精米所に行くとよいでしょう。機器を購入するコストがかからないのも、コイン精米所が便利なポイント。近くにあるなら、ぜひ活用しましょう。
より新鮮な精米したてのお米を食べたいなら、炊く前にちょっとの量だけ、キッチンや卓上で精米できる、家庭用の精米機が役立ってくれます。多彩な精米モードでいろいろなお米を炊いてたのしめるのも、家庭用精米機ならではです。
余った米ぬかの活用方法や処分方法は?

精米の際に出る米ぬかは、ビタミンが豊富でとても栄養価の高いものです。フライパンで軽く炒って、汁物などに振りかけて食べるようにすると、無駄なくおいしくいただけます。畑の肥料としての活用方法もありますし、掃除の道具にも使われます。
ぬかを処分するときは、詰まりの原因になりやすいので、ポリ袋に収納してゴミとして出すようにしましょう。
精米機と一緒に新調したいアイテムも紹介
木曽工芸『木製 米びつ 桐 一合桝付き』
桐は防虫効果やすぐれた湿度調節ができる木材として知られており、お米の保存にぴったり。フタはかぶせ式になっているので密閉度が高く、お米につく小さな虫が入りづらい構造です。
また、軽くて丈夫なのもうれしい点。毎日のように使うものですから、負担が少なく使えるのも大事なポイントです。
精米したてのお米でご飯を食べるなら、もうひとつこだわりたいのは米びつ。精米前のお米は長期保存に向いていると言われていますが、長期の保存だけにとくに気をつけなければいけないことは虫や湿度です。
その日の気分に合わせた精米度合でご飯を楽しもう
この記事では家庭用精米機の選び方とおすすめの製品を紹介しました。精米機は、玄米など精米前の米を炊く直前に、その日の気分に合わせた精米の度合いで精米できるのがうれしいポイントです。普通に購入する精米されたお米やコイン精米機で大量に精米して貯めおいているお米とは異なる、感動的なおいしさをたのしめます。
かくはん式・対流式・圧力式・圧力循環式など、さまざまなタイプがあり、米の仕上がりの美しさや酸化のしにくさなど、それぞれにメリットとデメリットがあります。また、各メーカーのこだわりの精米機能が備わっている精米機がいろいろありますから、ライフスタイルに合った使い方ができるアイテムを、評判や口コミを確認しながら入手するようにしてください。
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家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。