コピー用紙の選び方 紙の種類、紙の重さと厚さ、白色度、プリンター対応をみる
それでは、コピー用紙の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】コピー用紙の種類を選ぶ
【2】コピー用紙の重さ・厚さで選ぶ
【3】コピー用紙の白色度の高さで選ぶ
【4】プリンターが対応する用紙から選ぶ
【5】コピー用紙の枚数で選ぶ
上記の5つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】コピー用紙の種類を選ぶ 加工紙と非加工紙の質の違い
コピー用紙は特殊コーティングの有無によって、おおまかに「加工紙」と「非加工紙」にわけられます。
【加工紙の特徴と種類】
コーティングによってインクがにじみにくく、写真などがきれいに印刷できます。非加工紙にくらべコストは高くなりますが、高品質で印刷できるのがメリットです。基本的にレーザープリンターでは使えません。なお、加工紙にはツヤのある「光沢紙」とツヤをおさえた仕上がりになる「マット紙」があります。
【非加工紙の特徴と種類】
加工がされていない大量印刷向きの用紙で、インクジェット、レーザープリンターともに使えます。
紙のグレードによって「普通紙」と「上質紙」があり、リサイクルで作られた「再生紙」もあります。
【2】コピー用紙の重さ・厚さで選ぶ ポイントは坪量の数字
コピー用紙は、「坪量(つぼりょう)」とよばれる単位で重さや厚さをあらわします。単位は「グラム/平方メートル」で、1平方メートルあたりの重さを示した数字です。この数値が大きいほど重さがあり、厚い紙ということになります。
通常のコピー用紙は64グラム/平方メートル程度ですが、両面印刷をしたい場合などは少し厚めのものを選ぶのがおすすめです。また製品によっては紙の厚さが記載されている場合もありますが、この場合は「マイクロメートル」という単位であらわします。
【3】コピー用紙の白色度の高さで選ぶ 80%〜90%台のものが主流
文字どおり紙の「白さ」をあらわす単位で、100%に近いほど「真っ白」ということになります。一般的なコピー用紙では、80〜90%台のものが主流です。また再生紙を使ったコピー用紙のなかには70%以下の白色度の低い製品もあり、この場合はややくすんだ色合いになります。
印刷したい文字をくっきり見せたいなら、白色度の高いコピー用紙を選びましょう。白すぎる紙は落ち着かない、どこか懐かしい独特の風合いが好みという場合は、あえて白色度の低いものを選ぶのもおすすめです。
ちなみに再生紙でも白色度の高いコピー用紙があり、「再生紙=白色度が低い」とは限りません。
【4】プリンターが対応する用紙から選ぶ インクジェットプリンタかレーザープリンタか
所有しているプリンタはインクジェットでしょうか、レーザープリンターでしょうか。コピー用紙がプリンタの種類に合っていることも重要です。
とくにレーザープリンターの場合に、インクジェット専用用紙を使ってしまうと、印刷ができないどころか、故障にもつながりますので注意しましょう。
【5】コピー用紙の枚数で選ぶ コスパよく買う方法
ネットでコピー用紙を買う場合に意外と重要になるのが、「一度に何枚買うか」です。
多くのコピー用紙は500枚ごとに包装されていて、これが購入時の最小単位となります。メーカーによっては500枚のパッケージを5冊、10冊などのセットにした箱入りの製品が用意されていることもあり、まとめて買ったほうがお得です。
まとめて買うには保管場所の確保が必要。またコピー用紙を使う機会が少ない場合、使い切る前に劣化してしまう可能性もあります。コピー用紙の消費量と価格のバランスを考えて、ちょうどよい枚数のものを選ぶようにしましょう。
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ITライター
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