台車の選び方のポイント 空間デザイン・DIYクリエイターに聞く
空間デザイン・DIYクリエイターの網田真希さんに、台車を選ぶときのポイントや注意点を教えてもらいました。台車の購入に迷っている人やどういう視点で選べばよいか知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
大きな荷物を運ぶのに便利な台車。どのようなポイントに気を付けて選べばよいのでしょうか。
運搬目的に合わせて積載重量(耐荷重)をチェック
空間デザイン・DIYクリエイター
台車にはそれぞれ耐荷重(乗せても大丈夫な重さ)が定められているので、運ぶ荷物の重量も考えながら選びましょう。
こまかい荷物をたくさん運ぶのであれば、カゴや袋などがセットできる袋状のキャリーが便利です。重たい木材や雑誌・新聞など、まとまった資材を運ぶのであれば、その重量に対応できる耐荷重の大きいものを選ぶことが必要です。
ハンドルの有無や高さをチェック
台車の種類は大きく分けるとハンドルのあるものと、ないものの2つに分けることができます。用途に応じてどちらが適しているかで選びましょう。またハンドルの高さも使用時の重要なポイントのためチェックしましょう。
安定感があるのは、ハンドル有りの手押し台車
ポピュラーなこの台車なら、どんな用途にも使いやすく、テントやバーベキューセット、クーラーボックスなど重い荷物を運ぶことの多いキャンプでも大活躍。また、ハンドル収納時には平台車になるため、引越し時の冷蔵庫や大型家具の運搬にも重宝します。
ハンドルつきのなかには、両側にハンドルがついたものなどいくつか種類がありますが、一般的に利用されているのは片側にハンドルがついた手押し台車です。耐荷重、操作性にすぐれているのが特徴です。
冷蔵庫など大きい荷物の運搬は、ハンドル無しの平台車
大型の荷物を運ぶのに適しているのが平台者です。ハンドルはついておらず、平台とキャスターだけの台車です。連結できるタイプもあり、大型の家具や家電などを運ぶのに適しています。
ハンドルの高さは身長に合わせて選ぶ
ハンドルの高さは高すぎても低くすぎても使い勝手が悪くなってしまいます。自身の身長にあった押しやすい高さを選ぶといいでしょう。最近では、高さを調節できる台車もありますので、そうしたものを選ぶのもおすすめです。
軽量で出し入れしやすいものや小型、コンパクトなものを選ぶ
空間デザイン・DIYクリエイター
台車はサイズもバラバラですが、ある程度は場所をとるので使用しないときの収納も考えなければなりません。そのためサイズや重さなども選ぶポイントになってきます。ミニ台車等はコンパクトで収納しやすいです。
重さをチェック:台車じたいの出し入れがあることも念頭に
台車は荷物の運搬を快適にしてくれるアイテムです。快適に移動させるためには、台車自体の重量も考えなくてはなりません。
重すぎて運びづらいのでは意味がありません。ふだんの利用頻度や、どの程度の重さのものを移動させることが多いのかを考えながら選択しましょう。台車自体の出し入れがあることも忘れないでください。
サイズをチェック:取手のみ折り畳めるタイプもあります!
コンパクトに折りたたんで収納しておけるのでとても便利です。
また収納に便利なのが、折りたたみ式台車です。コンパクトに折りたためることができて、収納に便利です。取手のみが折りたためるタイプもあります。
タイヤの素材や取り回しに影響するキャスターをチェック
キャスターの部品には主にゴムやエラストマー素材が多く利用されており、反発弾性にすぐれ、振動を吸収するようなつくりになっています。サイズもさまざまであるため、台車の扱いやすさや取り回し、静音性などにもかかわってくる部分なので、実際に店舗で触ってみるのもおすすめです。
カラーやデザインにも凝って選ぼう
空間デザイン・DIYクリエイター
用途にあった台車を選ぶことがもっとも重要ですが、それに加えてデザインやカラーも選ぶポイントになります。
たとえば家のなかで子どものおもちゃ入れに利用する場合、おもちゃを入れた状態でそのままインテリアとしておしゃれになじんでくれるデザインやカラーだとうれしいものです。
とくに女性が使用する台車なら、デザインやカラーは重要なポイントになるでしょう。
ストッパー付きかどうかをチェック
安全性も考慮してストッパー付きの台車だと安心してものを運ぶことができます。特に台車を押す場所が傾斜の場合はおすすめです。なお、キャスターじたいにストッパーがついているタイプのほかに、足で操作するタイプや、ハンドルで操作するタイプもあるため、使い勝手に応じて選ぶとよいでしょう。
素材は使用頻度と値段で総合的にチェックしよう
台車の荷台に使用されている素材も注目したいポイントです。スチール製は丈夫で値段が安いのがメリットですが、重くて使いづらいというデメリットがあります。
一報、樹脂製は軽量で扱いやすいというのがメリットですが、スチール製と比べると値段が高くなる傾向にあります。
台車のおすすめ7選 コンパクトで軽量、人気の折りたたみなど!
上で紹介した台車の選び方のポイントをふまえて、実際に空間デザイン・DIYクリエイターの網田真希さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。あわせて編集部がおすすめする商品も紹介しますので、自分に合う商品を探す参考にしてみてくださいね。

TRUSCO(トラスコ) 『樹脂台車 こまわり君』








出典:Amazon
サイズ | 600×390×125mm |
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重量 | 4.1kg |
耐荷重量 | 100kg |
アイリスプラザ 『折りたたみ 台車 100kg』


















出典:Amazon
サイズ | 幅約38.5×奥行約60×高さ約79cm |
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重量 | 4.4kg |
耐荷重量 | 100kg |
YOUDUO 『折りたたみ 台車』














出典:Amazon
サイズ | 幅40×奥行33×高さ98cm |
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重量 | 2.3kg |
耐荷重量 | 100kg |
TRUSCO(トラスコ) 『カルティオ 折畳』








出典:Amazon
サイズ | 780×490×162mm |
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重量 | 7.9kg |
耐荷重量 | 200kg |
ナンシン『コンパクトキャリー』














出典:Amazon
サイズ | 幅39×奥行60×高さ82cm |
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重量 | 4.4kg |
耐荷重量 | 100kg |
TRUSCO(トラスコ) 『カルティオ 折畳』








出典:Amazon
サイズ | 515×385×115mm |
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重量 | 1.84kg |
耐荷重量 | 100kg |

JPROYI『超コンパクトキャリーカート』
















出典:Amazon
サイズ | 960×335×250mm |
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重量 | 2.05kg |
耐荷重量 | 50kg |
「台車」のおすすめ商品の比較一覧表
台車レンタルもおすすめ! 購入を迷う方や定常的に使わない方には
日常的に使う予定がないという方は、台車レンタルもおすすめです。借りる業者や台車の種類、個数にもよりますが、平台車を1日レンタルしても数千円ですむ程度です。なお、レンタルを希望する場合は、発送などの時間や在庫状況も考慮して、早めに申し込みをすませた方がよいでしょう。
とはいえ、急に台車が必要になる場合も考慮して、あまり使う機会がない方でも一家に一台常備しておくことをおすすめします。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 台車の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの台車の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
まとめ
ここまでで、台車の選び方のポイントや注意点はおわかりいただけただろうか。どんな用途で利用したいかを決め、それにみあった積載重量(耐荷重)の台車を選ぶ。そのうえで、ハンドルの有無やキャスターの性能、収納性などを加味し、自分にあった台車を見つけていただければとおもいます。
台車に関するそのほかの記事はこちら 【関連記事】
なお、キャンプやアウトドア、子どもと公園で遊ぶときなどに役に立つ、キャリーカート(ワゴン)のおすすめは以下をご確認ください。
アウトドア&旅ライターで編集者の大森弘恵さんへの取材をもとに、2020年版キャリーカートおすすめ28選をご紹介します。アウトドアだけでなく運動会などのイベントやショッピングにも役立つキャリーカートをご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(制作協力:ぴのたろう、掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/10/21 コンテンツ修正のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 大熊武士)
「インテリア空間デザイン」「スタイリング」「写真」「テレビ撮影」「監修」「執筆」などフリースタイルにて幅広く活動中。 予算100万円で自身が住む自宅をフルリノベーション、古材、流木などを使った家具作りが話題となり、様々なメディアにて取り上げられている。 幼少期から物作りが好きで、何でもまず作ってみる、やってみる精神、そんな好きが高じて、趣味から現在のお仕事に発展。