「グルーガン」のおすすめ商品の比較一覧表
グルーガンはどんな工具?
グルーガンとは、スティック状の樹脂を熱で溶かして、素材同士をくっつける接着剤。木工用ボンドなどと違い、冷めたらすぐに固まるのが特徴です。とはいえ、冷めるまでに1分ほど時間を要しますので、瞬間接着剤とも違い微調整が可能です。
グルーガンの選び方 使用場所や使用目的にあったものを!
ルームコーディネーターの瀧本真奈美さんに、グルーガンを選ぶときのポイントを教えてもらいました。ご自身のやりたいことやアイディアを思い浮かべながら読み進めてみましょう。きっとどんな製品を購入すべきかのイメージが固まってきますよ。また、ポイントを押さえれば今まで使い方が難しいと思っていた人も、きれいに接着できるでしょう。
接着する素材に合わせて温度調整できると便利
温度の目安は低温タイプで120~130℃程度。高温タイプは170℃前後になります。グルーガン、グルースティックともに素材にあった温度で作業できる商品を選びましょう。
紙や布、リボンやレースなど熱に弱く傷んでしまう素材は低温タイプ。金属、ガラス、鏡など高温に強く、しっかり接着する必要がある素材は高温タイプを選びます。
使う場所を考えて電源方式を選ぶ
まずはグルーガンを室内で使うか、屋外で使うかを考えましょう。使う場所によって電源の有無が重要なポイントです。
コンセントが必要なコードタイプ
コンセントが必要なコードタイプは、安定して利用できることが特徴です。電源が確保できる場所でないと使えませんが、安定した給電が可能なので消費電力が必要とする高温タイプであっても利用することができます。選ぶポイントとしては、コードが短いと作業効率が落ちるので、できるだけ長いコードのモデルを選択しておくといいでしょう。
作業場所を選ばないコードレスタイプ
バッテリーや乾電池によってコンセントから給電することなく利用できるコードレスタイプは、場所を気にせずに使えることが最大の魅力。こまやかで繊細な作業を必要とする使い方にも便利です。
ただし、コードタイプと比較すると電池の残りの状態などによって安定したパワーを維持できないことや、連続使用時間が短いことがデメリットと言えるでしょう。
はじめての人こそサイズや重さを考慮して選ぶ
似たような見た目が多いグルーガンですが、サイズや重さは商品によってかなり異なります。
何の接着に使用するのかで求める使い勝手は異なります。最近では収納性もいいコンパクトなものが主流ですが、手のひらの大きな人には逆に使いづらいこともあるので、極端なコンパクトさを追求するのではなく、適切なサイズと重さのものをチョイスするようにしましょう。
効率のいい作業ができるための付加機能もチェックしよう
給電方法や温度、サイズ・重さなど以外にも、注目しておきたいポイントがあります。加熱時間の長さや、電源を手元でオンオフできるか、作業中に置くことができるスタンドがあるかなどが使い勝手を大きく左右します。
温まる時間が早いと効率的
利用したいと思ったときに、すぐに使えない道具は使い勝手がよくありません。グルーガンはグルースティックを溶かして使うため加熱の必要がありますが、この加熱時間が短いほど、スムーズな使い勝手が実現されます。
短いものでは15秒ほど、長い場合3分以上待たないといけないモデルもあります。コードタイプなどに多い消費電力の高いモデルであれば、高速に加熱できる傾向にあると言えるでしょう。
手元で電源のオンオフができると安全
グルーガンは、グルースティックを挿した状態で余熱してトリガーを引いて接着しますが、オンオフの電源がない場合、コンセントに挿した状態では常にオンという状態なので危険をともないます。
コンセントを抜いてしまえばいいのですが、作業中にコンセントを抜くのは著しく作業効率を下げてしまいます。とくに精密な作業をしているときには面倒です。握っている手元でオンオフできるモデルなら使い勝手は格段に向上します。
スタンド付きなら作業場が焦げつかない
余熱をしている間や、ちょっとグルーガン自体から手を離したいという場合に、スタンドがついているものを選びましょう。グルーガンはその名の通り、銃型なので、通常そのままでは立てることができません。多くのモデルではスタンドは先端部分にあります。
接着するためのトリガー操作をする際に邪魔にならないように、折りたたみできるモデルが使い勝手がよいといえるでしょう。
エキスパートのアドバイス
整理収納コンサルタント/暮らしコーディネーター
安全面に配慮し使用目的に適した製品を選ぼう
接着剤などにくらべ、かんたんに素早く接着ができる点が人気のグルーガン。とても便利で取り扱いもラクなのですが、気をつけたいのが火傷です。
グルー先端に触れてしまうのはもちろんのこと、液だれしたグルーでの火傷もたいへん危険です。できれば手元スイッチのあるもの、液だれ防止機能が付いているもの、きちんと自立するものを選び安全にはじゅうぶん配慮しましょう。
またどんな素材に使いたいのか、どこで使いたいのかをはっきりと決めてからの購入をおすすめします。なんとなく購入したものは結局活用できないこともよくあります。目的をきちんと決め、適した製品を検討してみてください。
グルーガンのおすすめ14選 低温と高温の切り替えタイプも
瀧本真奈美さんと編集部が選んだ選んだおすすめ商品を紹介します。持っているけれどうまく使えない人や、サイズ違いのものを探している人も参考にしてください。低温と高温の切り替えタイプは、いろいろなものに使えて応用が効くという利点があります。それぞれの製品の特徴をチェックし、ご自身の用途に合うものはどれか検討してみてください。
TOPELEK(トップエレック)『グルーガン20W』








通販サイトの最新人気ランキングを参考にする グルーガンの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのグルーガンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
グルーガンの使い方
本体形状はガンタイプやペンタイプなどがありますが、使い方はほとんど同じ。基本的には以下の手順で使用しますので、参考にしてみてください。
1)本体にグルースティックを差し込む
2)電源を入れる
※5分ほどでグルースティックが溶ける温度に
3)トリガーを引いて先端部から溶けたスティック(接着剤)を出す
4)素材同士を接着する
※数秒で固まり始めるので、微調整はすばやく
溶けたスティックは非常に熱くなります。やけどに注意して使用しましょう。
グルーガンが得意とする使い道
グルーガンは木、布、紙、革などを接着するのに向いています。逆に接着できないものは、熱に弱いゴムなど。温度のタイプによっては発泡スチロールなどを接着できるものもあります。用途によって検討しましょう。
瞬間接着剤は長時間作業でキャップを開けっぱなしにしていると、ノズルが固まって再起不能になることがありますが、グルーガンはノズルが冷えても温めればまた使えるのが特徴。こまかい作業で接着剤を繰り返し使うときに便利です。
また、グルースティックは接着剤特有のツンとしたニオイがしないのもポイントです。
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まとめ
グルーガンはDIYで何かを作るためだけではなく、修理や補修などの生活のさまざまなシーンで利用できますから、一家に1台常備しておくと便利でしょう。
ガラスや金属の接着に使用するのであれば高温タイプが必要です。細やかな作業を連続的に行うようなことが目的なら、電源のオンオフが手元でできるスイッチが装備されているか、加熱中も安定しておけるスタンドがついているか、グルースティックが液漏れしないか、などのポイントをチェックして選ぶといいでしょう。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
株式会社クラシングR 代表取締役 化粧品会社勤務、看護師を経て転職。 整理収納コンサルタント、住宅収納スペシャリスト、時短家事コーディネーター(R)expert他、資格有。 出版書籍6冊、掲載誌は130冊を超える。 専門家として「サタデープラス」「ZIP!」「ラヴィット!」などメディア出演も多数。 SNS総フォロワー19万人のインフルエンサーとして暮らしを提案、執筆、講演、SNSコンサル業務、ショップ経営など幅広く活動している。