キャンドルランタンでロマンチックな夜を!
ロウソクを光源に、温かみのある炎でワンランク上の夜を演出してくれる「キャンドルランタン」。手軽に使えるLEDなどもありますが、あえてロウソクの光を使うのもおしゃれです。
ロウソクのゆらめく炎は見ているだけでも癒されます。ランタンはアウトドアというイメージもありますが、キャンドルランタンは自宅での利用にもピッタリです。
キャンドルランタンの選び方 キャンプでの使いやすさに注目!
それでは、キャンドルランタンの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。
【1】キャンドルランタンのタイプで選ぶ
【2】アウトドアで使うなら持ち運びやすさもチェック
【3】使えるキャンドルの種類で選ぶ
【4】開口部が広いものはアロマキャンドルや虫よけにピッタリ
【5】取り出し口が大きいとキャンドルの交換がしやすい
【6】実際に使うシーンを想像しながら選ぼう
上記の6つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】キャンドルランタンのタイプで選ぶ 置き型 or 吊り下げ型
キャンドルランタンはおもに2つのタイプがあるので、用途や利用シーンに合わせて選びましょう。
地面の上といった不安定な場所に置く「置型タイプ」を選ぶ場合は安定感をチェック。
「吊り下げ型」は単にデザインとして持ち手がついている場合があるので、実際に吊り下げられるかどうかを確認してください。なお、置き型と吊り下げ型が兼用になっているタイプもあります。
【2】アウトドアで使うなら持ち運びやすさもチェック
アウトドアシーンではキャンドルランタンを持ち運ぶ機会も増えるので、携帯性も重視して選びましょう。
荷物が多くなるキャンプで使うなら、折りたたみ式のキャンドルランタンを選ぶと便利です。ガラス製のキャンドルランタンを使う場合は、移動中の衝撃による破損を防ぐ収納ケースがついているかどうかも見ておくといいでしょう。
【3】使えるキャンドルの種類で選ぶ
ランタンで使えるキャンドルの種類をチェックしておくことも大切です。
▼かんたんに交換できる「ティーライトキャンドル」
キャンドルランタンを気軽に使うなら、直径40mmほどのカップに入ったロウを使う「ティーライトキャンドル」が適しています。価格もリーズナブルなのでコストも気にしなくて済みます。
キャンドルランタンの光源は、当たり前ですがキャンドルです。直径約40mmの平たいスペアキャンドルが使えるタイプが多数を占めています。
▼燃焼時間が長い「専用キャンドル」
一部のブランドが展開している「専用キャンドル」には、9時間前後も燃焼するものがあります。常備しておけば、キャンプの連泊だけではなく、災害時の明かり用にも使えるでしょう。
なかには専用のスペアキャンドルが必要なモデルもありますので、購入前に使用可能なキャンドルの種類を調べておくことがまず大切です。
種類を問わず使える「フラットタイプ」
「フラットタイプ」は、底部がキャンドルホルダーレス構造になっているランタンです。キャンドルの種類を選ばず使えるので、いろいろなキャンドルを試してみたいという方に適しています。
ただし、カップに入っているティーライトキャンドル以外のキャンドルを使うとロウが垂れ残ってしまうので、使用後のお手入れが面倒という方には向いていません。
【4】開口部が広いものはアロマキャンドルや虫よけにピッタリ
アロマの香りを楽しみたいときには、香りが広がる大きな開口部のキャンドルランタンを選ぶといいでしょう。虫よけキャンドルを使う場合も、ランタンの開口部分が広いと成分が拡散しやすくなります。
ただし、商品によって使えるキャンドルが異なるので、アロマや虫よけキャンドルを使う場合は事前に確認しておきましょう。
【5】取り出し口が大きいとキャンドルの交換がしやすい
取り出し口が大きいランタンはキャンドルの交換がしやすいので、はじめてランタンを購入するという方にも適しています。
アウトドアシーンでも、暗い場所でキャンドルを交換することがあるので、取り出し口の大きさは重要です。取り出し口のサイズが異なるランタンをシーンに応じて使いわけるのも、ひとつの方法でしょう。
【6】実際に使うシーンを想像しながら選ぼう
キャンプ道具用に開発されたキャンドルランタンは、ほとんどがコンパクトにできています。ただ一方で、一般の家庭用に作られたものもあります。
こちらをアウトドア用として使用することも可能ですが、あくまで家庭での使用を基準としているため決して小さくはありません。
どちらを選ぶかは「好み」の問題です。「近くから眺めたい」「スタンドに吊るして全体の雰囲気を盛り上げたい」など、あまり難しく考えずに自らのキャンプスタイルにどちらがふさわしいかを想像しながら選んでみましょう。
エキスパートのアドバイス
用途に応じて複数購入を前提に選ぶのも有効
アイテム選びは普通ひとつに絞っていくものですが、キャンドルランタンにおいては、たとえば同じものを複数購入したり、違ったものを複数所有したりなど選択基準をゆるめてみるのもひとつの考え方です。
一個当たりの値段はさほど高価ではないですし、同モデルの色違いが存在するなど複数所有に向いたアイテムです。キャンドルの炎は複数並べると味が増しますので、いくつか購入することを前提に選んでもいいでしょう。
キャンドルランタン|アウトドア用おすすめ5選 人気のUCOやロゴスも厳選!
ここからは、アウトドアライターのSAMさんと編集部が選ぶ、キャンドルランタンおすすめ9選を紹介していきます! キャンドルランタンでキャンプをおしゃれに演出しましょう。

手にしやすい価格ながら雰囲気はばつぐん
ブラスカラーでちょっとクラシックなデザインが特徴的な商品です。比較的安価なことも魅力。大きさが実にコンパクトなので、シンプルなキャンドルランタンとしてひとつ所持していても損はないでしょう。ガラスホヤがないことから、アロマ系や虫よけ効果のあるシトロネラ系のキャンドル使用にも向いています。
ただし構造がきわめてかんたんなので、一度点火したら動かさないようにしないとロウが垂れることがあります。また、本体がとても熱くなるので使用最中のキャンドル交換はやめましょう。

カラーや材質でも選べるスタンダードな製品
長い間親しまれてきたUCO(ユーコ)ブランドのベーシックモデルです。特徴はなんといってもそのコンパクトさと、ガラス製のホヤ(キャンドルにかぶせて直火がランタンのガラスにあたるのを防ぐパーツ)を本体へスライドできる点。
キャンドルは専用品ではありますが、長時間燃えるロングタイプで、底のスプリングを押しあげることで最後まで使いきることができますし、側面の残量チェッカーでキャンドルの残りを確認できるので実に便利です。
また、カラーが豊富なので好みの色を探して、色違いを複数所有するのも楽しいでしょう。同タイプに真鍮(しんちゅう)製の「ブラス」モデルがあり、こちらは使えば使うほど味がでるので特におすすめしたいものの1つです。

3本ろうそくを使う明るさに重点を置いたモデル
こちらはUCOの大型キャンドルランプで、ファミリーで使うのにも便利なサイズ。3本のロウソクを同時にともせば明るく、着火本数によっては明るさをコントロールすることも可能なユーティリティモデルです。
上部の面積が大きくなっているので、シエラカップ(ステンレスやチタンでできた、フレーム持ち手のついたアウトドア用品。カップにも食器にもなる)くらいのサイズであれば、温かい飲みものを保温することもできます。ただしこれはあくまでもオマケ機能くらいに思い、高い効果は期待しすぎないほうがいいでしょう。

シンプル構造とクラシックな雰囲気で長年使える製品
私も実をいうと20年以上この商品を愛用しています。シンプルな構造とオイルランタン風のクラシカルな雰囲気で長く使用していても飽きがきません。
キャンドルの交換がラクな点もロングセラーの理由です。このモデルは密閉形式ではないので、アロマ系やシトロネラ系キャンドル使用に向いています。テーブルの雰囲気を盛りあげるアイテムのひとつとしておすすめします。
シンプルで使いやすく丈夫な製品
様々なキャンドルランタンが出てるUCOシリーズの中で最もシンプルなデザイン。 本体は伸縮しないがシンプルで、使いやすく、丈夫なクラシックモデルなためどこでもいつでも利用することができます。
キャンプだけでなく災害用のためにも置いておくと心強いでしょう。ガラスの部分が大きくデザインされているので明るく炎が揺らぐ様子が見れて楽しめます。
キャンドルランタン|インテリア向けおすすめ4選 おしゃれな部屋に早変わり!
シンプルなデザインで部屋のインテリアにも
北欧のデザインブランでも有名なIKEA。IKEAらしいシンプルなデザインでありながらもかっこよさも兼ねているキャンドルランタンです。
大きめなキャンドルを入れて使用することもできるので長時間の使用も可能。テント内やテントの入り口などで常夜灯としても部屋のインテリアデザインとしても飾ることができます。フレームもしっかりとしているので丈夫です。
おしゃれなデザインで素敵なひと時を
デンマークの王室ご用達ブランドとなっているガラスブランドホルムガードが作ったキャンドルランタン。ボトルをイメージしたおしゃれさが際立つデザインです。ストラップ部分はレザー素材でできています。
高級感がありデザイン性にすぐれているので、お部屋のインテリアとしても使うのもおすすめ。ガラス越しから見える炎とともに素敵なひと時を過ごせます。

扱いやすさと手軽さで初心者にもおすすめ
私はIKEAが日本上陸した際、すぐこれに目をつけてキャンプで使いはじめました。以降、キャンプ専用品ではないにもかかわらず、今やアウトドアエクステリアの定番品となっています。
とにかくこれがあるだけで雰囲気がよく、存在感のあるキャンドルランタンです。とても手ごろな価格なのもうれしい点。トビラを開けるだけでロウソクがかんたんに交換できるため、初心者の方でも扱いやすいでしょう。
珍しい折りたたみ式デザイン
ボディは真鍮製で、スクリーン部分はガラスではなく天然鉱物の雲母を使用しているめずらしい折りたたみ式デザイン。真鍮製なので、使い込むほどに味わいが出てきます。
使用時はしっかりと存在感のあるサイズのランタンながらも、折りたたむとDVDパッケージよりも小さいサイズになるので、レトロな雰囲気を重視されるバックパックキャンパーにもおすすめ。
「キャンドルランタン」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする キャンドルランタンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのキャンドルランタンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
自然のなかでも心落ち着かせてくれる重要なアイテム!
キャンプ道具の実用性が重視される現代においては、機能性が高いとはいえないキャンドルランタンをあえて選ぶ人は少ないといっていいでしょう。だからこそキャンドルランタンを持ちこむ意味があります。
燃え盛る焚き火の炎が私たちをいやしてくれるように、キャンドルのあの小さな炎にはとてもメッセージ性があり、自然のなかでも心落ち着かせてくれる重要なアイテムではないかと私は感じています。
炎というものは野外で過ごすこと(アウトドア)の原点です。キャンドルランタンの小さくシンプルな炎で心を落ち着かせ、アウトドアライフをより豊かにしてください。
LEDやガスランタンもおすすめ 明るさ重視の方はこちらもチェック!
明るさを重視して使用したい場合は、ガス式やLEDタイプのランタンがおすすめです。
使用シーンや目的に合わせてランタンの種類も使い分けてみましょう!
以下の記事では、LEDやガス式のランタンについて詳しく紹介しているのでぜひチェックしてみてくださいね!
自分にピッタリの商品を選ぼう
キャンドルランタンの選び方とおすすめの商品を紹介しました。
優しい炎の自然な明るさで癒しの時間にぴったりなキャンドルランタン。アウトドアや自宅で使用することでロマンチックな夜を過ごすことができます。
お気に入りのサイズやデザインのランタンをみつけて、アウトドアやお家時間を楽しみましょう!
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キャンプブロガー、アウトドアライター、一般社団法人日本オートキャンプ協会公認インストラクター・講師、星のソムリエ®(星空案内人®)JAXA宇宙教育リーダー、光学機器メーカーマーケティングディレクター。 アウトドア誌、WEBマガジン、企業広報誌、新聞などへの取材協力・執筆活動、CMコーディネートを行っている傍ら、キャンプ体験・キャンプ料理レシピをまとめた自身のWEBサイト「 Sam-Home Sam-Camp / キャンプの宝物を探そう!」(2001年開設)並びにブログ「SAMのLIFEキャンプブログ Doors , In & Out !」(2004年開設)を運営。 サイトは通算700万人以上に利用され、ブログ投稿数は5000記事を超える。 同時に、星のソムリエ®として全国のキャンプ場や観光施設等にて夜の魅力と星空の楽しみを広めている。