1万円以上の扇風機の選び方
それでは、1万円以上の扇風機を選ぶときのポイントをご紹介します。
さっと切り替えられるリモコンはやっぱり便利
「え? 扇風機にリモコン? 」 と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、あると非常に便利です。たとえば、うだるような暑さで動くのも面倒なときや、なにか作業をしていて手を止めたくないけれど扇風機を操作したいときなどもあると思います。そういった際にリモコンで電源を入れるだけで快適な風を送ってくれるというのは非常に大きなメリットです。
そもそもエアコンなどはリモコンで操作をしますし、空調機器と考えればそんなに不自然なことでもありません。さまざまな価格帯で搭載されていますので、あるかどうかは必ずチェックをしておきましょう。
羽なしタイプは安全&オシャレ
扇風機といって皆さんがまず想像するのは、羽があってそれがプルプル回って風を起こし、場合によっては首を振りながら周囲に風を吹かせるというものでしょう。しかし近年は羽なしのものも登場してきており、手をはさんで怪我をすることがなく、インテリアとしても重宝されるということで注目を集めています。
また、羽なしのものには扇風機を回すだけで空気もきれいにしてくれるという空気清浄機の役割も担ってくれるモデルもあり、まさに一挙両得。こちらもあわせてチェックしてみましょう。
人感・温度センサーなどの機能があると便利
扇風機をつい消し忘れてしまった場合や、留守にしている間にお子さまやペットが熱中症にならないか心配という場合は、センサーがついているかどうかも重要なポイントです。
たとえば人感センサーがついていれば、人がいないと判断すれば自動で電源がOFFになるので経済的です。また、温度センサーがついているモデル機種を選べば、部屋が暑くなってきたら強運転、ふだんは弱運転と、自動切り替えしてくれるため留守の間も安心。
寝ているときも使いたいならDCモーターを
扇風機を使用していて「弱より弱い運転が欲しい……」とか「つけたままうたた寝してしまって体調を崩した……」なんて経験はありませんか?そういった方にはぜひともDCモーターの扇風機をおすすめします。
DCモーターはACモーターよりきめ細やかな風量管理ができ、さらに微風運転も得意なため、ちょっとだけ風を送りたいといった場合に最適。電気代もACモーターに比べて半分以下になるため、非常に経済的です。少し値段が張るものも多いですが、それを補ってあまりあるメリットがあります。
2022年・2023年発売の新商品5選
まずは、2022年・2023年発売の新商品を紹介します。
サーキュレーターとしても使える2WAY型扇風機
ポールを着脱することで、通常の扇風機として使用できるだけでなく、背を低くしてサーキュレーターとしても使用できるタイプの扇風機。
使い分けができるため、暑い季節は直接風に当たったり、寒い季節は暖房の風をお部屋中に送ったりと、気温に合わせてオールシーズン使うことができます。
また、本製品の羽は航空機などの低騒音化対策としても応用される「ウィングレット形状」を採用。そのため、通常よりもさらに風による騒音を抑えられており、日中つけていても気になりませんよ。
幅広い設定が設定が可能なシャープの最上級モデル
蝶の羽根を応用し、柔らかい風を送ることができる「トリプル・ネイチャーウイング」や33段階で変えられる風量調節機能、さらには、タイマー機能やシャープ独自のプラズマクラスター機能など、さまざまな便利機能を搭載した扇風機。
最上位モデルの機種で、値段も3万円ほどしますが、その分、心地いい風を感じられたり、部屋干しの洗濯物に使ったりなど、さまざまな用途に応用できます。
パワーが強く、広範囲に風を送る!
パワフルな風を送ることができる「ネイチャーウイング」を搭載したモデル。強い風を感じることができ、広いお部屋でもしっかり空気を循環させることができます。
さらに、風量は8段階で設定可能。首振りも「上約40°、約90°/下約10°(自動)、左右約90°(自動)」と幅広い角度に風を送ることができます。また、シャープ独自のプラズマクラスターもあり、部屋干しの洗濯物も風を当てれば消臭効果もあります。
パワーが強く広範囲で風を送りたい人におすすめの商品です。
自然界の心地いい風を再現した扇風機
信州の高原に吹く風の風速や強弱のリズムなどをデータ解析することで、高原の風を再現した風を送る扇風機。
自然に近い風を体感できるため、長時間当たっても疲れにくく、気持ちよく涼むことができます。
また、温度センサーも搭載しており、室温を自動感知し、風量調整を自動で行ってくれます。首振り機能やリモコン操作など、使いやすさを追求した機能も充実している、ハイスペックな商品です。
シンプルで低価格な扇風機
人間が心地いいと感じるリズムで風を送る「1/fゆらぎ」機能搭載の扇風機。基本機能はシンプルで、風量調節は3段階、切タイマーのみのスタンダードなモデルです。
価格は1万8,000円とお手頃価格。サーキュレーターとしても使用できるため、「とりあえず使い勝手のいいシンプルな扇風機が欲しい」という人におすすめです。
1万円以上の扇風機おすすめ5選
それでは、1万円以上の扇風機のおすすめ商品を紹介します。
自然の風に近い風を実現! 静音設計
シンプルで機能的なデザイン家電を展開するプラスマイナスゼロの扇風機です。羽根の先端に補助翼(ボルテックスジェネレーター)を装備し、バランスのよい風を実現しました。風量が9段階調整できるため、使用する人やシーンに合わせて選べるのが魅力です。首振り角度も部屋の広さや人数によって使いわけることができます。
また、サーキュレーターのように真上に向けられるため、空気の循環にも活用可能。オールシーズン使える扇風機だからこそ、デザインと機能性にこだわりたい方にぴったりです。
高い静音性と機能でオールシーズン活用!
扇風機とサーキュレーターの機能を備えた扇風機です。上下・左右に動く3D首振り機能や2WAYスタイルなど、シーンや目的に応じて使い方を変えられるのが魅力。空気の循環やエアコンとの併用、部屋干しなど幅広く活用できます。
航空機などの低騒音化対策に使われているエクストラウィングレットファンを採用。強運転時でもささやき声並みの30dBのため、赤ちゃんの眠りも妨げません。デザインも細部までこだわって作られています。
やわらかな7枚羽根で心地よい風を実現
角度や高さを自在に調整できるフレキシブルアームを採用し、収納時はスリムに折りたたむことが可能です。羽根はやわらかい素材を使用し、やわらかく、やさしく、ここちよい風を実現しました。家計に優しいDCモーターを採用。最小12dBと静音性にもすぐれているため、リビングはもちろん、寝室でも使用可能です。
ボタンは本体上面に配置されているため、立ったまま操作が可能です。リモコンつきで使用していないときは本体裏面にマグネットでくっつけておくことができます。ほかにもタイマーやアロマケースなど機能も満載です。

羽なしタイプの代表格
掃除機で有名なイギリスのダイソンですが、扇風機にも非常に力を入れています。最大の特徴はなんといっても羽がないこと。お子さまが手をケガしてしまうという心配がありません。PM0.1レベルの微粒子を約99%とらえてくれる、空気清浄機機能もついています。
室温を感知して自動で風量を調整したり、スマートフォンへ部屋の状態を知らせたりと次世代の機能も搭載。まさに至れり尽くせりで、お子さまやお年寄りのいる家庭や快適さにこだわる方におすすめしたい機種です。

SHARP『3Dファン(PJ-H2DS)』
プラズマクラスター搭載だからニオイも気にならない
シャープのプラズマクラスターつき扇風機です。羽の経が18cm、高さが最小約52cmと少し小さめに見えますが、その外観からは想像もつかないほどのパワーがあります。
また、シャープ独自のイオンで空気を浄化する「プラズマクラスター」技術を搭載しており、空気中でニオイのもとやカビなどを除菌、脱臭してくれます。
左右だけでなく上下にも自動で首を振り、8の字型に風を送ることで効率よく風を送り届けてくれます。空気の汚れが気になる方にぜひともおすすめしたい機種です。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 1万円以上・扇風機の売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでの1万円以上・扇風機の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ほかの扇風機もみたい方はこちらもチェック!
扇風機全般の選び方のポイントとおすすめ商品を紹介しています。
部屋の冷暖房を効率よく
扇風機はエアコンと組み合わせて使用することでエアコンの消費電力を減らし、効率よく部屋を冷暖房することが可能です。空気には、熱い空気は上に、寒い空気は下に溜まりやすい傾向があります。よって夏場は扇風機をエアコンの近くで水平に向けて強運転をおこなうことにより、空気が効率よくかきまわされます。逆に冬場であれば扇風機を上に向け、エアコンと離して空気をかきまぜることを意識します。
そうすることにより、エアコンだけ使用するときに比べてずっと早く、経済的にお部屋を快適にすることができます。エアコンとの併用にはリモコンつきの扇風機を選ぶと便利です。ぜひ一度お試しください。
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家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。