高校受験向け国語問題集のおすすめ9選
教育・受験指導のエキスパート西村 創さんに選んでもらったおすすめ商品、編集部で選んだ商品を紹介します。

ていねいな解説で国語の解き方がわかる一冊
文章問題の解き方がわからないという受験生におすすめの問題集。問題集ではありますが、問題よりもその解説のほうが分量が多いという特徴があります。解説は、塾講師が授業で生徒に教えている口調のような文体で、ひじょうにわかりやすい点がおすすめのポイントです。
いままで国語の解き方がわからず、感覚で解いていたという受験生も多いかもしれません。しかし、この問題集をやりこむことで「どの文章でも同じように解ける」という、汎用性のある解き方を身につけられるはずです。

高校入試想定のレイアウト、多くこなしたい人向け
とにかく入試過去問をたくさん解いて、入試対策をしたいという受験生におすすめの問題集です。東京学参は塾講師はもちろん、多くの受験生になじみ深い、各高校の入試問題過去問集を出版している会社。紹介しているのは、もっともターゲットの広い『偏差値60』ですが、『偏差値65』『偏差値70』もあります。
まずは『偏差値60』から取り組むといいでしょう。内容、レイアウトはこれ以上ないくらいシンプルで、入試過去問とほぼ同じ構成となっています。入試過去問を出版している東京学参ならではの、入試対策用の実戦的な問題集です。

イラスト入りで国語が苦手な人も手に取りやすい
国語を苦手とする受験生におすすめの参考書です。フルカラーでイラストも挿入され、とても見やすいレイアウトなので、とっつきやすくなっています。また、ポップな表紙デザインとタイトルですが、解説がしっかりしていてわかりやすいところもポイント。
知識事項から読解問題まで網羅していますし、入試頻出事項については、さらにページを多めに割いて解説しているところも、おすすめする理由です。

一押しの公立高校受験向け問題集
公立高校が第一志望の受験生におすすめの問題集です。全国の公立高校の入試過去問のなかから、とくに頻出の文章テーマが選ばれて掲載されているところがおすすめの理由です。
ページ数は約30ページという薄さなので短期間で取り組めますが、解説もじゅうぶんに詳しいものになっています。わたしが生徒から「なにかいい国語の問題集ありますか」という質問を受けたときに、もっともすすめることが多い問題集ですね。

国語の点数が伸び悩んでる人におすすめ
塾に通っていない、または塾に通っているものの、なかなか国語の点数が伸びない受験生におすすめの問題集です。おすすめする最大のポイントは、その圧倒的な解説量。ほかの問題集にはあまり見られない秀逸さとして、問題の解き方の解説だけでなく、取り上げられた文章を読解するための詳細な解説が掲載されている点があげられます。
この問題集に対応する『パーフェクトコース参考書 中学国語 新装版』(同)もありますが、この問題集にていねいに取り組めば、参考書がなくてもじゅうぶんといえるでしょう。
「国語問題集」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの人気ランキング 問題集の売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでの問題集の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
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高校受験向け国語問題集の選び方 解説の詳しさ、見やすいもの、解き方、出題傾向
解説の詳しいものを選ぶ 量より質を重視
国語の問題集は、ほかの教科の問題集とは選び方が少し異なります。それは、解説の詳しさを重視して選択した方が良いということ。
国語の得点を上げるためには、問題を多く解くことよりも、「なぜそれが答えになるか」「つぎに同じパターンの問題が出題されたらどう解くか」ということを、じっくり理解することが必要だからです。国語は量より質ですよ!
見やすく取り組みやすいものを選ぶ 解説は重要
国語は教科の性質上、問題集の文章量がほかの教科よりも多くなります。小さな字で埋め尽くされた問題集では、解き切る前に挫折する可能性が高くなってしまいますね。見やすく、取り組みやすいものを選ぶと、最後までやり切ることができるでしょう。
とくに、解説の文字が小さくて見づらい問題集も多いですが、国語の問題集は解説が命。問題だけでなく、解説も見やすいものを選んでください。
汎用性のある文章の読み方、解き方があるものを 出題される文章テーマ、設問パターンを読む
国語は、一度取り組んだ文章とまったく同じ文章に再度当たる可能性はひじょうに低いです。その一方で、入試で出題される文章のテーマ、設問パターンには一定の傾向があります。
そこで、出題傾向に合わせた汎用性のある文章の読み方、そして設問の解き方が解説されているものを選んで取り組んでみましょう。着実な得点アップにつながりますよ。
受験予定校の出題傾向から選ぶ 学校ごとの対策や作文対策など
高校入試の国語特有の出題として、公立高校の作文が挙げられます。作文の出題形式は都道府県によって異なります。作文対策も含めて問題集を検討する場合、受験する高校の出題傾向に近いものを選ぶとよいでしょう。
ほかにも現代文と古文の融合文、古文、漢文、文法問題など、高校入試の国語は学校ごとに出題分野が多岐に渡ります。過去問などで、受験予定校の出題分野の傾向を把握してから問題集を選ぶことをおすすめします。
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充実した解説と読み方・解き方がわかる問題集を
国語には国語ならではの問題集選びのポイントがあります。もっとも重要なポイントは、解説の充実度。問題よりも、解説の充実度を意識して選んでください。
そしてその解説については、いかに汎用性の高い読み方と解き方を紹介しているか、という視点で選択すると、得点アップに直結する問題集選びをすることができるでしょう。
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早稲田アカデミー、駿台、河合塾Wings等で指導歴25年、指導生徒3,000人以上。 大学入学と同時に栄光ゼミナールや明光義塾で講師のアルバイトを始める。 新卒入社の早稲田アカデミーでは入社初年度に生徒授業満足度全講師中1位を取り、社長から表彰される。 駿台ではシンガポール校講師を経て、社歴80年初の20代校長として香港校校長を務め、過去最高の合格実績を出す。 河合塾Wingsでは入社後11年間、生徒の授業満足度全講師中1位、講師研修や保護者セミナーなども運営。 また、編集プロダクション運営、All Aboutの教育・受験ガイド、教育・受験情報webメディアのコンテンツ執筆・編集、全国の中学校・高校でのセミナー講演、書籍執筆などに携わる。 書籍出版10冊(KADOKAWA、PHP研究所他)は全て重版更新中、累計14万部突破。 テレビ・新聞・雑誌などのメディア出演、掲載多数。 「にしむら先生 受験指導専門家」としてYouTube配信中。