【2024年】業務用冷蔵庫おすすめ10選｜大型・小型・ショーケース・家庭向けも！

業務用冷蔵庫は家庭用のものと比較して、ある機能に特化している・形状が違う・設計が違うといったさまざまな違いがあります。とくに形状に関しては大型なものが多く、中には1,000Lを超えるものも多数存在。食材を大量使用するようなシーンに向いています。

ただ、電源や排水の方式が家庭用冷蔵庫と違うため、設置に工事を伴わないといけない場合もあります。ほとんどの製品が大型なので、自宅で業務用の冷蔵庫を使用するのであれば、設置場所はもちろん、搬入経路を事前に確認しておきましょう。

それでは早速業務用冷蔵庫の選び方を見ていきましょう。ポイントは下記。

【1】形状
【2】設置搬入
【3】容量
【4】排水・電源タイプ

上記のポイントをおさえることで、よりほしい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

業務用冷蔵庫には大きく分けて2種類のタイプがあります。それぞれ解説します。

通常の冷蔵庫と同じ縦に長いタイプの業務用冷蔵庫です。家庭用のものより大きく、より多くの食材を保存しておけるのが特徴。普通の冷蔵庫とほぼ変わらない使用感で使用できるのもメリットです。製品によって2・4・6ドアとさまざまな製品がラインナップされています。

家庭用の冷蔵庫と一番寸法が違うのが横幅。家庭用だと大きくても幅80cm前後なのに対し、大きいタイプの業務用冷蔵庫は2m前後になるものも。

また、見た目を重視して食材をオシャレに魅せたいのであればショーケース型もあります。ガラス張りになっており中の様子が見えるため、インテリアとしても活用できますよ。

背が低く食材の保存容量はそこまでではないものの、作業台や物置きとしても活用しやすいのが横型の特徴です。広々とした天板はサブ調理場としても使用できますよ。

ドアは2～3ドアの物が多く、セカンド冷蔵庫としても使いやすい大きさになっています。

業務用冷蔵庫は家庭用の冷蔵庫よりも大きいうえ、重量もあるものが多く、設置・搬入に労力を要します。特に横幅が広いものは直角の廊下などがあるとかわすことができず、ベランダ窓からの吊るし搬入などを行わなければいけないという場合も。

その際はユニック車を使用することになるため、設置だけで数万円かかるということもあります。設置場所だけでなく、搬入経路の寸法を測るのも重要。もし不安であれば搬入業者に設置搬入の見積もりを頼み、事前に相談するようにしましょう。

メインの冷蔵庫をそもそも交換したいのか、メインの冷蔵庫だけでは足りないのでサブの冷蔵庫を置きたいのかによって、選ぶべき容量は変わってきます。

メイン冷蔵庫として使う場合、単純に容量の大きいものを選ぶことになります。一般家庭で使用するよりも個人経営の飲食店などで使用が想定されている、縦型の業務用冷蔵庫を選ぶといいでしょう。

サブの冷蔵庫を増設したいということであれば、横型のテーブルタイプの冷蔵庫やショーケース型の冷蔵庫が好適。必要な分だけを補いつつ、省スペースに設置できます。ただ、それ以上に容量を増やしていきたいとなると難しくなるため、食材の管理も含めて考えるようにしましょう。

家庭用冷蔵庫と一番の違いが出る部分が排水・電源タイプ。家庭用冷蔵庫の場合、霜取り後に発生した水は本体内で処理され、蒸発などのプロセスを辿って外に出ないようになっています。

しかし、業務用の場合はこの経路がないため、本体下から排水が直接放出されるという仕組みになっています。ほとんどの製品で蒸発皿などをセットできるようになっていますが、中には付属しておらず排水を垂れ流しにしてしまう場合もあります。

コンクリート打ちの飲食店の厨房であればそこまで問題にはなりませんが、家庭用であれば必ず蒸発皿のセットなどで対応できるものを選ぶようにしましょう。また、セット後もこまめに様子を確認し、お手入れを行う必要があります。

また、電源コンセントもそのままでは使用できないことがあります。通常の100Vに対応していれば、そのまま冷蔵庫置場に設置すればOKですが、なかには大型エアコンやIHクッキングヒーターに使用されている200V対応の製品も。その場合はコンセントの配線や形状を変更するため、電気工事が必要になります。

1947年の設立以来、総合フードサービス機器メーカーとして多くの飲食店での業務用冷蔵庫シェアを獲得しているメーカーです。業務用冷蔵庫と聞いて思い浮かぶイメージがこちらの方も多いのではないでしょうか。

冷蔵庫だけでなく冷凍庫や調理機器、食洗機などプロの厨房で使用されている厨房機器の多くを手掛けているため、安心のブランドです！

こちらもホシザキと並んで有名な1951年創業の業務用冷凍冷蔵庫や冷凍冷蔵ショーケース、その他冷やす技術を応用した機器の製造販売を行っているメーカーです。飲食店などでのシェア実績が高く、多目的冷蔵庫の他に牛乳専用の保冷庫やうどん熟成庫、高湿度恒温庫などニッチなニーズに答える製品も多く開発しており、製品の幅が広いですよ。

それでは前述した業務用冷蔵庫の選び方のポイントをふまえて、プロのIT家電ライターたろっささんと編集部が厳選したおすすめ商品をご紹介します。

Amazon、楽天市場での業務用冷蔵庫の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

業務用冷蔵庫は概して家庭用冷蔵庫よりも電気代が高いものが多く、長期間使用しているとその差が如実に表れます。たとえば、550Lクラスの冷蔵庫を比べても家庭用であれば年間10,000円前後で済みますが、業務用だと2～3万円前後になってしまうことも。

急速冷蔵ができる、庫内の温度をしっかり管理できるという点がこの金額差を生んでいます。家庭用冷蔵庫にもある容量の業務用冷蔵庫をメインに使用するということであれば、この違いには事前に注意しておきましょう。

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