Mac売り場には様々なタイプの機種が所狭しと並んでいます。初心者ならずとも一体どの製品を選んでよいのか迷ってしまいます。選ぶべきポイントをおさえて自分に合ったMacを購入したいですね。
IT・サイエンスライターの島田祥輔さんより、Macマシンを選ぶときのポイントを4つ教えてもらいました。理想のMacマシンと出会うために機種選定の参考にしてみてください。
Macのノート型にはMacBook、MacBook Air、MacBook Proの3種類があります。このうちMacBook AirとMacBook Proの上位モデルにはTouch IDという指紋認証機能が搭載されています。Touch IDはパスワードを手入力するときの代わりに使え、例えばスリープを解除する、アプリを買うときに使います。
ノート型を外で使うときには盗難や置き忘れによる情報漏洩のリスクがあるため、外で頻繁に使うのであればTouch ID付きの機種をおすすめします。家の中で使うことがほとんどである、なるべく予算を抑えたいのであれば、価格の安い非搭載機種を選んでも構いません。
Windows搭載のパソコンと同様、以前のMacはDVDドライブや外付けハードディスクをつなげる方法はUSBの2.0や3.0という、裏表のある形式(端子)でした。ところが最近のMacシリーズのほとんどは、USB-Cという裏表のない端子を採用しています。
互換性がないので、USB-Cでつなげたいときには、外付け機器を新しく購入するか、USB-Cに変換する部品を買う必要があります。Macを購入するときにはUSB端子にも注意しましょう。
ここでいうメモリとは、同時に複数のアプリケーションを動かしているときに同時並行で処理できるかどうかの能力のことをいいます。現在のMacのほとんどは標準で8GBを搭載しており、テキストを書いたり表計算ソフトを使ったりする程度ならじゅうぶんの性能です。
ただし、デジタル一眼レフで撮影したものを現像する、4K動画を編集する、プログラムを自分で書いて高度なデータ処理を行うのであれば、オプションで16GBを選択するのがよいでしょう。
保存容量のことで、ファイルをどれだけ保存できるかを示すものです。特にファイルサイズが大きいものは写真と動画ですが、最近は画質が向上してファイルサイズが大きくなっています。
また、以前はハードディスクドライブ(HDD)が多かったのですが、最近は処理速度の高いソリッドステートドライブ(SSD)が好まれています。可能であればSSDの256GB以上を選ぶことをおすすめします。
上で紹介したMacマシンの選び方のポイントをふまえて、IT・サイエンスライターの島田祥輔さんおすすめ商品など、いろいろご紹介します。ご自分の利用環境に適したMacマシンを探してみてください。
Apple(アップル)『MacBook Pro(MR9Q2J/A)』
Apple(アップル)『Mac mini(MRTT2J/A)』
Apple(アップル)『iMac(MXWT2J/A)』
グラフィックを駆使した作業にぴったり
10億色を再現、500ニトの輝度を持つRetinaディスプレイを採用した2020年版のiMacです。27インチモデルでも、光の映り込みを最小限にし、より自然に見えるTrue Toneテクノロジーを選べるようになりました。
負荷の大きい作業でもスピーディにこなせる10コアのIntel Core i9プロセッサや、16GBのGDDR6メモリを持つAMD Radeon Pro 5000シリーズグラフィックスを搭載。編集作業やグラフィック作業にも申し分ないスペックを持っています。
Apple(アップル)『MacBook Air(MWTJ2J/A)』
Apple M1チップを搭載した軽量モデル
AppleのMacbookシリーズのなかでもっとも軽いAirに、Apple M1チップを搭載し作業効率や処理能力が上がったモデルです。CPUは3.5倍、GPUは5倍高速化し、負荷のかかる作業もサクサク動くようになりました。
Neural Engineを搭載し、機械学習能力も9倍に。今まででもっとも長時間バッテリー稼働やファンレス静音設計など、モバイルで使いやすい機能も搭載されています。
Apple(アップル)『MacBook Pro(MYD82J/A)』
リモート会議などでも使いやすい
RetinaディスプレイとApple M1システムオンチップを搭載した、13インチモデルのMacbookProです。画像はリアルに、文字はクリアに映し出されLEDバックライトとTrue Toneテクノロジーによって鮮明かつ自然なディスプレイを実現しました。
もっとも新しい画像信号プロセッサをFaceTime HDカメラで活用できるようになるなど、リモートワークの画質や音質もあがりました。
Apple(アップル)『Apple Mac mini Apple M1 Chip』
デザインはそのままでパワーを向上
手持ちのディスプレイやマウス、キーボードなどをそのまま流用できるデスクトップマシンMac miniに、Apple M1システムオンチップを搭載したモデルです。前世代にくらべて3倍高速化した8コアCPUの処理能力、グラフィックス性能は6倍、機械学習能力も高速化しました。
従来のコンパクトなボディはそのままに、スペックが大幅に高くなっています。
画像 |
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商品名 |
Apple(アップル)『MacBook Pro(MR9Q2J/A)』
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Apple(アップル)『Mac mini(MRTT2J/A)』
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Apple(アップル)『iMac(MXWT2J/A)』
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Apple(アップル)『MacBook Air(MWTJ2J/A)』
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Apple(アップル)『MacBook Pro(MYD82J/A)』
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Apple(アップル)『Apple Mac mini Apple M1 Chip』
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商品情報 |
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特徴 |
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画面サイズ・重量 |
画面サイズ:13インチ/重量:1.37kg 画面サイズ:15インチ/重量:1.83kg
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1.3kg(HDDのみ機種)
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画面サイズ:27インチ/重量:8.92 kg
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画面サイズ:13.3インチ/重量:1.29kg
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画面サイズ:13.3インチ/重量:1.4kg
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1.2kg(HDDのみ機種)
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CPU |
2.3GHzクアッドコアIntel Core i5
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3.0GHz 6コアIntel Core i5
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3.1GHz 6コアIntel Core i5
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8コアCPU、7コアGPU、16コアNeural Engine
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8コアCPU、7コアGPU、16コアNeural Engine
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8コアCPU、8コアGPU、16コアNeural Engine
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ストレージ |
SSD・256GB
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SSD・256GB
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SSD・256GB
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SSD・256GB(オプションで512GB、1TB、2TB変更可能)
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SSD・256GB(オプションで512GB、1TB、2TB変更可能)
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SSD・512GB
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メモリ |
8GB
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8GB
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8GB
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8GB(オプションで16GB変更可能)
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8GB(オプションで16GB変更可能)
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8GB(オプションで16GBへ変更可能)
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OS |
macOS Mojave
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macOS Mojave
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macOS
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macOS
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macOS
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macOS
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通信 |
Wi-Fi・Bluetooth
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Wi-Fi・Bluetooth
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Wi-Fi・Bluetooth
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Wi-Fi・Bluetooth
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Wi-Fi・Bluetooth
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Wi-Fi・Bluetooth
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バッテリー |
最大10時間(ワイヤレスインターネット閲覧時)
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最大15時間のワイヤレスインターネット
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最大17時間のワイヤレスインターネット
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商品リンク |
※各社通販サイトの 2022年12月16日時点 での税込価格
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※各社通販サイトの 2021年1月20日時点 での税込価格
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※各社通販サイトの 2022年12月16日時点 での税込価格
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※各社通販サイトの 2022年12月16日時点 での税込価格
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※各社通販サイトの 2022年12月16日時点 での税込価格
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※各社通販サイトの 2022年12月16日時点 での税込価格
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Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのMacマシンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ノート型を検討しているなら、ぜひ店頭で実物を見て、自分に合った大きさや重さを確認しておきましょう。もし近くにアップルストアがあるなら、スタッフが丁寧に教えてくれるので、相談するのもひとつの手です。
また、保証期間を3年に延長できるApple Careもオプションで用意されています。持ち運ぶことが多いなど、故障が心配という人は加入を検討しましょう。
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パソコンやインターネットサービスを初心者向けに解説する書籍や記事を執筆。他にもサイエンス一般について雑誌やニュースサイトで執筆。 著書に『おもしろ遺伝子の氏名と使命』(オーム社)、『遺伝子「超」入門』(パンダ・パブリッシング)、編集協力に『池上彰が聞いてわかった生命のしくみ 東工大で生命科学を学ぶ』(朝日新聞出版)、『ゲノム解析は「私」の世界をどう変えるのか』(高橋祥子著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。また、腸内細菌検査サービス「マイキンソー」のオウンドメディア「Mykinsoラボ」の編集長も務める。