ファイルキャビネットの選び方
それでは、ファイルキャビネットの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】使う場所
【2】サイズ
【3】扉が有無
【4】書類の量
【5】セキュリティ対策
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】使う場所をチェック
書類を扱う際には、テーブルやデスク周りで使用されることが多いかと思いますが、できるだけ作業をする場所の近くにキャビネットを設置するようにしましょう。
設置するスペースが近くに取りにくい場合は、テーブル下や家具の間に収納できるサイズ、キャスターが付いているタイプを選ぶと作業場所までの移動がしやすいのでおすすめです。
【2】サイズをチェック
ファイルキャビネットに収納したい書類を、縦向きに収納するのか横向きに収納するのかで、キャビネットの奥行きを決めましょう。
書類の主流サイズはA4(21.0cm×29.7cm)なので、ファイルキャビネットもA4用紙がファイルや個別フォルダーに入った状態でちょうど収まるサイズの商品が多いです。
背表紙を見せて縦向きに収納したい場合は、奥行き25.0cm以上のものを、個別ファイルを使用したり仕切りのあるタイプのボックスファイルを横向きに収納したい場合は30.0cm以上の奥行きのタイプを選びましょう。
角2封筒や、A4ジッパーファイルを収納したい場合は、25.0cm×35.0cmほど必要になりますので、引き出し内寸や棚の高さなどに注意が必要です。
【3】扉の有無をチェック
扉の付いたタイプのキャビネットは、書類を収納するときに扉の開閉の手間がかかりますが、扉を閉めればスッキリと見せることができます。
オープンタイプのキャビネットは、整理整頓されていないと雑多な印象を与えてしまいますが、収納にかかる手間は少なくてすみます。
支払い期日などのある忘れては困る書類は、目につきやすいオープンタイプのキャビネットにマグネットで貼っておく、クリップで留めておくなどの使い方もできます。ご自身に合った収納スタイルを選んでください。
【4】書類の量をチェック
家庭であれば進学や就職など家族のライフステージの変化によって、ビジネスシーンでは日々、書類の量は変化します。
可動式の棚があるものや、買い足して収納量を増やすことができる商品を選ぶことで、書類の量の変化に対応可能な収納をつくれます。
初めから完成を目指さずに、柔軟に対応できる書類収納のシステムを構築しましょう。
【5】セキュリティ対策をチェック
マイナンバー管理や重要書類の管理など、オフィスではもちろん、家庭内でも安全に保管する必要がある重要書類は多くあります。
そうした重要書類の保管用には、セキュリティ対策も大切です。鍵つき、ワイヤーロック対応の商品を組み合わせることで、安全な収納システムをつくることができます。
小さいお子さんのいるご家庭では、書類に落書きしてしまったなど予期せぬトラブルを未然に防ぐためにも、セキュリティ対策を取っておくと安心です。
ファイルキャビネットのおすすめ9選
それでは、ファイルキャビネットのおすすめ商品をご紹介いたします。

カウンター下を有効活用できるファイルキャビネット
対面式キッチンカウンター下のスペースを有効活用したい方、ダイニングテーブルやカウンターでの書類作業をされる方におすすめ。
ダイニングテーブルやカウンターまわりは意外と書類が集まりやすいのですが、スペースを上手に活用できていないご家庭も多いので、ファイルキャビネットとして使用すればすっきりと片づきます。
高級感ある仕上げなので、オフィスや店舗などお客さまの目に触れる場所でも好印象を与えてくれます。A4サイズ縦置きできる奥行サイズです。

重要書類もしっかり保管できる鍵つき
鍵つきのキャビネットなので、重要書類の保管におすすめです。家庭ではお子さんの手の届かないようにしたい書類などを入れておくのもよいでしょう。
オフィスでの使用率の高いA4キングサイズのファイルが縦置きでぴったり入ります。鍵をかけるまでもない書類を収める場合は、扉を付けずにオープンラックとしても使用可能。
書類が増えて増設したい場合も同じシリーズで連結可能なので、シーンに合わせて融通が利き便利です。

セキュリティを重視したい個人情報などの保管に
契約書・証明書やマイナンバーなどの重要書類をA4ファイルごと収納したい場合におすすめ。
A4サイズのファイルが入らない金庫をお持ちの方がこのファイルキャビネットを併用して利用してもいいかもしれません。市販のセキュリティワイヤーなどで固定でき、本体ごと持ち出しを防ぐことも可能です。
オフィスで利用する場合は、限られた人だけが閲覧できる書類、例えば履歴書や雇用契約書などの個人情報に関する書類の保管、セキュリティをよりしっかりしたい場合などにおすすめです。

保管した書類を確認しやすい引き出しタイプ
段ボール製で組み立てて使います。ふだんよく使う書類を収納するというよりは、使用頻度が低い資料や廃棄するまで保管が必要な書類収納をしたい方におすすめ。
書類保管用のボックスはふた式が多いので、書類を見かえしたいときには積み重かさねてあるボックスを移動させなければなりません。
その点、こちらは引き出しタイプなので、積み重かさねても見たい書類をすぐに引き出してみることができます。高さ5段まで連結可、スペースや書類の量に応じて自由に配置、増設できる手軽さが魅力です。

デスク下に設置してたっぷり収納できるキャビネット
机の下のスペースを有効活用して書類を収納したい方におすすめです。
一見オフィスなどにあるようなキャビネットに見えますが、上下段両引き出しともにA4ファイルがたっぷり入るので、書類収納に特化して使えます。
A4ファイルの背表紙を上にして横に並べて収納できるため、よく使うファイルを手前に、使用頻度が低いファイルを奥に順に並べれば、使いやすさがぐっとアップします。

たくさんの書類をフォルダーごとに管理したいときに
個別フォルダーを活用して書類整理をしている方におすすめ。オフィスなどで多く使用されているファイリングキャビネットですが、コンパクトなのでご家庭やSOHOにも取り入れやすいサイズです。鍵をかけることもできるので、重要書類の保管も安心。
このタイプは私も使っていますが、たくさんの書類を分類しながら収納できるので検索性にもすぐれていて、本格的な書類管理を行いたいかたにもおすすめです。

NEALD『A4 ファイル キャビネット(V-03)』
木の質感とぬくもりを感じるデザインが魅力
職人が手作りしているぬくもりのある木製ファイルキャビネットです。部屋にある家具ともなじんで違和感なく使えるものをお探しの方におすすめです。
引き出しも8つあるのでたくさん分類もできますし、家族のなかでひとりひとりに分けて使ってもいいですね。
ファイルが倒れにくいように仕切りがついていて、ひと目見て何が入っているかわかるようにラベルを入れられる、こまかな配慮もうれしいキャビネットです。

ボックスファイルが一体になった多段チェスト
省スペースに収納したいかた、収納用品の組み合わせで悩みたくないかたにおすすめ。
ボックスファイルとチェストの一体型なので、書類はもちろん、文具やメディア類などをすっきりまとめて収納することができます。
硬質パルプ製で軽くて丈夫なうえ、キャスターつきなので作業したい場所への移動もかんたんにできるのが嬉しいポイント。
上段の縦型ボックスファイルには、作業途中の書類やまだ目を通していない郵便物などの一時置き場として使えば、目につきやすく忘れてしまうこともないでしょう。

デスクまわりをスッキリ収納できるオープンタイプ
在宅ワークやSOHOでお仕事をされるかたにぴったりのラックです。
デスクワークに必要なプリンター類も一緒に設置することができるので、同シリーズの椅子やデスクと組み合わせると落ち着いた統一感のある仕事場所をつくれます。
ラックはオープン収納なので、ボックスファイルやレタートレイなどを組み合わせて、どこになにがあるのかわかりやすい収納を作ることも。棚板の奥行きは35.5cmあるのでA4サイズファイルの横置きも可能です。
「ファイルキャビネット」のおすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る ファイルキャビネットの売れ筋をチェック
Amazonでのファイルキャビネットの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】書類が整理整頓できるアイテムはこちら
最後に|エキスパートのアドバイス
スムーズに書類整理ができる仕組みを整えて
働き方が多様化してきて、在宅業務や副業をされる方なども増えてきました。仕事と家庭の書類が混在する方にとっては、書類の収納に特化したファイルキャビネットは心強い味方となってくれると思います。
書類の収納、保管するまでの流れを整理して、使い勝手に合ったファイルキャビネットを設置しましょう。必要な文具なども一緒にまとめて収納しておけば、作業効率がアップしますよ。
また、オフィスだけではなく一般家庭でもおしゃれに使えるデザイン性の高いファイルキャビネットも最近は増えていますので、家具の一部として考えてみてもよいでしょう。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。