エアコンの寿命は平均13年!10年を超えたら交換時期に突入
もはや一家に一台は当たり前のエアコン。エアコンは購入してからどのくらい使えるものなのでしょうか?
総務省統計局によると、2人以上の世帯でエアコンの平均寿命は13.5年というデータが出ており、一般的には13~14年ほど使用されている家庭が多くなっています。
しかし、エアコンメーカー各社によると、エアコン設計上の標準使用期間の目安は『10年』で設定されており、購入後10年を経過すると故障の発生率が高まることから、エアコンの交換時期に突入していることが分かります。
エアコンの調子がおかしい!困った時の症状別対応策
今まで普通に使えていたのに、なんだか最近調子がおかしい・・・?故障なのか、それともエアコンの寿命なのか、判断に迷った際には症状別の対策を見てみましょう。
1. 風が出ない
エアコンの送風がおかしい場合、温度設定や適用畳数が正しい状態であるか確認しましょう。設定に問題がないのに風が出てこない場合、フィルターの汚れや目詰まりが原因となっている可能性があります。
また、フィルターにも問題がない場合、冷媒ガス漏れや室外機の故障のケースが想定されるため、メーカーサポートや、修理業者に依頼をする必要があります。
2. エアコンの効きが悪い
エアコンを稼働していても、ちっとも冷えない、暖まらない場合には、風が出ない場合と同様にまずはフィルターの点検を行いましょう。フィルターがキレイな場合には、冷媒ガスが漏れている可能性があるため、修理が必要となります。
3. 水漏れしている
ある日突然、エアコンから水漏れが。そんな時には、まずドレンホースに汚れや詰まりがないかチェックが必要です。
その他にもドレンパンの破損がないか、フィンやフィルターはキレイな状態であるかを確認し、問題がない場合には修理業者へ相談を行いましょう。
4. 異音や異臭が発生している
エアコンから変な音がしていたり、つけた途端に鼻をつくような嫌な臭いがする。そんな場合には、まずはフィルターに汚れや目詰まりがないか点検を行い、フィルターをキレイな状態にします。それでも問題が解消されない場合は、フィルター奥のファンや熱交換器周りにカビが発生していることが考えられるため、専門業者にクリーニングを依頼してみましょう。
また、これ以外にもエアコンが故障かな?と思うようなことが起きた場合、取り扱い説明書に記載されているよくあるエラーに該当していないか確認し、解決しない場合には、メーカーサポートや修理業者に修理で直るのか、または買い替えが必要なのか、まずは一度相談をしてみることをおすすめします。
エアコン故障を直す3つの方法
エアコンの調子がおかしくなった場合、故障したエアコンはどのように修理できるのでしょうか?主に3つの方法でエアコンを修理することができます。
1. 自分で修理する
一つ目は自分で修理する方法です。エアコンは精密機器のため、自分でできる修理には限りがあります。電源コンセントを抜き差ししてみる、取扱説明書の指示通りに行ってみる、室外機・フィルター・ドレンホースの清掃をしてみるなど、エアコンの内部に触れないように気を付けましょう。
2. メーカーに修理を依頼する
二つ目は購入したエアコン販売メーカーのメーカーサポートに相談し、修理を依頼する方法です。実際にサポートセンターに問い合わせてみることで、エアコンの故障原因を知ることができたり、エアコンの修理の見積りや依頼を行うことができます。
メーカーサポートサイトではエアコンに関するよくある質問をまとめたQ&Aの閲覧や取扱説明書のダウンロード、故障・修理の相談、消耗品の購入を行うことができます。
3. 修理業者に修理を依頼する
三つ目は、エアコン修理を専門としている修理業者に依頼をする方法です。エアコン修理はエアコンを購入した家電量販店やエアコン修理、空調設備会社に依頼をすることができます。メーカーや家電量販店よりも修理費用が安く抑えられることが多く、依頼から修理実施までの納期が早いといった特徴があります。
エアコン修理は場合によっては、大型のパーツ交換が必要となったり、製造後10年を経過してしまうと部品パーツの生産が終了し、修理費用が高くなってしまうことも。複数社から見積もりを取り、修理に出すべきか、または買い替えを選ぶべきか判断しましょう。
最新機能はこんなにすごい!押さえておきたいエアコン選びのポイント
見積もりを見て、もしもエアコン修理費用が想定以上に高くなりそうなときには、新たなエアコンへの買い替えがおすすめです。
新しいエアコンと古いエアコンでは日々の電気代にも大きな差が。10年も使うエアコンだからこそ、機能性の高いエアコンに買い替えることにより、日々の電気代が節約でき、より快適な暮らしを実現できます。
エアコンを選ぶ際には、1.省エネ性、2.機能性、3.デザイン性の3点の総合点から選ぶことが大切です。
1. 省エネ性
例えば、ダイキン社のエアコン「うるさらX」では、2009年度製と2022年度製の壁掛け型エアコンの性能を比較したところ、消費電力が約16%もカットと省エネ性がUPしています。
2. 機能性
古い機種と比べると床暖房のように足元から暖める機能や、夏は気流をまわしてお部屋全体をすばやく快適にする『サーキュレーション気流』など機能性も進化しており、快適性や使いやすさがアップする機能が搭載されています。
冬場であれば、外気を暖めて、加湿してから取り入れるなど、エアコンといえば乾燥しやすいといった常識を覆す機能が搭載されるなど、最新機種への買い替えで、電気代節約や快適性の向上を実現することができるのです。
3. デザイン性
最近のエアコンは、コンパクトで高機能。半間ほどの省スペースにおさまる、コンパクトでスリムなデザインはお部屋のインテリアにも馴染むシンプルスタイル。余計な装飾がなく、すっきりとした印象で、夏涼しく・冬は暖かい、一年中心地よい暮らしをサポートしてくれます。
メーカー各社が誇るさまざまな性能や、省エネ性、デザイン性を総合的に判断し、ご家庭にぴったりの一台を見つけましょう。
エアコンの買い替え時期は冬から春がベスト!
今では一年中使うことが増えているエアコンですが、一体いつが買い替えに適しているのでしょうか?一般的にエアコンの取り付け工事か最も多いのは夏と言われており、夏から残暑厳しい秋にかけてはエアコンを購入しても取り付けまでの日数が多くかかってしまいます。
暑い時期のエアコン交換は、熱中症のリスクも高まることから、冬から春先にかけて早めに買い替え、交換を行うことが良いと言われています。12月のクリスマス商戦には、メーカー各社が大きなセールを実施することもあり、エアコンの買い替えにもおすすめの時期と言えるでしょう。
エアコンを長く快適に使い続けるコツ
高い買い物だからこそ、長く快適に使い続けたいエアコン。
どのような点に注意したら良いのでしょうか。
1. こまめに掃除をする
エアコンの効きを悪くさせる天敵は、塵やホコリなどの汚れです。小さなゴミが積み重なり、エアコンにとって大切なフィルターやドレンホースに目詰まりを起こしてしまうと、エアコン効率を悪化させるだけでなく、故障の原因にもつながります。
エアコン寿命を延ばすためには、定期的な清掃を行い、常に快適な状態で稼働できるようにしてあげることが大切です。
2. 設定温度を無理な条件にしない
また、過酷な環境下での使用もエアコンの寿命を縮めてしまう一因となります。無理な温度設定をせず、適切な環境で使用することで、エアコンにかかる負担を軽減してあげることができます。
目安としては、夏場の場合、外気が32度なら冷房は27度設定に、冬場は室内が20度の場合、暖房は25度設定など、極端な温度設定にならないよう心がけましょう。
まとめ:適切な使用条件と、寿命を把握しよう!
私たちの暮らしに欠かせないエアコン。一度故障してしまうと、修理や買い替えを経て、また再稼働できるまで不便な思いをして過ごすこととなってしまいます。適切な使用条件と、寿命を知り、エアコンを快適に使用しましょう。
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「家電・AV機器」「ゲーム・ホビー」「スポーツ・自転車」「PC・スマホ・カメラ」カテゴリー担当。休日はドライブ・写真・ペットといったアウトドアなものからゲーム・ホビーなどインドアなものまで多趣味。過去にゲームメディアのライターも経験し、現在はWEBメディアのディレクション業務やメディア制作に携わっている。