キーボードスライダーの魅力
キーボードスライダーとは、パソコンのキーボードを机やデスクトップモニターの下に収納できるアイテム。商品によっては、マウスも一緒にしまえるものもあり、机の上のスペースに余裕ができるのが魅力です。
クランプ式やネジ式、机上タイプなど、すでに持っている机に後づけで取りつけられるため、導入しやすいのも魅力のひとつといえます。
キーボードスライダーの設置方法の種類
キーボードスライダーの設置方法には「机上タイプ」と「引き出しタイプ」の2種類があります。それぞれの特徴から自分に合うタイプの設置方法を選びましょう。
机に置くだけでかんたん設置「机上タイプ」
台の下にキーボード、上にデスクトップモニターやノートパソコンを置けるよう、2段式になっているのが「机上タイプ」です。キーボードを使用するときに、下の台をスライドさせて手元に近づけるものが多く販売されています。
机に置くだけでかんたんに使用でき、机上にキーボードの台を設置するため安定性が高いのがメリットです。
デスクまわりがすっきり「引き出しタイプ」
机の下に取りつけて、キーボードを置くテーブル面を自由にスライドさせて使えるのが「引き出しタイプ」。キーボードを使わないときは机の下にしまっておけるので、机の広さを求める人におすすめです。
かんたんに取り付けできるクランプ式、しっかり固定できるネジ式の商品が多く販売されています。マウスも一緒に収納できるタイプを選ぶと、より机のスペースを広く使えます。
キーボードスライダーの選び方
高さ調節やマウステーブルつきなどの機能面や机への固定方法など、さまざまな選ぶ基準があります。自分の使いやすいデスクまわりにするため、それぞれの違いをしっかりチェックしましょう。
机への固定方法から選ぶ
机への固定方法は、おもに「クランプ式」と「ネジ式」の2種類があります。設置後の扱いやすさや安定性などに違いがあるため、自分に合った使い方ができるものを見極めましょう。
机に穴を開ける必要なし「クランプ式」
机に金具をはさんで固定するのが「クランプ式」のキーボードスライダーです。机の下に穴を開けることなく使用できるため、会社用やレンタルの机にも取り入れやすいでしょう。
一度設置したあとでも、違う机への移動や位置の調整が可能なのがメリット。机の上のスタイリッシュさと設置のしやすさを兼ね備えたタイプのキーボードスライダーです。
机に穴を開けて耐久性○「ネジ式」
机の下に穴を開け、キーボードスライダーをネジで机に留めて固定するのが「ネジ式」です。穴を開ける手間はありますが、一度取りつければ長く固定しておけるのがポイント。
キーボードでタイピングをしていて、ブレが少ないのもネジ式の特徴です。机に穴を開けてしっかり固定する分、机との一体感を感じられるでしょう。
好みの高さに合わせられる「高さ調節機能」
手元のキーボードの高さが合っていないと、姿勢が悪くなったり、肩こりや手・腕の疲れにつながったりする可能性があります。そのため、キーボードを置く面の高さを調節できるキーボードスライダーは、長時間パソコンの作業をおこなう人におすすめです。
商品によっては、高さだけでなく角度を調節できるものもあります。疲れにくさや長い時間使いやすいかを重視する人は、高さ・角度の調節できるキーボードスライダーを探すとよいでしょう。
安定性を求めるなら「耐荷重」もチェック
キーボードスライダーはキーボードを置く面の耐荷重が定められています。キーボードを置くのにはじゅうぶんな耐荷重の商品ばかりですが、タイピングするときに手の重さが加わるため、より耐荷重の大きなものを選ぶと、安定しやすいでしょう。
耐荷重の大きなキーボードスライダーは、タイピング時に体重をある程度任せることができます。そのため、手や肩によぶんな力を入れずにキーボードを使用できるのもポイントです。
マウスを使う人にぴったり「マウステーブルつき」
ふだんからキーボードとセットでマウスを使う人におすすめなのが、マウステーブルつきのキーボードスライダーです。キーボードを置く面の横にマウス用のテーブルがついた商品が多く、なかにはマウスパッドなしでマウスを動かせるものもあります。
キーボードと一緒にマウスを収納できれば、よりすっきりとデスクまわりを整頓できるでしょう。
限られたデスクスペースを有効に使いたいならアリ 家電製品総合アドバイザーがアドバイス
意外とスペースを専有するキーボードを収納しておけるキーボードスライダー。
キーボードを手元側に引き寄せられるので、モニターから少し離れて作業できるメリットもあります。
取付けの簡単さを優先するならクランプタイプですが、クランプ部分がデスク上にでっぱるのは想定しておく必要があります。
キーボードスライダーおすすめ15選 家電製品総合アドバイザーの福田満雄さんと編集部が選んだ
ここまでのキーボードスライダーの選び方を踏まえて、家電製品総合アドバイザーと編集部が選んだキーボードスライダーのおすすめ商品を紹介。机上タイプと引き出しタイプにわけてご紹介をしていますのですぐに各商品が見たい方は、下記のリンクをクリックしてくださいね。
机上タイプおすすめ4選
引き出しタイプおすすめ11選
机上タイプのおすすめ4選
机の上にかんたんに設置できる「机上タイプ」のおすすめキーボードスライダーを紹介します。
ナカバヤシ『キーボードスライダー(DTR-201NM)』は、据置きタイプなのでデスクに固定する手間がかかりません。下側のスライダーを使わなければキーボードのガタつきを気にせず使えます。

キーボード台を移動可能なキーボードスライダー
キーボードを置く面を自由に動かせるキーボードスライダーです。デスクトップモニターが手元から遠い環境の人でも、キーボードを使いやすいアイテムでしょう。
木目調を基調としたデザインは、ナチュラルとダークの2色が展開されています。部屋の雰囲気に合わせて好きなデザインのキーボードスライダーを選べるのもポイントです。
ナチュラルな木目調が部屋の雰囲気を邪魔しない
スタンダードな木目調のキーボードスライダー。ナチュラルなデザインのため、部屋の雰囲気を邪魔することがありません。
キーボードを置く面は、使用時にスライドして手元に寄せることができます。上下の段ともに設置スペースが広いため、上の段にノートパソコンを置いたり下の段にマウスを一緒に置いたりすることも可能です。
上下ともに広いスペースが○
机に置くだけで設置できる、2段構造のキーボードスライダーです。上下の各面は広いスペースがあり、上にはプリンター、下にはノートパソコンを置くこともできます。ノートパソコンをデスクトップモニターに繋げて使用する人にもぴったりです。
優しい木目調のカラーがどんな部屋にもよく馴染みます。自宅や会社など、環境を選ばずに使えるキーボードスライダーです。
リストレスト付きで長時間のパソコン作業にも
手首の当たる部分にクッションとしてリストレストのついたキーボードスライダーです。手首に机やキーボードスライダーが当たらず、手や腕が疲れにくいのが特徴です。
キーボードを使用しないときは、リストレスト部分を重ねてよりコンパクトに収納することができます。毎日長時間パソコンの画面に向かう人におすすめのキーボードスライダーです。
引き出しタイプのおすすめ11選
机の下に金具やネジで固定する「引き出しタイプ」のおすすめキーボードスライダーを紹介します。
StarTech .com 『スライド式キーボードトレイ(KBTRAYADJ)』は、デスクの天板裏側に穴を開けネジ止めする商品です。デスク上にクランプが出ず、デットスペースがないメリットがあります。

傾き、左右の振りなど微調整が可能
幅が67cmとワイドサイズであり、マウスと併用しても広々と使いやすいキーボードスライダーです。ネジで机に固定するため、タイピング時にもグラつきを感じにくいのがメリット。
キーボードを置く面の高さ、傾き、左右の振りなどをこまかく調節することができます。自分の姿勢や手の角度にぴったり合った位置で、キーボードを使用したい人におすすめの商品です。
サンワダイレクト『キーボードスライダー(100-KB006)』は、幅55cm、とノートPCも置ける広さがポイントの商品です。構造上、取付け部のクランプがデスクに出るため、作業の支障がないか要確認です。

ワイドな天板で作業がしやすい
A3サイズがすっきり収まる、ワイドな天板が魅力のキーボードスライダーです。キーボードはもちろん、ノートパソコンや大きな図面などを広げて作業するのにも向いています。
天板の奥には落下防止のためのバーが付属されています。キーボードやノートパソコンなど、大切な電子機器を守るための工夫がうれしいポイントです。
シンプルなホワイト・ブラックのカラー展開
机にかんたんに取りつけられるクランプ式のキーボードスライダーです。15〜40mmの幅広い厚さの机に取り付けることができます。クランプ部分には、机をキズつけないようゴムがついているのもポイントです。
カラーはホワイトとブラックの2色展開。シンプルなモノクロのカラーから部屋の雰囲気に合ったキーボードスライダーを選ぶことができます。
耐荷重が大きく、安定感のあるキーボードスライダー
机に穴を開けずに使える、クランプ式のキーボードスライダーです。耐荷重は7kgと大きく、手の体重をかけても安定感を感じられます。
滑らかなスライダーレールつきなので、机の下からすぐにキーボードを手元に引き寄せられます。反対に、キーボードを使わないときには机の下にしまっておけるので、机を広々と使えるのがメリットです。
4点で支えるクランプ式、安定感が○
4点のクランプでしっかりと机に固定するキーボードスライダーです。クランプ式によくあるグラつきやブレを感じにくい、高い安定性を誇る商品です。
奥行を40〜70cmの間で7段階の調節ができます。また、キーボードを置く面の高さを3段階で調節できるのもポイント。自分の使い勝手のよい奥行・高さに合わせられるキーボードスライダーです。
高さ・角度の調節で自分好みの仕様に
机の裏にネジでしっかりと固定し、安定感の高いキーボードスライダーです。机の厚みが1.8cm以上必要なため、あらかじめ確認してから購入しましょう。
リストレストが付いて手首や腕が疲れにくいのもポイント。また、ネジ式で安定感がある分、高さや角度の調節ができるため、日々の使いやすさを重視したい人におすすめのキーボードスライダーです。
回転式のマウス台で操作もらくらく
マウス台の付いたクランプ式のキーボードスライダーです。マウス台は、手の角度や向きに合わせて回転させることができるうえ、ふだんは机の下にしまっておくことも可能です。
キーボードの手前にはペンとクリップを入れられるくぼみがあります。意外と忘れがち、散らかりがちなペンやクリップがすぐ取り出せ、整頓もできるのもポイントです。
360°回転で角度調節可能なマウステーブルつき
木ネジで机に固定し、高い強度がメリットのキーボードスライダーです。リストレストが腕の体重をしっかり支えてくれるのもポイント。
左右どちらにも取り付け可能なマウステーブルは、机の上をよりすっきり見せてくれます。キーボード台、マウステーブルともに360°回転し、自分の手首にしっくりくる角度に調節できます。
ワイドサイズの引き出し付きで作業用にぴったり
キーボード台に引き出しが付属した一石二鳥のキーボードスライダーです。引き出しはノートパソコンが収納できるほどワイドサイズな点がうれしいポイント。
キーボード台が10kg、引き出し部分が5kgと耐荷重が大きいのも魅力です。天板のみのテーブルを作業机や事務机にしたい人にぴったりのキーボードスライダーです。
シンプルかつ機能性の高いキーボードスライダー
付属品のないシンプルなデザインが使いやすいキーボードスライダー。コの字の金具で机をはさむクランプ式は、取り付けや机の移動もかんたんにできます。
キーボード台の奥にある穴にコードを通し、机の裏側のごちゃつきを軽減できます。シンプルなデザインと機能性の高さを兼ね備えたキーボードスライダーを探している人にぴったりの商品です。
80cmの幅はマウスの作業もしやすい
北欧家具の商品を取り扱うイケアのキーボードスライダーです。キーボードを使用するときに手元に引き寄せる引き出しタイプで、キーボードを使用しないときには机の下に収納することができます。
シンプルなブラックのキーボードスライダーは、80cmのワイドな幅が魅力です。マウスを使用する人にも作業しやすい大きさでしょう。
「キーボードスライダー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする キーボードスライダーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのキーボードスライダーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
パソコン周りの便利グッズ記事はこちら!
キーボードスライダー以外にも、パソコンまわりの便利グッズがたくさんあります。ぜひ、ほかの記事を参考にして、集中できる作業環境を作りましょう。
キーボードスライダーをデスクまわりの収納に!
家電製品総合アドバイザーの福田満雄さんと編集部が選ぶ、キーボードスライダーのおすすめ記事はいかがだったでしょうか。キーボードを机やデスクトップモニターの下に収納できるだけで、広い作業スペースを確保することができます。
また、リストレスト付きや高さ調節可能なキーボードスライダーは、腕・肩の疲れを軽減してくれるアイテムです。安定感やキーボード台の大きさ、取り付けやすさなど、さまざまな特徴を見て自分好みのキーボードスライダーを選んでみてください。
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iPhone3GSの時代からスマートフォンを愛用している、ガジェット愛あふれるライター。 複数のメディアで家電製品の記事を担当、シンプルでわかりやすい文章がモットー。 冷蔵庫からオーディオ、パソコンまで、幅広く知識を問われる家電製品総合アドバイザー試験に一発合格。 最新機種が好きなのはもちろん、過去の名機を安価に楽しむのも好き。