カースピーカーの交換で得られるメリット 高音質化や低音重視など、好みの音質に
カーオーディオ・ライター
カーオーディオのグレードアップのなかで、もっとも高音質化の効果が得られやすいのがスピーカー交換です。純正スピーカーはコスト重視でかなりチープな作りですが、アフターパーツには振動板や磁気回路などにこだわったモデルが用意されます。全体的なサウンドクオリティのアップ、さらにはウーファーユニットの低音が充実することで、厚みのある音が再生できるのが魅力です。またツイーターを別体にしたモデルではカンタンに高音の充実が図れます。
車内で音楽を高音質で楽しみたい方は、ぜひカースピーカーの交換にチャレンジしてみてください。
カースピーカーの選び方 タイプやサイズ、再生周波数特性、ワット数などをみる
カースピーカー選びには、いくつかのステップがあります。自分にぴったりのスピーカーを選ぶためにも、順番にチェックしていきましょう。
スピーカーのサイズ・タイプから選ぶ サイズは16cm・17cmなど、コアキシャルかセパレートかも確認
カーオーディオ・ライター
カースピーカーを選ぶうえで、ひとつめの重要なポイントはサイズ選びです。クルマのスピーカー取りつけ位置は13cm、16cmなどの口径がありますのでそれに合わせてモデルを選びましょう。
次にツイーターとウーファーを同軸にセットされたコアキシャルタイプと、ツイーターとウーファーを別体にしたセパレートタイプが用意されているので、目的やコストに合わせて選ぶといいでしょう。
コアキシャルタイプ
カーオーディオ・ライター
ひとつのユニットで高域と中低域の両方の音が再生されるのがコアキシャルタイプです。純正スピーカーがすべての音をひとつのユニットで再生するフルレンジの場合、そっくり取り替えるだけで高音質化が図れるのが魅力。比較的設置がしやすく、初心者にもおすすめしやすいタイプです。
純正のフルレンジに比べてツイーターが別体になっているので、高域の再生能力は大きくアップします。また、ウーファーユニットの性能もアップするので、音の厚みも出てきます。
セパレートタイプ
カーオーディオ・ライター
中低域を再生するウーファーユニットと、高域を再生するツイーターを別体にしたのがセパレートタイプです。近年は純正でもセパレートタイプが普及しているので、純正交換でも用いるケースが多くなっています。
ツイーターの大きさに制約が少なくなるため、高域の再生能力が大きくアップするのが特徴。またドアの純正位置にウーファーを取りつけ、ダッシュボードやAピラーなどにツイーターを取りつけることもできるため、音場定位をコントロールすることができるのもポイントです。音質に強くこだわりたい方は、ぜひセパレートタイプを検討してみてください。
好みの音質に合わせて再生周波数特性をチェック ワイドレンジモデルの方が音が豊かに
カーオーディオ・ライター
スピーカーにはそれぞれの性能や口径によって再生できる周波数が決まっており、「再生周波数帯域」として表記されています。たとえば、30Hz~6.5kHzと表記されていれば、30Hzの低音から6.5kHzの高音までを再生できることを示しています。
広い再生周波数特性を備えたワイドレンジなモデルのほうが、より音楽を表現する力が豊かになるといえるでしょう。豊かな音質を求める方は、ぜひチェックしてみてください。
定格入力値のワット数をチェック カーナビやオーディオユニットはアンプの数値も確認
カーオーディオ・ライター
スピーカーのスペックのなかには定格入力/最大入力という表記があります。これはスピーカーに入力できるパワーのことを指しています。定格入力は常時入力してもスピーカーが壊れることがない数値、最大入力は瞬間的な入力であればスピーカーを壊してしまわないという数値です。
パワーアンプに定格出力/最大出力が記載されているので、それを超える入力値のものを選ぶとよいでしょう。カーナビやオーディオユニットを取りつけている場合はパワーアンプがそちらに内蔵されているので、説明書を確認してみましょう。
カースピーカーおすすめ6選|コアキシャルタイプ はじめてのカースピーカー交換に!
まずは、コアキシャルタイプのカースピーカーおすすめ6選をご紹介していきます。購入しやすいエントリーモデルもピックアップされていますので、はじめてカースピーカーの交換に挑戦する方は要チェック。迫力のサウンドでドライブを楽しみましょう!

ROCKFORD FOSGATE(ロックフォード・フォズゲート)『13cmコアキシャル2wayスピーカー(R1525X2)』












出典:Amazon
ユニットサイズ | 13cm |
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再生周波数帯域 | 62Hz~20kHz |
定格入力 | 40W |

KENWOOD(ケンウッド)『16cmカスタムフィット・スピーカー(KFC-RS164)』








出典:Amazon
ユニットサイズ | 16cm |
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再生周波数帯域 | 45Hz~30kHz(-15dB) |
定格入力 | 30W |

Clarion(クラリオン)『16cmマルチアキシャル3WAYスピーカー(SRT1633)』

出典:Amazon
ユニットサイズ | 16cm |
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再生周波数帯域 | 30Hz~50kHz |
定格入力 | 35W |

Pioneer(パイオニア)『16cmコアキシャル2ウェイスピーカー(TS-C1630)』














出典:Amazon
ユニットサイズ | 16cm |
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再生周波数帯域 | 35Hz~64kHz |
定格入力 | 45W |

ALPINE(アルパイン)『17cm コアキシャル2ウェイ グレードアップスピーカー(STE-G170C)』
















出典:Amazon
ユニットサイズ | 17cm |
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再生周波数帯域 | 30Hz~48kHz |
定格入力 | 30W |

Pioneer(パイオニア)『17cmコアキシャル2ウェイスピーカー(TS-F1740)』








出典:Amazon
ユニットサイズ | 17cm |
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再生周波数帯域 | 30Hz~58kHz |
定格入力 | 35W |
カースピーカーおすすめ6選|セパレートタイプ 音質をよりよくしたい人に!
臨場感のあるサウンドが特徴的な、セパレートタイプのカースピーカーを6組ご紹介します。音質をよりよくしたい方や、車内にこだわりの音響環境を構築したい方はぜひ参考にしてみてください。

ROCKFORD FOSGATE(ロックフォード・フォズゲート)『16.5cm2wayコンポーネントスピーカー(T1675-S)』

出典:楽天市場
ユニットサイズ | 16.5cm |
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再生周波数帯域 | 55Hz~22kHz |
定格入力 | 100W |

Pioneer(パイオニア)『17cmセパレート2ウェイスピーカー(TS-V173S)』






出典:Amazon
ユニットサイズ | 17cm |
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再生周波数帯域 | 31Hz~65kHz |
定格入力 | 50W |

KENWOOD(ケンウッド)『17cm 3wayセパレートカスタムフィット・スピーカー(KFC-XS174S)』








出典:Amazon
ユニットサイズ | 17cm |
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再生周波数帯域 | 34Hz~56kHz(-10dB) |
定格入力 | 45W |

Clarion(クラリオン)『17cmセパレート3WAYスピーカーシステム(SRT1733S)』














出典:Amazon
ユニットサイズ | 17cm |
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再生周波数帯域 | 28Hz~50kHz |
定格入力 | 40W |

ALPINE(アルパイン)『17cm セパレート2ウェイスピーカー(X-170S)』
















出典:Amazon
ユニットサイズ | 17cm |
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再生周波数帯域 | 23Hz~66kHz(-10dB) |
定格入力 | 45W |

ALPINE(アルパイン)『18cm セパレート2ウェイスピーカー(X-180S)』


















出典:Amazon
ユニットサイズ | 18cm |
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再生周波数帯域 | 22Hz~66kHz(-10dB) |
定格入力 | 45W |
「カースピーカー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする カースピーカーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのカースピーカーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかのカースピーカーに関連する記事はこちら 【関連記事】
海外ブランドでこだわりの音にすることも カーオーディオ・ライターからのアドバイス
カーオーディオ・ライター
カーオーディオの音はスピーカーをグレードアップすることで驚くほど改善します。純正スピーカーに比べてツイーターの性能が大きくアップするため、高域特性が改善されクリア感も格段にアップ。加えてウーファーのすぐれた中低域特性によって音の厚みが出てくるなど、音楽の魅力を隅々まで感じられます。
純正スピーカーでは聴こえていなかった音が明確になるので、いつも聴いていた音楽の魅力をより一層感じられるでしょう。ぜひスピーカーのグレードアップに挑戦して、ドライブ中の音楽をめいっぱい楽しんでみてください。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2021/03/26 コンテンツ追加のため、記事を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 福本航大)
二輪、四輪の編集部に在籍し編集者として実績を積んだ後フリーライターとして独立。クルマ関連の周辺パーツをメインにライティングを実施。その後、カーオーディオ専門誌の編集長を経験。 現在はカーオーディオ専門誌、カーオーディオ専門Web媒体での執筆を中心にオーディオライターとして活動中。オーディオユニットの持つパフォーマンスはもちろん、プロによる取り付けの現場も多数取材してきた関係から、オーディオの取り付けの重要性もよく知る。