カースピーカーの交換で得られるメリット
カーオーディオのグレードアップのなかで、もっとも高音質化の効果が得られやすいのがスピーカー交換です。純正スピーカーはコスト重視でかなりチープな作りですが、アフターパーツには振動板や磁気回路などにこだわったモデルが用意されます。
全体的なサウンドクオリティのアップ、さらにはウーファーユニットの低音が充実することで、厚みのある音が再生できるのが魅力です。また、ツイーターを別体にしたモデルでは、かんたんに高音の充実が図れます。
車内で音楽を高音質で楽しみたい方は、ぜひカースピーカーの交換にチャレンジしてみてください。
カースピーカーの選び方
車内の音楽環境を手軽にグレードアップできるアイテム「カースピーカー」。車のスピーカーを変えるだけで、車内を臨場感ある空間にしてくれます。しかし、スペックの違いや専門用語がわからず、どの製品を選べばいいのか迷ってしまう方もいますよね。
そこでこの記事では、カースピーカーの選び方をご紹介します。良質なサウンドを手に入れて、車内の時間をさらに素敵な時間にしてくださいね。
ポイントは下記。
【1】スピーカーのサイズ・タイプ
【2】再生周波数特性
【3】定格入力値のワット数
【4】ハイレゾ対応もチェック
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】スピーカーのサイズ・タイプをチェック
カースピーカーを選ぶうえで、ひとつめの重要なポイントはサイズ選びです。クルマのスピーカー取りつけ位置は13cm、16cmなどの口径がありますので、それに合わせてモデルを選びましょう。
次に、ツイーターとウーファーを同軸にセットされた「コアキシャルタイプ」と、ツイーターとウーファーを別体にした「セパレートタイプ」が用意されているので、目的やコストに合わせて選ぶといいでしょう。
▼コアキシャルタイプ
ひとつのユニットで高域と中低域の両方の音が再生されるのがコアキシャルタイプです。純正スピーカーがすべての音をひとつのユニットで再生するフルレンジの場合、そっくり取り替えるだけで高音質化が図れるのが魅力。比較的設置がしやすく、初心者にもおすすめしやすいタイプです。
純正のフルレンジに比べてツイーターが別体になっているので、高域の再生能力は大きくアップします。また、ウーファーユニットの性能もアップするので、音の厚みも出てきます。
▼セパレートタイプ
中低域を再生するウーファーユニットと、高域を再生するツイーターを別体にしたのがセパレートタイプです。近年は純正でもセパレートタイプが普及しているので、純正交換でも用いるケースが多くなっています。
ツイーターの大きさに制約が少なくなるため、高域の再生能力が大きくアップするのが特徴。またドアの純正位置にウーファーを取りつけ、ダッシュボードやAピラーなどにツイーターを取りつけることもできるため、音場定位をコントロールすることができるのもポイントです。音質に強くこだわりたい方は、ぜひセパレートタイプを検討してみてください。
【2】再生周波数特性をチェック
スピーカーにはそれぞれの性能や口径によって再生できる周波数が決まっており、「再生周波数帯域」として表記されています。たとえば、30Hz~6.5kHzと表記されていれば、30Hzの低音から6.5kHzの高音までを再生できることを示しています。
広い再生周波数特性を備えたワイドレンジなモデルのほうが、より音楽を表現する力が豊かになるといえるでしょう。豊かな音質を求める方は、ぜひチェックしてみてください。
【3】定格入力値のワット数をチェック
スピーカーのスペックのなかには「定格入力/最大入力」という表記があります。これはスピーカーに入力できるパワーのことを指しています。定格入力は常時入力してもスピーカーが壊れることがない数値のことで、最大入力は瞬間的な入力であればスピーカーを壊してしまわないという数値です。
パワーアンプに定格出力/最大出力が記載されているので、それを超える入力値のものを選ぶとよいでしょう。カーナビやオーディオユニットを取りつけている場合はパワーアンプがそちらに内蔵されているので、説明書を確認してみましょう。
【4】ハイレゾ対応もチェック
ハイレゾ音源とは、CDと比べて高解像度な音源のことです。音の情報量が多いため、CDでは聞こえなかった細部まで聞こえるような、リアルで臨場感のあるサウンドを楽しめるのが特徴です。
音にこだわりがある方や、より高音質なカースピーカーを求めている方には、ハイレゾ対応スピーカーをおすすめします。ただし、カースピーカーのみがハイレゾ対応であっても音源自体がハイレゾのモノでないと意味がないので、注意してくださいね。
エキスパートのアドバイス
海外ブランドでこだわりの音にすることも
カーオーディオの音はスピーカーをグレードアップすることで驚くほど改善します。純正スピーカーに比べてツイーターの性能が大きくアップするため、高域特性が改善されクリア感も格段にアップ。加えてウーファーのすぐれた中低域特性によって音の厚みが出てくるなど、音楽の魅力を隅々まで感じられます。
純正スピーカーでは聴こえていなかった音が明確になるので、いつも聴いていた音楽の魅力をより一層感じられるでしょう。ぜひスピーカーのグレードアップに挑戦して、ドライブ中の音楽をめいっぱい楽しんでみてください。
カースピーカーおすすめ12選
それでは、おすすめのカースピーカーをご紹介いたします。すぐに各商品が見たい方は、下記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ6選|コアキシャルタイプ(初心者向け)
▼おすすめ6選|セパレートタイプ(中・上級者向け)
▼おすすめ6選|コアキシャルタイプ(初心者向け)
まずは、コアキシャルタイプのカースピーカーのおすすめ商品をご紹介します。購入しやすいエントリーモデルもピックアップされていますので、はじめてカースピーカーの交換に挑戦する方は要チェック。迫力のサウンドでドライブを楽しみましょう!
はじめてのスピーカー交換におすすめ
パワーアンプやスピーカーなどを幅広く展開するアメリカのロックフォード製カースピーカー。エントリーモデルとなるプライムシリーズの商品で、はじめてカースピーカーを交換する方におすすめ。
13cm口径のウーファーの中心部にツイーターを同軸設置し高域特性を伸ばしており、周波数特性は20kHZまで伸びます。明快なロックサウンドを再生するのにも絶好のモデルです。
ハイレゾ対応! 躍動感ある音質のカースピーカー
カロッツェリアブランドのミドルクラスにあたるCシリーズ。艶やかなサウンドや臨場感あふれるライブサウンドが楽しめるスピーカーとして定評があるシリーズです。
16cmウーファーを備えたコアキシャルタイプのこのモデルは、ハイレゾ音源までを余すところなく再生するすぐれた高域特性が特徴となっています。手軽にハイレゾ音源を楽しみたい方におすすめのモデルです。
▼おすすめ6選|セパレートタイプ(中・上級者向け)
続いては、臨場感のあるサウンドが特徴的な、セパレートタイプのカースピーカーをご紹介します。音質をよりよくしたい方や、車内にこだわりの音響環境を構築したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ROCKFORD FOSGATE(ロックフォード・フォズゲート)『16.5cm2wayコンポーネントスピーカー(T1675-S)』
ALPINE(アルパイン)『17cm セパレート2ウェイスピーカー(X-171S)』
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る カースピーカーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのカースピーカーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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まとめ
本記事では、カースピーカーの種類や音質のポイントといった選び方、そしてタイプ別のおすすめ商品をご紹介しましたが、いかがでしたか?
カーオーディオは、ドライブをより楽しくするためのグレードアップアイテムです。いつも聴いている音楽を迫力ある高音質で聴けると、テンションも上がりますよね、ぜひ本記事を参考に、自分にピッタリの商品を見つけてくださいね。
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二輪、四輪の編集部に在籍し編集者として実績を積んだ後フリーライターとして独立。クルマ関連の周辺パーツをメインにライティングを実施。その後、カーオーディオ専門誌の編集長を経験。 現在はカーオーディオ専門誌、カーオーディオ専門Web媒体での執筆を中心にオーディオライターとして活動中。オーディオユニットの持つパフォーマンスはもちろん、プロによる取り付けの現場も多数取材してきた関係から、オーディオの取り付けの重要性もよく知る。