ドアストッパーの選び方 失敗しないためのポイントは
整理収納アドバイザーでインテリアコーディネーターでもある斉藤夏枝さんに、ドアストッパーの選び方のポイントを教えてもらいました。
取り付け方で選ぶ
ドアストッパーは、取り付け方により2つのタイプに分かれます。それぞれ適している場所やドアの種類が違うので、確認していきましょう。
ドアと床の隙間に差し込む(はさむ)タイプ
ストッパーを隙間に差し込むだけで簡単に設置できるのが特徴。室内用ドアストッパーはほとんどがこのタイプです。一つあればいろいろな場所で使える、購入価格が比較的安い、ドアの種類を選ばない、おしゃれなデザインやかわいいデザインのものが多く、豊富なバリエーションの中から選べることなどがメリットです。
ドアなどへ固定するタイプ マグネットや両面テープを使う
ドアにストッパーを固定して使うタイプ。貼り付け方法もマグネット式や両面テープ式があります。玄関用ドアストッパの多くが固定式です。固定式は、固定する力が強く、重い扉でもしっかり固定できるのがメリットである一方で、差し込みタイプのように一つでいろいろなドアに使う使い方には適していません。
整理収納アドバイザー/インテリアコーディネーター
設置したいドアが玄関ドアなのか室内ドアなのかにより、選ぶドアストッパーも変わってきます。デザインや形状はもちろん、ドアの素材に対応しているかなどを考慮しながら決めていきます。
マンションの玄関ドアなどは、多くがマグネット対応なので、取り外しが容易なドアストッパーを選べます。室内ドアであれば木製が多いので、ドア下の隙間に挟み込むシリコンタイプなど。まずは、どのドアにドアストッパーを設置したいのかを決めましょう。
使い方にあわせて選ぶ
ドアストッパーは、ドアが閉まらないようにするという役割を果たすことが大前提なのですが、求める役割によっても選ぶドアストッパーが変わります。
ドアを必要な分だけ開け放しておきたい場合
整理収納アドバイザー/インテリアコーディネーター
玄関で宅配便の対応をしたり、ベビーカーや重い荷物を出し入れするために玄関ドアを大きく開けて固定したい場合には、ドアに固定してつかうドアストッパーが向いています。換気のためにドアを開けておきたい場合などは、可動式でどの位置でもドアを止めることができるタイプのドアストッパーが便利です。
常に一定の幅だけ開けておきたい場合
整理収納アドバイザー/インテリアコーディネーター
猫や子供がドアを出入りするたびに、指や体を挟んでしまう危険を防止したい、完全にドアを閉めなくてよい場合などは、ドアを挟むタイプのドアストッパーを使うなど、役割や目的に応じてドアストッパーを選びましょう。
サイズや素材をチェック 滑りにくく床やドアを傷つけない
ドアと床面の隙間サイズに合わないドアストッパーだと、そもそもドアを固定しておけないばかりか、滑りやすい素材の場合、せっかく隙間に差し込めたとしても扉の重みなどでずれてきてしまいます。なのでドアストッパを選ぶときは、ドアと床面の隙間のサイズをしっかりカバーするサイズを選ぶこと、そして滑りづらいグリップ力のある素材を選ぶことが大切です。
ドアストッパーの素材として採用される素材には、シリコンやゴムが多いのはそのためで、弾力性のおかげで、床や扉を傷つけにくい効果もあります。
機能性とインテリア性の両方に注目する
整理収納アドバイザー/インテリアコーディネーター
デザイン性が高く、オブジェとしておいても遜色ないくらいのインテリア性を求めるのか、家の雰囲気を損なわずにインテリアに溶け込めばいいのか、また機能性のみを追究するだけでいいのか、などを考えます。
また、ドアストッパーを使っていないときに、どのように収納するかもポイントとなるでしょう。使っていないときには、ドアノブにひっかけて収納できるドアストッパーなどもあります。利用シーンをイメージしながら選んでみてください。
玄関用ドアストッパーのおすすめ5選 強力マグネットタイプを中心に紹介
ここまでに紹介した選び方のポイントをふまえて、実際にインテリアコーディネーターでもある斉藤夏枝さんと編集部で選んだおすすめの商品をご紹介します。
マグネット式であっても両面テープや補助版で木製ドアにも利用できる商品もあります。また、ドアの横から差し込むことで、固定したドアが動かないようにガッチリキープする商品も。ぜひ、ドアストッパー選びの参考にしてみてくださいね。

セイエイ『ネオガチット』












出典:Amazon
サイズ | 本体:約幅7×奥行4.5×高さ25cm、補助板:約直径8.3×0.4cm |
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重量 | 本体:約230g、補助板:約45g |
材質 | ステンレス、合成ゴム、ネオジウム(磁石) |
カラーバリエーション | - |
仕様 | マグネット式 |
ベーシックなタイプの超強力ドアストッパー
ドアストッパーと聞いてイメージする、ベーシックなドアストッパーがこちらのタイプ。超強力なマグネットであるネオジウム磁石を採用しているので、使用中にずれてしまうことがあまりありません。
マンションの重たいスチールドアもしっかり止めてくれます。木やアルミなどマグネットがつかないドアの場合には、付属の補助板で取り付けが可能です。
宅配便が来たとき、大きな荷物やたくさんの荷物を出し入れするとき、子供が入るときなど、ちょっと玄関を開けておきたいというシーンにぴったりです。両手がふさがっているときでも、ストッパーは足で上げ下げが可能なので、とても便利です。

テラモト『tidy(ティディ)DoorStop(ドアストップ)』












出典:Amazon
サイズ | 収納時:約幅4.4×奥行3.5×高さ17.1cm、使用時:約幅4.4×奥行8.7×高さ27.6cm |
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重量 | 約430g |
材質 | 本体:合成ゴム、スチール、マグネット、ヒンジ:ナイロン |
カラーバリエーション | ブラック、グリーン、レッド、ブラウン、グレー、ライトブルー、ピンク、イエロー、ライトグリーン |
仕様 | マグネット式 |

旭電機化成『スマイルキッズ ドアストッパーねこ』






出典:Amazon
サイズ | 約幅10.2×奥行6.3×高さ23.2cm |
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重量 | 約355g(補助板含む) |
材質 | 本体・しっぽ:PC樹脂、マグネット:フェライト、ゴム足:EPDM、補助板:鉄 |
カラーバリエーション | ホワイト、ブラック |
仕様 | マグネット式 |
セイエイ『ドアストッパー ポルテ』


















出典:Amazon
サイズ | 幅3.7×奥行3.3×高さ17cm |
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重量 | 225g |
材質 | ASA樹脂、ポリカーボネート、合成ゴム、フェライト、ステンレス、スチール |
カラーバリエーション | ブラウン、ブラック、ホワイト、レッド |
仕様 | 床とドアの隙間約9cmまで対応 |
TRUSCO(トラスコ)『ドアストッパー』






出典:Amazon
サイズ | 幅2×奥行12×高さ4.5cm |
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重量 | 115g |
材質 | 天然ゴム |
カラーバリエーション | ブラック |
仕様 | ‐ |
室内用ドアストッパーのおすすめ5選 シリコンライプから木製まで紹介

山崎実業『ドアストッパー リーフ』






出典:Amazon
サイズ | 約幅9×奥行5×高さ3.3cm |
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重量 | 約42g |
材質 | 本体:シリコン樹脂、ひも:合成皮革 |
カラーバリエーション | ライトグリーン、ブラウン |
仕様 | ドアと床の隙間5~20mmまで対応 |

山崎実業『ドアストッパー キューブ』






出典:Amazon
サイズ | 約幅6.2×奥行6.2×高さ2.4cm |
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重量 | 約65g |
材質 | 本体:シリコン樹脂、ひも:合成皮革 |
カラーバリエーション | グレー、グリーン、レッド、ブラウン |
仕様 | 厚み4.2cm以下のドア、ドアと床の隙間5~20mmまで対応 |

カーボーイ『ドアストッパー』














出典:Amazon
サイズ | 約幅9.5×厚さ4cm |
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重量 | 約33g |
材質 | 発泡ゴム |
カラーバリエーション | ライトグレー、イエロー、レッド、ブラウン |
仕様 | - |
ROOKCRAN(ルークラン)『ドアストッパー DOORIS(ドアリス) メープル』






出典:Amazon
サイズ | 直径13×高さ2.5cm |
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重量 | 250g |
材質 | 珪砂、樹脂、ポリウレタン |
カラーバリエーション | ウェンジ、シェークオーク、チェリー、フォレストグリーン、マホガニー、メープル |
仕様 | ドアと床の隙間5~18mmまで対応 |
OPPO(オッポ)『スライドロック』






出典:Amazon
サイズ | 幅1.5×奥行7×高さ2cm |
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重量 | 75g |
材質 | シリコン |
カラーバリエーション | オレンジ、ピンク、水色 |
仕様 | ‐ |
「ドアストッパー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ドアストッパーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのドアストッパーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
インテリアコーディネーターのまとめ ドアストッパーは用途別に選ぶことが大切
整理収納アドバイザー/インテリアコーディネーター
ひと口に「ドアストッパー」と言っても、室内で使いたいのか、玄関(屋外)で使いたいのか、また、大きく開口したいのか、開口を調整したいのかによっても選ぶ基準が変わってきます。ドアストッパーを使いたいドアと床の隙間によっても、使用できるものとうまくドアを止めることができないものがあります。
すべてのドアを止めることができる万能なドアストッパーはありません。デザインだけでなく、対応するドア形状など、ドアストッパーの仕様を確認しながら選ぶようにしてください。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2020/11/20 コンテンツを追加更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 花島優史)
福岡出身。興奮すると博多弁が出てくる。お片付けとスッキリ空間とお掃除をこよなく愛する。 転勤族育ちで転勤族の妻となり多数の引っ越し経験からどんな暮らし方にもFITするシンプル収納が得意。 子供が生まれてモノが爆発的に増えてしまい、片づけられなかった経験をしてから、「片付け」を体系的に学ぶ。片付けのやり方、仕組みを作れば家は片付くという信念を持つ。 司会業の経験から「伝わる」片付けセミナーの講師や東京都内を中心としたお客様宅での整理収納サービスをしている。