水中ライトの必要性 ダイビングの必需品
水中ライトは、ダイビングや暗い水中を照らす際に便利なアイテムです。ダイビング以外にも釣りや植物の観察などさまざまなシーンで使えます。
明るさを重要視しがちですが、目的に合わせて光の強さや機能性を選ぶことが大切なポイントです。求める性能や価格帯から選んでみましょう。
水中ライトの選び方 明るさや電池仕様など
ダイビングの際、海中は思った以上に暗く視界が狭いと感じる人は多いです。
周囲を明るく照らすことができるだけではなく、万が一のエマージェンシーとしての役割も持っているので暗い水中ではライトが必須アイテムです。
水中ライトの選び方のポイントは下記になります。
【1】明るさ(ルーメン)
【2】電池の仕様
【3】デザインや色
【4】照射の範囲
【5】便利な付属機能
それぞれについてご紹介しますので、購入するときの参考にしてみてください。
【1】明るさ(ルーメン)を確認
水中ライトにおいて重要な要素のひとつが明るさです。夜間のダイビングではもちろん、日中でも水中は外と比べてとても暗く見えにくくなっています。
自分が今どこにいるのか現在地や目的地などを見失わないためにも、日中であれば200ルーメン、夜間であれば500~1000ルーメンを目安に水中ライトを選びましょう。
【2】電池の仕様で選ぶ
水中ライトには、高出力ライトの「充電池式」と交換ができる「乾電池式」の2タイプがあります。
それぞれ異なる特徴があるので、自分がどのような場所で利用するかどのように使いたいかなどを考えて選ぶようにしましょう。
短時間でも明るく照らしたいなら高出力の「充電池式」
高出力のものが多くしっかり強く照らすことが出来る充電池式水中ライトは、短時間のダイビングや水深が深い場所まで潜る人、ナイトダイビングをメインとしている人に向いています。岩の間を照らしたりする方も高出力ライトの充電池式がいいですよ。
ただし、充電池式ライトは長時間の使用には向かず、時間が経つと急に暗くなってしまうので注意が必要です。
長時間使用なら交換ができる「乾電池式」
交換もかんたんにでき、長時間利用することができる乾電池式水中ライトは、比較的明るい水中や長時間のダイビングに向いています。
乾電池式は充電池式と比較して暗いものが多いですが、急に暗くなるのではなく徐々に暗くなります。利用の際には注意しましょう。
【3】デザインや色で選ぶ
水中ライトはダイビング中に落としてしまうこともよくあります。水中で見失った時でも見つけやすいように、少しでも目立つデザインのものを選びましょう。
また、ライトの色には青っぽいものや赤みがかかったものなどいろいろとあります。写真撮影をしたいダイバーの人は、太陽光に近い5000~5500Kのライトだと自然な感じで発色されますよ。
【4】照射の範囲で選ぶ
水中ライトには、光の広がり方によって「ワイド照射」と「スポット照射」の2種類があります。ワイド照射は水中全体を広範囲で照らし、スポット照射は光がまとまっていて遠くまで照らすことができます。
水中ライトをどのように使用するか考えて、自分の用途によって選びましょう。
広範囲で照らしてくれる「ワイド照射」
照射角が75~110度の広範囲を照らすことができるワイド照射は、洞窟探検やナイトダイビングなど暗い水中を照らすのに向いています。水中生物の撮影をしたい人にもおすすめです。
1本で何役もこなしてくれる便利なアイテムなので、迷った場合はワイドタイプを選んでおくといいですよ。
遠くまで照らしてくれる「スポット照射」
照射角5~30度と非常に狭くまとまった範囲を明るく照らすことができるスポット照射は、遠くまで照らすことができるのであまり近づくことができない生き物を観察する時などに向いています。
エビなど近くで生物をじっくり観察したいときにもいいですよ。
【5】便利な付属機能で選ぶ
水中ライトには、商品によって付属機能がついている場合があります。ライトもたくさん持っていくのはたいへんなので、水中にもぐる目的が明確な人以外は付属機能付きのアイテムを選ぶと便利です。
さまざまな機能がついているものがあるので、購入する前にチェックしましょう!
照射角が切り替えられる「切替式」
いろいろな場所を泳ぎたいというダイバーの人には、ワイド・スポットの照射角の切り替えができるタイプを選んでおくと便利です。
スイッチひとつで切り替えができるので、その都度使い分けて快適なダイビングを楽しみましょう!
明るさの調節が可能な「調光機能」つき
ライトの光が明るすぎると魚が逃げてしまったり、うまく撮影できなかったりと支障が出てきます。そんなときに便利なのが調光機能つきの水中ライトです。
微調整ができてさまざまな用途で使用できるので、明るいライトの購入を考えている人はぜひ調光機能つきを探してみましょう。
観察対象を基準に選ぶようにしましょう! ワイルドライフクリエーターからのアドバイス
出力を選ぶか、スタミナを取るか悩むことが多い水中ライト。もちろん光量のみならず、照射角やサイズも選択の重要なポイントなりますね。撮影用なら広角照射が可能なタイプがおすすめです。
もちろん広角照射でも充分通常使用も可能ですが、観察対象が決まっていたりリーフの先を照らしたりしたい場合はスポットがほしくなることもありますね。潜水時間やフィールド、観察対象を基準に選ぶようにしましょう。
水中ライトおすすめ9選 ダイビングをもっと楽しもう
ここからは、電池の仕様や照射範囲などの選び方のポイントを押さえながら、ダイビングをもっと楽しめる便利な水中ライトのおすすめ商品をご紹介していきます。
自分がどのように使用するかを考えながら、実際のアイテムをみていきましょう!
BIGBLUE(ビッグブルー)『450-Lumen Adjustable-Beam Dive Light(CF450-II)』は適度な明るさの電池タイプ。スポットワイドの切り替えが可能で長時間の照射が可能なアルミボディーで、放熱と耐食性にすぐれた軽量タイプは装備重量を増やしたくないユーザーにもおすすめですね。
BIGBLUE(ビッグブルー)『LEDダイビングライト(CF450 II)』
使い勝手のよいコンパクトボディ
明るさ450ルーメンで、スポット光7度からワイド37度の無段階で調整できるロングセラーの水中ライトです。単4形アルカリ電池が付属されていて、届いたらすぐに使えます。
コンパクトなボディですが約4時間の連続照射ができるので、使い勝手も良好。耐腐食性のアルミ合金を使用したボディはとても耐久性が高いのが特徴です。
明るさ | 最大450ルーメン |
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照射タイプ | スポットとワイドの切替え可 |
電池タイプ | 乾電池式 |
防水性 | - |
BIGBLUE(ビッグブルー)『1200-Lumen Adjustable Beam(CF1200P-II)』
電池残量が一目瞭然!
スポット7度からワイド37度で無段階で照射ができる、明るさは1200ルーメンからの4段階調光可能な防水ライトです。インジゲーターLED内蔵で電池の残量がすぐわかるのも便利ですね。
イエロー・グリーン・ピンク・ライトブルー・ブルーの5色のうちいずれか1色のかわいいいドライバックがついてくるのもポイントです。ぜひ、このアイテムを持ってダイビングに出かけましょう!
明るさ | 最大1200ルーメン |
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照射タイプ | スポットとワイドの切替え可 |
電池タイプ | 充電式 |
防水性 | - |
初心者も安心のシンプル操作
電源ボタンのみで調光ができ、操作がシンプルで初心者でもかんたんに利用できる水中ライトです。1000ルーメンから調節できるワイド光と、光に敏感な生物の撮影にも役立つレッド光を搭載しています。
また、白色瞬間光を照射するEFモードを搭載しており、カメラの内蔵フラッシュ光やLED光に連動するので撮影に使用したい人にも◎。
明るさ | 最大1000ルーメン |
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照射タイプ | ワイド |
電池タイプ | 充電式 |
防水性 | - |

アクアラング『LED水中ライト フォーカス(UW 1050)』
コンパクトなサイズでスポットからワイドまで照射!
明るさは1050ルーメン。光量は3段階に調整することができます。へッド部分はスライドすることで、照射角度を12~100°まで調整可能。1本でスポットからワイドまで対応できるのが特徴で、ヘッド部分を取り外すと180°以上周囲を照らすことできます。
またヘッドを外した状態でストロボライトにすると、ダイバーの位置を知らせることができます。ポケットに収納可能なコンパクトサイズで使い勝手のよい商品です。
明るさ | 1050ルーメン |
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照射タイプ | |
電池タイプ | リチウムイオン充電池:1.5時間 アルカリ乾電池:2.5時間 |
防水性 |
水中生物にやさしい赤フィルターつき
シンプルな構造の回転スイッチで、1400ルーメン・700ルーメンの2段階に光量を切り替えられるアイテムです。電源も単三形電池6本なので、使い勝手もよく便利ですよ。
太陽光に近い約5000Kの色温度の白色LEDを採用し、フォーカスライトやマクロ撮影の光源としても◎。水中生物にストレスを与えにくくする赤フィルターを付属しているので、撮影にも打ってつけです。
明るさ | 最大1400ルーメン |
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照射タイプ | ワイド |
電池タイプ | 乾電池式 |
防水性 | - |
ワンタッチ接続でかんたんに充電できる!
専用の壁かけ充電システム採用により、ワンタッチ接続でかんたんに充電ができる防水ライトです。見やすい明るさである光束1000ルーメンから使用可能な、遠近レンジともに活躍するアイテムです。
3段階に調節可能な照射モード搭載で、20ルーメン・250ルーメン・1000ルーメンと用途に合わせて使い分けができるので便利ですよ。
明るさ | 最大1000ルーメン |
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照射タイプ | - |
電池タイプ | 充電式 |
防水性 | IP54 |
TOVATEC(トバテック)『Fusion 1500 - Top Rated Dive Light』はワイドとスポットの切り替えがかんたんにおこなえるマルチなライト。光量の切り替えも3段階とサンゴなど反射する部分でも直感的に切り替えが可能で、撮影や潜行観察をこなせるので最初の一台におすすめです。
TOVATEC(トバテック)『Fusion 1500 - Top Rated Dive Light』
充電池にも乾電池にも対応だから充電切れの心配なし
ヘッド部分を回すだけでワイド光とスポット光の切り替えができ、日中・夜間ともに活躍する水中ライト。緊急時に役立つストロボライトの切り替えもできるので、ダイビングも安心して楽しめます。
明るさもMAX1500ルーメンで、3段階に光量を調節をする事も可能。充電池と乾電池どちらも使えるので、万が一の時でも安心ですね。
明るさ | 最大1500ルーメン |
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照射タイプ | スポットとワイドの切替え可 |
電池タイプ | 充電式、乾電池式どちらでも可 |
防水性 | - |
XTAR(エクスター)『D20』はマグネットスイッチタイプのコンパクトライト。軽量・小型のジュラルミンボディーでガンガン使えるので、アクティブなユーザー向け! 照射時間が短のでサブ機としてもおすすめです。
TOVATEC(トバテック)『MERA Dive Light & Built In Camera』
カメラ機能搭載で写真や動画も撮れる
高精細カメラ機能を搭載し、写真なら10,000枚以上、動画なら約8時間の撮影も可能な高機能水中ライトです。これ1本で3つの役割をしてくれるので、幅広いシーンで役立ちます。
ライトもカメラもたった3つのボタンで切り替えられ、片手で操作ができるのも高評価。このライトひとつあればダイビングを思う存分楽しめそうですね。
明るさ | 最大1000ルーメン |
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照射タイプ | スポット |
電池タイプ | 充電式 |
防水性 | - |
マグネット式スイッチでスムーズに切り替え
ダイビングでも使いやすい、手のひらサイズのコンパクトな水中ライトです。本体のマグネット式スイッチを回すだけの3段階での調光で、スムーズな切り替えが可能です。
丈夫で軽く錆びにくい、航空機にも使われているアルミニウム合金を使用していて耐久性も充分。ダブルOリングにより防水性能アップで安心して使えますよ。
明るさ | 最大1000ルーメン |
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照射タイプ | スポット |
電池タイプ | 充電式 |
防水性 | ダブルOリング設置(シリコン製防水リング) |
「水中ライト」のおすすめ商品の比較一覧表
エキスパートのおすすめランキング 水中ライトのTOP4!
ご紹介した商品のなかからワイルドライフクリエーターの荒井裕介さんがおすすめするランキングを発表します。迷ったときの参考にしてみてくださいね。
5位 Fisheye『FIX NEO Mini 1000SWR』
4位 XTAR『D20』
3位 BIGBLUE『1200-Lumen Adjustable Beam(CF1200P-II)』
2位 BIGBLUE『450-Lumen Adjustable-Beam Dive Light(CF450-II)』
1位 TOVATEC『Fusion 1500 - Top Rated Dive Light』
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 水中ライトの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での水中ライトの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
水中ライトに関連するほかの商品情報はこちら
用途に合った水中ライトを選んで
水中ライトの選び方のポイントと実際に使える便利なアイテムをご紹介しました。
明るさ・電池の仕様・照射範囲・付属機能など、どんな目的のために使いたいかによっても選び方は違ってきます。特徴などを理解して、あなたの用途に合った水中ライトを選んでみてください。
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