10万円以下の腕時計の選び方
スタイリスト・高橋禎美さんに取材をして、10万円以下の腕時計の選び方のポイントを教えていただきました。駆動方式やベルトのタイプをよくチェックすることが大切です。ぜひ10万円以下の腕時計選びの参考にしてください。
駆動方式で選ぶ
腕時計の駆動方式には「機械式」と「クォーツ式」があります。
コスパの高い「機械式」
ゼンマイ仕掛けで動くタイプが「機械式」です。機械式の腕時計には、手動でゼンマイを巻く「手巻き」と、振動を感知して自動的に巻かれる「自動巻き」があります。
どちらのタイプも電池を使わないのでコスパが高く、電池を交換する手間もかかりません。機械式はやや高めの価格帯の商品が多いのですが、10万円以下で手に入るものもあります。
リーズナブルな「クォーツ式」
電池で駆動するタイプが「クォーツ式」です。水晶振動体を採用しているため、機械式の腕時計よりも正確に時間を刻みます。
一般的なクォーツ式腕時計の精度は月差±20秒とされており、この精度は安価な腕時計でも変わりません。リーズナブルな腕時計も多いので気軽に使えますが、電池切れによる交換の手間がかかります。
ベルトの種類も確認
シーンに合ったベルトの種類を選べば、スタイリッシュに決めることができます。
経年変化が楽しめる「レザーベルト」
経年変化の味わいを演出したいなら、レザーベルトがおすすめです。定期的なメンテナンスは必要になりますが、使い込むほどに増していく革の魅力を楽しむことができます。
質感がよくベルトコマの継ぎ目もないので、使いはじめでも肌になじみやすいでしょう。こだわりたい方は、使われている革の種類もチェックしてみてください。
耐久性の高い「ステンレスベルト」
サビに強く、耐久性にもすぐれているのがステンレスベルトの特徴です。いろいろな服装にも合わせられるので、腕時計を着用するシーンの幅も広がるでしょう。
10万円以下の腕時計でも、ステンレスベルトを採用しているモデルはたくさんあります。ほかの素材よりもベルトに重さがあるため、着用中の重量感を楽しみたいという方にもおすすめです。
多彩なカラーが選べる「ラバーベルト」
ラバーは、耐久性と弾力性にすぐれているという特徴があります。経年劣化による変色やひび割れの可能性はありますが、手ざわりがよく、フィット感も悪くありません。
ほかの素材のベルトよりもカラーバリエーションが豊富なので、好みや着用するシーンに合わせて選べます。ただし、通気性はあまりよくないので、夏場の着用には注意が必要です。
カジュアルな「ナイロンベルト」
カジュアルなシーンで着用できる10万円以下の腕時計を探しているなら、ナイロン製のベルトが使われているタイプに注目してみましょう。
ナイロンは軽くて耐久性も高いので、ふだん使いにも適しています。汚れても丸洗いできるため、日常的なお手入れもかんたんです。季節やコーデに合わせてベルトをつけ替えてみても楽しいでしょう。
防水性能のチェックも大切
腕時計の防水性能は「〇〇気圧防水」や「〇〇m防水」などで表され、この数字が大きくなるほど防水性能も高くなります。
日常生活でも気がねなく使える腕時計を選ぶなら、3~5気圧防水か、100m防水の腕時計を選ぶといいでしょう。マリンスポーツで使う場合は、最低でも200m防水の腕時計を選びたいところです。
使うシーンに合わせて選ぶ
スタイリスト
10万円以下で購入できる時計は数多くあります。まずは優先させたい機能をチェックしましょう。アウトドアで使いたいなら防水防圧や衝撃や振動に強いか、登山をするなら方位を確認できる機能があるか、などです。
海外へよく行かれる方なら渡航先の時刻を表示できると助かりますし、ビジネスシーンでは曜日・日づけ表示があると便利。あとはベルトの素材も含め、好みに合わせたデザインをセレクトしましょう。
10万円以下の腕時計おすすめ16選
スタイリストの高橋禎美さんと編集部で、上記の選び方をふまえた10万円以下の腕時計おすすめ16商品をご紹介します。
スタイリスト
カシオ『オシアナス(OCW-S100-1AJF)』は世界6国の時刻に表示変更できて、ビジネス、旅行で海外滞在時に便利。セイコー『プロスペックス(SBEQ009)』は潜水200mに耐える防水性のあるダイバーウォッチ。ミリタリー調でカジュアルスタイルにも合わせやすい。
シチズン『 電波時計(EBG74-5023)』は薄さが際立つドレッシーなモデルです。パーティなどの華やかな場面に相応しい上品なデザイン。



「10万円以下の腕時計」のおすすめ商品の比較一覧表
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まとめ
今回は、スタイリストの高橋禎美さんと編集部が選んだおすすめの10万円以下の腕時計16商品と、選び方を紹介しました。
10万円以下の腕時計を選ぶときには、駆動方式からチェックしてみるといいでしょう。コスパの高さで選ぶなら「機械式」、価格や精度を重視したいなら「クォーツ式」を選択してみてください。
ベルトに使われている素材や、防水性能にも注目すれば、着用シーンに適した10万円以下の腕時計が選べるでしょう。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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大手アパレルメーカーを退職後、パーソナルカラーコンサルタント、スタイリストとして独立。お客様に合わせたバランスの取り方やファッションを楽しむコツを分かりやすくアドバイス。パーソナルカラー診断も会社員時代から仕事の中で関わっており実績と定評がある。 また、FPとしても活動しており、個人FP相談や投資初心者の女性に向けた「はじめての投資セミナー」を開催中。お金とファッションに興味のある女性に支持されている。