144hzモニターを使うメリット
リフレッシュレートが144hzのモニター(以下144hzモニター)は、とくにゲームをする人に多く利用されるモニターです。リフレッシュレートとは1秒間で何回画面が切り替わるかをあらわすもので、単位はhz(ヘルツ)であらわします。
通常の60hzのモニターの2倍以上のリフレッシュレートである144hzモニターは、早い動きをよりなめらかに映像化することができ、障害物やコースなどを察知しやすいというメリットがあります。また、残像やチラつきが少なくなるので、長時間画面を眺めていても目が疲れにくいのもうれしいところ。
144hzモニターの選び方 性能・メーカー・サイズで
144hzモニターには、さまざまな大きさ、機能を持ったものが各メーカーから販売されています。自分に合った144hzモニターを選ぶときに注意しておきたいポイントをいくつかまとめましたので、参考にしてください。
メーカーで選ぶ
144hzモニターはいろいろなメーカーが発売していて、そのほとんどは「ゲーミングモニター」という商品名で販売しています。144hzモニターを発売している代表的なメーカー5社と、それぞれの特徴についてかんたんにまとめました。
ASUS(エイスース)
台湾発のメーカーで、ノートPC、スマホ、タブレットなどの電子機器とその周辺機器をおもに扱っています。
ゲーミングPCやゲーミングモニターも多く取り扱っていて、TUF GAMINGシリーズから144hzモニターが発売されています。独自の技術で画像のブレとチラツキの除去を実現。長時間モニターを眺めていても目が疲れにくいのが特徴です。
BenQ(ベンキュー)
台湾を拠点とする電気製品メーカーで、プロジェクターや液晶モニターなどを多く生産しています。
BenQのゲーミングモニターには、オリジナル機能であるHDRi機能が搭載されていて、輝度調整や彩度、バランスを自動で調整してくれるので、見ているシーンに合った色や映像を楽しむことができますよ。
MSI(エムエスアイ)
台湾でコンピュータやコンピュータ関連製品を生産しているメーカー。「Optix」シリーズから144hzのモニターが発売されています。
色鮮やかな発色を実現するためにIPSパネルを搭載し、広域色をカバーしているので、ゲームプレイのみならず動画や画像編集などにも適してます。ゲームファンだけではなく、プロやクリエイターにもファンが多いメーカーです。
Acer(エイサー)
世界シェア第2位のパソコンメーカーであるエイサー。ゲーミングモニターの生産にも力をいれており、「Predator」「NITRO」「SigmaLine」の3つのシリーズから多数のモニターが発売されています。
Acerのモニターは応答速度がとくに早く、クリアで滑らかな映像が大きな強みです。
I-O DATA (アイオーデータ)
石川県金沢市に本社がある日本の精密機器メーカー。テレビやスマホ、PC周辺機器など多くの電子機器の生産を手掛けています。
144hzのモニターは「GigaCrysta」シリーズでのみ発売。オーバードライブ機能で高速応答を実現し、独自の高画質化技術で暗部の色合いもキレイに再現するなど、ゲームをするうえでは欠かせない機能を多数搭載しています。
モニターのサイズで選ぶ
144hzのモニターは19インチと比較的コンパクトサイズのものから、27インチ以上ある大きいサイズのものまでさまざまな大きさの商品が存在します。
一番多く販売されているのは画面全体を見渡せて、デスク上にも設置しやすい24インチ前後のモニターです。映画やスポーツ観戦なども楽しみたいという人は、27インチ前後のモニターを選べばより迫力のある映像で堪能することができますよ。
モニターの性能で選ぶ
モニターを長時間眺めて目でなにかを追っていると、目がどうしても疲れてしまうもの。性能がいいものを選べば、目へのダメージも軽減できますよ。
モニターの性能を見極めるときに大事なスペックが、解像度と応答速度です。それぞれについて、かんたんに説明します。
解像度
解像度とは画像の密度をあらわすものです。数値が大きいほどこまかくキレイに見えます。そのぶん価格も高くなります。
144hzのモニターの多くはフルHDで、解像度は1920×1080が一般的ですが、4Kのモニターの解像度は3840×2160と大きくなります。
応答速度
液晶画面を明るくしたり暗くしたりする速度のことを応答速度といいます。応答速度が遅いと残像がチラついて見づらくなり、目が疲れてしまいます。
144hzのモニターの場合、応答速度は6ms以下であれば残像がチラつく心配はありませんが、シューティングゲームやレースゲームなどを楽しみたいという人は、あたりを見渡しやすい1ms以下の応答速度の商品を選ぶといいですよ。
入力端子の種類&数は必ず確認!
パソコンからモニターに144hz出力するためには、HDMI、DVI、DisplayPortなどのケーブルを使う必要があります。また、それぞれのケーブルには多くの種類があります。
手持ちのパソコンの出力端子に対応しているモニターかどうかを、買う前に確認しておきましょう。
発色やサイズでしぼって、コストで選ぶのもひとつの方法 ゲームキャスターからのアドバイス
ゲームキャスター
144hzモニター選びのポイントは、発色、モニターサイズ、価格。PCゲームに力をいれたい方は、自分が快適なプレイができる発色表現かをチェックしましょう。可能なら実際にゲームデモを流しているモニターで確認。
実際のモニターとの距離を測って、全体視野に収まるサイズのモニターを選びましょう! PCモニターとの距離や視野角を意識するなら、24~27インチをチョイスしたいところ。また、応答速度が1ms以内で発色も納得でき、ベゼル幅も狭い商品ならコストで選ぶのもひとつの方法ですね。
144hzモニターおすすめ16選 ゲームや映画をよりリアルに
ゲームや映画、スポーツ観戦をより楽しみたいと考える人のために、今イチオシの144hzのモニターを16商品厳選しました。
ゲームキャスター
エーオーシー『G2590PX/11』は、納得の逸品! 144Hz・反応速度1m/s・ベゼルレス・モニター昇降式で、自分の好みの高さにモニターを移動可能。付属ソフトで発色も細部まで調整可能です。性能とコストのバランスもよく、こだわりも追求できますよ!

AOC(エーオーシー)『G2590PX/11』














出典:Amazon
サイズ | 24.5インチ |
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解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | VGA, HDMI 1.4×2, DisplayPort 1.2, USB 3.0×4 |
重量 | 5.43㎏ |
ゲームキャスター
ピクシオ『PX247』は、IPSパネルの発色は目の負担がなく鮮やか! そして黒の表現がこまかく、暗い映像表現でもクリアに把握できるうえに、サイズもスリム、残像感も感じません。特筆すべきは、これだけの性能・機能性・扱いやすさで、このコスト。モニターをお求めの方はぜひ選択肢に加えて下さい。

Pixio(ピクシオ)『PX247』














出典:Amazon
サイズ | 23.8インチ |
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解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | HDMI1.4、DisplayPort1.2 |
重量 | 3kg |
ゲームキャスター
デル『Sシリーズ 24インチゲーミング モニター』は、コストパフォーマンスが光る逸品。滑らかな映像表現・高さ&角度調整機能とカスタマイズ幅も広いうえに、なにより安い。一度ゲームプレイデモ画面でチェックしてみてください!

Dell(デル)『Sシリーズ 24インチゲーミング モニター』














出典:Amazon
サイズ | 23.8インチ |
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解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | HDMI×2、DisplayPort |
重量 | 7.37kg |
I-O DATA(アイ・オー・データ)『GigaCrysta』














出典:Amazon
サイズ | 23.6インチ |
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解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 5ms |
入力端子 | HDMI×3(HDMI1のみ144Hz対応)、DisplayPort |
重量 | 6.2kg |
ASUS(エイスース)『TUF GAMING』














出典:Amazon
サイズ | 24.5インチ |
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解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | HDMI 1.4 ×2、DisplayPort 1.2 |
重量 | 5.1kg |
LGエレクトロニクス『ゲーミングモニター』














出典:Amazon
サイズ | 23.6インチ |
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解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | HDMI×2、DisplayPort |
重量 | 3.7kg |
Pixio(ピクシオ)『PXC243』














出典:Amazon
サイズ | 23.6インチ |
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解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 3ms |
入力端子 | DVI、HDMI、DisplayPort 1.2 |
重量 | 3.56kg |
BenQ(ベンキュー)『ZOWIE』






出典:楽天市場
サイズ | 24インチ |
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解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | DVI-DL、HDMI、DP1.2 |
重量 | 3.6kg |
MSI(エムエスアイ)『OPTIX G271』














出典:Amazon
サイズ | 27インチ |
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解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | HDMI 1.4b ×2、DisplayPort 1.2a |
重量 | 4.1kg |
Acer(エイサー)『ゲーミングモニター』














出典:Amazon
サイズ | 23.6インチ |
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解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 0.6ms |
入力端子 | HDMI 2.0×2、DisplayPort v1.2 |
重量 | 4.17kg |
MSI(エムエスアイ)『Optix MAG241CV』

出典:楽天市場
サイズ | 23.6インチ |
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解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | HDMI 1.4b×2、DisplayPort 1.2a、USB 2.0 Type-A×2、USB 2.0 Type-B |
重量 | 4.2kg |
HP(エイチピー)『HP 25x ゲーミングモニター』












出典:Amazon
サイズ | 24.5インチ |
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解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | HDMI、DisplayPort |
重量 | 5.7kg |
LGエレクトロニクス『Ultra Gear ゲーミングモニター』














出典:Amazon
サイズ | 27インチ |
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解像度 | 2560×1440 |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | HDMI×2、DisplayPort |
重量 | 6.1kg |
マウス『iiyama G-MASTER』






出典:楽天市場
サイズ | 27インチ |
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解像度 | 2560×1440 |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | DisplayPort、HDMI、DVI-D |
重量 | 6.7kg |
プリンストン『ULTRA PLUS』


















出典:Amazon
サイズ | 23.6インチ |
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解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 5ms |
入力端子 | HDMI×3、DisplayPort |
重量 | 3.8kg |
ASUS(エイスース)『ゲーミングモニター』














出典:Amazon
サイズ | 27インチ |
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解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | HDMI 1.4、DVI-D(Dual Link)、DisplayPort 1.2 |
重量 | 5.6kg |
「144hzモニタ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 144hzモニタの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの144hzモニタの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
144hzのモニター関連のそのほかの記事も参考にしてみてください
編集部からひと言
144hzのモニターの多くは、ゲーミングモニターとして素早い動きをなめらかに再現できるよう工夫されているうえに、長時間の使用でも目が疲れにくい機能をもつものが多いです。
このページを参考に、あなたにぴったりの144hzモニターを見つけて、映画やゲーム、スポーツ観戦をより楽しんでください。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/11/25 コンテンツ追加のため、記事を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 福本航大)
ゲームキャスター・MC・NA・コミュニケーションコンサルタント。 東京タワーDJ・ディズニーチャンネルのお兄さん・MCを経て、2015年TokyoGameShowから各ブースのMC・実況を担当。 代表的な競技シーン実況はカードゲーム「Gwent世界大会」、FPSゲームは「OverWatch W杯」。 配信放送では「Hearth Stone」またサッカー元日本代表前園真聖さんをゲストに迎えて「NBA2K19」のバラエティ配信MC等幅広く活動。 「ゲームで皆が楽しい」をコンセプトに、笑顔の役に立ちたいとゲーミングステージに立っている。 ゲーム以外では「承認力」をテーマに上司と部下のコミュニケーションコンサルティングを企業講義。 大手電機会社より受託、製品のプロモーションディレクター(販売士)。 他にもVP・企業展示会ナレーター、ステージMCと稼働中! 今回のエキスパート取材案件も二つ返事で受託、今後も時間の許す限り楽しく自分と仕事を広げていく予定。 趣味は「バスケットボール・読書・ゲーム・断捨離・QOL向上の模索・美味しいお店探し」 モットーは「面白そうな事は全てやる」