ヒュミドールとは?

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ヒュミドールの選び方をみていきましょう。
ヒュミドールとは、葉巻を収納するための容器のこと。内部に加湿器や湿度計が付いており、葉巻の保管に重要な湿度管理が手軽にできるようになっています。
シガー(葉巻)の風味を保つためにも、ぜひ入手しておきたいアイテムです。
ヒュミドールの選び方
ヒュミドールには豊富な種類があるため、最初はどれを選べばいいか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?
ここからは、サイズや見た目など、選び方のポイントについてご紹介していきます。
収容本数に合わせたサイズ選びが大事
人によって保有するシガーの数も異なるので、適したサイズを選ぶことが大切です。自分が保管したい量に対して、少し大きいサイズのものがいいでしょう。
ヒュミドールの容量に対して、7~8割ほどのシガーが占める状態が理想的です。シガーの数が少ないと、蓋を開けて空気が入れ替わった際に乾燥しやすくなり、逆にシガーがびっしり入っていると、加湿器の位置によっては湿りすぎるものが出てきてしまいます。
シガーを適切に管理するためにも、サイズには気を使いましょう。
種類で選ぶ ガラストップ・木製トップ・仕切り付き・温度計付きそれぞれの特徴
ヒュミドールには、ガラストップ・木製トップ・仕切り付き・温度計付きといった種類があります。ここでは、それぞれの特徴についてご紹介します。
蓋を開けずに中身が確認できる「ガラストップ」
ガラストップのメリットは、蓋を開けずに中の確認ができることです。湿度計のチェックや、シガーの状態確認もしやすくなります。いつでもお気に入りのシガーを眺めることができるので、インテリアとしても見栄えがよいです。ただし、日の光による劣化を考慮するのであれば、木製の方がよいでしょう。
ガラストップでも、布をかぶせたり日の当たらないと場所に保管したりすることで、光による劣化は抑えることができます。保管場所や好みに合わせて選びましょう。
光をシャットアウトできる「木製トップ」
ヒュミドール内部に差し込む強い照明や太陽の紫外線、湿度の変化などにより、シガーの葉はダメージを受け、味の劣化につながります。このため、保管を重点におくのであれば、光を完全にシャットアウトできる木製の蓋のものがおすすめです。
また、頻繁に蓋を開け閉めすることによってもヒュミドール内部の湿度が変化しますので、味の劣化につながってしまいます。
シガーの種類が多いなら「仕切り付き」が便利
さまざまな種類のシガーを保管したい方は、仕切り付きのものを選ぶといいでしょう。整理して並べて置けばどこに何のシガーがあるか分かりやすく、管理もしやすくなります。
今は必要でなくとも、シガーと長く付き合っていくつもりの方はぜひチェックしてみてください。
「湿度計付き」なら湿度管理に便利
ヒュミドールは湿度管理が大切な要素です。湿度計がついているものなら、いつでも湿度を確認できて便利。別途で湿度計を用意するのがめんどうな方は、セットになっているものを選ぶといいでしょう。
ただし、別売の信用性が高い湿度計を使いたいと考える方もいるので、自分の好みにあわせて選びましょう。
内張りの素材はスペイン杉がおすすめ
ヒュミドールの素材には、おもにスペイン杉(セドロ)が使われています。防虫・調湿効果にすぐれた、シガーの保管に向いている素材です。また、スペイン杉の香りはシガーの香りと相性がよく、風味を向上させてくれるとも言われています。
シガーにとってメリットの多い素材なので、内張りにはスペイン杉が使われているものを選んでみてください。
ヒュミドールおすすめ7選 素材・収納本数・湿度計の有無もチェック!
選び方の要素を踏まえて、ヒュミドールのおすすめをご紹介します。
ガラストップのおしゃれなものから、機能性が高いものまで、さまざまな商品をピックアップしました。ぜひお気に入りのヒュミドールを探してみてください。

「ヒュミドール」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ヒュミドールの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのヒュミドールの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ヒュミドールの使い方(セットアップ方法)
ヒュミドールを使う前に、加湿器に水を染み込ませて2週間放置し、湿度が70%で安定するようになったタイミングで収納します。染み込ませる水には、カビを防ぐために不純物を含まない精製水を使用しましょう。
使用中は、内部の湿度が70%程度になるよう、定期的に加湿器の調整を行いましょう。過度な蓋の開け閉めは、内部の湿度が変わってしまうため控えた方がいいでしょう。
ヒュミドールに関するそのほかの商品情報 【関連記事】
大容量の方が湿度管理にムラがない 『シガーライフ』著者・中村孝則さんからのアドバイス
コラムニスト・美食評論家
保湿機能さえ完備されていれば、管理したいシガーの大きさや本数に合わせて大きさを選べばいいと思います。
基本的に、大容量の方が湿度管理にムラがないと思います。そのあたりは予算に応じて選べばいいでしょう。旅行に使いたい場合は、携行用の小さいのが便利です。
まとめ
ここでは、7種類のヒュミドールを紹介しました。
ヒュミドールには、自分にあったサイズのものを選ぶのがポイントです。また、蓋のデザインは好みや保管場所に合わせてガラストップか木製かを選びましょう。
ご紹介した情報を参考に、あなたがほしいヒュミドールを選んでみてくださいね。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
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1964年、神奈川県葉山町生まれ。青山学院大学経済学部卒。 ファッションから旅やレストラン、酒やシガーなど文化全般から嗜好品をテーマに、雑誌や新聞、テレビを通じて発信し、講演やトークイベントなども行なっている。 2007年にフランス・シャンパーニュ騎士団シュバリエ(騎士爵位)の称号を、2010年にスペインのカタルーニャ地方よりカバ (ワイン)騎士の称号を受勲。2010年から2015年には、ノルウェー王国大使館通商技術部より、Hr.StyleNorway (ヘル・スタイルノルウェー)の称号を与えられ、ノルウェーの魅力を伝える親善大使の役割を担った。2013年には「世界ベストレストラン50」および「アジアベストレストラン50」の日本評議委員長にも任命されている。2017年9月からは、欧州連合(EU)より任命され、イタリアのパルマハム協会ならびにグラナ・パダーノチーズ保護協会のアンバサダーにも就任。2018年11月にはコロンビア共和国より、ベスト・オブ・コロンビア大使に任命され、コロンビア共和国の国家ブランディングを監修している。その他、国内においては地域の素晴らしさを表現するプレミアムな野外レストランイベント『DINING OUT』のホストも定期的に担当している。 著書に『名店レシピの巡礼修業』(世界文化社)共著に『ザ・シガーライフ』(ヒロミエンタープライズ)がある。大日本茶道学会茶道教授、剣道教士七段。