懐中時計とは? レトロでクラシックなデザイン
懐中時計とは、その名の通りポケットなどに入れて持ち歩ける小型の時計のことを指します。懐中時計が誕生したのは、16世紀のドイツと言われており、腕時計が主流になるまでは、携帯用の時計として使用されていました。
現在では、デジタル式の機能を備えたものまで存在します。そのレトロでクラシックなデザインから、アンティークも多く、芸術品のコレクターやファンも多くいます。
懐中時計おすすめ16選 サイズ・ムーブメント・蓋の有無・文字盤の表記もチェック!
さまざまなタイプがある懐中時計。ここからは、おすすめの懐中時計をご紹介します。具体例を見ながら、ぜひお眼鏡にかなう懐中時計を見つけてみてください。
すっきりと見やすいソーラーテック懐中時計
電池交換が面倒な方向けの電波ソーラータイプ。日光や蛍光灯の光で充電できます。また、時刻を合わせるのも電波受信にて自動で行え、わずらわしさを軽減(手動設定も可能)。
シルバーカラーのチェーンつきでスタイリッシュに持ち歩けます。チェーンが文字板の上部ではなく横に付いている形状も珍しく、おしゃれなポイント。
シンプルながらも長く愛されるメーカー懐中時計
国内の鉄道で広く愛用され続けている紐つき時計。レトロ感のあるアラビア数字表記が素敵ですね。白の文字板にくっきりと黒い文字や針が表示され、視認性もばっちり。
ベルト穴に通したり、バッグの紐に結んだりとさまざまな使い方ができます。文字板サイズは直径約5cmと、ポケットにも忍ばせやすい大きさで便利。
アクセサリーになるかわいいアイテム
かわいい付属品がついている懐中時計です。「うさぎ」と「DRINK ME」の2種類のチャームがあり、その日のファッションや気分でつけ替えて楽しめます。
ワンピースやブラウスなどのワンポイントとしても使えますし、アクセサリーにもなる便利なアイテム。文字盤が見やすく、不思議の国のアリスの雰囲気にひたれます。
電池式なので交換もかんたんです。
おしゃれ感を演出する本格派
文字盤がシックなマット仕上げの黒仕様になっており、ローマ数字は立体感のあるシルバーカラー。アンティークな味わいが楽しめる懐中時計で、見た目も使い心地も本格的です。
フォーマルスタイルならベストのボタンループに、カジュアルならズボンのポケットにさりげなく忍ばせて、おしゃれ感を演出できます。ウォーキングのときには首からぶら下げても決まります。
軽量コンパクトで使いやすい
懐中時計でベストセラーになった人気の商品。日本製クオーツ&日本製電池を採用しているので品質がよく、電池寿命は平均で1~2年。長持ちして経済的です。
サイズは500円玉より少し大きいぐらいで軽量コンパクト、使い心地にすぐれています。針は3色で見やすく、生活防水なので汗や水の不安はありません。
仕事で腕時計ができない方や金属アレルギーの方に適しています。
濡れてもOK!暗い場所でも見やすいフタなし蓄光型
看護師御用達ブランドの、ナース向け懐中時計。防水仕様で濡れても安心です。蓄光型ウォッチなので、暗いところでは文字板が光り、夜勤のときも活躍します。
伸ばせるコイルストラップとチェーンストラップの2Way仕様。ナース服にはコイルストラップが便利でしょう。もちろん、ナースウォッチに欠かせない、脈拍用の目盛りも付いています。

おすすめ商品の比較一覧表
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懐中時計の選び方 駆動方式・蓋・サイズ・防水機能・デザイン
懐中時計は時間知るためだけのアイテムではありません。実用性はもちろん、ファッション性を兼ね備えたものが懐中時計なのです。
ここでは、懐中時計の種類や機能、デザイン性など選び方のポイントについてご紹介していきます。ポイントは下記の6つ。
【1】駆動方式(ムーブメント)で選ぶ
【2】蓋(フタ)の有無で選ぶ
【3】文字盤の表記で選ぶ
【4】サイズで選ぶ
【5】防水機能が備わっていると安心
【6】デザイン性で選ぶ
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】駆動方式(ムーブメント)で選ぶ クォーツ式と機械式の違い
時計には、「ムーブメント」と呼ばれる、時計を正確に動かすための仕掛けが組み込まれています。ムーブメントは、大きく分けて「機械式」と「クオーツ式」の2パターン。どちらにも長所と短所が存在します。チェックしてみましょう。
実用性で選ぶなら「クォーツ式」
時刻を正確に知りたい方に適しているのが、電池で動くクォーツ式。水晶振動子の振動によって、高精度で時を刻んでいきます。電池寿命はかつて1年程度でしたが、技術の進歩により数年単位で延びています。
メンテナンス次第で長く使える「機械式」
時計の愛好家に好まれるのが、伝統的な手巻きタイプ。なかにはシースルーのタイプもあり複数の歯車が動いているのを見ることができるものも。精度がやや低く、1日に数十秒の進み遅れが発生する場合もあります。
また、手巻き時計は必ず1日1回ゼンマイを巻く必要があります。きちんとメンテナンスをしていけば一生使える時計でもあります。なお、磁気や衝撃に弱いので、取り扱いは慎重に行いましょう。
【2】蓋(フタ)の有無で選ぶ 蓋あり・なしそれぞれのメリット
懐中時計には、文字板に蓋がついているものとついていないものがあります。それぞれに異なるメリットがありますので、用途に合わせてタイプを選択してみてください。
蓋ありのメリット
昔ながらのアンティーク調の懐中時計は、独特のデザインが施されたフタがついているタイプが多く見られます。ポケットやカバンにほかの物と一緒に入れていても、文字板に傷がつかずにきちんと保護されるでしょう。
ただし、時刻を確認したいときにフタを開けないといけない点がデメリット。フタが固くて開け閉めに手間がかかるタイプもあるので、せっかちな方は、フタつきの懐中時計には注意が必要です。
蓋なしのメリット
フタがついていない懐中時計なら、すんなり時刻を確認できるでしょう。フタの開閉が面倒と感じる方には、フタなしがおすすめです。
さらに、懐中時計は看護師向けに作られているタイプも。ナースは患者の容態を見るために素早く時間をチェックしないといけないので、開け閉めの手間が不要なフタなしでつくられています。
蓋つきのまま見えるハーフハンターケース
フタをしたまま文字板が覗ける「ハーフハンターケース」というタイプもあります。フタの中央が窓のようになっていて、いちいちフタを開けなくても文字板が見えるというもの。面倒な開閉が不要で、文字板も守られる便利なタイプです。
【3】文字盤の表記で選ぶ
懐中時計の文字盤の数字には、次の2種類があります。視認性で選ぶかデザイン性で選ぶか、自分の好みの表記を選びましょう。
実用性で選ぶなら「アラビア数字」
馴染みのある1・2・3などの「アラビア数字」を採用しているタイプであれば、ぱっと見で確認でき、実用性も高いでしょう。
デザイン性で選ぶなら「ローマ数字」
レトロなタイプが好みで、おしゃれを演出するならⅠ・Ⅱ・Ⅲなどクラシカルなデザインの「ローマ数字」がおすすめです。
【4】サイズで選ぶ 45mm前後が主流
懐中時計を持ち運ぶ際、どこに入れるのかを考えておきましょう。ポケットやバッグなど、入れたい場所に入らない大きさでは困ります。また、小さすぎると文字板が読みにくいということもありえます。
懐中時計のサイズは数字で表され、18サイズ(約45mm)前後が主流。小柄な女性に合う6サイズ(約35mm)程度の物もあります。広いポケットに入れる方、大きくてしっかりした懐中時計がほしい方は、50mmを超えるタイプを選ぶと、懐中時計らしい存在感を感じられるでしょう。
【5】防水機能が備わっていると安心
常に携帯して使う場合は、雨に濡れることも想定して防水機能がついたものを選ぶとよいでしょう。防水機能は蓋なしタイプのものに備わっている場合が多いです。
【6】デザイン性で選ぶ シンプル・スケルトン・アンティーク調など
懐中時計は、インテリアとしても充分に映えるほどデザイン性が高く、チェーンなど好きな装飾を選ぶ楽しみもあります。
また、懐中時計はスケルトンタイプやレトロなアンティーク調、ゴシック調やメカニカルなものなど種類も豊富です。自分の好みに合ったデザインで選ぶのも大事なポイントです。
実用的な時計からファッションに取り入れられた魅力 音響機器メーカー・時計輸入販売「株式会社ムジカコーポレーション」代表からのアドバイス
懐中時計は現在でもいくつかの分野で現役で使用されている時計です。腕時計が看護に邪魔な看護師は6時の位置に鎖のついたナースウォッチを使用します。鉄道時計では列車運転時は運転席に置いて使用するため現在でも懐中時計が使用されています。このような専業の時計のもつ実用性がファッションとしての懐中時計の魅力となっています。
懐中時計に関するQ&A よくある質問
ゼンマイの切れた時計は修理できますか?

ゼンマイの全長や幅、厚みを測り、代用品と交換することで修理できます。
懐中時計が動かなくなりました。修理にいくらかかりますか?

メーカーにもよりますが、電池交換だけなら千円程度で修理できるようです。電池交換以外が原因の場合、分解しなくてはならないため1万円ほどみておく必要があります。時計屋さんで修理が可能です。
そのほかに時計を探している方はこちら 【関連記事】
自分にぴったりの懐中時計を見つけよう!
懐中時計のおすすめ商品をご紹介しました。
ポケットに入れるだけでなく、カラビナで留めたり、ネックレスにしたりとさまざまな使い方ができ、機能やデザイン性も幅広いです。気になるアイテムも見つかったのではないでしょうか。
あなたがほしい懐中時計を選んでみてくださいね。
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専門は音響アンプの電子回路設計。筐体設計。真空管回路設計。2005年音響機器を開発・製造・販売する会社を設立。国内はもとより、欧州を中心に37ケ国に輸出。 2007年プロオーディオ事業、2013年ログハウス事業、2015年コンサート企画運営事業を開始。2018年から新規事業としてロシア製軍用時計の輸入を始める。その後、数ケ国の機械式腕時計や懐中時計をラインナップ。 2008年よりFM岐阜の長寿番組である『ムジカスタイル』(毎週木曜18:30~)のナビゲーターに。コラム等の執筆多数。総アクセス数370万を超えるブログは、現在も100万アクセス/年のペースで進行中。 ローカル鉄道養老鉄道支援組織『乗って残そう揖斐養老線実行委員会』会長。大垣ケーブルテレビ番組審議委員。