フリップダウンモニターの選び方 社内でテレビやDVDを楽しむ!
車のなかでテレビやDVDを楽しむことができるフリップダウンモニターですが、アイテムによって特徴はさまざまです。サイズ感や機能だけではなく、対応している車種など選び方のポイントを確認しておきましょう。
自分の愛車にぴったりで、後部座席に乗った人が楽しめるフリップダウンモニターを選ぶために、しっかりと把握しておきたいポイントを解説いたします。自分のスタイルに合ったものを探して快適なドライブにしませんか?
自分の車に取りつけできるか確認!
フリップダウンモニターを選ぶ際にまず重要となるのは、自分の車に装着できるのかどうか、になります。フリップダウンモニターは、専用キットが必要なものとそうではないものに分かれます。
取付用のキットが必要としないならば車種を選びませんが、専用キットが必要となれば車種は限られてくるので注意です。
せっかく買っても自分の車に対応していなければ、損をしてしまうので、自分の車に取りつけ可能かを忘れずに確認をしましょう。
内装などにこだわりたい方は「専用キット商品」
内装にこだわりを持っているような方には専用キット商品がおすすめです。モニターとはまた別にいろいろとコストがかかってしまいますが、内装を自分のこだわりたいように設置できます。
取り付け時に必要な専用キットは、車種別に用意されているのが一般的です。興味のある方はぜひご確認ください。とことん内装をこだわり、気分の上がるような車にしましょう。
手軽に取りつけできる!「キット不要商品」
専用キットとは反対に、キット不要商品は取りつけ車種がとくに限られません。気軽に取りつけることができ、内装にこだわりのない方はキット不要タイプで問題ないでしょう。
また、初心者の方でも取りつけにそれほど苦労しないで済むため、専用キットに比べ、安価に抑えることができます。内装などにこだわりがなく、はじめて使用する方はキット不要の商品を選びましょう。
映像がきれいに見れるもので選ぼう
せっかくフリップダウンモニターを購入するのですから、映像がどれほどきれいに映るものかもチェックしておきましょう。自分の車に取りつけられるもののなかでも、できる限りきれいな映像が楽しめるもののほうがいいですよね。
フリップダウンモニターの解像度やサイズについてまとめました。
10インチ以上がおすすめ! ミニバンなど大きい車なら15インチも
フリップダウンモニターを購入するときは、10インチ以上の大きさがベストです。天井に設置するものですから小さすぎても見づらく感じてしまうでしょう。
ミニバンなどの大きな車種の場合は、10インチでももの足りなさを感じるかもしれません。15インチ前後のフリップダウンモニターを購入すると、快適に映像を楽しむことができます。
解像度は800×480以上がおすすめ
映像のきれいさは解像度によって異なります。画面が大きくなればなるほど映像の粗さというのは目立ってしまいますので、解像度の高さというのは重要です。
フリップダウンモニターの解像度は800×480以上がベスト。それ以下のものだと映像の粗さが目立ったり、激しい動きなどがよく見えない可能性があります。
追加機能で選ぶ
昨今販売されているフリップダウンモニターは、映像だけではなく追加機能も充実しています。
それぞれの使い方や生活スタイルによってもほしい追加機能が変わってきますので、見逃さないでおきましょう。
スマホと接続できる「HDMI端子搭載型」
スマートフォンと接続して使いたいなら、HDMI端子搭載型がおすすめです。テレビやDVDなどとは別にスマートフォンを接続することで、電波さえきちんと入っていれば動画・アプリ・ゲームなどが楽しめます。
とくに最近では、youtubeなどの動画配信サービスも充実していますので、ドライブ中の暇つぶしや渋滞のときにぴったりですね。
音声を楽しむなら「FMトランスミッター対応」
音楽が好きで車のなかで音声を楽しみたい方には、FMトランスミッター対応のものがいいですよ。接続している機器の音声をカーステレオに出力して楽しむことが可能です。
FMトランスミッター対応でない場合、別途シガーソケットなどにFMトランスミッターを取りつけ、音声をFMラジオの電波に乗せカーステレオに送る必要があります。
フロントとリアモニターで映像を変えるなら「ダブルゾーン対応」
ダブルゾーン対応のものであればフロントとリアモニターで映像を変えることができますよ。通常のものは前方のモニターやナビと連動しているため、前方でカーナビなどを起動させてしまうと後方のモニターも同じ映像となってしまいます。
しかし、ダブルゾーン対応を使えば前方はナビにして後方はテレビやDVDを映して別々に楽しめるというわけです。後ろに人を乗せたり家族で出かけるときにぴったりですね。
DVD視聴がメインなら「DVDプレーヤー内蔵型」
フリップダウンモニターを使用したい目的がDVD視聴でしたら、DVDプレーヤー内蔵型がおすすめです。コード類を接続させることでDVD視聴が可能となり、前方のモニターとは一切連動しません。
ただし、注意していただきたいのは、前方のモニターではDVD視聴ができなくなる点です。
車内環境をよくしたいなら「プラズマクラスター搭載型」
車内環境に気を配りたい方には、プラズマクラスター搭載型をおすすめします。空気を除菌してくれる機能のことで、プラズマクラスター異音を放出し車内の空気環境を改善してくれるのです。
たばこなどのにおいが残ってしまう付着臭を分解してくれる効果もあるので、車に乗る方のなかに喫煙者がいた場合あったほうが便利ですね。ただしコストがかかる傾向があります。
価格で選ぶ
どのような機能が搭載されているのかによって、フリップダウンモニターの価格はかなり変わってきます。上記でご紹介したプラズマクラスター搭載型などは、コストがやや高めです。
それほど使用頻度が高くないなら安価なものでもいいでしょう。自分の生活スタイルと合わせて価格から選ぶのも重要ですよね。せっかく高いものを買っても使わなくては意味がありませんから、価格も重要視してください。
対応メディアが何か確認する カーオーディオライターからのアドバイス
カーオーディオ・ライター
後席のエンタメ性能を一気に高めるフリップダウンモニターですが、注目したいポイントは対応メディアです。
DVD再生に加え、スマホ接続を前提としたHDMI入力を備えていれば、後席の乗員が自分のスマホを接続してYouTubeなどを試聴することも可能ですよ。
また接続するナビとフリップダウンモニターで別メディアが再生できるダブルゾーンもほしい機能でしょう。
フリップダウンモニターおすすめ11選 お子さま向けの休息モード、社内の空気をきれいにするプラズマクラスター搭載など
数あるフリップダウンモニターのなかからぜひ見比べていただきたいおすすめをご紹介いたします。
それぞれの特徴やおすすめポイントなどを詳しくまとめました。
カーオーディオ・ライター
『RSA10S-L-B』は、アルパインのスタンダードモデルですが、同社のナビと組み合わすことが可能。
前席のナビでは音楽再生など、後席のリアビジョンではDVD再生と、前後で別メディアの再生ができるダブルゾーンが利用できるのがファミリーユースには便利です。
ALPINE『RSA10S-L-B』












出典:Amazon
画面サイズ | 10.1型 |
---|---|
画質 | WSVGA(1024×600px) |
FMトランスミッター | - |
端子 | - |
モニター部開閉角 | 175度 |
電圧 | DC14.4V |
備考 | - |
カーオーディオ・ライター
ALPINE『PXH12X-R-B』は、フリップダウンモニターを数多くラインアップするアルパインの上位モデル。
高画質(WXGA)に加え、ALPINEプラズマクラスターなどほとんどの便利機能を備えた充実モデルです。最上級の使い勝手を求めるユーザーにおすすめ。
ALPINE『PXH12X-R-B』
















出典:Amazon
画面サイズ | 12.8型 |
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画質 | WXGA(1,280X 720px) |
FMトランスミッター | - |
端子 | HDMI |
モニター部開閉角 | 173.5度 |
電圧 | DC14.4V |
備考 | プラズマクラスター搭載 |
カーオーディオ・ライター
Pioneer『TVM-FW1100-B』は、専用取りつけキットを用意しているのでスマートな設置が可能なのが魅力でしょう。
LEDイルミを備えるなど、インテリアのドレスアップにも効果があるモデルです。WXGAの高解像度映像も魅力ですね。
Pioneer(パイオニア)『TVM-FW1100-B』










出典:Amazon
画面サイズ | 11.6V型 |
---|---|
画質 | XGA(1366×768px) |
FMトランスミッター | - |
端子 | HDMI、RCA |
モニター部開閉角 | 180度 |
電圧 | DC14.4V |
備考 | 8連ホワイトLEDルームランプ |
LOSKA『12.1インチデジタルフリップダウンモニター』
















出典:Amazon
画面サイズ | 12.1型 |
---|---|
画質 | 1280×800px |
FMトランスミッター | - |
端子 | HDMI、MicroSD |
モニター部開閉角 | 180度 |
電圧 | - |
備考 | LEDルームライト搭載 |
LOSKA『10.2インチデジタルフリップダウンモニター』
















出典:Amazon
画面サイズ | 10.2型 |
---|---|
画質 | 1024×600px |
FMトランスミッター | ✖ |
端子 | HDMI、MicroSD |
モニター部開閉角 | 180度 |
電圧 | - |
備考 | - |
ALPINE『RXH12X2-L-B』




















出典:Amazon
画面サイズ | 12.8型ワイド |
---|---|
画質 | WXGA(1280×720px) |
FMトランスミッター | - |
端子 | HDMI |
モニター部開閉角 | 173.5度 |
電圧 | DC14.4V |
備考 | - |
DRIVE WORLD『フリップダウンモニター』


















出典:Amazon
画面サイズ | 12.1型 |
---|---|
画質 | WXGA(1280×800px) |
FMトランスミッター | - |
端子 | HDMI、MicroSD |
モニター部開閉角 | 160度 |
電圧 | DC12V |
備考 | ルームランプ搭載 |
EONON『フリップダウンモニター』














出典:Amazon
画面サイズ | 10.1型 |
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画質 | WSVGA(1024×600px) |
FMトランスミッター | - |
端子 | - |
モニター部開閉角 | 180度 |
電圧 | DC11~14V |
備考 | - |
液晶王国『DVD内蔵フリップダウンモニター』


















出典:Amazon
画面サイズ | 15.6型 |
---|---|
画質 | WXGA(1366×768px) |
FMトランスミッター | 〇 |
端子 | USB、SD、HDMI |
モニター部開閉角 | 130度 |
電圧 | DC12V |
備考 | ルームランプ搭載 |
XTRONS『C28M156HD』
















出典:Amazon
画面サイズ | 15.6型 |
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画質 | 1920×1080px |
FMトランスミッター | 〇 |
端子 | HDMI、USB、SD |
モニター部開閉角 | 180度 |
電圧 | DC12V |
備考 | - |
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする フリップダウンモニターの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのフリップダウンモニターの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
フリップダウンモニターは自分で取りつけできるか?
フリップダウンモニターを自分で取りつけできる方は問題ありませんが、取りつけを頼む場合には注意が必要です。
ディーラー(※)に頼む場合、たとえば同じトヨタであっても、持ち込み部品を取りつけてくれるかどうかはお店次第です。これはカーショップでも変わりません。
このため、最寄りのディーラーやカーショップに、取りつける部品やキットの内容を事前に説明し、取りつけしてもらえるか確認してから購入するようにしましょう。
※特定の自動車メーカーと契約を結び、販売やメンテナンスをする業者です。
フリップダウンモニターに関するQ&A 別々の音が流せる? HDMIケーブル接続すると音声も流れる?
ナビで聞いている音楽、フリップダウンモニターで見ているDVDの音は別々に出る?

不可能ではないが、非現実的
前席の大人はナビで音楽を、後部席に座っている子どもたちはDVDを楽しむこと自体は可能です。しかし、車内は音楽のみがスピーカーから流れるため、DVDの音は基本的に流れません。
もっとも、別途工事を行うことで、DVDの音を流すことはできるようになるものの、車に搭載しているスピーカーとは別のものが必要になる、車内で別々の音が流れることになるため非現実的と言えるでしょう。
フリップダウンモニターにHDMIケーブルを装着すれば、ナビから音声が流れる?

ナビが対応していなければ音は流れません
フリップダウンモニターにHDMIケーブルを差し込むことができるなら、お手持ちのiPhoneやandroidなどから(HDMIケーブル以外に変換ケーブルが必要)YouTubeなどの映像を映すことができます。
しかし、そのままだと車内のスピーカーから音は流れないので、こちらも別途工事を行う必要があります。
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今回はフリップダウンモニターの選び方やおすすめ商品をご紹介しました。気になる商品は見つかりましたか?
映画やテレビのほか音楽やゲーム、動画などさまざまな楽しみ方があります。本記事を参考にどういった目的で使用したいのかを把握しつつ、選び方をしっかり見てあなたにぴったりのフリップダウンモニターを見つけてみてください。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2021/01/19 コンテンツ追加のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 平野慎也)
二輪、四輪の編集部に在籍し編集者として実績を積んだ後フリーライターとして独立。クルマ関連の周辺パーツをメインにライティングを実施。その後、カーオーディオ専門誌の編集長を経験。 現在はカーオーディオ専門誌、カーオーディオ専門Web媒体での執筆を中心にオーディオライターとして活動中。オーディオユニットの持つパフォーマンスはもちろん、プロによる取り付けの現場も多数取材してきた関係から、オーディオの取り付けの重要性もよく知る。