フリップダウンモニターとは
フリップダウンモニターとは、後部席の天井に取り付ける車載モニターのこと。これにより、座席に座る人が、地デジや映画などの映像コンテンツを楽しむ列ことができ、長時間のドライブも飽きずに楽しめます。
また、小さい子供は車に長時間乗っていると飽きてぐずってしまう場合がありますが、フリップダウンモニターを搭載していれば、DVDでお気に入りのアニメが見れる列ので、気を紛らわせてくれます。
デメリットは、天井に設置されているため、多少見上げる形になり、首が疲れる、車酔いの可能性がある点。なお、使わないときは天井に収納できるため、邪魔になることがありません。
フリップダウンモニターの選び方
それでは、フリップダウンモニターの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】自分の車に取りつけできるか確認
【2】映像がきれいに見れるもので選ぼう
【3】追加機能で選ぶ
【4】価格で選ぶ
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】自分の車に取りつけできるか確認
フリップダウンモニターを選ぶ際にまず重要となるのは、自分の車に装着できるのかどうか、になります。フリップダウンモニターは、専用キットが必要なものとそうではないものに分かれます。
取付用のキットが必要としないならば車種を選びませんが、専用キットが必要となれば車種は限られてくるので注意です。
せっかく買っても自分の車に対応していなければ、損をしてしまうので、自分の車に取りつけ可能かを忘れずに確認をしましょう。
▼内装などにこだわりたい方は「専用キット商品」
内装にこだわりを持っているような方には専用キット商品がおすすめです。モニターとはまた別にいろいろとコストがかかってしまいますが、内装を自分のこだわりたいように設置できます。
取り付け時に必要な専用キットは、車種別に用意されているのが一般的です。興味のある方はぜひご確認ください。とことん内装をこだわり、気分の上がるような車にしましょう。
▼手軽に取りつけできる!「キット不要商品」
専用キットとは反対に、キット不要商品は取りつけ車種がとくに限られません。気軽に取りつけることができ、内装にこだわりのない方はキット不要タイプで問題ないでしょう。
また、初心者の方でも取りつけにそれほど苦労しないで済むため、専用キットに比べ、安価に抑えることができます。内装などにこだわりがなく、はじめて使用する方はキット不要の商品を選びましょう。
【2】映像がきれいに見れるもので選ぼう
せっかくフリップダウンモニターを購入するなら、映像がどのくらいきれいに映るかもチェックしておきましょう。自分の車に取りつけられる製品のなかで、できる限りきれいな映像が楽しめるほうがいいですよね。
フリップダウンモニターの解像度やサイズについてまとめました。
▼10インチ以上がおすすめ! ミニバンなど大きい車なら15インチも
フリップダウンモニターを購入するときは、10インチ以上の大きさがベストです。天井に設置するものですから小さすぎても見づらく感じてしまうでしょう。
ミニバンなどの大きな車種の場合は、10インチでももの足りなさを感じるかもしれません。15インチ前後のフリップダウンモニターを購入すると、快適に映像を楽しむことができます。
▼解像度は800×480以上がおすすめ
映像のきれいさは解像度によって異なります。画面が大きくなればなるほど映像の粗さというのは目立ってしまいますので、解像度の高さというのは重要です。
フリップダウンモニターの解像度は800×480以上がベスト。それ以下のものだと映像の粗さが目立ったり、激しい動きなどがよく見えない可能性があります。
【3】追加機能で選ぶ
昨今販売されているフリップダウンモニターは、映像だけではなく追加機能も充実しています。
それぞれの使い方や生活スタイルによってもほしい追加機能が変わってきますので、見逃さないでおきましょう。
▼スマホと接続できる「HDMI端子搭載型」
スマートフォンと接続して使いたいなら、HDMI端子搭載型がおすすめです。テレビやDVDなどとは別にスマートフォンを接続することで、電波さえきちんと入っていれば動画・アプリ・ゲームなどが楽しめます。
とくに最近では、youtubeなどの動画配信サービスも充実していますので、ドライブ中の暇つぶしや渋滞のときにぴったりですね。
▼音声を楽しむなら「FMトランスミッター対応」
音楽が好きで車のなかで音声を楽しみたい方には、FMトランスミッター対応のものがいいですよ。接続している機器の音声をカーステレオに出力して楽しむことが可能です。
FMトランスミッター対応でない場合、別途シガーソケットなどにFMトランスミッターを取りつけ、音声をFMラジオの電波に乗せカーステレオに送る必要があります。
▼フロントとリアモニターで映像を変えるなら「ダブルゾーン対応」
ダブルゾーン対応のものであればフロントとリアモニターで映像を変えることができますよ。通常のものは前方のモニターやナビと連動しているため、前方でカーナビなどを起動させてしまうと後方のモニターも同じ映像となってしまいます。
しかし、ダブルゾーン対応を使えば前方はナビにして後方はテレビやDVDを映して別々に楽しめるというわけです。後ろに人を乗せたり家族で出かけるときにぴったりですね。
▼DVD視聴がメインなら「DVDプレーヤー内蔵型」
フリップダウンモニターを使用したい目的がDVD視聴でしたら、DVDプレーヤー内蔵型がおすすめです。コード類を接続させることでDVD視聴が可能となり、前方のモニターとは一切連動しません。
ただし、注意していただきたいのは、前方のモニターではDVD視聴ができなくなる点です。
▼車内環境をよくしたいなら「プラズマクラスター搭載型」
車内環境に気を配りたい方には、プラズマクラスター搭載型をおすすめします。空気を除菌してくれる機能のことで、プラズマクラスター異音を放出し車内の空気環境を改善してくれるのです。
たばこなどのにおいが残ってしまう付着臭を分解してくれる効果もあるので、車に乗る方のなかに喫煙者がいた場合あったほうが便利ですね。ただしコストがかかる傾向があります。
【4】価格で選ぶ
どのような機能が搭載されているのかによって、フリップダウンモニターの価格はかなり変わってきます。上記でご紹介したプラズマクラスター搭載型などは、コストがやや高めです。
それほど使用頻度が高くないなら安価なものでもいいでしょう。自分の生活スタイルと合わせて価格から選ぶのも重要ですよね。せっかく高いものを買っても使わなくては意味がありませんから、価格も重要視してください。
カーオーディオライターからのアドバイス
対応メディアが何か確認する
後席のエンタメ性能を一気に高めるフリップダウンモニターですが、注目したいポイントは対応メディアです。
DVD再生に加え、スマホ接続を前提としたHDMI入力を備えていれば、後席の乗員が自分のスマホを接続してYouTubeなどを試聴することも可能ですよ。
また接続するナビとフリップダウンモニターで別メディアが再生できるダブルゾーンもほしい機能でしょう。
おすすめ商品の比較一覧表
フリップダウンモニターおすすめ11選
数あるフリップダウンモニターのなかからぜひ見比べていただきたいおすすめをご紹介いたします。
それぞれの特徴やおすすめポイントなどを詳しくまとめました。
輝度を自動調整してくれていつでも快適に楽しめる
パイオニアのカーナビ、車内AV機器ブランドであるカロッツェリアから出ているフリップダウンモニター。
車種別に専用キットがあり、内装に違和感なく取りつけられます。内装やデザイン性にこだわりのある方は必見です。
また、車内の明るさに応じて輝度を自動調整してくれる点も見逃せません。
ナビはもちろんですが、HDMIにも対応しているので、さまざまな映像を楽しむことができるでしょう。他社製品のカーナビへの接続も可能なため、よりドライブが充実します。
大画面と超高画質で圧巻の臨場感が楽しめる
超高画質で圧巻の臨場感が楽しめます。ドアの開閉に連動したルームランプが、夜間の乗り降りにも便利ですね。
最新の15.6インチ超薄型のフリップダウンモニターで、臨場感のある映像をドライブで楽しめます。
1920×1080pixelの高解像度があり、映像にも申し分ありません。HDMIだけではなくmicroSDカードやUSBも対応しています。タッチボタンはグリーンに光り、使い心地も快適です。
色鮮やかな映像とプラズマクラスターで上質な空間に
プラズマクラスター搭載型のフリップダウンモニター。車内の空気をきれいにしてくれるプラズマクラスターを搭載し、車内環境が気になる方に向いています。ARコーティングで色鮮やかな映像が楽しめるのも見逃せません。
スマホやネットの動画も楽しめる汎用型で、家族とつながりながらそれぞれの好きなコンテンツが楽しめます。静電気を抑える効果もあり、花粉が衣服に付着するのを防ぎます。
赤外線ヘッドホンを使えばワイヤレスで音声を間近に
180度展開できて寝ながらでも楽しめます。赤外線ヘッドホンを使えばワイヤレスで音声を楽しむこともできますよ。
タッチパネルにも対応していますが、ボタンは上部にあるため、お子さまが誤って操作してしまう心配もありません。
操作音がなるため、わかりやすく操作が可能です。全体が丸みを帯びた形状をしていて、万が一お子さまなどぶつかってしまっても安全なのがうれしいですね。
内蔵のブルーライトをつけると映画館のような気分が楽しめます。
お気に入りのDVDを見ながら素敵なドライブ空間を
お手持ちのお気に入りDVDも車の中で視聴できます。車のラジオから直接音声を流すことができる、FMトランスミッター搭載な点も見逃せません。
大迫力の大画面は、後部座席がまるでシアタールームにのように早変わりします。
1366×768pixelの高解像度があるため。、映像が乱れることもありません。きめこまやかな映像を楽しめるでしょう。
USBやSDカードスロットルも搭載されているので、DVDだけではなくデータの再生もできます。
全視野だからどの角度からも綺麗な映像が楽しめる
高画質できれいな映像が楽しめるフリップダウンモニターです。全視野だからどの角度から見ても同じようにきれいにみえるのがポイントになります。また、高精細映像が車のなかでも感動を際立たせてくれます。
1280×800pixelで、大画面の12.1インチ。より鮮やかな美しい映像を車のなかで楽しみましょう。すぐ飽きてしまうお子さまの退屈しのぎのほか、大渋滞の暇つぶしにぴったりですよ。
迫力の大画面! HDMI対応で楽しみ方いろいろ
HDMI接続対応でさまざまな楽しみ方ができます。視野角の広い「スーパーマルチアングル液晶」を採用しており、座席のどの位置からでも問題なく視聴できるため、迫力ある大画面で、お子さまの退屈しのぎにもぴったりです。
液晶パネルには「ARコーティング」を採用していて、反射やにじみを抑え、映像の美しさに力を注いでいます。
また、前席では音楽を聴きながら後席ではyoutubeを見るなどもできるので、それぞれ別の楽しみ方ができるのもポイントです。
(※ご利用の際は、対応するアルパインカーナビを接続してください)
いろんな車に対応! ルームランプとしても
ルームランプとしても活躍してくれるフリップダウンモニターです。サイドについたブルーのイルミネーションは、両方同時またはどちらか一方ずつの点灯もできます。
HDMI端子が搭載されていて、スマートフォンなどの対応機器をつなげば動画の視聴、大画面でゲームをプレイしたりなどの楽しみ方も可能です(※「HDMIケーブルは別売りです)。
そのほか、microSDカードにも対応、ビデオカメラなどのデジタル映像機器を直接つなぐこともできますよ。
お子さまの長時間視聴対策になる休憩モード搭載
見た目にもこだわりたい方向けです。連続的な長時間視聴を予防する休憩モードを搭載していて、お子さまのいるご家庭にもぴったり。見た目も美しくインテリアと一体となった洗練されたデザインで見逃せません。
リアビジョンリンクにも対応しています。別売りのリモコンがあれば、リアビジョンから目的地やルートの設定をおこなうナビ操作も可能です。
取りつけには車種専用の取りつけキットが必要となるため、対応した車種かどうかも確認してくださいね。
スリムデザインで使っていないときも邪魔にならない
microSDカード対応のHDMI接続可能なフリップダウンモニターです。スリムデザインで、使っていないとき邪魔にならないのが注目のポイントでしょう。
青いルームランプ搭載が雰囲気作りもなり、雰囲気を重視したい方には見逃せません。
モニター部分は約160度まで開閉でき、12V電源の普通車に対応しています。スタイリッシュでかっこよさをもたらすので、デザイン性にもこだわりたい方はぜひチェックしておきましょう。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする フリップダウンモニターの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのフリップダウンモニターの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
フリップダウンモニターの取り付け時の注意点
フリップダウンモニターを自分で取りつけできる方は問題ありませんが、取りつけを頼む場合には注意が必要です。
ディーラー(※)に頼む場合、たとえば同じトヨタであっても、持ち込み部品を取りつけてくれるかどうかはお店次第です。これはカーショップでも変わりません。
このため、最寄りのディーラーやカーショップに、取りつける部品やキットの内容を事前に説明し、取り付け業者で対応可能か確認してから購入するようにしましょう。
※特定の自動車メーカーと契約を結び、販売やメンテナンスをする業者です。
フリップダウンモニターに関するQ&A
ナビで聞いている音楽、フリップダウンモニターで見ているDVDの音は別々に出る?

不可能ではないが、非現実的
前席の大人は音楽を、後部席に座っている子供たちはDVDを楽しむこと自体は可能です。しかし、車内は音楽のみがスピーカーから流れるため、DVDの音は基本的に流れません。
ただし、別途工事を行うことで、DVDの音を流すこと自体は技術的には可能です。しかし、車に搭載しているスピーカーとは別のものが必要になる、車内で別々の音が流れることになるため非現実的と言えるでしょう。
フリップダウンモニターにHDMIケーブルを装着すれば、ナビから音声が流れる?

ナビが対応していなければ音は流れません
フリップダウンモニターにHDMIケーブルを差し込むことができるなら、お手持ちのiPhoneやandroidなどのスマホから(HDMIケーブル以外に変換ケーブルが必要)YouTubeなどの映像を映すことができます。
しかし、そのままだと車内のスピーカーから音は流れないので、こちらも別途工事を行う必要があります。
そのほかの車空間を快適にする記事はこちら 【関連記事】
映画や動画などさまざまな楽しみ方ができる
今回はフリップダウンモニターの選び方やおすすめ商品をご紹介しました。気になる商品は見つかりましたか?
映画やテレビのほか音楽やゲーム、動画などさまざまな楽しみ方があります。本記事を参考にどういった目的で使用したいのかを把握しつつ、選び方をしっかり見てあなたにぴったりのフリップダウンモニターを見つけてみてください。
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