おすすめ商品の比較一覧表
水槽バックスクリーンの使用で得られる効果
水槽バックスクリーンは水槽の背面・側面に貼るシートのこと。フィルターなどのごちゃごちゃした配線や背面の壁の目隠しになり、水槽の見栄えがグッとよくなります。なにもしない状態に比べ、魚たちの色や輪郭もくっきり鮮明に。アクアリウムの完成度が一気に高まります。
貼り付けた方向からの光を抑えられるため、光が差し込むことによる藻類の発生を防ぐこともつながりますよ。
背面から魚が見られなくなってしまったり、やや圧迫感が出てしまったりするといったデメリットもありますが、うれしい効果がたくさんあります。ぜひ便利な水槽バックスクリーンを活用してみてくださいね。
貼り付け方をチェックしておこう
用意する道具はタオル・中性洗剤・スプレーボトル・カッター・定規・ヘラ。スプレーボトルには数%の濃度になるよう水で薄めた中性洗剤を入れておきましょう。洗剤を入れることで滑りがよくなり位置の修正や貼り直しがラクになります。
定規がない場合、水槽ヘリに合わせてカッターでカットしても、きれいに直線にするのは難しく慣れが必要。フチから数ミリガラスに入り込んだところに定規を当ててカットするのがきれいにするコツです。
作業手順はこちら。
1. 水槽をきれいに洗い、乾いたタオルで水分を拭き取る
2. 水槽に中性洗剤スプレーをまんべんなく吹き付ける
3. バックスクリーンを水槽にのせる
4. ヘラで気泡を押し出す
5. バックスクリーンのあまり部分をカッターでカットする
難しく感じる場合はセロハンテープなどで設置できるものを選びましょう。
水槽バックスクリーンの選び方
それでは、水槽バックスクリーンの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】カラーや背景で選ぶ
【2】節電や断熱効果があるものも
【3】貼り付けのしやすさも重要
上記の3つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】カラーや背景で選ぶ
水槽バックスクリーンは水槽全体のイメージを決める重要な要素。後悔しないようしっかり選びたいものですよね。デザインによってはメンテナンスがラクになる場合も。好みも大事ですが、背景による視覚効果も考えて選ぶと納得のいく仕上がりになりますよ。
▼カラーが豊富な単色のスクリーン
無地のデザインもカラーが豊富で、何色を選ぶかで水槽の雰囲気が大きく変わります。青系は海の雰囲気が出せるため海水水槽に似合うカラー。黒系は落ち着いた雰囲気を演出でき、水景がぐっと引き締まります。熱帯魚や水草の鮮やかな色味が引き立ち、淡水魚水槽で用いられることが多いカラーです。
透明度にも着目しましょう。配線類をしっかり隠したい場合は、背面が透けない透明度の低いものが適しています。クリアなものは目隠し効果は低くなりますが、水槽に奥行き感が出て広々とした印象に。サンドとよばれるすりガラスのようなものもあります。水槽のイメージや目隠しとしての効果、設置場所の雰囲気に合うかも考慮して選びましょう。
▼個性豊かな背景がプリントされたスクリーン
なかには風景写真や絵などがプリントされたバックスクリーンもあります。水槽のレイアウトがあまり得意ではないという場合に便利。自分で水草や流木などをレイアウトしなくても、水槽内を華やかな印象にしてくれます。
飼育する魚に合った環境を再現したり、インテリアのポイントになる印象的な水槽に演出することも。うまく活用すれば自分でレイアウトするものを最低限にすることができ、掃除などのメンテナンスもラクになりますよ。
【2】節電や断熱効果があるものも
バックスクリーンのなかには、水温管理に役立つ機能的なものも。ウレタンやアルミシートを使用した断熱効果があるタイプは、太陽の光を遮り水温上昇を防ぐとともに、外部に熱を奪われ水温が低下するのも防いでくれます。ヒーターやクーラーの効率もアップ。節電にもつながります。
ほかのバックスクリーンのうしろに重ねて貼ることもできるので、好みの色や背景のバックスクリーンと併用してもいいですね。
【3】貼り付けのしやすさも重要
製品によって貼り付けの方法も異なるため忘れず確認しておきましょう。貼り付け面に糊が塗られているタイプは水槽にぴったり貼り付けて使うため、あいだに水滴が入ったりすることがなく落下しにくいのが魅力。ただし、きれいに貼り付けるにはていねいな作業と慣れが必要になります。
糊が付いていないタイプはセロハンテープや両面テープを使って貼り付けるだけ。面倒な貼り付け作業が不要でかんたんに取り付けることができます。貼り替えもラクにできるので、いくつか用意して気分によって背景を変えて楽しむのもいいですね。
エキスパートのアドバイス
水辺の動植物専門ショップ「sensuous」代表
貼り方のコツをアドバイス
水槽のフチにセロテープなどで貼って使用するものは、上部も側面も下段もすべてにテープを張ることでスクリーンの中にごみなどが入らないようにすると、長く使用してもきれいな状態を保てます。
カッティングシート状のスクリーンは初めて貼るときは面倒に感じますが、水槽とシートを滑らすようにしっかりと水分をあたえるため、吹き付けるというより流し込むぐらいのイメージで水分を供給して張り合わせるとうまくいきます。
単色の水槽バックスクリーンおすすめ6選
単色のバックスクリーンのなかからおすすめの6商品をラインナップしました。自分の水槽に合うアイテムを見つけてみてくださいね。
キョーリン『水槽用 節電バックスクリーン』

出典:Amazon
寿工芸『KOTOBUKI ツーカラーバックスクリーン600』






出典:楽天市場
リーフ『バックスクリーン ARTI 60』






出典:Amazon
ニッソー『バックスクリーン 600』

出典:Amazon
リーフ『バックスクリーン ARTI 60』






出典:Amazon
リーフ『塩ビ製バックスクリーン』

出典:Amazon
背景がプリントされた水槽バックスクリーンおすすめ5選
水草や岩場など背景がプリントされたバックスクリーンはレイアウトを助けてくれる便利なアイテム。さまざまなデザインの商品があるので比べてみてくださいね!
ジェックス『GX-11 バックスクリーン』

出典:Amazon
アクアグラフィックス『水槽バックスクリーン』














出典:Amazon
寿工芸『KOTOBUKI 雅スクリーン No.2水墨画』

出典:Amazon
寿工芸『KOTOBUKI 密林の神秘 アマゾン600』






出典:楽天市場
寿工芸『KOTOBUKI 3Dスクリーンリバーシブル 90A』

出典:Amazon
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 水槽バックスクリーンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの水槽バックスクリーンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
まとめ
バックスクリーンのおすすめ11商品をご紹介しました。
どんなバックスクリーンを選ぶかで水槽全体の雰囲気が大きく変わってきます。視覚効果なども意識しながらデザインを選ぶといいですね。なかには断熱効果や節電につながる機能的な商品もあるので、活用してみるのもいいでしょう。貼り付けの方法も確認してから選んでくださいね。
あなたがほしいバックスクリーンを選んで、アクアリウムのイメージアップに役立ててみてください!
【関連記事】関連するほかの商品情報はこちら
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
東京渋谷の水草・観賞魚販売を中心とした店舗「sensuous」代表。 水草職人として、観賞魚業界を牽引するパイオニア的存在の一人。 独立後の2001年より水草を用いた作品を専門誌やインテリア誌に数多く発表しており、朝の連続テレビ小説「あまちゃん」に登場した海女カフェ水槽を始め多くのテレビ番組セットや企画展、各イベントなどでアクアリウム作品を手掛けている。 2016年6~7月にはEテレ「アクアリウムとテラリウム」の講師での出演、 2017年・18年では水草と観賞魚の企画展「グリーンアクアリウム展」でのディレクションを担当する。 都内専門学校(アクアリスト専攻)講師。観賞魚飼育管理士アドバンス・愛玩動物飼養管理士2級・ビオトープ計画管理士2級・ビオトープ施工管理士2級。著書「水草水槽のススメ」