電波ソーラー腕時計とは|特徴や寿命も解説

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電波ソーラー腕時計とは、標準時刻の電波を受け取り自動的に時刻修正する機能と、太陽光や蛍光灯などの光エネルギーを蓄電するソーラー発電機能を搭載した腕時計のこと。自分で調整しなくても時刻を調節してくれるのでとても便利です。
また、定期的に電池交換が不要な点もメリット。電池交換の手間やコストを省けます。しかし、国内電波だけを受信するモデルの場合は、海外では手動で時刻調整が必要になることもあるので注意が必要です。
電波ソーラー腕時計の寿命
電波ソーラー腕時計は、一般的に5~7年ほどを目安に消耗部品の交換が必要といわれています。
光エネルギーを蓄電する二次電池は、10年程度での交換が目安。クォーツ時計は3年程度で電池交換が必要ですので、電波ソーラー時計は省メンテナンスだと言えます。
電波ソーラー腕時計おすすめ11選|メンズ
電波ソーラー腕時計の選び方のポイントが分かったところで、早速おすすめナビ厳選のアイテムをご紹介します。
まずはメンズ電波ソーラー腕時計のおすすめから! 使用用途に合わせて、あなたにぴったりの電波ソーラー腕時計を選んでみましょう。
CITIZEN(シチズン)『REGUNO(KL8-911-50)』
電波ソーラー腕時計おすすめ7選|レディース
続いて、女性用電波ソーラー腕時計も見ていきましょう。レディースはデザインも華奢で可愛い商品が多くあります。ぜひお気に入りのものを探してみましょう。
プレゼントにも喜ばれること間違いなしです!
おすすめ商品の比較一覧表
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電波ソーラー腕時計の選び方
それでは、電波ソーラー腕時計の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。
・表示方法
・ベルトの素材
・パーペチュアルカレンダーの有無
・防水性能
・重さや厚み
・ストップウォッチ機能
上記の6つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】表示方法をチェック
時計には「アナログ表示」と「デジタル表示」があります。最近では両方を表示する機種も増えてきました。それぞれにメリットがありますので、使用用途に応じて選ぶようにしましょう。
いくつか購入して、コーディネートや利用シーンによって使い分けるのもひとつの手ですよ。
▼伝統的な「アナログ表示」
伝統的なアナログ表示の時計は、経過時間や残り時間を感覚的に読み取ることができます。
ビジネスや冠婚葬祭からタウンユース、スポーツウォッチまで多くのデザインの時計がありますのでTPOに合わせて選択することが重要です。
▼読み取りやすい「デジタル表示」
より正確な時間を読み取ることができるデジタル表示。カジュアルなデザインが多く、ふだん使いやアウトドアを楽しむ人にも便利です。
時刻以外にも、タイマー・アラーム・温度計・気圧計などさまざまな機能を搭載しているモデルもあります。
【2】ベルトの素材をチェック
電波ソーラー腕時計を選ぶ際には、素材も重要なポイントです。素材によって重さ・丈夫さ・耐水性なども違います。
それぞれの素材にもメリット・デメリットがあるので、利用シーンを思い浮かべながら選んでみましょう。
▼耐久性が高い「チタン」
ボディにチタンを使用した時計は、軽量で耐候性が高いのが特徴です。汗や水分でも変色しにくく、長時間つけても疲れにくいので、ビジネスシーンにも適しています。
また、一般的に金属アレルギーを起こしにくいといわれているチタンですが、価格帯が高めなのがデメリットです。
▼定番素材「ステンレス」
変色しにくく、雨や汗などに対して高い耐性があるステンレス。さまざまな表面加工が可能であり、高級腕時計から一般的なものにまで多く使われている素材です。
ただし、重さはチタンよりも約40%重めで、製品によっては200g以上の重量のものもあります。重さが気にならない人にはいいでしょう。
▼デザインが豊富な「レザー」
牛革はもちろん、ワニやヘビの革などデザイン性が高く、カラーバリエーションも豊富なレザー。フォーマルからカジュアルシーンまで、おしゃれで使いやすいのが特徴です。
デメリットとして、匂い・水気に弱い、色落ちしやすいなどがありますが、撥水・防水・抗菌・防臭などの加工がされたものも。選ぶときのポイントとして覚えておきましょう。
▼運動に向いている「ラバー」
つけ心地がよく柔らかなシリコンラバー。カジュアルなデザインのウレタン。いずれも汗や汚れに強く、スポーツやアウトドア用の時計に適しています。
また、ラバー製の腕時計は軽量で、重さをほとんど感じないのも特徴です。
【3】パーペチュアルカレンダーの有無もチェック
パーペチュアルカレンダーは日付の計算を自動で行ない調節してくれる機能のこと。
月による日数の違いや4年に1度のうるう年の計算まで全て自動。半永久的に日付の調整が不要なので、永久カレンダーともいいます。
(★)ポイント:季節により電波強度に若干の変化もあります
音響機器メーカー・時計輸入販売「株)ムジカコーポレーション」代表
電波時計は日本では福島県と佐賀県に基地局があり、その電波を受信し時刻を自動的に合わせることができる時計です。
鉄筋の建物では電波が受信しにくくなったり、季節によって電波強度が変化するので基地局から遠く離れたエリアでは注意が必要です。その場合クォーツ時計として動作しますので時計が止まることはありませんが、精度は大幅に悪化します。
【4】防水性能をチェック
急な雨・水を扱う家事・水辺でのレジャーにも対応できるのが、防水性能の備わっているモデル。製品によって防水性能の高さが異なり、「〇気圧防水」という形で表記されます。
日常生活やホースを使うような水仕事のときには日常生活用防水レベルの5気圧防水、水辺でのレジャーには10~20気圧防水のモデル。海水浴や水泳などを楽しむなら、20気圧防水以上のもの。スキューバダイビングなどは、さらに防水性能の高いダイバーズウォッチタイプを選びましょう。
【5】重さや厚みをチェック
電波ソーラー腕時計は、50g以下の軽量モデルから200gを超えるモデルまでさまざまです。毎日長時間つける人には腕や肩に負担をかけにくい軽量モデルがいいですね。ただ、重さがある方がしっくりくる人もいると思うので、ご自身の好みに合わせて選びましょう。
また、製品の厚さも要チェック。厚めのモデルは重厚感があり、機能面が充実している傾向が。一方、薄いものは機能がシンプルなものが多く、袖に引っ掛かりにくいのでスタイリッシュに付けられます。
【6】ストップウォッチ機能をチェック
「クロノグラフ」とはストップウォッチ機能のことで、一般的にスタート・ストップ・リセットの3段階操作でタイムを測定します。
また、平均速度を計る「タキメーター」・距離を測る「テレメーター」・脈拍数を測る「パルスメーター」などの機能が搭載されているモデルも。
人気のおすすめメーカー・ブランドの特徴
時計にはさまざまなメーカーがありますが、ブランド力や歴史においてはヨーロッパ勢に軍配が上がります。しかし、技術面において日本のメーカーは、時計大国スイスに引けを取らないといわれています。
ソーラー電波の分野でも、「セイコー」「シチズン」「カシオ」は優秀です。では、その3つのメーカーを詳しく見てみましょう。
SEIKO(セイコー)
1881年に創業したセイコーは、その技術力の高さで世界の時計産業をリードしてきました。オリンピックの公式計時や、クォーツ腕時計の発売など、数々の歴史を残してきた老舗メーカーです。
そのなかでも電波ソーラー腕時計を多数ラインナップしている「アストロン」「セイコーセレクション」「ルキア」。シンプルなものから個性的なものまで、多彩なデザインでオン・オフのどちらにも対応できます。
CITIZEN(シチズン)
1918年に設立されたシチズンは、チタンを初めて腕時計に落とし込んだメーカーと言われています。多様化する顧客のニーズに合わせて、ひと手間加えたデザインと着け心地が良くシンプルな作りとなっています。
また、電池交換の必要がない光発電技術エコ・ドライブの搭載と技術力の高さがシチズンの強み。スタイリッシュなモデルが多く、豊富なラインナップから選ぶ楽しみも与えてくれるメーカーです。
CASIO(カシオ)
「Gショック」で1990年代に一世を風靡したカシオ。カシオ独自のシステム「タフソーラー」やスマホとBluetooth接続できる「スマートフォンリンク」など、ソーラー電波の分野においても高機能なモデルを取りそろえています。
防水機能を備えたモデルも多く、日本・北米・ヨーロッパ・中国の地域に対応する電波時計機能付きの高機能な時計を生産。海外旅行や出張時にも安心です。
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長く使える電波ソーラー腕時計を選ぼう
電波ソーラー腕時計の選び方のポイントとおすすめ商品をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
用途やシーンに合わせた製品を選ぶためには、機能や素材、メーカーなどに注目するといいでしょう。魅力的なデザインの製品も多いため、好みやファッションに重点をおくのも◎。あなたにぴったりで、長く使える電波ソーラー腕時計を見つけましょう。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
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専門は音響アンプの電子回路設計。筐体設計。真空管回路設計。2005年音響機器を開発・製造・販売する会社を設立。国内はもとより、欧州を中心に37ケ国に輸出。 2007年プロオーディオ事業、2013年ログハウス事業、2015年コンサート企画運営事業を開始。2018年から新規事業としてロシア製軍用時計の輸入を始める。その後、数ケ国の機械式腕時計や懐中時計をラインナップ。 2008年よりFM岐阜の長寿番組である『ムジカスタイル』(毎週木曜18:30~)のナビゲーターに。コラム等の執筆多数。総アクセス数370万を超えるブログは、現在も100万アクセス/年のペースで進行中。 ローカル鉄道養老鉄道支援組織『乗って残そう揖斐養老線実行委員会』会長。大垣ケーブルテレビ番組審議委員。