アウトドア用スピーカーの選び方
アウトドアに出かけた時に、あると気分が盛り上がる便利なアイテム「アウトドア用スピーカー」。でも、どの程度の機能があればいいのか、どんな商品がアウトドアに向いているスピーカーなのかわからない人も多いかもしれません。この記事では、キャンプブロガーのSAMさんに、アウトドア用スピーカーを選ぶときのポイントを教えてもらいました。ポイントは下記6点。
【1】防水性能で選ぶ
【2】Bluetooth接続でコードレスかどうか
【3】USB充電可能・長時間バッテリーがおすすめ
【4】音質はスペックだけでは判断できない
【5】持ち歩くなら小さいサイズのものを
【6】音楽をグループで楽しむか、個人で楽しむか
それぞれの特徴をおさえて、自分に合うアウトドア用スピーカーを見つけてくださいね。
【1】防水性能で選ぶ
野外で電子機器を使用するとき、雨や夜露から本体を守ることが重要。そのためにも防水機能を備えているかどうかがまず選択の判断基準となります。
防水性の表示としては、防水に対する等級を表す「IPX」が一般的。0~8級まであり、数字が高くなればなるほど防水機能が強化されたことになりますが、水に浸けて使用するようなことがない限り「IPX4」以上があれば十分と言えます。
【2】Bluetooth接続でコードレスかどうか
例えばスマートフォンを音楽ソース(音源)とするなら、スピーカーとスマートフォンを何かで接続しなければなりません。今やほとんどのデバイスでBluetooth接続がコードレスとして一般的になりました。
短い距離であれば音質の劣化も少なく、ほとんどの場合デバイス側からの操作であるというのも便利です。Bluetoothには様々な規格がありますが4.0以上をおすすめします。
【3】USB充電可能・長時間バッテリーがおすすめ
野外では電源は基本ありませんので、単体で長く持ちこたえるバッテリーを備えているのが望ましいところです。現在、市販のアウトドアに使えるスピーカーではUSBによる充電がほとんどで、10時間を超えるバッテリー性能がかなり多くなってきました。
スピーカー本体が小さくなればその分どうしてもバッテリーが短時間にはなりがちですので、コンパクトさとの兼合いで選択してみてください。
【4】音質はスペックだけでは判断できない
音質に関しては、実際に聴いてみるまで分からないという面は仕方ありません。ただし音圧があるかどうかはスペックからある程度見極めていくことができます。
まずはパワー。ワット数が大きくなれば音圧は期待できます。またパッシブ型ウーファーが採用されたモデルは低音増強に役立つようです。
またスピーカーが二つあるデュアルドライバーでは音が拡散して、より豊かになる傾向があります。いずれにしても野外で使用するには周囲への配慮とマナーをしっかり守ることを前提にご使用ください。
【5】車を使わず持ち歩く場合は小さいサイズのものを
オートキャンプやツーリングの場合は多少大きいサイズでも問題ありません。しかし、持って歩く場合、特に荷物の量を減らしたい登山のような場合は、できるかぎり小さいサイズのスピーカーを選ぶようにしましょう。
ただし、サイズが小さくなると、その分どうしてもバッテリーの持続時間や音質の性能は低くなりがちです。とくに、バッテリー持続時間はあまりに短いと利用できる時間も短くなるため問題です。できるかぎりサイズとバッテリーの持続時間のバランスが取れた機種を選びたいものですね。
【6】音楽をグループで楽しむか、個人で楽しむか
仲のいい友人たちとグループでのキャンプを楽しむか、ソロキャンプを楽しむか、によっても選ぶスピーカーは変わってきます。アウトドア用スピーカーの中には、グループで楽しめるような光の演出ができる機種があり、イベントでの演出も可能です。
また、同じスピーカー同士で連携がとれる機能を持つものもあります。スピーカー同士で連結させて、多くの人たちと一緒に音楽を楽しみましょう。
エキスパートのアドバイス
アウトドアライター、キャンプブロガー、星のソムリエ®
以前はキャンプ場で音楽を聴く、流すというのはご法度でもありました。今でも自分たち以外のキャンパーさんがいるときは同様です。しかし近年秋冬の閑散期、また平日の誰もいないソロキャンプも流行っています。こういう時にアウトドア環境で流すお気に入りの曲は、いつもの部屋やイヤフォンを通して聴くものとはまるで違って感じたりします。
デジタルデバイスとアウトドアはもう上手に融け合ってきている時代です。マナーを守りつつ、新しい世界観をアウトドアスピーカーで楽しんでみてください。
おすすめ商品の比較一覧表
アウトドア用スピーカーおすすめ7選
アウトドア用スピーカーの選び方のポイントをふまえて、実際にキャンプブロガーのSAMさんと編集部が選んだおすすめ商品を紹介します。

最大16Wの迫力サウンド!
軽さと強度を兼ね備えたチタニウムドライバーを採用した「SoundCore」最新モデル。リアルタイムで低音を強化するSoundcoreの独自技術BassUpテクノロジーに加え、「デュアルパッシブラジエーター」搭載で、より深みのある低音をお楽しみいただけます。強化された2つの8Wドライバーにより、屋内でも屋外でも豊かで鮮明なサウンドを提供。
Soundcoreアプリに対応し、アプリからイコライザーのカスタマイズが可能になっています。また、前作に引き続きIPX7対応なので、水深1mを最長30分操作可能です。プール やお風呂でも気軽にお気に入りの音楽を堪能できますよ。再生可能時間は最大24時間という点も魅力です。

タテ・ヨコどちらも高音質のスピーカー
42×51mm口径の非対称形フルレンジスピーカーユニット「X-Balanced Speaker Unit」搭載。高音質の広がり、高い音圧と力強い低音を実現しています。低音を強化する「EXTRA BASS」モードを搭載し、フルレンジスピーカーユニット2基により迫力のある重低音が。高音質コーデック「LDAC(TM)」に対応しているので、Bluetooth接続の音楽も高音質。
また、アウトドアで使うことを想定してIP67の防塵(IP6X)防水(IPX7)、かつサビにも強いため、海のようなアウトドアでも思いっきり使えます。音質や使い勝手と高い基本性能を備えたモデルです。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ポータブルスピーカーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのポータブルスピーカーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】そのほかのポータブルスピーカーのおすすめはこちら
音楽をプラスして、さらに素敵なアウトドアライフを!
紹介しているスピーカーはすべてBluetoothで音楽を楽しめる機種です。
SAMさんのアドバイスのように、アウトドアならではの防水性能、音質が良いかどうかに注意しながら、自分にぴったりのアウトドア用スピーカーを選び、アウトドアライフをさらに充実させてくださいね。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
キャンプブロガー、アウトドアライター、一般社団法人日本オートキャンプ協会公認インストラクター・講師、星のソムリエ®(星空案内人®)JAXA宇宙教育リーダー、光学機器メーカーマーケティングディレクター。 アウトドア誌、WEBマガジン、企業広報誌、新聞などへの取材協力・執筆活動、CMコーディネートを行っている傍ら、キャンプ体験・キャンプ料理レシピをまとめた自身のWEBサイト「 Sam-Home Sam-Camp / キャンプの宝物を探そう!」(2001年開設)並びにブログ「SAMのLIFEキャンプブログ Doors , In & Out !」(2004年開設)を運営。 サイトは通算700万人以上に利用され、ブログ投稿数は5000記事を超える。 同時に、星のソムリエ®として全国のキャンプ場や観光施設等にて夜の魅力と星空の楽しみを広めている。