赤ちゃんの思い出は乳歯ケースに保管しよう
日本では抜けた乳歯を屋根の上や軒下に投げて、これから生えてくる歯の健康を祈る風習があることをご存知でしょうか。しかし、最近では集合住宅や家同志の距離が近くなってきたこともあり、乳歯が投げられない状況となっています。
そこで、乳歯をとっておくためのケースが人気になってきています。西松屋などの子供用ショップはもちろんのこと、セリアやディズニーなど、値段やデザイン性にこだわった商品も非常に多く販売されているのです。とても小さい歯を残しておくと、成長した後の記念にもなります。
乳歯ケースの選び方
まずは、乳歯ケースの選び方を詳しく解説! 入れられる乳歯の本数や本体サイズをよくチェックすることが大切です。ぜひ乳歯ケース選びの参考にしてください。
乳歯を保管できる本数で選ぶ
乳歯ケースは、すべての乳歯を保管できるタイプと、1本だけ保管できるタイプがあります。乳歯をどのように保管したいかで選びましょう。
すべての歯を保管できるタイプ
順番に抜けていく乳歯をすべて保管できるタイプは、乳歯1本ごとに仕切りがついているのが特徴。
乳歯をすべて収納する仕様なので、そのぶんケースのサイズが大きめのものが多いようです。抜けたときに保管を忘れてしまうとすべての乳歯がそろわないため、忘れず回収するようにしましょう。
乳歯を1本から数本だけ保管できるタイプ
抜けた乳歯を1本だけ、または数本を保存できるタイプは、個性的でおしゃれなデザインが多数! 1本または数本だけ保存するものなので、コンパクトで保管しやすいのも特徴です。乳歯入れとして大きなものはいらないけれど記念に残しておきたい方や、保存方法が簡単なものを探している方におすすめです。
ただし、複数の乳歯を残しておきたくなった場合はそのたびにケースを買わなくてはなりません。
大人になるまで保管することを考えて丈夫な素材を選ぶ
乳歯保管ケースは、木製やプラスチック製のものが一般的です。木製であれば高級感のある見た目が特徴的で、インテリアとしても可愛らしいものが多いです。入れ物としてだけでなく、飾って楽しみたいという方にもおすすめですよ。
一方、プラスチック製のものは、デザイン性の高さと価格の安さが特徴的です。自宅で気軽に抜けた歯を補完したい方や、デザイン性にこだわりたい方におすすめですよ。
ケースの形から選ぶ
乳歯ケースは、丸形や長方形のケースが多く販売されています。一方、ブック型で本棚などにも収納できるものもあります。
蓋が付いて収納しやすい「ボックスタイプ」
ボックス型のタイプは、宝箱を思わせるような形で、蓋があるものが多いです。金具がついていて、しっかりと蓋を閉じられるものもあります。蓋が分離するタイプでは、間にアクリル板が敷かれているものを選ぶと、開けたときの衝撃で乳歯が飛び出さないのでお勧めです。
ボックスタイプは他の2つのタイプに比べて、サイズが大きめなので、スペースを確保してから購入するようにしましょう。
インテリアに馴染む「デザイン性のあるタイプ」
インテリアのように飾ることができるデザイン性の高さや形状のものもあり、サイズが小さいのでスペースを取らずに飾れるのがメリットでしょう。ただ、たくさん乳歯を入れられるものばかりではないので、何本くらい収納したいのかを考える必要があるでしょう。
思い出として振り返りやすい「ブック型・アルバム型タイプ」
絵本のような形が特徴的なアルバムタイプは、見た目が可愛いものが多く、そのまま飾るのもいいでしょう。絵本のように立てて飾ることができるだけでなく、本のように本棚にしまうこともできるので、収納スペースが取れない方にもおすすめですよ。
乳歯を見たいときには本を見るように見られるので、アルバムの1つとして楽しめるのがメリットでしょう。
保管以外の付加機能もチェックしよう
乳歯ケースには乳歯を保存する以外に便利な機能がついているものもあります。どんな機能がついていたら抜けた乳歯を保存しやすいかこちらでチェックしてみましょう。
「日付」が書き込める仕様なら成長過程を記録できる!
ただ抜けた乳歯を保管するだけでなく、せっかくならいつ抜けたかも記録できるとうれしいですよね。そんなときは、日付を記録できる工夫がある商品がおすすめ!
抜けた乳歯の収納スペースごとに日付や年齢をメモできるものや、日付や年齢を書いたシールを貼れるケースもあります。
「名入れ」ができるものは出産祝いにもおすすめ
乳歯ケースに名前をデザインできるタイプのものもあり、オリジナル感を感じられるでしょう。兄弟がいる場合は、どちらのモノか判別がつきますし、プレゼントとしても喜ばれることでしょう。また、歯が抜けた日を記入できるタイプもおすすめですよ。
脱脂綿やピンセットなど、便利な「付属品セット」も
ケース本体だけでなく、保管するのに便利な付属品にも着目してみましょう。ピンセット付きのタイプであれば、小さい歯でも壊さずに保管することができ、脱脂綿付きであれば歯を清潔に保つことができるでしょう。もちろん別で購入することもできますが、セットになっているとより便利に利用できるので、手間を省きたい方にはおすすめですよ。
乳歯ケースのおすすめ13選 ギフトにも人気の使いやすくてかわいい商品!
ここからは、おすすめの乳歯ケースをご紹介! 全部乳歯を保管できるタイプから、1本だけや数本だけを保管できるタイプまで幅広くご紹介します。木製の上品なケースやおしゃれなケースなど、さまざまあるので、好みのものを選んで!
▶全部の乳歯を保管する乳歯ケース
乳歯を全部保管できる乳歯ケースのおすすめ商品をピックアップ!
名前入れができるのでオリジナルのケースに
歯も形が可愛らしい木製の乳歯ケースです。表情を選ぶことができるだけでなく、表面に名前を入れることができるので、オリジナリティに溢れたケースを作ることができますよ。贈り物としても喜ばれることでしょう。
また、1人分のケースを仲良く飾ることができるスタンドも販売されているので、兄弟がいる方にもおすすめですよ。
乳歯以外の者も保管できる万能な箱
赤ちゃんの乳歯だけでなく、母子ネームバンドや初めてカットした産毛なども一緒に保管できる箱です。ボックスには赤ちゃんの写真を入れることができるので、メモリアルボックスのように保管することができます。
フタの裏面には生年月日や体のサイズなどを記載できるスペースもあるので、思い出の品をまとめて保管したい方におすすめですよ。
付属品も充実している乳歯ケース
良質な木材を使って作られた、高品質な乳歯ケースです。本体のほかに、抜けた日を記載できるシールやピンセット、脱脂綿が付属しているので、これ1つで衛生的な管理が実現できます。
蓋は金具でしっかりとしまうことができるので、万が一落としてしまってもバラバラになることがありません。気軽に乳歯を補完したい方におすすめですよ。
気密性が高くしっかり保管
桐を材質に採用した、すべての乳歯が保管できる長方形型の乳歯ケースです。湿気を一定にたもちやすく、防虫性も高い桐を使った木箱で、気密性が高い構造が特徴。ネジなどを使わずに、ぴったりと本体とふたがしまるため、大切な乳歯を保管できる構造になっています。
アクリル素材の中ふたは、乳歯が抜けた日や子どもの名前をそのまま書きこめます。ケースのクラウン、ティアラのカラー展開も豊富なので好みで選べます。
ケースのデザインが豊富で選べる
ダッドウェイのオリジナルブランド、ソルビーから発売されているすべての乳歯が保管できる乳歯ケースです。防虫や一定の湿度にたもつなど、保管に適した特徴を持つ桐を素材にしています。
ケースの上部のデザインは、森のほか星などいろいろなイラストのものが発売されています。透明アクリル製の内ぶたは、歯の抜けた日付をそのまま書きこめます。
人気のディズニーデザイン。桐素材でカビにくい!
ディズニーデザインの乳歯ケース。全長約11cmの手のひらサイズです。子供の名前、乳歯が抜けた日付も書き込めます。
ディズニーのモチーフは、焼き型で柄を入れています。安っぽくなく、高級感ある作りです。ミッキー以外に、チップとデール、ティンカー・ベルのデザインもあるのでチェックしてみてくださいね。
気軽に手にしやすいプラスチック樹脂製
半透明のプラスチック樹脂を採用した、すべての歯が入れられる乳歯ケースです。子どもの口と同じ形に作られた乳歯ケースなので、抜けた歯と同じ場所に入れられるのが特徴。抜けた歯がどの場所にあった歯かもすぐにわかるようになっています。
手にしやすい価格も魅力。乳歯を入れやすいミニピンセットや、日付や名前を書けるシールなど、使いやすい工夫もそろっています。
フリースペースつきで使いやすい
ブラジルの歯科関連メーカー、アンジェラスは子ども向け歯科グッズブランドとして、アンジーを展開しています。こちらはアンジーから発売されているすべての歯が保管できる乳歯ケースです。
乳歯を保管するスペースがゴム製のため、乳歯をしっかりキャッチしてバラバラにならず保管できます。ケースの中心はフリースペースとして、大きくて収納できなかった乳歯や、ほかの思い出アイテムを入れられます。
名入れ可能で贈りものにも
丸型の乳歯ケースで、すべての乳歯を保管できるタイプです。桐製の乳歯ケースはすべて手作業で作られているため、名入れが可能。世界にひとつだけの乳歯ケースとして思い出に残したいときや、出産祝いや誕生日のお祝いとしても向いています。
クラウンやティアラのあしらわれた表面のデザインには、スワロフスキーが添えられています。高級感と特別感を兼ね備えた乳歯ケースです。
思い出の文庫本として乳歯を保管
子どもの成長の記録を、本の間にはさむ押し花のようにかさばらず、なくさずに長い間とっておきたいという願いをこめて作られたアイテムが、雅工房のおしばなし文庫シリーズです。へその緒や乳歯など、子どもの成長を刻んだものを木製の文庫型ケースに入れて保管できるのが特徴です。
こちらはおしばなし文庫の、すべての乳歯が保管できるケース。職人の手によってひとつずつ手作業で作られた文庫型のケースは、木のぬくもりも感じられます。
可愛らしいデザインなのに機能性抜群
桐材で出来ており、ふんわりと温かい手触りが特徴的です。デザインも可愛らしく、インテリアとして置いておくのもぴったりの商品です。デザイン性の高さだけでなく、機能性も抜群ですよ。
ねじを使わなくてもぴったりと蓋が閉まるように独自の技術を使っているので、長期保存に適しています。さらに、ピンセットがついてくるので、歯を壊さずに保管できるでしょう。
▶1本から数本保管する乳歯ケース コンパクトでかわいい!
1本から数本を保管できる、おすすめの乳歯ケースを紹介します。
歯が抜けたお祝いを楽しいストーリーで
「は」が抜けたため、ひふへほという名称の絵本型の乳歯ケースです。子どもの乳歯を1本保管できる桐製の乳歯ケースに、楽しいストーリーが読める絵本がセットになっています。絵本型のため、本棚にも収納可能で、保管場所もスペースを取りません。
歯が抜けた記念をカラフルなイラストの絵本で楽しくお祝いできるのも魅力。贈りものにも向いています。
かわいいデザインでインテリアにも
男の子や女の子、動物といろいろなデザインがそろった乳歯ケースです。ケースには1~2本の乳歯が入ります。「記念にはじめの乳歯だけ残しておきたい」と購入し、あとからほかの乳歯も残したくなったときでも、別のデザインを選べて乳歯を保管できます。
本体は木製、ふた部分は密閉してしまえるシリコン製になっています。
買い足しもしやすい乳歯ケース
タイの木製玩具ブランド、ピントイから発売されている乳歯ケースです。天然のゴムの木を使用した木製の乳歯ケースで、ふたはゴム製パッキンがついているため、外れず乳歯を保管できます。
カラーバリエーションが豊富なこと、またケース本体のサイズが高さ5cm以内とコンパクトなのが特徴。全部でなくても、前歯だけ、奥歯だけなど複数乳歯ケースを買い足したいときにもそろえやすくなっています。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 乳歯ケースの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの乳歯ケースの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
乳歯ケースに関するQ&A
乳歯ケースはいらない? 使うメリットとは?
乳歯ケースを使うメリットは、小さくて無くしやすい赤ちゃんの乳歯を、無くさずにしっかりと保存しておける点。赤ちゃんが大人になってもキレイに保管できるよう、風通しがよい素材でできているのもメリットです。
乳歯ケースのお手入れ方法は?
乳歯ケースにしまうまえに、乳歯を清潔な状態にしましょう。
【おすすめの保管方法】
1.乳歯が漬けられるくらいの容器にオキシドールと乳歯を入れて、半日ほど置いておく。
2.半日たったら、乳歯に汚れや歯肉などがのこらないように歯ブラシできれいに磨く。
3.水で流したあと、除菌シートなどでふき、よく乾燥させて乳歯ケースにしまう。
看護師ライターからのアドバイス
贈り物としても人気の「乳歯ケース」
乳歯ケースを保管する目的はさまざまあります。成長の記念に取っておきたい、どの歯が抜けたかわかるようにしたい人もいますし、贈りものとして選ぶ人もいるでしょう。
そのため、さまざまな形や素材から目的に合ったものを選んでいきましょう。
そのほかの思い出をグッズのおすすめはこちら 【関連記事】
思い出の品として乳歯を補完しよう
乳歯を外に投げられなくなったからこそ、思い出の品として乳歯を保管してみませんか。そのまま捨てずに保管すれば、成長した時に思い出を振り返ることができますよ。すべての乳歯だけでなく、1本だけ記念に取っておくこともできるので、スペースや希望に合わせてケースを選んでみましょう。
名前入れや、他の思い出の品と一緒に保管できれば、メモリアルボックスのように保管することができますよ。赤ちゃんの今だからこそ残せる思い出の品を保管してみてはいかがでしょうか。
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10年以上病院や施設、クリニック等で看護師として勤務。 現在は看護師をしながら兼業ライターをしています。なかでも小児科領域で働いた期間が長く、保育園勤務の経験や学校行事の引率などで子どもやその家族と接することが多いです。 看護師向けメディア以外でも、子育てに関するメディアなどで執筆・監修者としても活動中。