ベビーカーシートの選び方 メーカー純正以外を選ぶときのポイントも!
まずはベビーカーシートの選び方をチェックしていきましょう。保育士・武田優希さんのアドバイスもご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
すぐにおすすめ商品を知りたい方はこちらへ
手持ちのベビーカーに適したサイズか確認
ベビーカーシートは、商品によって対応するベビーカーの種類が異なるため、購入前にはお手持ちのベビーカーで使えるかをチェックしておきましょう。
特殊なベビーカーに対応していない商品も
基本的には、ほとんどのベビーカーに装着できるタイプのベビーカーシートが多くなっています。
しかし、なかには一部の特殊なベビーカーに対応していない商品もあるため、説明欄の注意書きや製品のサイズ表記をしっかりチェックしておいてください。
「サイズをみるだけではよくわからない」という方は、ベビーカーと同じメーカーのベビーカーシートを選ぶのもおすすめ。対応するベビーカーのモデル名が表示されているため選びやすいです。
ベルト穴のタイプを確認 3点式・5点式
サイズとあわせて、対応するベルト穴のタイプも確認してください。ベビーカーのベルトには、腰だけを固定する3点式、腰と肩を固定する5点式の2種類あります。
両方に対応しているベビーカーシートなら問題ありませんが、3点式ベルトのみに対応している商品などもあるため、間違わないように気をつけて選びましょう。
素材の快適さで選ぶ 冬や夏にいい素材は?
ベビーカーシートは、商品ごとにさまざまな素材が使われています。赤ちゃんは汗をかきやすいので、できるだけ心地のよい素材を選びたいですよね。ここでは、素材ごとの特徴をみていきましょう。
吸湿性&通気性のいい「ガーゼ素材」
やわらかいガーゼ素材は、ふんわりとした肌触りで繊細なお肌にもやさしいため、赤ちゃんにぴったりです。
吸湿性・通気性が高いので、汗をかきやすい赤ちゃんが使っても、ベタつきやムレが抑えられて、心地いいでしょう。
また、生地の内側に空気を含むため、寒い時期は体が発する熱をキャッチして、あたたかくたもってくれます。洗濯後は短時間で乾きやすく、デイリーユースに便利です。
暑い季節に「メッシュ素材」
メッシュ素材は通気性を重視して作られているのが大きな特徴で、暑いときのお出かけシーンでも、らっと気持ちいい肌触りがたもてます。とくに真夏など、通気性に配慮したいときにはぴったりでしょう。
ベビーカーシートの裏地がメッシュになっている商品が多いですが、クッション材と合わせた立体構造のメッシュ素材など、同じメッシュ素材でもいろいろなタイプがあります。ぜひチェックしてみてください。
ふんわり心地いい「パイル素材」
パイル素材は、いわゆるタオル地のことで、ふわっとしたやわらかな肌触りが特徴です。糸がループ状に出ていることによって、吸湿性・吸水性が高くなっています。
また、生地に厚みがあるぶん保温性が高いので、冬場などの寒い時期にも適した素材です。赤ちゃんは季節を問わずたくさん汗をかくので、吸水性があって冬の時期にも使える生地をお探しの方はぜひ試してみましょう。
デリケート肌の赤ちゃんにも「オーガニックコットン」
オーガニックコットンは、2~3年以上農薬・化学肥料を使っていない農地で栽培されたコットンのことです。
化学薬剤などを使わずに育てられたオーガニックコットンは、一般的なコットンよりも自然なやわらかさがたもたれているのが特徴です。
洗濯を重ねることで繊維がふっくらとして、ボリューム感のある風合いが持続します。ふんわりなめらかな肌触りで、お肌が弱い赤ちゃんにもぴったりの素材です。
保冷・保温機能の有無もチェック
暑さ・寒さ対策を重視したいときは、保冷・保温機能がついた商品をチェックしてみましょう。
保冷&保温性能が高いと便利
付属の保冷ジェルをベビーカーシートのポケットに入れて使うことで、冷たさを持続させられる商品もあります。また、保冷・保温の両方に使えるタイプのジェルだと1年を通して活用できて便利です。
温度が何時間ぐらいキープできるのかデータが記載されている商品もあるので、保冷・保温の性能が気になる方はチェックしてみましょう。
接触冷感素材や通気性のある素材なら冷えすぎない
月齢の小さい赤ちゃんはまだ自分で動けないため「保冷剤を使うタイプは、冷えすぎてしまうかも」と心配になることもあるでしょう。また、保冷剤をいちいち冷やしてセットすることを負担に感じてしまう場合もあるかもしれません。
そんなときには、吸水速乾生地やメッシュなど通気性のある素材を使ったベビーカーシートがぴったり。暑さやムレを外に逃がしてくれるため、保冷剤なしでも快適な状態にたもってくれます。
お尻までカバーできるとベビーカーの汚れ対策に
暑さ・寒さ対策だけでなく、ベビーカーの汚れ防止としても機能にも注目です。
ベビーカーシートには、頭から背中までのサイズと、頭からお尻までカバーできるサイズがあります。お尻まですっぽりと覆うデザインの商品であれば、食べものをこぼしたときなどもベビーカーシートがしっかり汚れを防いでくれます。
お手入れしやすいものを選ぶ
ベビーカーシートは汗などで汚れやすいため、お手入れしやすい商品かどうかも確認しておきましょう。
汚れてもサッと対応できるリバーシブルタイプ
赤ちゃんは、お出かけ中にミルクを吐き戻したり、食べもの・飲みものをこぼしたりすることも多いもの。
ベビーカーシートには、表地と裏地で異なる素材が使われた、リバーシブル仕様の商品もあります。外出先で汚れてしまったときには、軽く拭いて裏返せばそのまま引き続き使えて便利。
取り替え用のベビーカーシートを、別途持ち歩く必要がないのが魅力です。
取りつけ&取り外ししやすい商品を
ベビーカーシートは汗をかいたり汚れたりするたびに、はずして洗濯する必要があります。清潔に保つために、ひんぱんに取りつけ・取り外すことになるので、着脱しやすさはとても重要。
穴にベビーカーのベルトを通して装着するタイプや、紐をサッとくくって固定できるものだと、ササっと着脱できて便利です。
洗濯機で洗えるとラク
ベビー用品は、やはり自宅で洗えるものが管理しやすくて便利です。ベビーカーシートも、自分で洗える商品が主流ですが、詳しい洗い方は商品によって異なります。
汚れるたびに洗って繰り返し使うアイテムなので、洗濯機でラクに洗えるか、使用できない洗剤の種類はあるかなど、こまかいお手入れ方法もきっちり確認しておきましょう。
体温調節が未熟な赤ちゃんのために 保育士がアドバイス
保育士・社会福祉士
赤ちゃんは体温調節機能が未熟で、また大人よりも平均体温が高く汗をかきやすいです。そして、寒いときは羽織物を着せたりブランケットを掛けたりして対策できますが、暑いときは対策をとるのが困難です。
そのため、熱を逃がせて汗をかいても快適に過ごせる、通気性が高いものを選ぶのがおすすめ。ほかにも、快適さをたもつために取り外しがかんたんであることも重視したいポイントです。
ベビーカーシートのおすすめ商品18選 アップリカやコンビのメーカー純正、人気のニトリなど
ベビーカーシートの選び方を押さえたところで、次に気になるおすすめ商品をチェックしてみましょう。
保育士・社会福祉士
アップリカ『さっと洗える さらっとマット』 は、とにかく手入れをしっかり、そしてかんたんに済ませたい方にぴったりの商品です。
クッション性が高いものをお求めの方は、Bornyメラビー『エアライナー クラシックライン』。3Dエアーメッシュと綿生地仕様で、通気性もすぐれています。
丹平製薬『カンガルーの保冷・保温やわらかシート(綿パイル)』は、年間通して活躍できるものをお求めの方におすすめです。

アップリカ『さっと洗える さらっとマット』






















出典:Amazon
素材 | ポリエステル100% |
---|---|
サイズ | 幅34.8×奥行7.4×高さ70.7cm(頭からお尻まで) |
取りつけ方法 | ベルト |

Borny メラビー『エアライナー クラシックライン』






出典:楽天市場
素材 | 表面:コットン100%(一部はポリエステル100%)裏面:ポリエステル100% |
---|---|
サイズ | 幅36×高さ70cm(頭からお尻まで) |
取りつけ方法 | バックル |

丹平製薬『カンガルーの保冷・保温やわらかシート スター(綿パイル)』














出典:Amazon
素材 | 側生地:コットン80%・ポリエステル20%(裏面:ポリウレタンコーティング)、中芯:ウレタンフォーム、ジェル袋:水など |
---|---|
サイズ | 約横24×縦41cm(頭から背中まで) |
取りつけ方法 | 紐 |
ニトリ『あったかベビーカーシート(Nウォーム o-i) 』






出典:楽天市場
素材 | 表生地:毛羽 ポリエステル100% 地糸 ポリエステル70%、レーヨン30% 裏生地:ポリエステル100% |
---|---|
サイズ | 幅70×奥行25cm |
取りつけ方法 | 紐 |
アップリカ『マルチ シートマット』






出典:Amazon
素材 | ポリエステル100% |
---|---|
サイズ | 幅18×高さ61cm(頭からお尻まで) |
取りつけ方法 | ベルト |
コンビ『さらすやエアスルーシート』








出典:Amazon
素材 | -(3層メッシュシート) |
---|---|
サイズ | 幅26×奥行9×高さ68.5cm(頭からお尻まで) |
取りつけ方法 | ベルト |
コンビ『1秒タオル マルチフィットシート QJ』














出典:Amazon
素材 | -(表:タオル素材、裏:メッシュ素材) |
---|---|
サイズ | 幅26×奥行9×高さ68.5cm(頭からお尻まで) |
取りつけ方法 | ベルト |
フィセル Hoppetta『シャンピニオン ふくふくガーゼ(6重ガーゼ)ベビーカーシート』




















出典:Amazon
素材 | コットン100% |
---|---|
サイズ | 本体:約70×42cm、紐:約29cm(頭からお尻まで) |
取りつけ方法 | 紐 |
原貿易 angelette『2-Way ひんやりベビーカーシート 保冷剤付き』








出典:Amazon
素材 | 本体:ポリエステル100%、ポケット内側:ポリエチレン(アルミ蒸着加工) |
---|---|
サイズ | 約高さ74×横39cm(頭部分)/横30cm(本体部分)(頭からお尻まで) |
取りつけ方法 | 紐・ベルト |
丹平製薬『カンガルーの保冷・保温やわらかシート サーカス(吸水速乾)』














出典:Amazon
素材 | 側生地:ポリエステル100%(裏面:ポリウレタンコーティング)、中芯:ウレタンフォーム、ジェル袋:水、多価アルコールなど |
---|---|
サイズ | 約横24×縦41cm(頭から背中まで) |
取りつけ方法 | 紐 |
GMPインターナショナル AirBuggy『ダクロン®FRESH ストローラーマット』

出典:Amazon
素材 | 表地:コットン100%、裏地・中綿:ポリエステル100% |
---|---|
サイズ | 幅39.5×長さ68cm(頭からお尻まで) |
取りつけ方法 | ベルト |
GMPインターナショナル AirBuggy『テクノファイン® ストローラーマット』

出典:Amazon
素材 | 表地:コットン53%・ポリエステル47%、裏地・中綿:ポリエステル100% |
---|---|
サイズ | 幅39.5×全長73.0cm(頭からお尻まで) |
取りつけ方法 | ベルト |
GMPインターナショナル AirBuggy『ネオ3Dハイブリッドストローラーマット CEOα』

出典:Amazon
素材 | コットン70%、ポリエステル30% |
---|---|
サイズ | 幅29×厚さ3.5×長さ73.5cm(頭からお尻まで) |
取りつけ方法 | ベルト |
ドラコ ドラコファースト『パイルシート』














出典:Amazon
素材 | 表無地:コットン76%・ポリエステル24%、表柄・裏地:コットン100%、中地:ポリウレタン100%(柄によって異なる) |
---|---|
サイズ | 横35×縦70cm(頭からお尻まで) |
取りつけ方法 | 背面ベルト、マジックテープ |
A-Z ナポレックス『クッションマット』












出典:Amazon
素材 | 表地:ポリエステル65%・コットン35%、裏地:コットン100%・中綿:ポリエステル100% |
---|---|
サイズ | 幅43×奥行2×高さ70cm(頭からお尻まで) |
取りつけ方法 | ベルト |
磯企画 妖精の森『ベビーカーシート&ガードカバー&ハーネス4点セット』


















出典:Amazon
素材 | コットン100%、表:片面パイル・中綿ポリエステル100%、裏:すべり止めポリエステル80%・アクリル20% |
---|---|
サイズ | シート:横34×縦75、ガードカバー:横28×縦19、ハーネス:横18.5×縦17.5cm(頭からお尻まで) |
取りつけ方法 | 紐・ベルト |
Borny メラビー『baby liner Basic Line』










出典:Amazon
素材 | 表面:コットン100%、裏面:ポリエステル100%(エアーメッシュ)、詰物:ポリエステル100% |
---|---|
サイズ | 約幅34×高さ70cm(頭からお尻まで) |
取りつけ方法 | バックル |
グランドールインターナショナル ファルスカ 『マルチクッション オーガニック』
















出典:Amazon
素材 | 生地:コットン100%、詰物:ポリエステル100% |
---|---|
サイズ | 約幅38×奥行3×高さ70cm(頭からお尻まで) |
取りつけ方法 | ベルト |
「ベビーカーシート」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ベビーカーシートの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのベビーカーシートの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ベビーカー用防寒グッズをチェック 寒い日、冬に必要! あったかい!
まとめ
ベビーカーシートは、暑さや汗ムレ、寒さをやわらげてくれる便利なアイテムです。赤ちゃんが機嫌よくお出かけするためにも、ぜひ活用しましょう。
ガーゼやメッシュなど、素材のメリットをいかして作られている製品や、保冷・保温ジェルつきで、長時間涼しさ・あたたかさをキープできる商品など、幅広く展開されているので、用途に合うものを見つけてください。
また、かわいいキャラクターや、大人っぽいおしゃれなデザインなど、好みのデザインならお出かけもさらに楽しくなるでしょう。
【関連記事】その他のベビーカーや関連アイテムをチェック
もっと初心者向けの基本的な選び方を見る
もっと細かく、種類別にベビーカーの選び方とおすすめ商品を見る
お出かけを安心・快適にするベビーカー関連グッズを見る
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(制作協力:jekt、掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/12/10 コンテンツの追加のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 中村亜紀子)
施設保育士として、被虐待児や発達障害児を含む0〜18歳の幅広い年齢の子どもと多く関わる。またその保護者へ、育児相談だけではない実践的な養育支援を含む生活基盤確立のためのあらゆる支援を行い、後に社会福祉士を取得。 全国転勤族で、帯同に伴う転職で企業主導型保育園や小規模保育園での勤務経験もあり。 保育士人材紹介会社のコラムを執筆担当中。 また転勤族の妻向けのブログを運営し、育児情報を中心に赴任地の様子を発信している。三児の母。