ベビーカーシートは必要?
ベビーカーシートは、親たちにも赤ちゃんにもメリットがたくさんあります。夏場なら汗取りマットとして赤ちゃんに涼しく過ごしてもらえます。また、冬場には暖かいマットとして、冬用のシートを防寒グッズとして活用できます。
さらに、路面のコンディションが悪いところを歩いているとしても、赤ちゃんへの衝撃吸収となってくれるのもとてもありがたい機能です。そして、シートをすることで、ベビーカー本体が汚れてしまうのを防げるのも大きなメリットです。
ベビーカーシートの選び方
では、どんなベビーカーシートを選べばよいのか、チェックするべきポイントを解説します。
【1】手持ちのベビーカーに合うかチェック
ベビーカーシートは、商品によって対応するベビーカーの種類が異なります。購入前にはお手持ちのベビーカーで使えるかをチェックしておきましょう。
製品のサイズ表記や説明欄の注意書きを確認して
ベビーカーシートには、頭から背中までのサイズと、頭からお尻までカバーできるサイズがあります。基本的には、ほとんどのベビーカーに装着できるタイプのベビーカーシートが多くなっています。
しかし、なかには一部の特殊なベビーカーに対応していない商品もあるため、説明欄の注意書きや製品のサイズ表記をしっかりチェックしておいてください。
「サイズをみるだけではよくわからない」という方は、ベビーカーと同じメーカーのベビーカーシートを選ぶのもおすすめ。対応するベビーカーのモデル名が表示されているため選びやすいです。
対応するベルト穴のタイプをチェック
シートの幅や長さがベビーカーにぴったりかどうかと、ベルトのポジションが合っているかもチェックし、対応するベルト穴のタイプを確認してください。ベビーカーのベルトには、腰だけを固定する3点式、腰と肩を固定する5点式の2種類があります。
両方に対応しているベビーカーシートなら問題ありませんが、3点式ベルトのみに対応している商品などもあるため、シートカバーがずれる可能性があります。間違わないように気をつけて選びましょう。
【2】赤ちゃんが快適な素材を選ぶ
ベビーカーシートは、商品ごとにさまざまな素材が使われています。赤ちゃんは汗をかきやすいので、できるだけ心地のよい素材を選びたいですね。ここでは、汗取り機能やクール仕様の涼しいパッドなど、素材ごとの特徴をみていきましょう。
ガーゼ|吸湿性・通気性が高いので通年使える
やわらかい素材であるガーゼのシートは、ふんわりとした肌触りで繊細なお肌にもやさしいため、赤ちゃんにぴったりです。吸湿性・通気性が高いので、汗をかきやすい赤ちゃんが使っても、ベタつきやムレが抑えられて心地いいでしょう。
また、生地の内側に空気を含むため、寒い時期は体が発する熱をキャッチして、あたたかくたもってくれます。洗濯後は短時間で乾くので、デイリーユースにとても便利。夏冬兼用でオールシーズン使えるのもうれしいメリットです。
パイル|保温性が高く、寒い季節にぴったり
パイル素材は、いわゆるタオル地のことです。バスタオルやおくるみのように、糸がループ状に出ていることによって、吸湿性・吸水性が高くなっています。また、もこもことしたやわらかな肌触りも特徴。
生地が厚手であるぶん、保温性が高いので、寒い冬の時期にも使えます。赤ちゃんは季節を問わずたくさん汗をかくので、高い吸水性を持ちながら、冬用にもなる生地をお探しの方はぜひ試してみましょう。
メッシュ|通気性がよく夏場におすすめ
粗い網目のメッシュ素材は、通気性を重視して作られているのが大きな特徴です。暑いときのお出かけシーンでも、さらっと気持ちいい肌触りがたもてます。とくに真夏など、調湿性や通気性に気をつけたいときには、涼しいメッシュ素材がぴったりでしょう。
ベビーカーシートの裏地がメッシュになっているシートが、熱がこもりにくくより涼しく感じられます。そのほかにも、衝撃吸収のためにクッション材と合わせて立体構造になっているメッシュシートもあり、同じメッシュ素材でもいろいろなタイプがあります。ぜひチェックしてみてください。
オーガニック|肌触りがよく、洗濯後も乾きがはやい!
オーガニックコットンは、一般的なコットンよりも自然なやわらかさがたもたれているのが特徴です。汗を吸い取ってくれるので、汗かきの赤ちゃんの汗取りマットにぴったり。洗濯後もすぐに乾いてくれるので、使い勝手も魅力です。
洗濯を重ねることで繊維がふっくらとして、ボリューム感のある風合いが持続します。ふんわりなめらかな肌触りで、お肌が弱い赤ちゃんにもぴったりの素材です。
【3】取り付けや洗濯がしやすいものを選ぶ
ベビーカーシートは汗などで汚れやすいため、クリーニングやメンテナンスなどのお手入れがしやすい商品かどうかも確認しておきましょう。
リバーシブル仕様
赤ちゃんは、お出かけ中にミルクを吐き戻したり、食べもの・飲みものをこぼしたりすることも多いもの。
ベビーカーシートには、表地と裏地で異なる素材が使われた、リバーシブル仕様の商品もあります。外出先で汚れてしまったときには、軽く拭いて裏返せばそのまま引き続き使えて便利。
着脱がラクなものを選ぶ
ベビーカーシートは汗をかいたり汚れたりするたびに、はずして洗濯する必要があります。清潔な使い方をするためには、ひんぱんに取りつけ・取り外しをすることになるので、取り付け方のしやすさはとても重要。
穴にベビーカーのベルトを通して装着するタイプや、結び方がかんたんで紐をサッとくくって固定できるものだと、手早く着脱できて便利です。
洗濯機で丸洗いできる
ベビー用品は、やはり自宅で洗えるものが管理しやすくて便利です。ベビーカーシートも、自分で洗える商品が主流ですが、どんな洗い方ができるかは商品によって異なります。丸洗いできるシートもあれば、手洗いをしなければならないものもあり、どんな仕様なのかをよく確認しておくことが必要かもしれません。
汚れるたびに洗って繰り返し使うアイテムなので、洗濯機でラクに洗えるか、使用できない洗剤の種類はあるかなど、こまかいお手入れ方法もきっちり調べておきましょう。
【4】夏や冬など季節にあった機能をチェック
赤ちゃんは体温調節がうまくできないので、ベビーカーの環境を夏は涼しく冬は暖かくしてあげることが大切です。
保冷・保温機能
暑い夏には、保冷ジェルをベビーカーシートのポケットに入れて保冷シートとして使うことで、冷たさを持続させられるひんやりシートがおすすめです。凍らせても固くならずに、赤ちゃんの座りごこちを確保できるタイプはさらなる快適性を確保できます。保冷だけでなく保温にも使えるタイプのジェルだと、1年を通して活用できて便利です。
ジェルの冷却機能が何時間ぐらいキープできるのかが記載されている商品もあるので、保冷・保温の性能が気になる方はチェックしてみましょう。
接触冷感素材
月齢の小さい赤ちゃんはまだ自分で動けないため「保冷剤を使うタイプは、冷えすぎてしまうかも」と心配になることもあるでしょう。また、保冷剤をいちいち冷やしてセットすることを負担に感じてしまう場合もあるかもしれません。
そんなときには、吸水速乾生地やメッシュなど通気性のある素材を使ったベビーカーシートがぴったり。暑さやムレを外に逃がしたり、汗をかいてもすぐに吸収したりしてくれて、保冷剤なしでも快適な状態にたもってくれます。
ベビーカーシートのおすすめ17選 オールシーズン、冬、夏向きなどを厳選
ベビーカーシートの選び方を押さえたところで、次に気になるおすすめ商品をチェックしてみましょう。値段やこまかい仕様などを確認してください。
リボン型ピローがおしゃれ
リボンの形になったヘッドクッションや、おしゃれな柄バリエーションが人気のベビーカーシートです。中綿の密度やクッションの厚みにこだわり、張りがあるふわふわとした座り心地で、頭・身体への衝撃をしっかり吸収してくれます。
裏面は肌触りのいい3Dメッシュ素材になっており、リバーシブルで使用可能。ラック・バウンサー・チャイルドシートなどマルチに対応可能で、長く使えます。
シャーベット状の保冷剤で快適に過ごせる
パイル地がふんわり心地よい、保冷機能つきのベビーカーシートです。保冷剤を収納するポケットがあり、可愛いデザインの保冷剤が合計4つ付属しています。保冷剤は、シャーベット状に凍るので、クッション性が悪くなってしまうこともありません。ネイビーカラーの星柄のデザインもとてもキュート。
上下分離させる使い方もでき、ベビーカーのシートとしてだけでなく、抱っこ紐のときのクッションとしてや枕としても活躍してくれるのも魅力です。
体圧を分散させる高反発素材
特徴が異なる2種類の高反発素材を組み合わせたベビーマットです。2層構造にすることで、高反発でもやわらかい、絶妙なクッションに仕上がっています。
中材が網状になっているため通気性ばっちりで、湿気がこもることもありません。夏は熱を逃がして涼しく、冬はマット内の空気を保温してあたたかく過ごせるでしょう。
暑さ対策に適した吸水速乾素材
表地に吸水性&速乾性の高い機能素材を、裏地にはメッシュ生地を使用したリバーシブルタイプです。汗かきの赤ちゃんでも快適な状態をキープしてくれるので、暑い時期に使いたい場合にもぴったりでしょう。
スムーヴシリーズを除くアップリカのベビーカーに取りつけ可能です。いろいろなベビーカーのデザインとマッチしやすいスター柄&ボーダー柄の2種類から選べます。
手早く取りつけられる
生地のタテにもヨコにも通気する3層構造のリバーシブル・メッシュシートを採用し、汗やムレから赤ちゃんを守ってくれます。
肩の部分にはスリットが入っており、ベルトをサッと差し込むだけでかんたんに装着できるのが便利です。汚れたら洗濯機で手軽に洗えるうえ立体メッシュ素材で乾くのも早いです。
可愛い柄で弾力性のあるクッション
エレファントとバナナのプリント柄が可愛いシンプルな形状のマルチクッションです。ベビーカーシートとして、ベルトを穴に通して固定できます。ふかふかした弾力のあるクッションで、赤ちゃんが心地よく座るのをサポート。ファルスカのチェア以外にも、いろいろなメーカーのベビーカーにも取りつけ可能です。
リバーシブルで使えるので、インテリアや気分に合わせて切り替えて使いましょう。また、洗濯可能ですから、汚れたとしてもいつでも洗ってきれいに使えます。

丹平製薬『カンガルーの保冷・保温やわらかシート(綿パイル)』は、年間通して活躍できるものをお求めの方におすすめです。
保冷&保温の機能つき
やわらかいジェルが2つ付属していて、冷凍庫で冷やせば28度以下のほどよい涼しさが5時間続きます。また、電子レンジで温めると35度前後のポカポカ温度が約5時間持続。
生地は肌あたりがやさしい綿パイル素材になっていて、やわらかい肌触りの素材を好む方や、通年向きの素材を選びたい方におすすめです。

アップリカ『さっと洗える さらっとマット』 は、とにかく手入れをしっかり、そしてかんたんに済ませたい方にぴったりの商品です。
ワッフル&メッシュのリバーシブル
表地はお肌にやさしく乾きやすいワッフル素材を、裏地はサラサラの立体メッシュ素材を使用したリバーシブルタイプのベビーシートです。
アップリカやグレコのベビーカーのほかに、チャイルドシートやハイローベッド&チェアにも装着でき、アップリカユーザーなら幅広く活用できます。洗濯機で洗えるのでお手入れの手間も省けます。
立体的なクッションが赤ちゃんを守ってくれる
表面が綿でできた手ざわりのよいベビーカーシートです。3Dメッシュ構造になっていて通気性がとてもよく、汗で蒸れてしまうのを防げます。厚みがあるのでクッション性も高く、心地よく過ごせるのもポイントです。
頭部のクッションが特徴で、赤ちゃんの頭をしっかり支えてくれて、もしものときの衝撃吸収にもなってくれます。丸洗いできるので、かんたんに清潔さをたもてるのもうれしい機能です。
オーガニックコットンのふかふかクッション
オーガニックコットン製の赤ちゃんにやさしいベビーカーシートです。リバーシブルで、汚れても交換用のシートの心配をすることなく、清潔に使えます。首まわりのクッションも厚手のものを使用しており、しっかりと固定してくれるのもこのアイテムの魅力です。
ふっくらしたクッションは、ベビーカーシートとしてだけでなく、お昼寝マットとしても使えて、マルチに活躍してくれます。ウォッシャブルですから、ご家庭で選択できるのもうれしいポイントです。価格も激安で、お求めやすくなっています。
「ベビーカーシート」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ベビーカーシートの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのベビーカーシートの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ベビーカーシートの取り付け方のコツ 保冷剤付き・カバーの付け方も!
ベビーカーシートを購入したはいいものの、実際に付け方がイマイチわからず、あまり出番がなかった…というご家庭も多いのでは? 一見難しそうに見える装着もコツを掴めば、誰でも簡単に付け外しができるようになります。
取り付けで一番大事なのが、ベビーカーとしっかり固定してあげること。固定が甘いと座面がズレ、毎回付け直しが必要になることも。そのほかにも、お子さんによっては紐を結んだ部分や固まった状態がベビーカーシートを通して頭や首などに当たると嫌がる場合があるので、ベビーカーの背面・ハンドル部分で結び、固定するように意識してみてください!
【最後に】保育士からの購入アドバイス
赤ちゃんは体温調節機能が未熟で、また大人よりも平均体温が高く汗をかきやすいです。そして、寒いときは羽織物を着せたりブランケットを掛けたりして対策できますが、暑いときは対策をとるのが困難です。
そのため、熱を逃がせて汗をかいても快適に過ごせる、通気性が高いものを選ぶのがおすすめ。ほかにも、快適さをたもつために取り外しがかんたんであることも重視したいポイントです。
一緒に購入したいベビーカーアイテムの人気記事はこちら
赤ちゃんが快適に過ごせるようなベビーカーシートを選ぼう
夏場も冬の寒い時期も心配なく使えるいろいろなベビーカーシートのラインナップがあります。ウォッシャブルタイプの清潔さを重視したアイテムもよいですし、体温調整が難しい赤ちゃんが、外出のときにも涼しく過ごせるように、保冷剤ポケットがあるものや接触冷感機能のあるアイテムもおすすめです。
コンビ用のものも、アップリカ対応のものも、売り切れてしまう前に、ベビーザらスやニトリベビーで気に入ったものを入手するようにしてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
施設保育士として、被虐待児や発達障害児を含む0〜18歳の幅広い年齢の子どもと多く関わる。またその保護者へ、育児相談だけではない実践的な養育支援を含む生活基盤確立のためのあらゆる支援を行い、後に社会福祉士を取得。 全国転勤族で、帯同に伴う転職で企業主導型保育園や小規模保育園での勤務経験もあり。 保育士人材紹介会社のコラムを執筆担当中。 また転勤族の妻向けのブログを運営し、育児情報を中心に赴任地の様子を発信している。三児の母。