キッチンストッカーの特徴
キッチンストッカーはその名の通り、大容量でストック食材や調味料をたくさん収納できる収納棚のことです。防災用の保存食や買い貯めをしているストック商品などお部屋にそのまま置いている方も多いかと思いますが、キッチンストッカーがあればすっきり収納することができます。
また、食材だけでなく、お皿やタオルなども閉まっておくことができ、家具や配線の関係でできてしまった隙間にも、ぴったりと収納することができる便利な商品です。
キッチンストッカーの選び方
食材などをコンパクトに収納ができる「キッチンストッカー」。さまざまな種類がありますが、どんな基準で選べばいいのかわからなくなってしまう方も多いでしょう。そこでここからは、キッチンストッカーの選び方をご紹介します!ポイントは下記5点です。
【1】置き場所のサイズに合わせて選ぶ
【2】素材で選ぶ
【3】開き方で選ぶ
【4】耐荷重で選ぶ
【5】デザインで選ぶ
それぞれ解説していくのでチェックしてみましょう。
【1】置き場所のサイズに合わせて選ぶ
キッチンストッカーを選ぶうえでサイズは重要です。また、キッチンストッカーを選ぶとき、外寸を測る方が多いですが、内寸も忘れずに測りましょう。内寸を測り忘れると、収納しようとしていたモノが入らなかったり、取り出しにくかったりする可能性があります。
内寸は50cm前後を目安にして、大きなモノを収納する予定なら、1m近くのものを選ぶとよいでしょう。ちょっとした隙間を有効活用されたい方は薄型をチェック。ぴったりのストッカーを入れれば、見栄えがよくなりおしゃれになりますよ。
【2】素材で選ぶ
キッチンストッカーは、大きく分けてステンレス製・プラスチック製・木製の3種類があります。それぞれの特徴をチェックしておきましょう。
ステンレス製
ステンレス製のキッチンストッカーは、プラスチック製などと比べると強度があることが特徴です。たくさんのモノを収納したいときや、重量のあるものを入れておきたいときは、ステンレス製を選ぶとよいでしょう。
また、ステンレス製は錆びにくいので、お手入れがしやすいのもうれしいポイント。キッチンストッカーのうえで作業をしたり、物を置くこともできますよ。
プラスチック製
プラスチック製のキッチンストッカーは、ステンレス製や木製と比べると、安価で手に入れることができるのが特徴です。また、色の展開も豊富なので、キッチンに合った商品を見つけやすいでしょう。
ただし、長年使い続けていると、変色やゆがみが発生するおそれがあるため、耐久性はあまり期待できません。ある程度使い続けたら、新しいキッチンストッカーに交換してください。
木製
キッチンストッカーは、ステンレス製やプラスチック製以外にも、桐を使用した木製の商品が多く販売されています。木製は保湿など湿度を調節する作用があるため、野菜を収納するのにピッタリ。また、防虫効果も期待できます。
ただし、水回りのものが多いキッチンでは、普段からしっかりと手入れをしないとカビやすいため、注意が必要です。
【3】開き方で選ぶ
キッチンストッカーの使い方に合わせて、引き戸タイプや両開きタイプ、引き出して使えるタイプの3種類をうまく活用しましょう。
扉がないタイプもありますが、中身が見えないよう目隠ししたい方は扉があるタイプが◎。
引き戸タイプ
キッチンストッカーの引き戸タイプは、キッチンの広さや動線を気にする方にピッタリのタイプです。物を収納したり、取り出したりするときに戸を開かずにスライドさせるので、狭い場所でも余計なストレスを感じにくいのが特的です。
料理や片付けをしているときは開けっ放しにしておくことで、スムーズに物の出し入れが可能です。
両開きタイプ
両開きタイプのキッチンストッカーは、大容量の収納スペースが欲しいという方におすすめのタイプです。
戸を大きく開くことができるので、サイズの大きな商品も収納がしやすいという特徴があります。扉部分にも収納できるスペースがあり、より多くの食材を収納することができますよ。
ただし、あまりにも狭すぎる場所に設置すると、戸を開けるのに苦労するため気をつけてください。
引き出して使えるタイプ
キッチンストッカーには、ストッカーの一部や棚を引き出して使うことができるタイプの商品も販売されています。他のストッカーと比べて、奥の商品や食材の取り出しやすさやしまいやすさ、商品管理のしやすさが特徴です。
また、キャスターなどが付いていれば、省スペースでも設置することができて、かんたんに物の出し入れが可能です。
【4】耐荷重で選ぶ
キッチンストッカーには耐荷重があるため、購入するときは必ず確認しておきましょう。収容予定の重さに余裕で耐えられるものを選んでください。耐荷重より重い物を入れると、棚にゆがみが発生したり傾いたりする可能性があります。
また、キャスター付きのストッカーに重い物を入れると床に負担がかかることがあるため、注意が必要です。さらに重い物を収納したキャスターを何度も床の上で往復させると、床に傷がつく場合があります。そういった点も考えながら、キッチンストッカーを選ぶようにしましょう。
【5】デザインで選ぶ
キッチンストッカーにモノを収納をする際、極力無駄なスペースが生まれないかをチェックすることがおすすめです。たとえば、棚板の調節が自由にできるものを選べば、モノが「入らない」ことを防げます。引出しタイプなら、缶詰など小さい食品から2リットルの水など高さのあるモノまで収納できるように工夫されているストッカーを選びましょう。
そうすることで「収納スペースが深すぎる」ことに対する悩みは少なくなり、空間を有効に無駄なく使うことができます。キッチン空間はスペースが限られているため、1つのストッカーでさまざまなモノが収納できる商品を選ぶのも大切な購入ポイントです。ゴミ箱が付いているタイプもあります。
キッチンストッカーおすすめ20選
ここからは、おすすめのキッチンストッカーをご紹介します。キッチン収納コンサルタントの岩佐弥生さんに選んでもらったおすすめ商品もあるのでチェックしてみてください。

冷蔵庫の上を有効活用できるラック
冷蔵庫の上も有効に使えば立派な収納スペースです。モノは、よく使うモノとあまり使わないモノを使用頻度で分けて収納することで、圧倒的に使いやすくなります。頭上の高さの冷蔵庫の上は、手を伸ばさなければ取り出しづらい高さになるので、季節家電や年に数回しか使わないモノを収納するとよいでしょう。
ラックの下には1cmのアジャスターが付いていて、冷蔵庫の熱がこもりにくい設計になっているので安心して使えます。冷蔵庫の上も有効活用したい人におすすめの商品です。

たくさんの「便利」が詰まったキッチンストッカー
こちらはキャスター付きで隙間収納にも使えるキッチンストッカーです。大容量の収納が可能なバスケットがセットされています。バスケットには取っ手が付いているので、持ち運びにも便利です。スーパーの買い物もこのバスケットを持っていき、購入したモノをこのバスケットに入れて帰れば、買い物袋から出す手間も省けそうですね。
ほかにも、野菜を収納したり、食品をストックしたりと用途は無限大です。また、商品の高さが、人の腰の辺りにくるため使いやすい高さとなり、作業台としても便利に使うことができます。素材は水に強いスチール製であるため、汚れたら水拭きでサッときれいになり、いつも清潔に使うことが可能です。

ディノス『引き出して使える頑丈ワゴン付き キッチンストッカー』









たっぷりストック収納したいならコレ!
4人以上で暮らしている家族など、たっぷりストックを収納したい派におすすめのキッチンストッカーです。大容量はもちろん、扉を開けたときに何が収納されているのか一目瞭然なところが使いやすさのポイントになります。
そして、最大の特徴がドアポケットにも収納ができるところです。棚板の高さを変えられるため、収納物に合わせた収納が可能になり無駄なスペースが生まれません。
また、ワゴンは耐荷重が30kgもあるため、収納するモノを選ばないのもうれしいですね。2リットルのペットボトルも、防災用にたくさん収納しておくことができます。

吊り戸棚収納もオシャレで使いやすく!
吊り戸棚やパントリー収納は手を伸ばす高さにあることが多く、ここに収納するモノは取っ手が付いた収納ストッカーがおすすめです。最近は取っ手付きのストッカーもさまざまありますが、重いモノを収納すると取っ手がしなってしまうストッカーもあります。そのため、取っ手は下までしっかりと付いている丈夫なストッカーがおすすめです。背が低い女性でも取り出す際の安定感が違います。
吊り戸棚や開き扉の中も、オシャレ好きには有名な「KEYUCA」のハンドルストッカーで統一すれば、キッチンがすてきになるでしょう。
機能充実で自分好みにカスタマイズもできる!
YAMAZEN(山善)の食品ストッカー。引き出しは浅型が3つ、深型が2つの合計5段に分かれていて、飲料水や根菜など細かいニーズに合わせて収納が可能です。
また、折りたたみ式のバタフライテーブルが付属しているので、ちょっとした作業スペースにもなります。キャスターも付いていて移動もラクラク。DIYが好きな人は、塗装をして楽しむこともできます。
家のどこでも使えるおしゃれなストッカー
スチール製でとても丈夫なつくりのイケアのキッチンストッカー。重たいものを乗せても、安心なつくりになっています。
キャスター付きでコンパクトデザインなため、移動がしやすく狭いスペースやちょっとした物置きとしても活用ができるでしょう。カラーもターコイズやブラック、ホワイトなど6種類あるので、お部屋にあった商品を探せます。
スリムタイプの3段ストッカー
幅が約20cmと、とてもスリムでキッチンのちょっとしたスペースにも置くことができる、ニトリのキッチンストッカー。3段式ですが高さを自由に変えられるため、商品の大きさに応じてアレンジが可能です。
スチール製でできており、作りも頑丈! 天板は30kg・棚は20㎏の耐荷重があるので、重たいモノを乗せても安心して使うことができます。

隙間を有効に使える! 収納ストッカー
「キッチンのちょっとした隙間を使いたい!」そんなときにおすすめなのがこの商品。引出しの高さもさまざまで、生活モジュールに合わせた設計になっているため、スペースに無駄がありません。
たとえば、引出しLには2リットルのペットボトルやキッチンペーパー、引出しSには350mlの飲料缶や缶詰など、引出しMにはレトルト箱などが収納できます。とことん使いやすさにこだわったストッカーです。このスキピタはシリーズ化されており、さまざまなストッカーや収納ケースがあるため、家庭の隙間や用途に合わせて選べます。

ゴミの分別もできる! 便利なストッカー
このキッチンストッカーは「ゴミを収納する」という、これまでになかった発想で作られており、1つでゴミの収納と物の収納もできる一石二鳥で画期的な商品です。引き出しを開ければゴミが分別できるよう仕切られています。一番下段はペダル式になっているため、しゃがまずにゴミを入れることができて楽です。
また、ゴミは曜日などの回収頻度や溜まる量を考えながら設定できます。半透明の部分は収納ユニットになっているため、ストック品などもすっきりと収納が可能です。

一人暮らしにもピッタリの使いやすさ!
一人暮らしのキッチンはスペースも限られている場合が多いですが、そんなときにも場所を取らず置くことができます。食品ストックはもちろん、生活用品、野菜ストッカーとしても使え、とても便利。フタ部分に何が入っているかラベルを貼っておくと、どこに収納したか探しやすくなり、さらに使いやすいです。必要なときに追加ができるのも一人暮らしにはうれしいポイント。
ただ、自分の目線よりも高く積み上げてしまうと、モノが見づらく取り出しにくくなるので、取り出しやすい高さで積み上げましょう。キャスターは別売りですが、取り付けることで移動がしやすく掃除も楽になります。

開き扉キッチンにおすすめのストッカー
開き扉タイプのキッチンは、奥のモノが取り出しづらいのが難点です。奥に収納されているモノを取り出しやすくするには、ケースに入れて管理をするのが一番かんたんな方法だと言えます。
この商品は、開き扉のキッチンを使いやすくするために開発されたストッカー。調味料やオイル、掃除用品、フライパンなどを、ただストッカーに入れるだけと、使い方もかんたんなのがポイントです。キャスター付きになっているため、引き出す際も楽に奥のモノを取り出すことができます。
カラーは、ホワイトとクリアがあり、見た目をすっきりさせたい場合は「ホワイト」、中身を見やすくしたい場合は「クリア」タイプを選ぶとよいでしょう。開き扉キッチンで収納に困っている人におすすめの商品です。
「キッチンストッカー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする キッチンストッカーの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのキッチンストッカーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
エキスパートからのアドバイス
食品ストックとは、使い切ったらまたすぐに使えるように食品をストックしておくことです。その際、ストックしている食品が見つけづらい場合は「賞味期限切れ」になる可能性が高くなります。
そこで、扉を開けるタイプの場合は、奥のモノを取り出しやすくするためにスライドできる仕組みの商品を選ぶとよいでしょう。また、引出しタイプの場合は、開けたときに入っているモノが一目で分かる商品がおすすめです。
そのほかの関連アイテムもチェック
キッチンストッカーでキッチン収納を便利に
この記事では、キッチンストッカーの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。いかがでしたか?
食材や調味料、キッチン用品など、ものがたくさんあるキッチン。収納に困りがちですよね。キッチンストッカーがあれば、スッキリと収納ができますよ! お気に入りのデザインを選んで、おしゃれに収納しちゃいましょう。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
整理収納作業をはじめ、キッチンショールームでの収納コーディネート、収納セミナー講師、企業の収納コンサルタントなど幅広く活躍。 喋る仕事もしていることから、収納セミナーは分かりやすく聞きやすいと好評。また、お片づけが好きになる!「収納ラベル」もプロデュースしている。