電子タバコのアトマイザーとは
電子タバコに使われている「アトマイザー」とは、煙を生み出す部分で味わいや煙の量などに大きく関係するパーツです。使用するアトマイザーによって電子タバコの味わいなどが変わるので、好みに合わないと電子タバコ自体を楽しめなくなってしまいます。
そのため、電子タバコのすべてを決定するともいわれているほど重要なパーツです。
マルチライター&コンサルタント
リキッドの香りや爆煙の楽しさもアトマイザー次第
アトマイザーとは「噴霧装置」、つまりは電子タバコ(VAPE)のリキッド煙を発生させるパーツです。初心者が使いやすいオールインワンのキットであっても、このアトマイザーは定期的に交換しないと煙量や喫味が大きく落ちてしまいます。
電子タバコにも慣れてきて手持ちの機器をカスタマイズしようという場合は、バッテリーの規格と合致するものをセレクトしてくださいね。
電子タバコのアトマイザーの選び方 フレイバーと爆煙を楽しむためのポイントを解説!
まずは電子タバコ用アトマイザーの選び方をチェックしていきましょう。喫煙環境コンサルタント・板垣政行さんのアドバイスもご紹介しています。自分の使い方にぴったりの電子タバコ用アトマイザーを選ぶために参考にしてみてくださいね。
【1】タイプをチェック
初心者には「タンク式」がぴったり
はじめて電子タバコ用アトマイザーを選ぶ方にぴったりなのが「タンク式」。アトマイザーの中に味などを決めるリキッドをためておけ、中身がなくなるまで吸い続けることが可能なタイプです。
また、タンク式はリキッドを入れる場所など幅広い種類が販売されています。アトマイザーごとの特徴を確認しながら自分に合うアイテムを選びましょう。
濃い味が楽しめる「ドリッパー式」
「ドリッパー式」はタンク式よりも濃い目の味が楽しめるのが特徴のアトマイザー。タンクがないのでためておくことができず、吸うたびにリキッドを補充して使用します。
手間がかかる反面、吸うたびに味を変えて楽しむことができるのもメリット。幅広い味のリキッドを集めて、その日の気分に合った味を楽しみたい方にぴったりのアトマイザーです。
手軽さをプラスした「RDTA」
「RDTA」はドリッパー式にタンクを加えたようなアトマイザーで、味と使いやすさのバランスがよいのが特徴。タンク式と同様の使い方ができ、味のよさからこちらのタイプを選びたくなるかもしれませんが、RDTAは手巻きコイルが必要です。
初心者で扱うのは難しいため、タンクがついていても中~上級者向けのアトマイザーとなるので注意してくださいね。
【2】タンク式を選ぶときには素材や内容量をチェック
タンク式のアトマイザーは便利ですが、使い方によっては使いづらく感じられることも。そこで、タンク式を選ぶときに注意しておきたい点を紹介していきます。
メントール系ならガラス素材を選択する
スーッとした味わいが楽しめるメントール系のリキッドは、プラスチック系のタンクだとひび割れの原因になる場合があります。そのため、メントール系のリキッドを使いたい方はガラス素材を選ぶようにしましょう。
なかでも、耐熱性にすぐれたガラスであれば、メントール系以外のリキッドにも幅広く使用できて便利に扱えます。
喫煙の頻度によって容量を選ぶ
タンク式のアトマイザーで吸える量は、そのタンクの容量分だけ。たくさん吸いたい方や喫煙ペースの高い方は、容量が少ないとすぐになくなってしまいます。
そこで、自分の吸い方や頻度に合った容量を選ぶようにしましょう。電子タバコのリキッド0.1ml=紙タバコ1本、という基準を考えておくと選びやすくなります。
【3】抵抗値やコイルの数を見て煙の量をチェック
電子タバコの魅力のひとつに、紙タバコでは再現できない煙の量が挙げられます。電子タバコの煙は水蒸気なので、多くなってもニオイがなく純粋に煙を楽しめます。
より多くの煙を出したい方は、抵抗値「Ω(オーム)」がなるべく低いものや、コイルが2つ以上搭載されたものを選ぶと、紙タバコからは考えられない爆煙が楽しめますよ。
【4】コイルの種類をチェック
抵抗値にも影響しているコイルには、「手巻きコイル」と「市販コイル」の2種類があります。手巻きコイルは自作しなくてはならず、なれていないとうまく作ることはできません。
そこで、はじめてアトマイザーを使用する場合には、市販コイルが使えるものを選びましょう。また、アトマイザーによっては複数の抵抗値の市販コイルが同封されており、カスタマイズする楽しさを味わえますよ。
【5】バッテリーの接続規格が合っているか
現在、アトマイザーのバッテリーの規格は、スティック型のモデルに多い「510規格」とボックス型に多い「eGo規格」が存在します。異なるメーカーのアトマイザーとバッテリーどうしを接続させる場合は、この規格を確認してください。
ただし、バッテリーには「抵抗値範囲」という、バッテリーを安全に使用するために必要なコイルの抵抗値範囲があります。これにより、バッテリーの抵抗値範囲より低い抵抗値のコイルを使用した場合、故障につながる可能性があります。
これらのポイントに注意してバッテリーを選ぶようにしましょう。
【6】エアフローコントロールにも注目!
アトマイザーに装着されている機能のひとつに「エアフローコントロール」があります。これは空気の流れを調節できる機能のことで、味の濃さなどを自分で変更できます。
さらに、空気の流れを絞ることで思いっきり吸えるようになるなど、吸い心地も調整可能。自分好みの楽しみ方を追求できて、電子タバコを目一杯楽しめますよ。
電子タバコ用アトマイザーのおすすめ11選 喫煙環境コンサルタント・板垣政行と編集部が選んだ
ここでは、喫煙環境コンサルタント・板垣政行さんと編集部が選んだ、おすすめの電子タバコ用アトマイザーを11種類紹介します。商品ごとの機能や特徴を比べながら、自分に合うアトマイザーを探してみてくださいね。

Joyetech『eGo AIO D16』

出典:Amazon
タイプ | タンク式 |
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素材 | - |
容量 | 2ml |
抵抗 | 0.6Ω |
接続規格 | eGo規格 |
マルチライター&コンサルタント
まずは初心者にもおすすめなオールインワンタイプからJoyetech『eGo AIO D16』を。好みのリキッドを入れればすぐ使えるのがうれしいですね。

Hilax『EGOシリーズ用 CE4 クリアアトマイザー 同色5個セット』






出典:楽天市場
タイプ | タンク式 |
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素材 | プラスチック |
容量 | 1.6ml |
抵抗 | 2Ω |
接続規格 | eGo規格 |
マルチライター&コンサルタント
EGOシリーズをお使いならHilax『EGOシリーズ用 CE4 クリアアトマイザー』。こちらもアトマイザーとタンク、マウスピースが一体となった手軽さが受けています。

Aspire『Aspire Vivi Nova』








出典:Amazon
タイプ | タンク式 |
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素材 | - |
容量 | 3.5ml |
抵抗 | 1.6Ω、1.8Ω、2.1Ω |
接続規格 | 510規格 |
マルチライター&コンサルタント
とにかく爆炎を!という方にはAspire『Aspire Vivi Nova』がおすすめ。
Eleaf『MELO 3 mini』










出典:Amazon
タイプ | タンク式 |
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素材 | ガラス |
容量 | 2ml |
抵抗 | 0.3Ω、0.5Ω |
接続規格 | 510規格 |
Aspire『Aspire Nautilus 2』














出典:Amazon
タイプ | タンク式 |
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素材 | ガラス |
容量 | 2ml |
抵抗 | 0.7Ω、1.8Ω |
接続規格 | 510規格 |
Justfog『Justfog Q16 クリアロマイザー』

出典:Amazon
タイプ | タンク式 |
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素材 | ガラス |
容量 | 1.9ml |
抵抗 | 1.6Ω |
接続規格 | 510規格 |
SMOK「Resa Prince Tank」
















出典:Amazon
タイプ | タンク式/ドリップ式 |
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素材 | ガラス |
容量 | 7.5ml |
抵抗 | 0.4Ω、0.15Ω、0.12Ω |
接続規格 | 510規格 |
Aspire『Aspire K1 Glassomizer』






出典:Amazon
タイプ | タンク式 |
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素材 | ガラス |
容量 | 1.5ml |
抵抗 | 1.6Ω、1.8Ω |
接続規格 | eGo規格 |
dotmod『dotMTL RTA 22mm』










出典:Amazon
タイプ | タンク式 |
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素材 | ポリカーボネート |
容量 | 3ml |
抵抗 | - |
接続規格 | 510規格 |
ライテック『SMOOTH VIP EZ リキッド入りアトマイザー』

出典:Amazon
タイプ | タンク式 |
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素材 | - |
容量 | - |
抵抗 | - |
接続規格 | 510規格 |
Wismec『IndeReserve RDTA 4.5ml』


















出典:Amazon
タイプ | RDTA式 |
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素材 | ガラス |
容量 | 4.5ml |
抵抗 | - |
接続規格 | 510規格 |
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 電子タバコアトマイザーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの電子タバコアトマイザーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
まとめ
電子タバコ用アトマイザーは、電子タバコの楽し方を決める大切なパーツ。どれも一緒だと適当に選んでしまうと、楽しみ方に合わなかったりおいしくなかったりとと、電子タバコの楽しさが半減してしまいます。
そこで、電子タバコをどのように楽しみたいのか考えてから、アトマイザーを選ぶのがよいでしょう。自分に合うアトマイザーで、電子タバコを存分に楽しみましょう。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2020/11/10 コンテンツ追加のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 加藤佑一)
二輪メーカー脱サラ後、スキーや登山・アウトドア専門誌での企画・取材・執筆に加え、文芸出版社での文庫本解説・漫画評論などを手掛けてきたマルチライター。 同時に空気環境及び防災セキュリティ関連など硬めな領域でのコンサルタントでもあり、特に受動喫煙防止対策の測定コンサルとしては日本で唯一無二。 阪神淡路大震災ののち防災士・メンタルケアカウンセラー等の資格を取得、趣味は剣道・空手といった武道系と鉄道旅行。