フィッシャーのボールペンは宇宙で使えるすごいペン!
無重力の宇宙空間では、通常のボールペンが使えません。宇宙でも使えるボールペンとして、NASA(アメリカ航空宇宙局)の厳しい検査をクリアして使われているのが、フィッシャーが開発した重力ではなく窒素を使用してインクをペン先に押し出す構造のボールペンです。
インクも特別なもので、ペン先の玉が回転するまでゲルのような形状を維持します。無重力だけでなく水中や極度の暑さ・寒さでも使用でき、特殊なインクが密封されていることからインクが乾燥することなく長期間の保管が可能。米軍やFBIなどのタフな仕事現場でも用いられるペンです。
フィッシャーのボールペンを選ぶときのポイント ライン・リミテッドエディションをチェック!
まずはフィッシャーボールペンの選び方をチェックしていきましょう。monoライター・杉浦直樹さんのアドバイスもご紹介しています。自分の使い方にぴったりのフィッシャーボールペンを選ぶために参考にしてみてくださいね。
ラインによって特徴はさまざま
フィッシャーボールペンにはいくつかのラインがあり、その特徴はさまざまです。それぞれ紹介していきますので、フィッシャーボールペン選びの参考にしてください。
アストロノート
フィッシャーのボールペンといえば、実際に宇宙で使用されていたこのアストロノートシリーズです。人類ではじめて月面歩行を成し遂げたアポロ11号のクルー、アームストロング船長が使用していたモデルです。無駄な装飾のないシンプルなデザインのたのもしいボールペン。
宇宙のロマンを感じられる歴史のあるモデルは、宇宙好きでなくても使ってみたくなる1本です。
インフィニウムペン
ボールペンは、いつかはインクが切れて使えなくなるものですが、このインフィニウムペンは、インクを大量にストックしているため長持ちするのが特徴。また、通常のペンに見られる、数年でインクがドライアップして使えなくなるなどの経年劣化にも強く、生涯のインク切れを保証してくれる「インク切れ新品交換保証」というシステムを取りいれた商品です。
フィッシャーの技術の結晶ともいえるラインです。
ブレット
ブレットは、クリップのない流線型が美しい楕円形のフォルムも特徴的なラインです。まるで未来からやってきたようなユニークなデザインで、ニューヨーク近代美術館(MoMA)に永久保存されています。ブレットシリーズには、長距離ライフルの薬きょうを用いてつくられたものもあります。
キャップアクション
キャップアクションは、フィッシャーの人気ラインのひとつ。キャップ全体でノックする、軽快な使用感が特徴です。フィッシャーのボールペンを気軽に日常に取りいれたい人にぴったりなアイテムといえます。
ほかのラインよりも手ごろな価格帯で、色やデザインが豊富。NASAなどでみやげものとしても扱われています。自分好みの1本を見つけることができるフィッシャーのラインです。
バックパッカー
バックパッカーは、ボディに航空機にも使用されているアルミ製材料を使用しています。アルミらしい光沢と豊富なカラーバリエーションが特徴です。キーリングがキャップ部分についているので、バッグなどにとりつけておくことも可能。
にぎる部分にくびれがもうけてあるので、にぎりやすく書きやすい形状になっています。
トレッカー
トレッカーは、バックパッカーをさらに進化させたラインです。ポジロックシステムが採用されたこのペンは、さまざまな衝撃を受けても本体が抜け落ちることを防ぎます。アウトドアで起こりうるさまざまな状況にも対応してくれるでしょう。
ペンをバッグに取りつけたり、首から下げたりと好みの使い方ができる便利なアイテムです。
クラッチ
クラッチは油田や製油所で働く人たちを想定してつくられたラインです。堅牢なアルミ製のボディが特徴的で、酷使にも耐えうる頑丈なペン。手袋をはめたままの手でもしっかり操作できるよう、六角形のフィンガーグリップと大きなノックボタンが採用されています。
強力なクリップが使われており、激しく動いてもポケットから落ちにくくなっているのも特徴です。
エクスプローラー
長時間ペンで字を書いていると、どうしても手が疲れてきてしまいますよね。そんな悩みに対応してくれるのがエクスプローラーです。ラバーグリップが持つ部分についているので、長時間ペンを使っていても疲れにくいのが特徴。
過酷な環境でたくさん字などを書かなければならない人にぴったりなアイテムです。
リミテッドエディションもチェックしておこう
フィッシャーのボールペンで注目しておきたいのは、アポロ11号の50周年記念モデルやピンクリボン運動(乳がんの啓発運動)の応援モデルなど、記念モデルを発売する点です。販売期間にしか手に入らない貴重な商品となります。
社会活動の応援モデルは売り上げの一部を寄付しており、ボールペンを買うことが社会貢献につながっています。
「これぞまさにアウトドア環境」宇宙空間で使うボールペン monoライターがアドバイス
元歌舞伎役者・JSA認定ソムリエの数寄monoライター
「NASAが開発」というキャッチフレーズがもてはやされるのは、「これぞまさにアウトドア環境」だといえる宇宙空間での使用が想定されているから。フィッシャーのボールペンはそのNASAが「無重力」状態で使うために製作を依頼したボールペンです。
実際にアポロ11号などで用いられ、アームストロング船長が船内で使用したモデルは今もなお販売されています。ロマン感じる一本を、ぜひ手に取ってみてください。
フィッシャーのボールペンおすすめ9選 シーンや使い方に合わせて
ここからは、monoライター・杉浦直樹さんと編集部で選んだ、フィッシャーのボールペンおすすめ9選をご紹介します。好みの1本を見つけてください。
元歌舞伎役者・JSA認定ソムリエの数寄monoライター
『オリジナル アストロノート』はアポロ11号のフライトでルイアームストロング船長が実際に使ったモデル。装飾を省いたシンプルなデザインは、無限に広がる宇宙空間を感じさせます。

元歌舞伎役者・JSA認定ソムリエの数寄monoライター
「インク切れ新品交換保証」つきという特別なボールペンとなるのが『インフィニウム』。生涯にわたって愛用できる一本です。

元歌舞伎役者・JSA認定ソムリエの数寄monoライター
デザインで選ぶなら『ブレット』を。MoMAに収蔵される美しさが所有欲を満たしてくれます。

「フィッシャーのボールペン」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ボールペンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのボールペンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
リフィルのバリエーションもチェック
フィッシャーボールペンは特殊なインクや、リフィル内に窒素が封入されていることが特徴です。特殊なリフィルではありますが、意外にも黒以外のカラーバリエーションが豊富です。レッド・ブルー・グリーン・ブラウン・オレンジなどがあります。
太さのバリエーションもあり、好みのリフィルを選ぶことが可能。インクがなくなっても、リフィルを交換すればいつまでも使い続けることができます。
フィッシャーボールペンで宇宙を感じよう! 【関連記事】
宇宙飛行士が実際に使用していて、宇宙をモチーフとしたデザインのアイテムもあるフィッシャーのボールペンは、宇宙が感じられるアイテム。もっと身近に感じたいなら、ほかにも宇宙に関連するアイテムを取り入れてみては。ほかの文具を購入したり、ポスターなどで装飾したりするのもいいですね。
本格的に楽しみたいなら、自宅で楽しめるプラネタリウムに挑戦してみるのもよいでしょう。
人生に寄り添ってくれるフィッシャーのボールペンを見つけて
フィッシャーのボールペンは、過酷な環境でもしっかり文字を書くことができ、特殊なリフィルでドライアップしません。上手に使えば半永久的に使えるアイテムです。宇宙やミリタリーが好きな人がコレクションとして持つことはもちろん、多種多様な環境での仕事でも便利に使うことができます。
さまざまなラインの商品があるので、自分にぴったりなものを見つけてみてください。お気に入りの1本が見つかったら、きっと長く付き合える相棒となってくれることでしょう。
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コピーライター、歌舞伎役者、シトロエンのトップセールス、支配人兼ソムリエとしてフレンチレストラン経営、モノ系雑誌の編集ライターを経て現在好事家フリーライター。 編集時代は文房具やスーツケース、ガジェットなどに関するコンテンツを多数担当。 またブルゴーニュとシャンパーニュの「古酒」専門フレンチレストラン、オーセンティックなカウンターBarを経営していたため、ワインはもちろん、スピリッツ・リキュール・日本酒・焼酎にも造詣が深い。