キャロウェイのドライバーの特徴
キャロウェイのドライバー開発には、AIを導入して設計を最適化した「フラッシュフェース」が有名です。なんと、通常なら34年かかる作業をスーパーコンピューターで処理をして、この形にたどり着いたというから驚きです。
また、年々その進化スピードは向上し、さまざまなテクノロジーを採用しているのが最大の特徴といえるでしょう。
その結果、これまで以上に飛ぶドライバーとして飛距離が出しやすくなっているので、「もうちょっと距離が欲しい」と考えている人にはマッチすると思います。もちろん耐久性も高くなっているので、練習量が多い人にもおすすめです。
キャロウェイドライバーの選び方
多くのプロゴルファーに使用されている人気アイテム「キャロウェイのドライバー」。シリーズごとに違った特色で展開していて、特徴もさまざま。どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。この記事では、キャロウェイのドライバーの基本的な選び方をご紹介します。ポイントは下記の4つ。
【1】シリーズごとの特徴で選ぶ
【2】自分のスイングに合ったものを選ぶ
【3】カスタマイズできるものもポイント
【4】アドレスの時の見え方で選ぶ
上記の4つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】シリーズごとの特徴で選ぶ
キャロウェイのドライバーはシリーズによって採用されているテクノロジーに違いがあります。ここではシリーズごとの特徴とテクノロジーについて解説していきます。
「PARADYM」シリーズ:飛距離と安定性の両立を実現
飛距離を求めれば扱いが難しくなり安定性が劣る。安定性を求めれば扱いやすいが飛距離は犠牲になる。こうしたこれまでのゴルフクラブの常識を覆したのがこの「PARADYM」シリーズ。
業界初、カーボン素材のみで構成した360°カーボンシャーシを導入することで、初心者、中級者にうれしい「飛距離と安定性」を両立しています。
また、高弾道のドロー設計から、低弾道のフェードモデルまで4機種をラインナップ。自身のクセにあったモデルが必ず見つかるシリーズでしょう。
「EPIC」シリーズ:初速スピードが上がり安定した飛距離を実現
「EPIC」シリーズは、2017年にフェイスの後方に配置された2本の柱で反発力と強い反動を出すことに成功した「ジャイルブレイクテクノロジー」を採用した「GBB EPIC」シリーズからスタートしました。ボールの打ち出し速度が向上したことで、飛距離と強い弾道を実現しています。
そしてここからさらに進化を遂げたのが、「FLASHフェースSS21」と「JAILBREAK AI スピードフレーム テクノロジー」を採用し、名称をあらためたEPICシリーズなのです。
FLASHフェースSS21は、最新のAI技術で生み出されたフェースデザイン。JAILBREAK AI スピードフレーム テクノロジーは、インパクト時のヘッド横方向へのエネルギーロスを軽減し、フェース全体がたわむことで驚きの高初速を実現してくれます。
ラインナップは低スピンでたたいて飛ばせる「MAX LS」、スピードを極めたEPICのスタンダード「SPEED」、ドローバイアス設計でやさしくつかまえる「MAX」の3種類です。
いずれも「EPIC=桁外れ」の名にふさわしく、中・上級者におすすめのシリーズです。
「MAVRIK」シリーズ:プロからアマまで利用者を選ばない
「どこで打っても飛ぶ、だから選ばれる。プロも、アマも、MAVRIK。」のキャッチコピーにふさわしいシリーズです。
EPIC同様、ボールスピード、耐久性、高初速エリアに優れた「FLASHフェース SS20」と「JAILBREAK テクノロジー」を採用。ほかにも、空気抵抗の少ない「サイクロンヘッドシェイプ」でヘッドスピードが向上しています。
また、フェース設計だけでなくボディの解析にもAIが活用されており、モデル別に最適化がされています。
ラインナップはスタンダードな「MAVRIK」をはじめ、低スピンでアスリートゴルファー向けの「SUB ZERO」、高弾道で扱いやすい「MAX」、軽さが魅力の「MAX FAST」などです。
なおMAVRIKシリーズにはフェアウェイウッドのほか、ユーティリティ、アイアンもラインナップされているため、このシリーズでクラブセッティングをそろえることができます。
「BIG BERTHA 」シリーズ:ドローバイアス設計でスライスを撲滅
「BIG BERTHA」 シリーズはキャロウェイの伝統モデルで、ドローバイアス設計でスライスを軽減してくれる、ビギナーやアベレージプレーヤー、スライサーに「まっすぐ飛ばす喜びをあじわってもらう」ドライバーです。
うえで紹介したフェースやJAILBREAK テクノロジーはそのままに、低・浅重心、高慣性モーメント設計により、サイドスピン、バックスピンを軽減し、ミスヒットにもやさしい安定した弾道を生んでくれます。
ラインナップは旧モデルを除くとひとつのみ。フェアウェイウッドのほか、ユーティリティ、アイアンもラインナップされています。
【2】自分のスイングに合ったものを選ぶ
ゴルファーにはそれぞれ打ち方にクセがあります。自分に合ったドライバーを見つけてみましょう。
スライサーにはドロー設計がおすすめ
ボールが右方向に曲がるスライス対策には、ドロー設計のドライバーがおすすめです。最大級のドローバイアス設計「BIG BERTHA」をはじめ、旧モデルでは「ローグスター」もおすすめです。
ミート率や安定性を求めるなら低重心大型ヘッドがおすすめ
キャロウェイのドライバーでは、比較的ドローバイアスの設計で、ミスへの許容範囲が小さい「EPIC MAX」と「MAVRIK MAX」「MAVRIK MAX FAST」がおすすめです。
ボールのつかまりもよく、ミート率向上を目指しているなら低重心で大型ヘッドのモデルを選ぶとよいでしょう。
低スピンでコントロール重視ならプロ・上級者モデルがおすすめ
「EPIC MAX LS」と「MAVRIK SUB ZERO」は、プロや上級者のニーズにあわせてつくられたモデルです。低スピン性能でライ各もフラットなため、低・中弾道でコントールして飛ばしたいゴルファーにおすすめです。
とくに「MAVRIK SUB ZERO」はヘッド体積も小さく設計されており、操作性も抜群です。
よくわからないなら調整機能があるものがおすすめ
自分のスイングにバラつきがあったり、好みがよくわからないという方には、ウェイトバランスが調整できる「ペリメーターウエイティング」がついているものがおすすめです。ウェイトをトゥ側とヒール側に移動させることで、フェードボール、ドローボールの調整ができるようになります。しかしはじめは真ん中で練習することをおすすめします。
ほかにも、ロフト角とライ角が調整できる「アジャスタブルホーゼル」もおすすめ。弾道の高さと打ち出しの角度を好みによって変えることができます。最近のモデルにはほとんど搭載されているので試してみるとよいでしょう。
【3】カスタマイズできるものもポイント
キャロウェイのドライバーには、カラーやグリップのカスタムに対応しているものがあります。ほかのプレイヤーと差別化が図れるうえ、自分の好みにあわせたデザインで自分だけのオリジナルドライバーをつくれるのも楽しいですよね。
【4】アドレスの時の見え方で選ぶ
ゴルフでいう「アドレス」とは「ボールを打つ構え」のことです。キャロウェイのドライバーは、それぞれ構えたときの印象が異なるので、アドレス時の見え方で選ぶのもひとつの手です。アドレス時も意識して選びましょう。
キャロウェイドライバーおすすめ16選
ここまでに紹介したキャロウェイドライバーのポイントをふまえて、ゴルフギアエキスパートの羽鳥具幸さんと編集部が選んだおすすめ商品をご紹介します。
大型ヘッドで初心者でも安定して飛ばせる
安心して振ることができる、大型ヘッドを採用したモデルです。構えた時の投影面積とフェースの面積両方が拡大しており、抜群の当てやすさを誇っています。さらに設計にAIを導入し、無駄なたわみの少ない軽量ボディを実現。低重心化されているため、安定した球筋でしっかり飛ばすことができます。過剰なスピンが掛からないので、高すぎない弾道で打てるのもポイントです。
飛距離と寛容性をハイレベルで両立
軽量なカーボンシャーシが特徴的な「PARADYMドライバー」。その中でも特にスタンダードなモデルです。飛距離と寛容性の両方が高いレベルでまとまっており、バランスがとれているのも魅力の一つ。さらに13.5g程度のペリメーターウェイトをヘッド後部に導入し、慣性モーメントも高くなっています。ウェイトはご自身で調整できるので、ぜひ自分好みの弾道になるように変更してはいかがでしょうか。
やさしくつかまえて打ち出せる
つかまえて飛ばすことに特化しており、ややドローバイアスかつ高弾道で飛ばせる点が特長です。他の「PARADYM」シリーズと同様に「360°カーボンシャーシ」を導入しており、抜群の軽さを誇ります。また、フェースカップ構造によりスリムさと軽量化が図られ、ボールスピードも向上しています。つかまった球をやさしく飛ばすのに最適なドライバーです。
高弾道で楽に打てる軽量ドライバー
ヘッドの中間部にカーボン素材のみで作られた「360°カーボンシャーシ」を採用し、大幅な軽量化が施されたモデル。その驚異的な軽さにより、抜群の振りやすさで飛距離とやさしさが向上しています。また、同モデルは「PARADYM」シリーズの中でも特に高い角度で打ち出せる点も特長で、より軽いドライバーで楽に飛ばしたいという方にオススメのドライバーです。
まっすぐ飛ばせるスタンダードモデル
飛距離と振りやすさにこだわったスタンダードモデル。こちらはシリーズの中でもドローバイアスが控えめで、直進性能が高くボールスピードも向上しているのが特長です。さらに一体成型の新型UNIボディにより、インパクトのパワーを逃さず伝えられます。また、11gのウェイトをヘッド後部に導入し、安定感のあるインパクトを可能にしているのもポイントです。幅広い方に合うドライバーなので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
大型ヘッドで安定性や振り抜きやすさがアップ
大型で軽量なヘッドが特長で、女性ゴルファーが振り切りやすいように設計されたドライバーです。このモデルではヘッドの先端側にタングステンウェイトを取り入れており、低重心で慣性モーメントが大きく、ひっかけが少ないのもポイント。高弾道でやさしく打ち出すことができ、安心して振り抜けます。飛距離を安定させたい方やミスショットを減らしたい方にピッタリなモデルです。
ドローバイアス設計でスライスを軽減
スライサーやアベレージプレーヤー、ビギナーに、まっすぐ飛ばす喜びを味わってもらうべく新開発されたのが「BIG BERTHA シリーズ」です。ドライバーでは、最大級のドローバイアス、高慣性モーメントの基本設計に、MAVRIK シリーズでも採用されている、キャロウェイの最新テクノロジーを惜しげもなく投入しています。
ミスヒット時でさえもボールがやさしくしっかりとつかまり、高初速、高弾道、最適スピンの弾道をもたらします。まさにキャロウェイらしいモデルが、伝統の名称をともなったドライバーです。
小ぶりで操作性が高い中上級者向けドライバー
プロ、上級者向けの「MAVRIK Sub Zeroドライバー」は、やや小ぶりで操作性の高いヘッドに、専用設計のニューフェース、FLASHフェース SS20を搭載しています。
従来以上に遠くへと低スピンで突き抜ける弾道を、安定して放つことができるようになっています。中上級者におすすめのモデルです。
幅広いレベルのプレーヤーを、未知の世界へと導く
マーベリックは「芯を外しても飛ぶ」として、AIの進化によってデザインされた設計されたシリーズ商品です。
AIが生み出した「FLASH フェース」で驚きのボール初速を実現しています。ヘッド内部形状に形状サウンドリブ設計を取り入れているので、心地良い打球音とフィーリングを得られることが可能です。女性にも優しい、軽量で心地の良い飛びやすさを実感できます。
ミスヒットに強くスライスが出にくいドライバー
同シリーズの他のドライバーと比較して、もっとも投影面積が大きいモデルです。素材は高強度で軽量なチタンを採用しており、安定して高いボールスピードを生み出せる設計になっています。
球を打った時の心地良い音と感触を得られるようにAIが解析し、設計が施されています。
AIがデザインしたフェースが特徴
AIによって設計されたフェースが特徴的です。従来よりも強くて軽量なチタン素材を採用し、軽く振れるのに思いっきり飛ばせる、女性に優しい設計です。
心地良い打球音とフィーリングを得られるように、ヘッド内部の形状までも計算されて作られた商品です。
初心者やレディースにおすすめ
キャロウェイ独自のスピードステップクラウンにより、スイング時の空気抵抗を軽減し、スイングスピードを向上させます。R・MOTOフェースが生み出す爆発的な飛距離が魅力です。
XRシリーズは2015年に発売後、すでに過去モデルの位置づけとなっているため、価格も抑えて購入できるのも魅力です。
EPIC(桁外れ)なパフォーマンスを発揮
FLASHフェースSS21やJAILBREAK AI スピードフレーム テクノロジー、トライアクシャル・カーボンクラウンなどを採用した、EPICドライバーシリーズのなかでもスタンダードなモデルです。
高初速エリアの広いフェースと浅重心設計の効果で、安定して低スピンの弾道を遠くへと飛ばす性能を実現してくれます。
やさしくつかまえて飛ばせるドライバー
EPICドライバーシリーズのなかでももっともやさしさのあるタイプに位置する「EPIC MAXドライバー」は、ドローバイアス設計で、MAVRIK MAXドライバーを大きく上回る慣性モーメントも達成しています。
フェースに集まったパワーをしっかりボールへ伝達し、強力なボールスピードを生み出してくれます。
低スピンでヘッドスピードが速い方に
EPICドライバーシリーズのなかでもヘッドスピードやスキルの高いプレーヤー向けに位置する「EPIC MAX LSドライバー」。
MAVRIK MAXドライバーに迫る高慣性モーメントを達成しており、これまでには考えられなかったほどやさしく、強弾道を描くことができるようになっています。

ゴルフクラブの設計にもAIが
2本の柱「ジェイルブレイク」により飛距離性能を増し、前作エピックにAIによるスイングデータの解析より生まれた「フラッシュフェイス」を導入。飛距離性能はそのままに、バラつきを少なく、より安定した弾道を求めたモデルです。
「カチャカチャ」といわれるスリーブがないのでネック周りの重量が抑えられているので、スライス系の方がエピックシリーズを求められる際には、このモデルでロフト、フレックスを合わせて使うとよいかと思います。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする キャロウェイドライバーの売れ筋をチェック
楽天市場でのキャロウェイドライバーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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ウェイト調整は中央のみで上達を目指す エキスパートからのアドバイス
「ペリメーターウエイティング」はヘッド後方に取り付けられた約12gのウエイトを移動させることで、弾道の調整が可能になります。ドロー、フェードの球筋が作りやすく、理想の弾道がかんたんに手に入ります。
ただし、スイングが安定しないうちに極端な調整をしてしまうとミスショットが多くなる恐れも……。
キャロウェイのドライバーはもともとボールがよくつかまるデザインになっているため、最初は中央のみで練習して、上達したら少しずつウエイトの位置を動かしてみましょう。
今まで鉛を貼って調整していたのに比べると、とても便利な機能なので上級者にもおすすめです。
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