布団を干せないときは布団乾燥機を!
「マンションに住んでいて、布団を干すスペースがない」「雨が多い日が続いて干せない」「アレルギーがあるから毎日布団はきれいにしたい」など、さまざまな理由で布団が干せない時ってありますよね。そんな時活躍するのが布団乾燥機です。
布団を温め、乾燥させることで、天候や住む場所に関わらず常に布団をきれいに保てます。最近では各メーカーから消臭やダニ対策の機能を搭載するなど、とても便利な布団乾燥機が販売されています。
本記事ではプロの家電販売員・たろっささんに、アイリスオーヤマ、日立、象印、三菱、シャープ、パナソニックの6メーカーに厳選し、メーカーごとの特徴やおすすめの商品をご紹介します。ぜひ参考にしてください!
メーカー別の特徴と選び方 【アイリスオーヤマ、日立、象印、三菱、シャープ、パナソニック】
プロの家電販売員・たろっささんに、6メーカー、アイリスオーヤマ、日立、象印、三菱、シャープ、パナソニックの布団乾燥機を選ぶ際のポイントを教えてもらいました。
『アイリスオーヤマ』の特徴:2つの布団を乾燥させる「ツインノズル」
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
アイリスオーヤマはコストパフォーマンスにすぐれた製品を世に送り出している仙台のメーカーですが、布団乾燥機の特徴はなんといってもツインノズルです。乾燥機構が2つに分かれているため、同時に2つの布団を乾燥させることができます。布団が一組であれば両方をもちいて足元から胸元までの広範囲を一気に温めることが可能です。また、2つのノズルで使用することができるので、横からなどでも使用しやすいのも大きなメリットになります。
『日立』の特徴:均一でスピーディーな乾燥を行う「3Dブロー方式」
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
白物家電の権威、日立の布団乾燥機は独特の布団乾燥アタッチメントを装備。計13カ所の吹き出し口から温風を上下前後左右に吹き出す「3Dブロー方式」のため、均一でスピーディーな乾燥を行なえ、素早く布団を温めることができます。
また、デオドラント乾燥を搭載しており、専用のデオドラント剤をセットすることにより消臭も可能。睡眠時の発汗による布団のニオイなどもしっかり消臭してくれるのはうれしいポイントです。
『象印』の特徴:マットもホースもいらない「スマートドライ」
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
国内家電メーカーの老舗象印は、一番最初にマットなしの布団乾燥機を発売したことで有名です。また、最近だとさらにホースも不要の本体一体型の「スマートドライ」と称した製品を発売しています。マットもホースも必要ないため、本体を布団の上に置いてスイッチを入れるだけで布団乾燥がスタート。片付けも折りたたむだけですので、非常にラクなのが特徴です。
『三菱』の特徴:空気を隅々まで送り込む「マット式」
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
1977年に日本で初の布団乾燥機を製品化した三菱ですが、マット式にこだわりを持って現在も製品化をしています。マットレス式と違い、空気を隅々まで送り込むことが可能なため、ダブルサイズのベッドなどを使用している方にはこちらのほうが均一な布団乾燥が期待できます。また、靴や洗濯小物を乾燥させたりすることもできるため、非常にさまざまな使い方ができるのも大きなポイントです。
『シャープ』の特徴:布団乾燥でも活躍!「プラズマクラスター」
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
布団乾燥機には、シャープの代名詞ともいえるプラズマクラスターがもちろん搭載されており、消臭、空気浄化の効果が高いのが特徴です。また、布団に入れずに使用することもできるため、プラズマクラスター発生機として室内で使用することも可能。
キノコ型のアタッチメントも特徴的で、形に沿って風を流すことにより、より強力な風となって布団の中に放出。ダブルの布団でも使用できるというパワフルな出力が特徴です。
『パナソニック』の特徴:脱臭力か、多用途利用か。「マットのありなし」選択
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
パナソニックは機種の選択が多く、マットなしタイプのものとマットありタイプのものから選ぶことができます。マットなしの場合、ナノイーイオンを放出するため、脱臭力にすぐれているのが大きな特徴です。マットありの場合は靴や小物だけでなく、衣類ドライカバーを使用して衣類乾燥も行うことができるため、部屋干し時の嫌なニオイを抑制してくれるのがうれしいポイント。
「マットありとなし」ではどっちがいいの?

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プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
「マットありとなし」はどちらにも一長一短あり、使用する環境によっておすすめするタイプは変わってきます。
マットありは片付けやセットが面倒ですが、マットの届く範囲は全て均一に熱が伝わるため、乾燥ムラが少なく比較的大きな布団でも対応が可能です。マットなしはセットがラクなので毎日こまめに布団乾燥を行ないたい方におすすめ。
ただし、大きい布団では熱が伝わるのが遅いため、布団が大きく、使用頻度が少ないのであればマットあり、日々のお手入れやちょっとしたことで頻繁に使用したい方はマットなしを選ぶといいでしょう。
【メーカー別】布団乾燥機おすすめ6選 【アイリスオーヤマ、日立、象印、三菱、シャープ、パナソニック】

ここまで紹介した布団乾燥機の選び方のポイントをふまえ、プロの家電販売員・たろっささんにおすすめの商品を選んでいただきました。
『アイリスオーヤマ』ならコレ!

アイリスオーヤマ『ふとん乾燥機 カラリエ(FK-W1)』


















出典:Amazon
タイプ | ホース |
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消費電力 | 760W(高温温風時) |
サイズ | 16.8×19.5×36cm(ホース折りたたみ時) |
重さ | 2.2kg |
『日立』ならコレ!

HITACHI(日立製作所)『ふとん乾燥機 アッとドライ(HFK-VH1000)』
















出典:Amazon
タイプ | ホース |
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消費電力 | 最大680W |
サイズ | 28.3×21.7×33.8cm |
重さ | 4.3kg(付属品収納時) |
ふとん乾燥アタッチメントで隅々まで温風が行き渡る
ノズル部分がU字の特徴的な形をしている日立の布団乾燥機です。縦横どちらでも使用でき、アタッチメントをオールインワン収納できる本体と、ダニ対策をしながらデオドラント消臭できる機能や布団アタッチメントの数多くの温風吹き出し口から送風が行なわれる3Dブロー方式など、マットなしながら布団の隅々まで温風が行き渡る仕組みがしっかりと整っています。
また、U字型の布団乾燥アタッチメントは敷布団を挟むようにセットすることにより、湿気がこもりやすい布団の裏側まで徹底乾燥してくれるのもうれしいポイントです。パワフルな布団乾燥機をお探しの方におすすめです。
『象印』ならコレ!

ZOJIRUSHI(象印マホービン)『ふとん乾燥機 スマートドライ(RF-EA20)』






出典:Amazon
タイプ | ノズル |
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消費電力 | 655/645W(50/60Hz) |
サイズ | 33.5×13×35cm(コードバスケット含む) |
重さ | 4.1kg(コードバスケット含む) |
『三菱』ならコレ!

Mitsubishi Electric(三菱電機)『フトンクリニック(AD-X80)』
















出典:Amazon
タイプ | マット |
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消費電力 | 680W |
サイズ | 本体:35.5×16.1×31.4cm、マット:210×205cm(最大) |
重さ | 3.6kg |
『シャープ』ならコレ!

SHARP(シャープ)『ふとん乾燥機(UD-CF1)』














出典:Amazon
タイプ | ホース |
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消費電力 | 「消臭乾燥」運転:480W、空気浄化運転:27W |
サイズ | 28×13.5×29.7cm |
重さ | 約3.1kg |
『パナソニック』ならコレ!

Panasonic(パナソニック)『ふとん暖め乾燥機(FD-F06X2)』
















出典:Amazon
タイプ | ホース |
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消費電力 | 445/460W(50Hz/60Hz) |
サイズ | 30×14×39.8cm |
重さ | 約3.3kg |
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 布団乾燥機の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの布団乾燥機の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
乾燥後は掃除機を掛けてダニ退治を!
布団乾燥機を使用している方の中には、ダニ退治を目的として掛けている方もいらっしゃるかと思います。温風を布団に当てることで、ダニを死滅させるイメージがありますよね。
しかし実際のところ、いくら布団乾燥機を掛けても、ダニを布団から完全に排除することはできません。温風の当たる温かい部分はダニを退治、もしくは弱らせることができても、冷たい箇所ではしっかりダニが生きています。。
そこで大切なのが、布団乾燥後の掃除機。温風で弱ったダニや生きているダニを吸い取ってしまうことが有効です。時間も掛かり、とても手間のかかる作業ですが、ダニが繁殖することでアレルギーになるケースもあります。しっかり布団をきれいにして、快眠を手に入れましょう!
【関連記事】布団をきれいにするアイテムを紹介
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2021/01/28 コンテンツ修正のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 加藤佑一)
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。