使用目的に合ったモデルを選ぼう
調べたい情報に気軽にアクセスできる「電子辞書」。子どもの勉強用はもちろん、ビジネスや趣味用、スマホ操作が苦手なシニア世代の方へのプレゼントなどで、電子辞書の購入を検討している方も多いことでしょう。
ひと口に「電子辞書」と言っても、学生用モデル、語学学習用モデル、ビジネス用モデル、生活教養モデルなどさまざまなモデルがあり、それぞれ搭載している辞書や機能が異なります。
電子辞書を購入する際は、使用目的に合ったモデルを選ぶ必要があります。選び方のポイントをお伝えする前に、それぞれのモデルの特徴を見ていきましょう。
学校の学習サポートなら「学生用モデル」
学生用モデルは、学習段階に合わせた内容を収録しています。「小学生向け」「中学生向け」「高校生向け」と、メーカーが設定している対象をチェックしましょう。
小学生、中学生の場合は、国語・算数(数学)・理科・社会・英語の主要5教科が網羅されていればOK。高校生の場合は、大学受験対策や資格試験の対策ができるかも確認するとよいでしょう。
大学生や社会人には「専門知識用モデル」や「ビジネスモデル」
文系・理系など、学部によって専門的な知識を必要とする大学生や、ビジネス英語など仕事に役立つ情報が知りたい社会人には、「専門知識用モデル」や「ビジネスモデル」がよいです。
専門知識に特化したものは、大学での勉強をしっかりサポートしてくれます。ビジネスモデルは、実用的な英会話や教養が身に付き、仕事で役立つ文例なども調べられます。
日常の調べものに便利な「家庭用モデル」
家庭用モデルは、『広辞苑』など言葉の調べものはもちろん、冠婚葬祭に関する内容や家庭の医学に役立つ内容、趣味に関するものなど、幅広いコンテンツが収録されています。
「とりあえずひとつ置いておきたい」という場合は、なるべくさまざまな情報を網羅できるモデルを選ぶといいでしょう。
語学学習や海外旅行には「その国の言葉に対応したモデル」
一般的な電子辞書は、日本語、英語以外の語学情報はあまり充実していないことが多いです。「中国語」や「ドイツ語」、「フランス語」など、ある国の言語を学びたいなら、学びたい言語に特化したモデルを選びましょう。発音機能・録音機能があるものなら、より実践的に学習できます。
また、海外旅行に持っていく場合は、サイズもチェック。小さいサイズなら、持ち運びもらくですぐに使えますよ。
電子辞書の選び方
使用目的に合うモデルがわかったところで、電子辞書の基本的な選び方のポイントを見ていきましょう。
ポイントは下記。
【1】「カシオ」or「シャープ」
【2】バッテリー方式の違いで選ぶ
【3】本体サイズや画面サイズをチェック
【4】機能をチェック
上記のポイントを押さえることで、自分に合った電子辞書を見つけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】メーカーは「カシオ」か「シャープ」が主流
電子辞書の2大メーカーといえば、「カシオ」と「シャープ」です。ここからは、それぞれの特徴をご紹介します。どちらも幅広いラインアップを展開していますよ。
カシオ:電池式で持ち運びに便利
カシオといえば、「EX-word(エクスワード)」シリーズ。電源は電池かUSB給電か選ぶことができ、電池式は持ち運びに便利です。また、デザインはシンプルなものが多めです。
シャープ:スマートなデザイン性が魅力
シャープは、「Brain(ブレーン)」シリーズを展開しています。電源は、充電式を採用しているモデルがほとんどです。うろおぼえでも検索できる「あいまい検索」など、うれしい機能がついたモデルも。スマートなデザインが多いのも特徴です。
【2】バッテリー方式の違いで選ぶ
バッテリーが充電式なのか電池式なのかは必ず確認するようにしましょう。
充電式は電池式よりリーズナブルなのですが、充電できない場所で長く使うときに不安があります。対して、電池式はバッテリーが切れても電池を買えばいいので外出先で使用するときは便利です。ただ海外では入手しづらい電池もあるので、どんな電池か確認しておくとよいでしょう。
【3】本体サイズや画面サイズをチェック
電子辞書をどこで使うかによって、本体サイズを選びましょう。家の中だけで使うのであれば、多少サイズが大きくて重くても問題ありません。しかし、学校と塾に持っていく、仕事用のカバンに入れていつでも使えるようにする、など持ち運びをする場合は、小さめで軽いモデルのほうが負担になりません。
また、画面の大きさによって見やすさが変わってきます。一画面に入る情報量も変わってくるので、使いやすい大きさのものを選んでくださいね。
【4】機能をチェック
電子辞書にあると便利な機能について、解説していきます。
スマホに慣れているならタッチパネルが便利
最近では、タッチパネルで操作できる電子辞書が増えてきています。スマホを操作するように画面のスクロールや項目の選択、文字の拡大・縮小など直感的な操作が可能です。
使いやすくて便利な機能ですが、タッチパネルの機能がない電子辞書より予算は高くなります。自分の予算に応じてよく検討してみてください。
コンテンツの拡張機能があれば、欲しいコンテンツを追加できる
必要に応じて、参考書や辞書のコンテンツを追加できるモデルもあります。マイクロSDを差し込むタイプ、メーカーサイトから有料でダウンロードするものが主流です。
これなら、学習進度に合わせて内容を充実させていけるのでおすすめです。また、頻繁に電子辞書を買いなおす必要もなくなるので、コスパの良いタイプだといえます。
メーカーや機種によって、追加できるコンテンツは違ってくるので、どのようなコンテンツが追加できるのか、どれだけ追加できる容量があるのかもチェックしておきましょう。
スピーカー内蔵/イヤホン対応モデルならどこでも耳で学習できる
スピーカー内蔵のモデルであれば、電子辞書に収録された動画や音楽、音声を通して学習することができます。特に英語学習では、ネイティブの発音を繰り返し再生することで、正しい発音を覚えることができるのが便利です。
また、イヤホン対応のモデルなら、バスや電車の移動時間でも音声を聞くことができ、スキマ時間の学習にも大活躍します。
電子辞書おすすめモデル
それでは、おすすめの電子辞書をご紹介いたします。すぐに各商品が見たい方は、下記のリンクをクリックしてくださいね。
おすすめ3選|小学生、中学生向け
おすすめ3選|高校生向け
おすすめ5選|大学生・社会人向け
おすすめ5選|家庭向け
おすすめ4選|語学学習・旅行向け
電子辞書おすすめ3選|小学生・中学生向け
小・中学生にとって電子辞書は正確な情報を検索できる重要なアイテム。学習効率UPにつながる電子辞書を探す参考にしてくださいね。
楽しく英語を学ぶコンテンツが充実
小学生の英語や国語力を養うコンテンツを収録しています。
必修の外国語に備え、小学生が楽しく学べるような動画や音声コンテンツを搭載。また、発音のルビ表示やカラフルなイラスト、ネイティブ発音など、分かりやすいコンテンツで英語に慣れ親しむことができます。
さらに、科学や世界史のビジュアル辞典を搭載しており、子どもの知的好奇心を育むサポートとしても役立ちます。中学校の学習内容にも対応したコンテンツもあるので、中学校に進学してからも使えます。
電子辞書おすすめ5選|高校生向け
高校生は学習が本格化してくるので、より内容が充実した電子辞書があると便利です。受験対策にも使える、高校生におすすめの電子辞書をご紹介します。
毎日の予習・復習に。迷ったらコレ!
辞書や英語の単語帳など、日々の予習・復習に役立つ基本的なコンテンツを搭載。とりあえずシンプルな機能があれば十分という方におすすめです。
また、別のコンテンツが必要になったら、コンテンツを追加して自分流に充実させることができるので安心。コンテンツは別売りのデータカードかCD-ROMを購入することで、簡単に追加できます。さらに、見やすいカラーディスプレイで、好きなようにホーム画面を編集できます。
シンプルな土台から自分だけの一台にしていくことができるのがおすすめポイントです。
電子辞書おすすめ6選|大学生・社会人向け
大学生・社会人向けに語学学習やビジネスに役立つ電子辞書を紹介します。看護・医学系など専門的なコンテンツが必要な方も、ぜひ参考にしてください。
留学やビジネスで役立つ「英語表現力」を養う
大学生の就職活動や、社会人のビジネスシーンでも役立つ高度な英語力を身に付けるコンテンツを搭載。360度回転するカラー画面で、どこでも見やすく活用できます。
また、学習進捗管理機能があるので、目標に対する計画的な英語力の向上をサポートしてくれます。さらに、文学作品を3000冊以上収録しているので、空き時間に読書を楽しみながら語彙力を養うことができます。
電子辞書おすすめ5選|家庭向け
家庭に電子辞書が1台あると何かと便利です。ここでは家庭向けの電子辞書を紹介します。
安価な電子辞書ならこの機種
「国語辞典」「漢字辞典」「四字熟語辞典」の3つの辞書が搭載されているシンプルな電子辞書が『IDP-610J』。最小限の機能に抑えている分、価格もお手頃になっています。
使い方もかんたんなので、電子辞書の機能が使いこなせない、という方や、必要最低限の辞書だけ搭載されていればいい、という方にとってはうってつけの1台です。
重さも84gと軽量で、持ち運んで使いたいという方にもおすすめ。
電子辞書おすすめ4選|語学学習・海外旅行向け
留学や海外旅行で役立つ、外国語コンテンツを豊富に収録した電子辞書もあります。外国語モデルの電子辞書は、現地での会話がもっとスムーズで快適なものになるようサポートしてくれます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ドイツ語のネイティブ発音を忠実再現!
実践で使えるドイツ語を学びたい人のために、10個におよぶドイツ語コンテンツを収録したドイツ語モデル。ネイティブの発音が聞ける機能を搭載しています。
大口径のスピーカーにすることで、音がしっかり聞こえるのがポイント。子音や母音までネイティブの発音を忠実に再現し、リスニング・スピーキングの強化に役立ちます。
もちろん英語系のコンテンツも充実! 追加コンテンツまで使用すれば、最大20万語の英単語を高品質のネイティブ発音で聞くことができます。ドイツ語学習だけでなく、TOEIC対策や、コミュニケーションで使える英語学習にも重宝するでしょう。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 電子辞書の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの電子辞書の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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電子辞書に関する疑問・質問
ここからは、電子辞書に関する疑問や質問にお答えします。ぜひ参考にしてくださいね。
読み方が分からない漢字を調べたいときは?

まず、手書き対応機種であれば、タッチペンで文字を書いて調べることができます。手書き非対応機種であっても、「部首の画数で引く」「総画数で引く」といった方法が可能です。メーカー、機種によって異なるので、確認してみてくださいね。
電子辞書の買い替えどきはいつ?

使い方や使用頻度にもよりますが、電子辞書は5年~10年ほど使えるといわれる家電製品です。安い買い物ではないので、なるべく長く使いたいという方も多いでしょう。画面が割れてしまったり、反応が悪くなったりという明らかな劣化があるときや、性能が使っている電子辞書では足りないなと感じたときに買い替える人が多いようです。
サイズやバッテリーなどにも注目
本記事では、電子辞書の選び方、そして用途別のおすすめ商品をご紹介しましたが、いかがでしたか?商品を選ぶ際は、どのモデルが自分に合うかを考えながら、下記のポイントを押さえておきましょう。
・「カシオ」か「シャープ」で選ぶ
・バッテリー方式の違いで選ぶ
・本体サイズや画面サイズをチェック
・機能をチェック
資格取得のためなのかビジネスで使うためなのか、または受験のためなのか、用途によって最適な電子辞書も変わってくるでしょう。サイズやバッテリーなどにも注目して、自分に合った電子辞書を見つけてください。
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「家電・AV機器」「PC・スマホ・カメラ」カテゴリーを担当する30代編集者。炊飯器を調べたのがきっかけで、家電やガジェット周りに興味が広がる。日々、ネット・雑誌から新商品をチェックするため、欲しい家電が増えすぎてしまう。現在はドラム式洗濯機購入のため貯金中。