洗濯機カバーを取り付けるメリット
物件のスペースなどの理由で、バルコニーや庭など、室外に洗濯機を置いているご家庭もあります。外に洗濯機を置くと、ほこりや紫外線、雨ざらしによって劣化しやすくなるため、洗濯機カバーが不可欠です。
レジャーシートなどで自作している方もいるかもしれませんが、洗濯機専用のカバーでなければすきまから雨やほこりが入ってしまい、故障にもつながりかねません。洗濯機カバーは1,000円台で購入できるものばかりですので、修理代や買い替えるリスクを考えると、取り付けておくほうが安心です。
洗濯機カバーの選び方
屋外にある洗濯機を、雨風や紫外線、汚れから守ってくれる「洗濯機カバー」。この記事では、洗濯機カバーの選び方をご紹介します。お使いの洗濯機のタイプや設置場所を考慮して選んでみてください。ポイントは下記の3つ。
【1】洗濯機のタイプ
【2】取り付け方
【3】機能性
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】洗濯機のタイプで選ぶ
まずは、自宅で使用している洗濯機のタイプをチェックし、取り付けができる洗濯機カバーを選びましょう。
全自動式
全自動式の洗濯機カバーは種類も豊富に発売されているため、いろいろな商品を選べます。ただし、メーカーによって全自動式洗濯機のサイズはまちまちです。事前に取り付ける洗濯機のサイズを確認し、サイズの合う洗濯機カバーを選ぶようにしましょう。
全自動式の洗濯機カバーは、上部のフタを開閉するときにカバーを取り外すタイプ、上部が大きく開くタイプ、カバーをしたままフタが開閉できるタイプがあります。カバーをしたまま開閉できるものは便利な反面、フタの開閉の際にカバーについたほこりが中に入らないように注意しなければいけません。
ドラム式
ドラム式洗濯機は、前面に取り付けられたフタを開閉して使用します。洗濯機カバーを選ぶときには、本体の奥行サイズに加えて、フタを開閉する部分やフタの厚みまで考慮して選ぶようにしましょう。
ドラム式洗濯機に洗濯機カバーを取り付けて使用するときには、フタ部分が露出するデザインになっているものが多いです。
二槽式
二槽式洗濯機自体が少なくなってきているので、ほかの洗濯機カバーにくらべると二層式専用カバーは少なくなっています。そのため、全自動洗濯機用の洗濯機カバーで、二槽式洗濯機にも使用できるものを選ぶと選択肢が広がります。
二槽式洗濯機は、ほかの洗濯機よりも横幅が広いため、洗濯機カバーもじゅうぶんな大きさが必要になります。とくに全自動洗濯機用カバーを使用する場合には、サイズや洗濯機の容量をチェックして選びましょう。
【2】取り付け方で選ぶ
洗濯機カバーは商品によって取り付け方が異なります。「しっかり固定できるもの」「洗濯機の排水ホースの位置」など、重視したいポイントに合った取り付け方から洗濯機カバーを選びましょう。
フタはファスナーが便利
洗濯機カバーのフタ部分は、ファスナー式、マジックテープ式、ゴム式などがあります。なかでも、ファスナー式は耐久性が高く、部品が劣化しにくいため交換の必要もなく、長く使用できて便利です。
洗濯機を使用するときにも、ファスナーを走らせるだけですぐにフタを開けられるため便利です。フタが風に飛ばされることもないのも魅力です。
しっかり固定するならファスナーか紐タイプ
洗濯機を屋外に設置している場合、強風でフタが飛ばされる場合があります。しっかりカバーを固定したいなら、ファスナー式またはひもでしばって取り付けるタイプの洗濯機カバーを選びましょう。
ファスナー式やひもで取り付けるタイプは、洗濯機を使用していないときにもしっかりフタを固定してくれます。強風によってフタがめくれて飛んで行ってしまうこともありません。
ホース穴の位置も確認を
洗濯機カバーのなかには、背面に洗濯機のホースをとおせる穴が開いているものがあります。ホース部分がめくれずにカバーができるため、洗濯機にぴったり取り付けできます。
ホース穴が開いているものは、洗濯機の背面のホースの位置を確認しておきましょう。また、カバーを取り付ける際には1度ホースを取り外す必要があります。
【3】そのほかの機能性もチェック
洗濯機カバーは商品によっていろいろな機能がついています。あると便利な機能性にも注目して選んでみましょう。
防水性|雨や湿気から守る
洗濯機カバーには、表面に防水加工がほどこされたものがあります。雨にあたっても洗濯機の内部まで水分が入り込まないのがメリット。水濡れによる洗濯機の故障や劣化を防いでくれます。
水がついたときには、カバー表面が弾いてくれて、さっと拭くだけでお手入れもしやすいです。カバーに防水加工をしていないものは、防水スプレーなどを使うといいでしょう。
防汚性|外気のほこりを防ぐ
道路の近くなど、泥汚れやほこりがつきやすい環境で使用する場合は、防汚機能のある洗濯機カバーを選ぶと便利です。撥水や撥油加工が洗濯機カバーの表面にほどこされているため、水濡れや汚れを弾いてくれます。
泥やほこりがカバーの表面についても、さっと拭くだけでかんたんにお手入れができます。洗濯ものに汚れがつきにくくなるのもうれしいポイントです。
UVカット機能|紫外線による劣化防止
直射日光からの紫外線は、洗濯機本体のプラスチックや金属などの劣化の原因となります。洗濯機カバーをしていても、直射日光の当たる場所の場合、カバー越しに紫外線が少しずつ洗濯機に当たります。
日当たりのよい場所で使用する場合には、紫外線対策ができる洗濯機カバーを選びましょう。UVカット加工がほどこされているシルバーコーティングのものや、厚手の素材を使用しているものなどがあります。
放熱性|通気性にすぐれる
洗濯機カバーのなかには、通気性やすぐれた放熱性の高いものもあります。洗濯機内部にも熱がこもりにくく、風通しをよくしてくれます。故障や不具合の原因にもなる、洗濯機のモーターに熱がこもるのを防ぎます。
放熱性の高い洗濯機カバーには、ポリエステルなどを素材にしたものがあります。デザインもいろいろなものがあるため、屋内用の洗濯機カバーとしても向いています。
耐熱性|凍結防止に
寒冷地の屋外で洗濯機を使用する場合、冬場は洗濯機が凍結してしまうことがあります。寒い場所で使用する洗濯機には、耐熱性のある洗濯機カバーを選びましょう。
耐熱性のあるカバーは、オックスフォードなど厚手の素材のものや、素材の層を重ねて厚手にしているものなどがあります。洗濯機の全方面をしっかりとカバーする、4面包タイプはしっかり耐熱性を高めて凍結を防いでくれます。
洗濯機カバーのおすすめ9選
ここからは、洗濯機カバーのおすすめ商品をご紹介します。お使いの洗濯機のタイプやサイズをよく確認したうえで、ピッタリの洗濯機カバーを見つけてみてくださいね。

シンプルなデザインで使いやすい防水タイプのカバー
シルバーでとてもシンプルな洗濯機カバー。背面を含めて洗濯機をきちんと4面隠すうえ、使用されている生地は厚地で防水コーティングされたタイプ。
高い耐久性から長く使用することができ、汚れや劣化による故障から守ってくれます。
3サイズ展開なので手もちの洗濯機のサイズにあわせて選ぶことも可能。とにかく余計なデザインがなくすっきりとしているので、シンプルなものが好きな方に向いています。1年品質保証がついているのも安心材料です。

洗濯機にかぶせるだけでぴったりフィットするカバー
さわやかなブルーが特徴で清潔感たっぷりのこちらの洗濯機カバーは、全自動にも二槽式洗濯機にも対応する兼用タイプ。2種類のサイズから大きさにあわせて選ぶことができます。
洗濯機にかぶせるだけでかんたんに装着が可能。すっぽりと全体を覆うことで、雨やほこりをよけることができます。
背面にあるギャザーが洗濯機にフィットし、ズレ落ち防止のゴムによって固定されるので毎日安心して使うことができるでしょう。ブルーのカラーリングがお好きな方、二槽式洗濯機をおもちの方向けです。

『洗濯機カバー XLサイズ』
好みのデザインや開閉方法で選べる洗濯機カバー
どんなカバーにしようかなと迷ったときにおすすめなのがこちらの洗濯機カバー。かわいらしい動物のイラストや上品な花柄、無地のシルバーまでそろっており、サイズは全自動タイプ、ドラム式タイプの2サイズ。
フタの開閉方法も線ファスナー、面ファスナーが各種そろった22とおりのなかからお使いの洗濯機にあったものを選べるのがうれしいポイント。
熱を逃がすため、背面以外をすっぽりと覆い、ひもで固定するタイプ。防水、防塵(ぼうじん)、紫外線からもしっかりと洗濯機を守ります。イラスト入りが好きな方、より自分に合ったものを探したい方におすすめです。
幅広い機能性で洗濯機を守る
防水のほか、UVカット、防塵、さらに放熱性もある洗濯機カバーです。洗濯機の3面をすっぽりと覆うデザインのため、屋外使用の洗濯機を紫外線や水濡れ、汚れなどからしっかりと守ります。
丈夫で耐久性の高いポリエステルを素材に使用し、耐用年数は5年以上と設定されています。後ろまで囲むファスナー式で、フタも取り外ししやすく風にも飛ばされません。
ファスナーからの水漏れを防ぐ
素材に厚手のオックスフォードを採用した洗濯機カバーです。寒冷地などで洗濯機が凍りつくのを防ぎたいときにも向いています。
防水と紫外線カット機能のほか、止水ファスナーを採用しています。ファスナーを閉じている状態でも、ファスナーの隙間から雨水などが内部に入りません。背面にはホースカバーもついています。
豊富な色と柄をラインアップ!
かわいい動物柄や花柄など、ほかにはないおしゃれなデザインを取り揃えているのが魅力。全自動式とドラム式に対応しており、フタ部分の開閉方法もファスナー式か面ファスナー式か選べます。使いやすいタイプを選んでくださいね。
背面は放熱のために空いていて、ひもで留めるタイプです。素材はポリエステルで、紫外線から洗濯機を守ってくれますよ。

サイズや開閉方法が選べるドラム式洗濯機用カバー
こちらはドラム式洗濯機専用の洗濯機カバーです。S、M、Lの3サイズそろっているので、手持ちの洗濯機に合わせてぴったりのものが選べます。
また、ドア部分のカバーの開閉方法もかんたんで、ジッパータイプと面ファスナーの2種類から選べます。
使い勝手を考えて、自分がラクと思えるタイプを選べば日々のストレスも軽減できます。シルバーで見た目もシンプル、雨や埃(ほこり)、紫外線などからもしっかり守ってくれます。ドラム式洗濯機の方におすすめです。

おしゃれで機能充実したカバー
洗濯機カバーでは少し価格が高めですが、防水・日焼け防止・台風対策など、耐久性がとても高い製品です。生地はアウトドア製品でも使用される特殊生地を使い、強力撥水加工がされています。
見た目がスタイリッシュで、一見洗濯機カバーには見えないおしゃれな雰囲気。独立した給水口デザインで、ダブルファスナーを採用。
ワンタッチで取り付けかんたん!
ミツギロンは、昭和45年設立、大阪府に本社をおくプラスチックの総合メーカーです。こちらは、全自動式・二層式兼用の洗濯機カバー。
小型~大型の幅広い洗濯機に対応しています。ワンタッチテープで取り付けるので、着脱がかんたんなのがポイント。ポリエステル素材で、ほこりや雨から洗濯機を守ってくれます。
「洗濯機カバー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 洗濯機カバーの売れ筋をチェック
楽天市場での洗濯機カバーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
洗濯機カバーの取り付け方・注意点
洗濯機カバーをつけるまえに、洗濯機の電源プラグやアース線、給水ホースなどの付属品をはずしておきましょう。
洗濯機カバーを広げて、洗濯機のうえから覆い、給水ホースを穴から出したあと、後ろにある紐で止めれば取り付けができます。ベランダや屋外など、雨風にさらされる場所に設置した洗濯機にカバーをつける場合は、強風でカバーがずれないようにしっかりと紐をしばっておくのが重要です。
洗濯機カバーに関連するQ&A
ベランダなどの屋外に洗濯機を設置する必要がある方にとって必需品ともいえるのが洗濯機カバー。洗濯機カバーや、屋外に洗濯機を設置するときの気がかりや疑問にお答えします。
洗濯機カバーはどこで売っている?

通販サイト、ホームセンターや家電量販店、100均などで購入できます。
実店舗で商品を確かめて購入したいならコーナンやカインズなどのホームセンター、ヤマダ電機やヨドバシカメラなどの家電量販店。近所に実店舗がない、いろいろな商品を比較して購入したい、確実に在庫があるところで購入したいなどなら、通販サイトがおすすめ。100均は店舗によっては取り扱いがない場合もあります。
洗濯機を屋外に設置する場合のお手入れ方法は?

洗濯機カバーで雨、ほこり、紫外線対策をしながら、日ごろのお手入れも行いましょう。
洗濯機カバーをかけるとある程度雨、ほこり、紫外線から洗濯機を守れますが、フタを閉じたままにすることで洗濯槽のカビが生えやすくなることも。洗濯機を使用したら、外側や内側の汚れ、水分を拭きとってきれいにする、時々洗濯槽クリーナーを使用する、といった工夫をするのがおすすめです。
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整理収納コンサルタントがアドバイス
設置場所にあった機能を選んでカバーを取り付けよう
手もちの洗濯機に対応したタイプやサイズの洗濯機カバーを選ぶのはもちろんですが、次に大切なのは設置場所にあわせて選ぶ必要があるということ。雨、ほこり、紫外線は洗濯機の故障の原因ともなります。
庇(ひさし)があり、雨などをおおよそ避けることができる設置場所であれば、さほど注意は必要ないかもしれませんが、ベランダが狭い、庇の奥行きがない場合などは大きく影響を受けることが考えられます。
防水、防塵(ぼうじん)、紫外線予防などの機能がしっかりした生地の洗濯機カバーを選び、故障を防ぐようにしましょう。
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