「ハンギングチェア」のおすすめ商品の比較一覧表
ハンキングチェアとは? ゆらゆら心地よいリラックスタイムを
ハイキングチェアは、もともと南国で気に吊り下げて使う屋外用の椅子として親しまれていました。ラタン製にすることで、常夏の南国でも蒸れずに快適に使うことができます。
現在では、室内でも楽しめるようになり、欧米のホテルや一般家庭でも見かけることがあります。周囲を気にせず、読書や映画鑑賞、リラックスタイムを優雅に過ごすことができるでしょう。
ハンギングチェアの選び方 失敗したと後悔しない!
まずは、ハンギングチェアを選ぶときのポイントをご紹介します。存在感のある家具なので、「部屋のサイズと合わず失敗した」という事態にならないためにも、ポイントをしっかり確認しておきましょう。
タイプで選ぶ
ハンギングチェアの設置方法は、主には天井から吊り下げる方法と専用のスタンドを使う方法の2通りです。それぞれの特徴を簡単にご紹介しましょう。
吊り下げタイプ|本物のハンモックのように使える
吊り下げタイプは、天井や梁から吊るすタイプ。持ち家の方で設置できるスペースがある方に限られてきます。設置に際しては、住宅の強度にかかわる柱や梁は避けるなど、一定の注意が必要です。安全に使うためには業者に工事を依頼するのがベターです。
スタンドタイプ|賃貸でも設置可能
スタンドタイプは、専用のスタンドに吊るすタイプ。天井や梁に吊るすタイプと違い、場所を選ばずスタンドがおけるスペースがあれば設置できること、移動も簡単なことなどがメリットです。手軽にハンギングチェアを導入したいと考えるならスタンドタイプがよいでしょう。
チェアの形状で選ぶ
チェアのかたちは、大きく分けると「イス型」と「ハンモック型」の2種類です。チェアに座っている時間などにもよりますが、チェアのかたちは、快適に過ごすための大事なポイントになりますので、それぞれの特徴を確認しておきましょう。
イス型|座りやすく、種類が豊富
イス型のメリットは、座りやすさにあります。フレーム素材には、籐ではなく人工ラタンといわれるポリエチレン樹脂を使った繊維が多く使われています。形状も丸形やたまご型、また足を伸ばせるタイプなど種類も豊富です。背もたれのカーブが自分に合うか、イスの大きさがあうかなどをチェックするようにしましょう。
ハンモック型|いろんな体勢で使える
座る部分が布でできたハンモックになっているタイプ。椅子のように着座スタイルが固定されていないので、自分の好きな態勢で座ることができます。価格も椅子型に比べてリーズナブルなので、コストを重視するならハンモックタイプがよいでしょう。座り心地を決めるのは、ハンモックに使用される素材です。コットンや合成繊維など、肌触りや強度などを参考に選びましょう。
耐荷重をチェック
安全に使用していくためには、導入するハンギングチェアの耐荷重の確認が必要です。多くの商品には耐荷重の記載があるので、まずはそれを参考にします。誤解しやすいのは、体重イコール耐荷重と思ってしまうこと。使い方によって体重以上の負荷がかかることもあるので、表記された耐荷重より2~3割程度割り引いて考えるようにしましょう。なお、今回紹介している商品の多くは、100kg前後から200kg程度のものになります。
素材や色で選ぶ
素材は、ラタン、人工ラタン、布の3つが使われています。価格や耐久性の点からは人工ラタンがおすすめです。屋内・屋外ともに使えて便利です。布製は、雨ざらしの屋外には不向きですが、取り外しが容易でコンパクトに収納できるので使い勝手はいいです。
また、カラーバリエーションが豊富なアイテムを選べば、インテリアやエクステリアとしても満足度が高くなりますよ。
折りたためるタイプもある
多くの商品は、柱などから吊るして、または専用スタンドに吊るして使います。チェアがどうしても大型になるので使っていないときでも一定のスペースを占有してしまいます。ハンモックタイプなら取り外して収納ができるので便利です。またイス型の中にも、折りたためて収納できるタイプがごくわずかですがありますので、そういった商品も選択肢の一つになるでしょう。
ハンギングチェアのおすすめ11選 【評判の人気ブランド・メーカー】バイヤー、Cacoon、La Siesta、Susabiほか
上で紹介したハンギングチェアの選び方のポイントをふまえて、ハンギングチェアのおすすめ商品を紹介します。いろいろなタイプがあるので、きっとぴったりのハンギングチェアが見つかりますよ。



キャンプに持って行きたいテント型ハンモックチェア
家のなかよりも木陰に吊るしたくなるテント型のハンギングチェア。それもそのはず、この商品は鳥の巣から着想を得てデザインされたそうです。ヨットにも使用される丈夫で伸縮性のある素材を採用していて、その耐荷重はなんと200kg。大人が乗っても問題ありません。
最近ではホテルやカフェなどでの使用例もよく見かけます。イスの機能に加えて、小さな隠れ家のような空間性もあわせ持っているのでほかのアイテムと比べて独立性が高め。周囲と適度な距離感を保ちたい場合にも適しています。
サイズは今回ご紹介しているシングルのほかに、ダブル、キッズの3種類があり、色も豊富にそろっているので選ぶのも楽しくなりそうですね。


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設置や取り付けに際しての注意点
設置に必要な広さを確保する
建築家/造園建築家(ランドスケープアーキテクト)/一級建築士
ハンギングチェアは意外と場所をとります。本体そのものの大きさに加えて、揺れたときに周囲にぶつからないだけのスペースが必要になります。
ある程度の高さがないと設置できないものもあるので、必ず本体寸法や設置寸法(とくに最小限必要な高さ)をご確認のうえご検討ください。また設置場所までの搬入経路や、使わないときの収納のしやすさなども考慮するといいと思います。
取付可能な場所を確認する
建築家/造園建築家(ランドスケープアーキテクト)/一級建築士
梁や柱にスクリューフックをねじ込んでハンギングチェアやハンモックを設置するのは絶対にやめてください。梁や柱は家そのものを支えている大切な構造材です。設置するだけでも負荷がかかるのに加え、その構造材を傷つけることは耐久性の低下を招く危険性があります。とくに梁の下側への取りつけはもっとも危険です。ロープでくくるなどして構造材を傷つけない方法で設置するか、強度が確保された下地材(したじざい)に設置するようにしてください。
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建築家/造園建築家(ランドスケープアーキテクト)/一級建築士
ハンギングチェアは、ソファやダイニングテーブルのような、必ずしも必要な家具ではありません。おそらく生活にくつろぎやハリを与えるアクセントとして、または遊び道具の延長として検討されている方が多いのではないでしょうか。だからこそ設置場所や目的をじゅうぶんに検討し、この買いものがのちに無用の長物とならないようにしましょう。
ハンギングチェアはうまく空間に取り込めれば、読書や昼寝、音楽や映画鑑賞などさまざまな場面で活躍してくれます。そしてなにより、ただただ座っているだけで楽しいアイテムです。ぜひハンギングチェアのある暮らしを楽しんでいただけたらと思います。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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東京・神奈川を中心に全国で活動する「松岡淳建築設計事務所」代表。住宅の設計はもちろん、マンションや店舗・造作家具に至るまで、新築やリフォームに関わらず暮らしにまつわるすべてのものを業務対象としている。 一般的な「工学としての建築」ではなく「環境学としての建築」を学び、人と自然が共に寄り添って永く暮らせる空間づくりを目指している。流行に左右されることなく用途や機能をよく考慮したうえで、求められていること、期待されていることの一歩先・二歩先の提案をすることを常に心がけている。 かつては獣医を目指すほどの動物好きで、特に物心ついたときからの愛犬家。趣味は映画鑑賞、読書、スキューバダイビング等。