おすすめ足袋13選 素材・サイズ・コハゼの枚数もチェック!
それではさっそく、おすすめの足袋をご紹介します。素材や柄など、用途にあったものを選んでみてくださいね。





「足袋」のおすすめ商品の比較一覧表
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足袋の選び方 和装のエキスパートに聞く
ここからは、和装のエキスパートである金井夕子さんへの取材をもとに、足袋を選ぶときのポイントをご紹介します。
締めつけを左右するコハゼの枚数をチェック
一般的な4枚コハゼ
足袋のかかと付近についている金具をコハゼといいます。4枚コハゼ、5枚コハゼの足袋があり、一般的なものは4枚コハゼのものです。
足袋の締めつけ感が苦手という方は、一般的な4枚コハゼの足袋をおすすめします。
正式な場では5枚コハゼ
5枚コハゼの足袋は4枚コハゼに比べて長さが1.5cmほど長くなるため、階段などの上り下りなどの際に肌が見えにくくなります。
その一方で、4枚コハゼに比べると足首に締めつけ感があります。結婚式などの正式な場で、できる限り肌が見えるのを避けたい場合は5枚コハゼの足袋がいいでしょう。
自分の足に合わせて選ぼう
慣れない足袋で指と指の間や、指先が痛く感じてしまう場合があります。足袋は正絹のものもあればナイロン素材のものもあります。ナイロン素材の足袋は伸縮性があり、靴下に慣れた現代人にも違和感なくはくことができます。
また、足袋には足の形にあわせたものがあります。少し足の横幅が広い方用や、外反母趾(がいはんぼし)で悩んでいる方用の足袋もありますので、自分の足の形やサイズにあわせたものを選びましょう。
表生地の素材で選ぶ
綿キャラコ
綿は足袋の素材として一般的です。綿キャラコとは、綿のたて糸・よこ糸をほぼ同じ比率で織った生地のことをいい、織り目がこまかく、見た目がうつくしくなります。また、フォーマルな席では白の綿キャラコの足袋をはくのが正式といわれています。
長所は、足の縦・横・斜めの動きにも沿いやすく足にフィットする点です。短所は、綿素材のため、洗濯すると縮んだり、黄ばみが目立ったりする点ですが、防縮加工・防汚加工をほどこしてある足袋もあります。
綿ブロード
綿ブロードは、綿キャラコと並ぶ一般的な足袋の生地。綿ブロードは、綿のたて糸の数がよこ糸よりも多い織り方をしています。綿キャラコの足袋のほうが、綿ブロードよりも高級だと位置づけられていますが、見た目では違いがほとんどわかりません。
長所は、横方向への伸縮性が高く、動きやすい点。短所は、キャラコと比べると織り目が目立ち、絹の着物のすそを傷めるおそれがある点。加えて、織り目に少し光沢が出るので、落ち着きという面ではキャラコに劣る点です。
ふだんから足袋をはく方に好まれ、踊りの練習用やおけいこごとによくつかわれる足袋の生地です。
麻
麻素材の足袋は、今ではオーソドックスになった綿の足袋よりも先に生まれたもので、古い歴史を持っています。安価な生地で自然本来のざっくりとした素材感が特徴。通気性があり、涼しいはき心地をたもてるので、夏にはく足袋として向いています。
長所は、吸湿性・放湿性にすぐれていること。短所としては保温性がない、毛羽立つ、しわがつきやすいことなどが挙げられます。そのため、おもにふだん着用としてつかわれることが多いです。
ナイロン・ポリエステル
生地に化学繊維をつかった足袋も多く販売されています。ナイロンやポリエステルは収縮性に富み、使い勝手がよく、はいていてもラクだというメリットがあります。洗濯しても早く乾き、型崩れもそれほどしません。足袋に慣れていない現代人に向いているといえるでしょう。
短所としては、汗をかいたときなどは、天然の素材に比べると履き心地が劣ってしまう点。しかし、近年、綿に近いはき心地の素材も開発されてきています。
お手入れがラクなものを選ぼう
足袋は基本的には家庭の洗濯機で洗濯することが可能。底やつま先が汚れた際にも、せっけんで汚れを落としてから洗濯機に入れられるような素材のものだと、それほど手間をかけずきれいにすることができます。
綿100%のものだと、洗濯するとシワになりやすい、アイロンがけが大変など手間がありますが、綿素材とポリウレタンなどの素材がミックスされた足袋はお手入れもかんたん。
最近は、綿素材に見えるポリエステル足袋というものも販売されています。きちんと感がありながら、洗濯後はシワになりにくく乾きやすいという点でおすすめです。
足袋の柄で選ぶ
白足袋
結婚式や成人式などフォーマルな席では白足袋が正装です。茶道のお茶席で着物を着るときや弓道などの武道、能楽、歌舞伎などの芸ごとでも白足袋を履きます。
絹の白足袋は結婚式などの特別な礼装用とされていましたが、現在では綿キャラコの白足袋をはくことが多いようです。婚礼衣装のほかにも、振袖や訪問着などのフォーマルかセミフォーマルな着物の場合は、綿キャラコの白足袋がふさわしいでしょう。
黒足袋
男性のふだん着の足袋として「黒朱子(くろしゅす)」の足袋があります。汚れが目立たないという理由から、日常の足袋としてつかわれてきました。黒に近い紺色の足袋も、男性のふだん着や作務衣(禅宗寺院での僧の作業着)を着る方に好まれています。
おもに男性用のものですが、最近では女性用のサイズの黒足袋もあります。基本的には女性は黒足袋や紺足袋をはきませんが、冬の寒さ対策として活用する女性もいます。
柄足袋
柄足袋はふだん着用する足袋です。小紋柄の入った小紋足袋、色無地の生地でつくられた色足袋などがあります。紬・小紋・ウール・綿などのふだん着用の着物にあわせると、おしゃれにはけるでしょう。
素材は、綿やストレッチ素材、夏向きの麻、冬用の別珍(綿素材の起毛がある生地)などがあり、季節にあわせて選ぶと快適にはけます。
ほかにも、白足袋の爪先などに刺繍(ししゅう)の入った足袋もあります。一般的に若い女性がはくことが多く、成人式に振袖を着たときや、卒業式に女性袴をはいたときにあわせることもあります。また、七五三のお祝いの着物にあわせてはいてもかわいらしいですね。
和装のエキスパートからのアドバイス
一般社団法人和装美やまとなでしこ協会代表理事 株式会社和装美代表
足袋は普段はいている靴のサイズとは異なる場合が多く、サイズがあわない場合、足が疲れる、足がつる、足が痛いという症状が出てしまいがちです。足袋選びの一番重要なポイントは、サイズがあっているかという点です。
足の幅が広めの方や外反母趾の方、足首が細い方など、一般サイズとは異なると感じるときは、メジャーで測ってみてから購入することをおすすめします。
サイズが大きすぎると足が疲れやすくなったり、コハゼが外れたりすることもありますので、大は小を兼ねない! と覚えておいてくださいね。
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目的に合った足袋を探して、和装姿を美しく
和装のエキスパートである金井夕子さんへの取材をもとに、足袋の選び方とおすすめ商品をご紹介しました。ご自身の用途にあった足袋はどんな素材の生地で、コハゼがいくつあるものがいいのか、読んでくださった皆さまのご理解につながったのなら幸いです。
成人式や卒業式、またはお子さまの七五三など着物を着る機会はさまざまあります。足が痛くなりにくい足袋を選び、足元のおしゃれにも気を配りたいものですね。
この記事を参考に、ぜひお気に入りの足袋をみつけて、着物姿でよい思い出をつくってください。
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和装・和婚、オリジナルウエディングパーティープロデュースを手掛ける株式会社和装美の代表をつとめ、その他広告.TV.CM等では、和装・和婚の監修やディレクションもこなす。 和装のマナーや知識の講座を学生向けに特別授業プログラムで担当。プロ向けには知識マナーも含めた和装撮影の見え方等のセミナー業も担当。 企業との和装が入るイベント運営も技術含め担当し、和装の専門家としての活動もこなす。 一般社団法人和装美やまとなでしこ協会では代表理事をつとめ、着物好きと遊んで楽しむイベントを通して着物産業の発展に貢献する事も掲げて活動。 着物を学びたい人、着物で仕事をしたい人へは和装プロデューサーとしての立場から、技術面のみならず接客、撮影スタイリストなどもカバーできる講座を開講。 和装業界の働く環境と待遇も変えていく事も協会の掲げる理念の1つとしている。趣味で着物を楽しみたい人と働きたい人が一緒に活動できる協会の着物二ストも募集中。着物二ストは登録無料です。