おすすめ足袋13選 素材・サイズ・コハゼの枚数もチェック!
それではさっそく、おすすめの足袋をご紹介します。素材や柄など、用途にあったものを選んでみてくださいね。

お呼ばれやパーティーのおしゃれに!
正式な足袋は白い無地のものですが、こうしたワンポイントの刺繍足袋は卒業パーティーの振袖などで、おしゃれをさりげなく楽しみたい方におすすめです。
刺繍が入ることにより足が小さく見える効果もあります。足が大きいことを気にされている方は、親指側ではなく薬指から小指にかけての位置にワンポイント刺繍が入っている足袋が効果的です。遊び着としての小紋とも好相性です。

伸縮自在で痛くならないストレッチ足袋
足全体の締めつけ感がなく、底に厚みのある足袋です。足になじむ足袋は疲れを軽減してくれるため、とくに長時間着物を着る方におすすめです。5枚コハゼなので結婚式など正式な場でも重宝します。
外反母趾の方や長時間正座をする方にも、伸縮性がある足袋は痛くなりにくいため使いやすいでしょう。洗濯後はシワにもなりにくく、速乾性がありお手入れもラクです。

冬の着物も楽しみに! あったかフリース足袋
着物は足元首元で寒さを感じます。カジュアルな小紋を着てお出かけする際に重宝するフリース足袋は、寒さが苦手な着物好きの方におすすめです。
裏地にマイクロフリースをつかっているため、通常の足袋よりも保温性にすぐれ、ふだん温かいブーツなどをはいている方にもはきやすくなっています。正式な場以外で着物を楽しむときの、寒さ対策のひとつにどうぞ。
※Amazon、Yahoo!ショッピングのリンク先の商品はMサイズ(22.5~23.5cm)のものとなっています。

個性的な足袋で足元のおしゃれを楽しもう
モダンに着物を着こなしたい方におすすめしたい、オーダー足袋。自分の好きな柄でオリジナルの足袋がつくれ、自分らしい着物姿になれるのでおすすめ。
足元からコーディネートできるので、おしゃれ着として個性を出して着物を着たい方にもあいます。自分の足のサイズや好みで注文でき、足の計測もかんたんですので気軽かつ安心です。

ちゃんと見えるのにお手入れらくちん足袋
「お手入れのしやすさや速乾性を求めるけれど、いかにもポリエステルに見えるのは嫌」という方におすすめなのが、福助の『綿に見えるポリエステル足袋』になります。
「1度買ったら何回かははきたいけれど、わざわざクリーニングに出すのも面倒くさいし費用もかかる。でも安っぽく見えてしまうのは嫌」という方にとってもおすすめです。
4枚コハゼ・綿ブロードの足袋はおけいこごとにも
4枚コハゼで表地が綿ブロードという気軽にはける白足袋です。着物の着つけや踊りのおけいこなどで足袋が必要な方にピッタリ。裏地がさらしなので、汗をかきやすい夏でもはきやすいでしょう。
生地はややうすめですが、形がしっかりしているのが特徴です。サイズも22cmから28cmまで豊富にそろっています。4枚コハゼなので締めつけ感が苦手という方にもはきやすくなっています。
底面も適度な厚みがある綿100%の綾織生地で、すべりにくい仕上がりに。お祭りのときや、仕事で足袋をよくはいて消耗するという方にも好まれています。
綿キャラコで4枚ハコゼのストレッチ足袋
綿を多く含むストレッチ性のある綿キャラコの白足袋。なみ型で、足はば・甲まわり・足首まわりが標準サイズの方向きの商品です。高級感があり婚礼用としても使われています。成人式の振袖や卒業式の袴を着用したときの足元にもピッタリ。
綿の質感を残しつつ、ストレッチ性もあるので足袋に慣れていない方でも足が痛くなりにくいです。
ポリエステルなどの化学繊維を含んでいるので、洗っても縮みにくく、型崩れしにくいというメリットも。裏地がさらしなので、サラッとしていて通気性がよく、汗を吸いとってくれます。
裏地がネルの4枚コハゼ・綿キャラコ足袋
冬でも暖かい白足袋を探している方は、こちらの商品を試してみてはいかがでしょう? 裏地に起毛したネル素材がつかわれている、4枚コハゼの綿キャラコ足袋です。綿100%の生地で、国産の仕立てだからたしかな品質。足の指にやさしく、痛くなりにくいメリットも。
冬の寒い時期に弓道などの武道で白足袋が必要な方、お正月に着物を着る方で足元を冷やしたくない方にピッタリ。サイズの展開も豊富なので、男性で白足袋が必要な仕事をしている方にも、選びやすくなっています。
寒い季節にうれしい、ネル裏であたたかい白足袋
こちらの商品は冬の足元を暖かくしたい方にピッタリなものです。足先までしっかりと裏地にネルがつかわれており、やわらかい肌ざわりでやさしいはき心地を感じられます。ポリエステルと綿の混合素材ですがしっかりとしており、綿足袋と変わらない見た目も魅力的。
冬の寒い季節に着物を着る仕事をしている方に向いています。ポリエステルが多く含まれており、伸縮性にもすぐれています。座ったり立ったりの動作が多くても、足が痛くなりにくい足袋です。
ゆったりサイズで甲高の方にもはきやすい足袋
通常サイズよりも足首まわりを約1.5cm広げてつくられているので、甲高な方や足首まわりをゆったりとはきたい方にピッタリ。さらにサイズ調整しやすく、足が痛くなりにくい伸縮性のある生地を使用しています。
成人式や卒業式が雨だった場合、足袋が濡れるのが気になりますが、表地と底に強力撥水(はっすい)加工をほどこしてあるため雨の日のお出かけも安心。
底生地に抗菌防臭機能つきなので、足のにおいが気になる方にもうれしい商品です。
こっそり足長効果! 専用ヒールつきの足袋
ふだんヒールのある靴をよくはく方や、脚をすらっとみせたい方は必見です。足袋のなかに3cmの専用ヒールを入れてはく白足袋です。ヒールの底が塩化ビニールになっていて、足袋の内部で足がすべるのを防いでくれる効果もあります。
結婚式に招待されていて集合写真を撮る予定の方、背を高くみせたい方、着物姿をすらっとみせたい方にはとくに向いている足袋です。また、見た目は普通の白足袋にみえるところがうれしい点でもあります。
老若男女が楽しめる青い花柄のポップな足袋
「人とはちがう個性的な足袋がほしい」という方は注目の商品です。日本の足袋生産量の80%をほこる埼玉県行田市でつくられている柄足袋です。足袋職人による手づくりでつくられているため、はき心地がよく足が痛くなりにくいです。
鮮やかな青色に赤色や黄色などの花が咲き乱れているポップな柄足袋。サイズも14cmからあり、子どもがはけるサイズや男性向けのサイズもそろっています。
子どもの七五三にもいいですし、個性的な足袋をはきたい女性のふだん着にもピッタリ。底が黒色で汚れが目立ちにくいというメリットもあります。
ネル裏とウレタン底で冬もあったかストレッチ
「冬の寒さに耐えられる暖かい足袋がほしい」という方にピッタリな商品です。裏地にネルを2枚使用してあり、底がウレタンなので床の冷たさが伝わりにくくなっています。外で仕事をする方や、弓道などの武道をする方など、暖かい足袋をはきたい方にはうれしい商品ですね。
雪の降る地方で成人式を迎える方にもピッタリです。生地がストレッチしてくれるので足が痛くなりにくいのもポイント。静電気が起こりにくく、汚れの吸着も少なくなります。
5枚コハゼなのでフォーマルな場にもふさわしい足袋です。
「足袋」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 足袋の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での足袋の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
足袋の選び方 和装のエキスパートに聞く
ここからは、和装のエキスパートである金井夕子さんへの取材をもとに、足袋を選ぶときのポイントをご紹介します。
締めつけを左右するコハゼの枚数をチェック
一般的な4枚コハゼ
足袋のかかと付近についている金具をコハゼといいます。4枚コハゼ、5枚コハゼの足袋があり、一般的なものは4枚コハゼのものです。
足袋の締めつけ感が苦手という方は、一般的な4枚コハゼの足袋をおすすめします。
正式な場では5枚コハゼ
5枚コハゼの足袋は4枚コハゼに比べて長さが1.5cmほど長くなるため、階段などの上り下りなどの際に肌が見えにくくなります。
その一方で、4枚コハゼに比べると足首に締めつけ感があります。結婚式などの正式な場で、できる限り肌が見えるのを避けたい場合は5枚コハゼの足袋がいいでしょう。
自分の足に合わせて選ぼう
こちらの商品は、伸縮性のあるナイロン素材の足袋です。5枚コハゼの足袋ですが、素材の伸縮性により締めつけ感が気になりにくくなっています。
慣れない足袋で指と指の間や、指先が痛く感じてしまう場合があります。足袋は正絹のものもあればナイロン素材のものもあります。ナイロン素材の足袋は伸縮性があり、靴下に慣れた現代人にも違和感なくはくことができます。
また、足袋には足の形にあわせたものがあります。少し足の横幅が広い方用や、外反母趾(がいはんぼし)で悩んでいる方用の足袋もありますので、自分の足の形やサイズにあわせたものを選びましょう。
表生地の素材で選ぶ
綿キャラコ
綿は足袋の素材として一般的です。綿キャラコとは、綿のたて糸・よこ糸をほぼ同じ比率で織った生地のことをいい、織り目がこまかく、見た目がうつくしくなります。また、フォーマルな席では白の綿キャラコの足袋をはくのが正式といわれています。
長所は、足の縦・横・斜めの動きにも沿いやすく足にフィットする点です。短所は、綿素材のため、洗濯すると縮んだり、黄ばみが目立ったりする点ですが、防縮加工・防汚加工をほどこしてある足袋もあります。
綿ブロード
綿ブロードは、綿キャラコと並ぶ一般的な足袋の生地。綿ブロードは、綿のたて糸の数がよこ糸よりも多い織り方をしています。綿キャラコの足袋のほうが、綿ブロードよりも高級だと位置づけられていますが、見た目では違いがほとんどわかりません。
長所は、横方向への伸縮性が高く、動きやすい点。短所は、キャラコと比べると織り目が目立ち、絹の着物のすそを傷めるおそれがある点。加えて、織り目に少し光沢が出るので、落ち着きという面ではキャラコに劣る点です。
ふだんから足袋をはく方に好まれ、踊りの練習用やおけいこごとによくつかわれる足袋の生地です。
麻
麻素材の足袋は、今ではオーソドックスになった綿の足袋よりも先に生まれたもので、古い歴史を持っています。安価な生地で自然本来のざっくりとした素材感が特徴。通気性があり、涼しいはき心地をたもてるので、夏にはく足袋として向いています。
長所は、吸湿性・放湿性にすぐれていること。短所としては保温性がない、毛羽立つ、しわがつきやすいことなどが挙げられます。そのため、おもにふだん着用としてつかわれることが多いです。
ナイロン・ポリエステル
生地に化学繊維をつかった足袋も多く販売されています。ナイロンやポリエステルは収縮性に富み、使い勝手がよく、はいていてもラクだというメリットがあります。洗濯しても早く乾き、型崩れもそれほどしません。足袋に慣れていない現代人に向いているといえるでしょう。
短所としては、汗をかいたときなどは、天然の素材に比べると履き心地が劣ってしまう点。しかし、近年、綿に近いはき心地の素材も開発されてきています。
お手入れがラクなものを選ぼう
足袋は基本的には家庭の洗濯機で洗濯することが可能。底やつま先が汚れた際にも、せっけんで汚れを落としてから洗濯機に入れられるような素材のものだと、それほど手間をかけずきれいにすることができます。
綿100%のものだと、洗濯するとシワになりやすい、アイロンがけが大変など手間がありますが、綿素材とポリウレタンなどの素材がミックスされた足袋はお手入れもかんたん。
最近は、綿素材に見えるポリエステル足袋というものも販売されています。きちんと感がありながら、洗濯後はシワになりにくく乾きやすいという点でおすすめです。
足袋の柄で選ぶ
白足袋
結婚式や成人式などフォーマルな席では白足袋が正装です。茶道のお茶席で着物を着るときや弓道などの武道、能楽、歌舞伎などの芸ごとでも白足袋を履きます。
絹の白足袋は結婚式などの特別な礼装用とされていましたが、現在では綿キャラコの白足袋をはくことが多いようです。婚礼衣装のほかにも、振袖や訪問着などのフォーマルかセミフォーマルな着物の場合は、綿キャラコの白足袋がふさわしいでしょう。
黒足袋
男性のふだん着の足袋として「黒朱子(くろしゅす)」の足袋があります。汚れが目立たないという理由から、日常の足袋としてつかわれてきました。黒に近い紺色の足袋も、男性のふだん着や作務衣(禅宗寺院での僧の作業着)を着る方に好まれています。
おもに男性用のものですが、最近では女性用のサイズの黒足袋もあります。基本的には女性は黒足袋や紺足袋をはきませんが、冬の寒さ対策として活用する女性もいます。
柄足袋
柄足袋はふだん着用する足袋です。小紋柄の入った小紋足袋、色無地の生地でつくられた色足袋などがあります。紬・小紋・ウール・綿などのふだん着用の着物にあわせると、おしゃれにはけるでしょう。
素材は、綿やストレッチ素材、夏向きの麻、冬用の別珍(綿素材の起毛がある生地)などがあり、季節にあわせて選ぶと快適にはけます。
ほかにも、白足袋の爪先などに刺繍(ししゅう)の入った足袋もあります。一般的に若い女性がはくことが多く、成人式に振袖を着たときや、卒業式に女性袴をはいたときにあわせることもあります。また、七五三のお祝いの着物にあわせてはいてもかわいらしいですね。
和装のエキスパートからのアドバイス
足袋は普段はいている靴のサイズとは異なる場合が多く、サイズがあわない場合、足が疲れる、足がつる、足が痛いという症状が出てしまいがちです。足袋選びの一番重要なポイントは、サイズがあっているかという点です。
足の幅が広めの方や外反母趾の方、足首が細い方など、一般サイズとは異なると感じるときは、メジャーで測ってみてから購入することをおすすめします。
サイズが大きすぎると足が疲れやすくなったり、コハゼが外れたりすることもありますので、大は小を兼ねない! と覚えておいてくださいね。
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目的に合った足袋を探して、和装姿を美しく
和装のエキスパートである金井夕子さんへの取材をもとに、足袋の選び方とおすすめ商品をご紹介しました。ご自身の用途にあった足袋はどんな素材の生地で、コハゼがいくつあるものがいいのか、読んでくださった皆さまのご理解につながったのなら幸いです。
成人式や卒業式、またはお子さまの七五三など着物を着る機会はさまざまあります。足が痛くなりにくい足袋を選び、足元のおしゃれにも気を配りたいものですね。
この記事を参考に、ぜひお気に入りの足袋をみつけて、着物姿でよい思い出をつくってください。
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