胎教絵本とは?読み聞かせの効果は?
妊娠中のおなかの中の赤ちゃんに向かって話しかけたり、音楽を聴かせたりと胎教にはいろいろな方法がありますね。読み聞かせもその一つです。
読み聞かせを行うと、
・ママの気持ちや精神状態が落ち着く
・親としての愛情が生まれる
・おなかの中の赤ちゃんの脳や感受性の発達を促す
などの効果があるといわれています。
母子ともにリラックスした状態を保つことで、ママの出産への不安を解消したり、産後うつのリスクを減少させる効果も期待できます。また、赤ちゃんの夜泣きや人見知りも少なくなるという説も。
気持ちをリラックスさせながら、赤ちゃんを迎える準備をしましょう。
胎教絵本のおすすめ10選
それでは、胎教絵本のおすすめ作品を紹介します。
おすすめの理由や読み方のアドバイスもあわせて参考にしてください。

赤ちゃんからの視点で描かれた心温まる1冊
赤ちゃんがおへその穴のなかから外の世界を見ている、というユニークな視点で描かれた1冊。おとうさん、おにいちゃん、おねえちゃん、家族みんなが赤ちゃんが生まれてくることを心待ちにしている様子は、おなかのなかの赤ちゃんにもしっかり伝わっていることが感じられるでしょう。
読み終わったあとは自分のおなかに向かって声をかけたり、やさしくおなかをなでてあげたくなると思います。

童謡やわらべうたを紹介! 胎教にぴったりの絵本
おなかの赤ちゃんに向かって童謡やわらべうたを歌って聴かせてあげたいと思っている方にぜひおすすめなのがこちら。季節に合わせた童謡やわらべうたが歌詞・楽譜つきで載っています。
きちんとした歌詞や音程がわかり、季節に合わせた歌を調べられるのも便利です。赤ちゃんが生まれてから一緒に歌えるようになるまで長く重宝する1冊。シリーズで2・3もあります。

美しい写真と心に響く文が気分転換におすすめ
洗練された谷川俊太郎さんの詩と吉村和敏さんの写真の組み合わせが秀逸。だんだんと夜があけていく様子は、思わずページをめくる手を止めてじいっと見入ってしまう美しさです。
1日がはじまることへの喜び、朝の場面のすがすがしさに触れると、少し沈んでいた心も自然と前向きになっていくことでしょう。気分転換用に手元に置いておきたい1冊です。

リラックスして読める懐かしい定番絵本
おなかのなかの赤ちゃんに向けてどんな本を読んであげようか、と迷ったときには、自分が子どものころに読んでもらった絵本を手に取るというのもひとつの方法です。
ロングセラーである『ぐりとぐら』シリーズはなじみのある方も多いはず。子どものころの気持ちを思い出し、「絵本を読んでもらうのって楽しかったな」と感じられると、よりリラックスした気持ちになると思います。

はじめてパパになる人におすすめの絵本
第一子妊娠であれば、男の人ははじめて「パパ」と呼ばれるでしょう。この絵本にはいろいろな「パパ」や「おとうさん」が登場。ふだん外で働いているときは別の名前で呼ばれているけれど、この出産を機に「父親」というペルソナがひとつ増えるんだ、とじんわり実感できると思います。
うちではなんて呼んでもらおうかなと話してみるのもいいですね。

パパになることを実感できる感動絵本
こちらは3人めの赤ちゃんを迎えるパパが主人公の絵本。ひとりめのときの出産、ふたりめのときの出産を振り返るパパの姿に自分を重ね合わせる男性もいるかもしれません。少しずつ実感をともないながらパパとなっていく主人公の姿がほほえましいです。
まだちょっとパパとして自信がないかもと思っているパートナーと一緒に読んでみると面白いかもしれません。

命のかけがえのなさを実感できる
受精から誕生までの胎内を実際に撮影した写真絵本です。特殊な写真技術で撮られたものだそう。ページをめくるごとに生命の誕生が奇跡的で美しいことにあらためて気づかされ、これから生まれてくる命の重さや尊さ、かけがえのなさを感じることができる1冊です。
自分のなかに宿ったひとつの命の意味を深く考えたい方におすすめ。1965年に出版されて以来、科学技術の進歩とともに改定を重ね、現在は第5版が出ています。

子どもの個性をより大切にしたくなる、心温まる1冊
生まれてくる子にはみんな、神様がすてきなおくりものを届けてくれるというストーリー。「よくわらう」「ちからもち」など、どの子にも個性があって、その個性を伸ばして成長していく姿が印象的です。この本を読みながら、これから生まれてくるわが子の個性に思いをめぐらせ、どんな子だろうと想像するのもいいでしょう。
出産祝いとしても、少し成長したあとに生まれたときの気持ちを振り返る本としても人気の高い1冊。

いつかは子も巣立ち親になる、繰り返す親子愛を描く
長く読み継がれてきたロバート・マンチ作の『ラブ・ユー・フォーエバー』。それをベースに2014年に新しい絵と訳で登場した『かしの木のこもりうた』は、韻律(いんりつ)のいい文章と緻密で美しい絵で、また違った「母の愛」を表現しています。かしの木をとおして描かれるひと組の親子の間に流れる変わらぬ母の愛は、心に響きます。
親子のあたたかな愛情に触れたいプレママにおすすめです。

命をテーマに、少女を見守る母の愛情を描いた感動作
女の子が生まれたときにはじめて火を灯された1本のろうそく。そのあともろうそくの明るい火は女の子の人生の節目で心のよりどころとなっていきます。それは母親が子どもに向ける愛情とも重なって読者に届きます。
生きることとは、大切な人を思うこととはどういうことかをじっくりと考えたいときに、手に取ってもらいたい1冊です。
「胎教絵本」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 絵本の売れ筋をチェック
Amazonでの絵本の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
胎教の絵本の選び方 リラックスできる本を選ぼう!
絵本で胎教をしたいとき、どのように絵本を選んだらいいでしょうか。絵本専門士の柴田 香さんに選び方のポイントを5つ教えてもらいました。
出産が楽しみ! と気持ちを後押ししてくれる絵本を選ぶ
出産や育児に備えてこころの栄養をたっぷりと補給
待望の赤ちゃん出産までの「プレママ」の時間。個人的には、あわただしい育児が始まる前の貴重なゴールデンタイムでもあると思っています。
食べものにも運動にも気をつけていらっしゃる妊婦さんには、ぜひ絵本で「こころの栄養」もたくさん補給してもらいたいところ。まずは、「早く元気に生まれておいで!」という気持ちを後押ししてくれる絵本がいいと思います。
ママの気持ちがリラックスできる絵本を選ぶ
絵本が不安な気持ちを切り替えてくれます
出産は楽しみでうれしいものとはいえ、不安になる日もあるでしょう。
そんなときには、ふっと心が軽くなり、頑張りすぎなくてもいいのだと思える絵本の存在も大事だと考えます。
どんなジャンルの絵本でもいいので、気持ちを切り替えられるお守りのような1冊があると、長い妊娠期を乗り切るのに心強いです。
パパも一緒に読めるものがおすすめ
父親になる心の準備が整います
だんだん出産までの気持ちが整っていく過程においては、その楽しみをパパになるパートナーとも共有したいもの。昨今はおとうさんを主人公にした、パパ向けに書かれた絵本も多く出版されています。いろんな「父親」のかたちに触れることで、男性もちょっとパパとしての心の準備ができるかもしれません。
妊娠期に、ぜひパートナーとも絵本をとおしてコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか。
写真絵本など、妊娠中ならではの想像力が広がる絵本
生まれてくる赤ちゃんをイメージしながら読んでみて
自分の胎内にもうひとつの命を宿し、日々その命が大きく成長していく妊娠期。
心も身体も大きな変化を遂げるこの時期には、いろいろな想像力をかき立てるような絵本もおすすめです。
写真集を見ているような感覚で手に取れる写真絵本は、読み手によっていろいろな解釈ができるので想像力がふくらみます。
また、これから生まれてくる赤ちゃんのことをイメージできるような本もいいのではと思います。
母親の深い愛情を紡いだ内容の作品を選ぶ
心からやさしい気持ちになれます
妊娠したことで母親としての気持ちが徐々に育ってくるこの時期。
絵本には、母親の無償の愛を描いた作品もたくさん出版されています。深いテーマですが、これまでより自分に引き寄せて読むことができ、共感を覚える方も多いでしょう。
母性のかたちはさまざまですが、包み込むようなやさしい気持ちになり、おなかの赤ちゃんがますますいとおしく感じられるきっかけになるかもしれません。
妊娠期こそ絵本を! 絵本を楽しむことがなによりの胎教に 絵本専門士からのアドバイス
胎教に選んだ絵本はこれからの育児を支える1冊に
妊娠中のプレママの時期は、ふだん忙しくてなかなか絵本を手に取る機会が少ない方にも、ちょっと絵本に興味を持ってもらえる時期ではないかと感じています。
もし興味が湧いたときには、ぜひ感性のおもむくままに、いいな! と思った絵本を素直に楽しんでもらえれば、ご自身の気持ちがおなかの赤ちゃんにも伝わるのではないでしょうか。
わたしはそれがなによりの胎教ではないかと考えます。
そして、この時期に読んだ絵本がママになってからの日常を支えてくれる1冊になるかもしれません。
胎教絵本の読み聞かせはいつから?
お腹の中の赤ちゃんの聴覚は5ヶ月頃から形成されていくといわれています。なので、この頃から読み聞かせをしてあげると良いでしょう。
いつからやらなければいけないという決まりはないので、ママの体調に余裕があるときに読み聞かせてあげましょう。
絵本を読み聞かせることで、ママにとってもリラックス効果が生まれ、健やかな気持ちになることができるでしょう。
胎教絵本で健やかな気持ちに!
胎教絵本の選び方とおすすめの商品を紹介しました。お気に入りの1冊はみつかりましたか?
妊娠中は、体調面や精神面で不安やストレスが溜まりやすい時期です。赤ちゃんを健やかな気持ちで迎えられるように、胎教絵本でリラックスできるといいですね。
この記事を参考に、お腹の赤ちゃんへの愛情が深まり、心あたたまる作品をみつけてくださいね。
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