ネズミ駆除製品の選び方! 害獣駆除のプロに聞きました
害虫防除技術研究所長の白井良和さんに、ネズミ駆除製品を選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。現在ネズミによる被害にあわれている方はもちろん、今後の対策をお考えの方も、長年研究されてきたプロの意見を参考にしてみてください。
毒エサ剤を選ぶ
クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミなどにお困りの方には、毒エサ剤がおすすめです。ビルでは機械室や倉庫など、お客様の目につかない場所に設置しましょう。一般家庭では、ほかに食べものがない場所に置くと効果的です。
急性殺鼠剤(さっそざい)は速効性がある反面、ネズミに警戒されやすく、安全性が低いという短所があります。遅効性は安全性が高く、ネズミに警戒されにくいのでおすすめです。
粘着トラップを選ぶ
粘着面がむき出しの製品は、家庭ではものを出し入れする回数が少ない場所、飲食店ではお客様の目につかない場所での使用がおすすめです。
労力はかかりますが、粘着トラップを夜間にスキマなく並べるといった、害虫駆除業者と同じ方法で対策をすることができます。箱型の粘着トラップは、手にくっつきにくく、入ったネズミが見えにくいというメリットがあります。
アース製薬『ネズミホイホイ チューバイチュー (折り目付き)』
この商品は形を変えてすき間に設置することができます。人目に触れないところでネズミをしっかりキャッチ!
>> Amazonで詳細を見る忌避剤(きひざい)・燻煙剤(くんえんざい)を選ぶ
忌避剤や燻煙剤は、人やペットが出入りしない屋根裏や倉庫、物置などで使用しましょう。定住させることなく、ネズミを追い出すことができます。
毒エサや粘着トラップを常に置きたくない場合、高い場所で交換作業がむずかしい場合おすすめです。ネズミを追い出したあと、戻ってこないよう定期的に使用すると効果が持続します。
害獣駆除のプロがセレクト! ネズミ駆除製品のおすすめ商品5選
上で紹介したネズミ駆除製品の選び方のポイントをふまえて、害虫防除技術研究所所長の白井良和さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。





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ECサイトのネズミ捕りランキングを参考にする
Amazon、Yahoo!ショッピングでのネズミ捕りの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各ECサイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
複数の製品を併用しよう! 害獣駆除のプロからのアドバイス
毒エサを使用する場合、人やペットが口にしないように注意は必要です。また、粘着トラップは粘着力が強力なので、手やものがくっつかないように注意して取り扱いましょう。人やペットが通らない場所や食料のない場所では、忌避剤や燻煙剤も使用できます。
被害のある場所が台所など、日常的によく使う場所なのか、あまり出入りしない屋根裏や床下なのかによって、製品を使い分けてください。状況や場所に応じて、複数のタイプを併用しながらネズミを駆除しましょう。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2019/06/27 コンテンツ追加のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 花島優史)
※2019/09/30 表示されている価格は税込価格ですが、消費税率は掲載時点、あるいは更新時点のものです。(マイナビおすすめナビ編集部)
京都大学農学部卒業、京都大学大学院農学研究科修了。 京都大学農学部昆虫学研究室で農業害虫コナガを研究、殺虫剤メーカーでゴキブリベイト剤の開発に携わった後、富山医科薬科大学大学院医学系研究科に在籍し、蚊の誘引に関する研究で医学博士号を取得。 害虫防除技術研究所を2001年に設立。害虫駆除会社にて、ゴキブリ、ネズミ、ハチ、蚊などの害虫・害獣駆除に従事し、有限会社モストップを2003年に設立。 蚊をはじめとする害虫忌避剤、蚊捕獲器の評価試験や、出版、各メディアへの情報提供を行っている。著書に「蚊の対策がわかる 蚊の教科書」「蚊のチェックポイント71」、共著に「蚊のはなし」などがある。