アウトドア用シャベル・スコップを使うメリット コンパクトでキャンプやガーデニングに大活躍
アウトドア用のシャベルやスコップは、ひとつ持っているとなにかと便利です。コンパクトサイズなら持ち運びもしやすいため、キャンプはもちろん、ふだんはガーデニングにも使えます。
キャンプでテントを設営する際、雨天対策の溝堀りもアウトドア用シャベルやスコップならスムーズです。また、車に常備しておけば、車がスタックしたときにタイヤまわりの雪や泥を取り除くことができるなど、幅広いシーンで活躍します。素材や形状などにも着目して、使い勝手のよいシャベルやスコップを選びましょう。
アウトドア用シャベル・スコップの選び方 素材、先端の形状、サイズ、折りたたみの可否、機能性など
アウトドアカフェ「BASE CAMP」代表のA-sukeさんに、アウトドア用のシャベルやスコップを選ぶときのポイントを教えてもらいました。
金属・プラスチックなど素材から選ぶ アルミ、ステンレス、チタン、プラスチックほか
アウトドアカフェBASE CAMP代表
アウトドア用のシャベルやスコップには、大きく分けるとプラスチックで作られているものと金属で作られているものがあります。プラスチック製は、ある程度の強度がありながら軽く、低価格というのが魅力。
金属製は、一度買ってしまえばなくさない限り、ほぼ一生使えるほどの耐久性があります。金属のなかでもチタンを使っているものは、軽さと耐久性のバランスがとれていますが、やや値段が高めになっています。
アルミはやわらかく、キズがつきやすい特性がありますが、強度の高いアルミニウム合金やアルマイト処理をされたアルミ製のスコップなら、耐久性にもすぐれているので長く使えます。軽くて持ち運びしやすいため、キャンプや登山などにもぴったりです。
ステンレスはサビにくく、金属の腐食の原因となるキズもつきにくいですが、アルミ製よりも重量があります。素材の特性から、目的に応じたシャベルやスコップを選んでみてください。
使い勝手にあわせて先端の形状を選ぶ 剣型、角型、丸型、エンピ型
アウトドアシーンで活躍するシャベルやスコップは先端の形状によって、切る・栓抜き・釘抜き・砕くといったさまざまな使い方が可能です。かたい土や氷などを割りたいときは、先端がとがっている「剣型」を。土砂や雪をすくうときは「角型」や「丸型」と先端の形状によって使い勝手が変わってきます。
また、先端部の両端にギザギザが刻まれている「エンピ型」は、穴を掘ったり、植物の根を切ったりなど登山やキャンプなどで多目的に使えるので便利です。
自分の身長や体格に合ったサイズを選ぶ サイズ調整可能なものも
シャベルやスコップは作業中に腰などをいためないように、身長や体格に適したサイズを選ぶことが大切です。ほとんどのシャベルやスコップのサイズは97cmですが、身長が高い人が使うと腰に負担がかかることも。
柄部分のサイズ調整が可能なシャベル・スコップを選べば、身長や体格に合わせて使えるので便利です。片手で使うコンパクトサイズのシャベルやスコップもサイズ調整が可能なら、雪かきなど用途が広がります。
アウトドアカフェBASE CAMP代表
基本的にアウトドアでは重いものより軽いものが重宝します。軽い素材は剛性が低かったり、長い時間使い続ける耐久性がなかったりといったマイナス要素も持っていますが、きちんと穴が掘れて、数年使えるのであれば、軽いものをチョイスするのはひとつの正解といえるでしょう。
素材の質感にも影響することなので、目安としてとらえてバランスを取りましょう。
折りたたみが可能かどうかで選ぶ 携帯できてコンパクトに収納
SEATOSUMMIT(シートゥサミット)『アロイポケット トロウェル 』
折りたためる商品なら、コンパクトに収納できます。
>> 楽天市場で詳細を見る登山やキャンプなど身軽に動きたいアウトドアシーンでは、コンパクトに折りたためるシャベルやスコップを選びましょう。携帯性が高く、バックパックに入れて持ち運べるため便利です。
また、折りたためるシャベル・スコップはスペースをとらないうえに、収納袋がついている商品もあります。そのため、スタック対策として車のダッシュボードに入れておくことも可能です。
アウトドアカフェBASE CAMP代表
ほとんどの商品は折りたたむことができませんが、折りたためる商品を選べば持ち歩くときにスペースを取らなくてすむため便利です。
また、ハンドルにトイレットペーパーなどを入れておける商品もあるので、効率的にトイレ用品を収納できるものを探すのもいいでしょう。
多機能タイプなら幅広い用途に使える ノコギリやホイッスル付きの製品も
シャベルやスコップを選ぶときは、土を掘る・すくう・砕くなどの用途以外にも使える機能を備えた商品を選びましょう。先端がノコギリ状になっているものは、植物を切るだけではなく、地面に挿してペグのようにも使えるためキャンプシーンで大活躍します。
また、柄部分にホイッスルなどを備えた多機能タイプもあります。どれも小さなツールですが、すべてをひとつひとつそろえるよりもひとつに納まるので便利です。アウトドアシーンを身軽に思いっきり楽しみたい方は、多機能タイプを選んでみてください。
アウトドア用シャベル・スコップのおすすめ12選 キャンプや家庭菜園などの園芸に、剣先や折りたたみタイプも
うえで紹介したアウトドア用のシャベルやスコップの選び方をふまえて、アウトドアカフェ「BASE CAMP」代表のA-sukeさんに選んでもらったおすすめ商品、編集部で選んだ商品を紹介します。

COGHLAN'S(コフラン) 『Back Packers Trowel(バックパッカーズトローウェル)』

出典:Amazon
全長 | 27.7cm |
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重量 | 55g |
材質 | 耐衝撃性スチレン樹脂 |
折りたたみ | - |

モンベル『ハンディスコップ』
全長 | - |
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重量 | 40g |
材質 | ステンレス |
折りたたみ | - |

ミゾー『モグ』

出典:Amazon
全長 | 15.8cm(幅:3.5cm) |
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重量 | 24g |
材質 | 本体:チタン合金 |
折りたたみ | - |

VARGO(バーゴ) 『チタニウム ディグディグツール 』






出典:Amazon
全長 | 20.5cm(幅:4.4cm) |
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重量 | 36g |
材質 | チタン |
折りたたみ | - |

SEATOSUMMIT(シートゥサミット) 『アロイポケット トロウェル 』




出典:楽天市場
全長 | - |
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重量 | 100g |
材質 | 6066-T6アルミニウムアロイ |
折りたたみ | ○(スライド式) |

DAC(ダック) 『The Deuce of spades(ザ デュースオブスペード)』

出典:Amazon
全長 | 17.3cm(幅16.6×厚さ2.0cm) |
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重量 | 17g |
材質 | アルミ(7075T-6) |
折りたたみ | - |

UST 『U-Dig-It Folding Shovel(ユーディグイット フォールディングショベル』






出典:楽天市場
全長 | 拡張時:約22cm、折りたたみ時:約14㎝ |
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重量 | 約122g |
材質 | ステンレススチール |
折りたたみ | ○(折りたたみ式) |
prendre『ハンドスコップ(PR-ORISUCO)』












出典:Amazon
全長 | 22.7cm |
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重量 | 107g |
材質 | ステンレス鋼 |
折りたたみ | 有り |
VGEBY『多機能シャベル』


















出典:Amazon
全長 | 41.5cm |
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重量 | 345g |
材質 | アイロン |
折りたたみ | 有り |
キャプテンスタッグ『BBQ 灰かきスコップ(UG-3242)』












出典:Amazon
全長 | 48.5cm |
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重量 | 500g |
材質 | スコップ:鉄(アクリル樹脂塗装) ハンドル:天然木 |
折りたたみ | 無し |
LICLI『折りたたみスコップ』














出典:Amazon
全長 | 40.5cm |
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重量 | 550g |
材質 | ハイカーボンスチール |
折りたたみ | 有り |
Aouan『多機能シャベル』














出典:Amazon
全長 | 38~67cm |
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重量 | - |
材質 | アルミニウム合金鋼 |
折りたたみ | 無し |
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする アウトドア用シャベル・スコップの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのアウトドア用シャベル・スコップの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
最初は低価格でコスパのバランスがよいものを! アウトドアカフェ「BASE CAMP」代表からのアドバイス
アウトドアカフェBASE CAMP代表
まずは値段が安くてバランスにすぐれたものをおすすめします。はじめにベーシックなものを選ぶことで、だんだん自分の使い方が見えてきます。たとえほかの物を購入することになっても、ベーシックなものであればまた必ず使うときが来るはずです。
すぐにダメになったり極端な流行があるものではありません。アウトドア用シャベルは個性的なものも比較的安いので、気になったらいろいろ使ってみるのも楽しいでしょう。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/12/04 一部コンテンツ修正のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 横尾忠徳)
アウトドアをコンセプトにしたカフェ&バー「BASE CAMP」の店主。 雑誌などのアウトドア系メディアで活躍中。幅広いアウトドア経験と知識を持ち、元プロダクトデザイナーという経歴を生かしてコトやモノをプロデュースしている。調理人でもあるので燻製やダッチオーブン料理などにも造詣が深い。