初心者でも使いやすい工具箱の選び方は? DIYアドバイザーが解説!
ここでは工具箱の選ぶときのポイントを紹介します。工具箱の購入を迷っている人や、どんな視点で選べばよいか分からない人は参考にしてみてください。
移動時の持ち運びのしやすさや見た目のデザインなど、選び方はさまざまです。
収納する工具に合ったサイズから選ぶ 工具箱の選び方ポイント1
芸術大学教員/DIYアドバイザー
長い工具が入るかの確認も忘れずに
工具箱で一番大切なのは、自分の持っている工具をどれだけ収納できるかということです。自分がどんな工具類を持っていて、どれぐらい工具箱に収納したいのかをはっきりイメージして購入しないと「工具箱を購入したのに入らない!」ということになってしまいます。
特に注意したいのが、ノコギリやハンマーなどの長い工具などを収納するときです。充分な長さを確保できるものを選ぶようにしましょう。
また、DIYをしていると少しづつ工具は増えていきます。いま持っている工具が入る量より、少し余裕を持たせたサイズ感の工具箱を選ぶことで、長く使っていくことができるでしょう。
工具箱の素材から選ぶ 工具箱の選び方ポイント2
芸術大学教員/DIYアドバイザー
樹脂製・金属製・布製、それぞれの特徴も知ろう
工具箱の素材にはもさまざまな種類があります。素材によって特徴が分かれているので、目的に合った素材の工具箱を選びましょう。
樹脂製は、最も種類が多い工具箱の素材。安価で軽い商品が多く、工具を小分けにできるポケットなども豊富なものが多いです。耐久性は樹脂の種類や作りによって変わってきます。
金属製は、頑丈でハードユーザーの使用にも耐えうるものが多くあります。工具をしっかりと保管したい方や、長く愛用したい方におすすめです。
布製の工具箱は、工具を入れた際に工具箱の形状がある程度変化してくれるため、汎用性が高いタイプといえます。軽くていろいろな工具の収納が可能です。また開き口が広く、工具の取り出しをスムーズに行なうことができます。
用途・使用シーンから選ぶ 工具箱の選び方ポイント3
芸術大学教員/DIYアドバイザー
工具箱の種類によってメリットが異なる
収納する工具や使用するシーンによって、最適な工具箱を選びましょう。
箱型は、一般的な工具箱の形で、保管にも持ち運びにも向いている工具箱です。中に間仕切りがあれば、ネジや小さなパーツなどを小分けにすることができます。
バッグ型は、特に持ち運びを前提として作られているタイプのため軽く、頻繁に工具類の持ち運びをする方におすすめです。
キャビネット型は、大量の工具類を整理して収納しておくことができる工具箱です。キャスターはついていますが基本的に据え置きで、天板が作業台になっているタイプもあります。
見た目重視で選ぶ 工具箱の選び方ポイント4
芸術大学教員/DIYアドバイザー
おしゃれな工具箱でモチベーションアップ!
やはり工具箱は置いてある様子も素敵なものが欲しいところです。
かっこよかったり、かわいかったりする工具箱をかたわらに置いて、DIYができればそれだけで楽しくやる気が出てくるでしょう。DIYが一般的になってきたためか、おしゃれな工具箱も多く登場しています。
機能性だけではなく、見た目優先で選んでみるのもひとつの手かもしれません。お気に入りの見た目の工具箱を探してみましょう。
使いやすさをイメージし、開閉方法から選ぶ 工具箱の選び方ポイント5
開閉方法もチェックしておくといいポイントです。どの開閉方法が使いやすそうかイメージしながら選びましょう。
箱型の工具箱は一般的に片開きのタイプのものが多く、持ち手がついています。作業場に持ち運びたいときに便利でしょう。両開きのタイプは、左右に大きく開くため使いやすいといったメリットがあります。収納物を見渡すことができるため、工具がどこにあるのか一目でわかります。
キャビネット型の工具箱は、引き出しで開閉するものが一般的です。引き出しの場所別に同じ種類の工具をきれいにまとめられます。
それぞれのメリット・使いやすさを考慮して選ぶとよいでしょう。
バッグ型のおすすめ工具箱7選 持ち運びもラクラク
ここからはバッグ型の工具箱を紹介します。持ち運びに便利なので、作業場や外出先に持っていきたいといった人はぜひチェックしておきましょう。

WORKPRO『大口収納ツールバッグ 300mm』 バッグ型おすすめ工具箱その1

出典:Amazon
材質 | ポリエステル |
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重さ | - |
内寸法 | - |
外寸法 | 約320×180×230mm |
開閉方法 | ファスナー |
大量工具を持ち運ぶのに最適な布製ツールバッグ
電動工具から長物の工具まで、さまざまな工具を収納して運ぶのに最適なWORKPROのツールバッグです。
外ポケットと内ポケットが多くついており、工具を小分けにして収納することができるため、使い勝手もよく重宝するでしょう。
ショルダーストラップは幅広く、滑りにくくなっているので、重い工具も無理なく運ぶことができます。
WORKPROのツールバッグは収納力も充分で汎用性があり、開口時は大きく口が広がるので工具を探しやすくなっています。
たくさんの工具類を持ち歩くことがあり、バッグタイプの工具入れを探しているという方におすすめです。

マキタ『ソフトツールバック(A-65034)』 バッグ型おすすめ工具箱その2






出典:Amazon
材質 | - |
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重さ | - |
内寸法 | - |
外寸法 | 440x250×350mm、ハンドルを倒すと300mm |
開閉方法 | マジックテープ |
見た目も可愛いマキタのツールバッグ
電動工具で人気のマキタから販売されているソフトツールバッグです。
このツールバッグには、内側と外側で合計23個のポケットがついていて、整頓能力もしっかりとありながらもコンパクトなため非常に使い勝手がよくおすすめです。
バッグのフラップがたっぷりめで作業中でも埃やゴミが入りにくくなっているデザインです。
作業中にゴミが入り込んでしまったり、工具が埃まみれになるのを防いでくれます。マキタのソフトツールバッグは見た目も可愛く、誰にでも使いやすい人気の商品です。
カジュアルで可愛いデザインのツールバッグながら、整理しやすいタイプを探している方にぴったりです。
リングスター『TOOL BAG TASTE TBT-4200』 バッグ型おすすめ工具箱その3












出典:Amazon
材質 | ポリエステル |
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重さ | 1.5kg |
内寸法 | - |
外寸法 | 415×205×280mm |
開閉方法 | 片開き |
藤原産業『SK11 ツールバッグPRO HB STB-HB-400』 バッグ型おすすめ工具箱その4






出典:Amazon
材質 | ポリエステル |
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重さ | 1.5kg |
内寸法 | - |
外寸法 | 400×300×240mm |
開閉方法 | ファスナー |
高儀『M&M BLACK STYLE ハンディマルチツールバッグ』 バッグ型おすすめ工具箱その5












出典:Amazon
材質 | ポリエステル600D、内側:PVCコーティング |
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重さ | - |
内寸法 | - |
外寸法 | 210×340×140mm |
開閉方法 | ファスナー |
ホーザン『B-713 ツールバッグ』 バッグ型おすすめ工具箱その6
















出典:Amazon
材質 | ポリエステル |
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重さ | 0.3kg |
内寸法 | 260×185×120mm |
外寸法 | 270×195×130mm |
開閉方法 | ファスナー |
フジ矢『TT-M ウエストラインシリーズ電工トートバッグ』 バッグ型おすすめ工具箱その7
















出典:Amazon
材質 | EVA、PVCコーティング |
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重さ | 0.9kg |
内寸法 | - |
外寸法 | 360×440×170mm |
開閉方法 | フルオープン |
チェスト・キャビネット型のおすすめ工具箱8選 工具の収納がしやすい
ここからはチェスト・キャビネット型の工具箱を紹介します。引き出しになっており、収納術を活かせる商品がさまざまです。

京都機械工具(KTC)『チェスト 3段3引出し(SKX0213)』 チェスト・キャビネット型のおすすめ工具箱その1














出典:Amazon
材質 | スチール |
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重さ | 11kg |
内寸法 | トップ500×200×60mm、引き出し455×190×45mm |
外寸法 | 520×215×300mm |
開閉方法 | 片開き、引き出し |

藤原産業『E-Value チェスト&キャビネット(ETR108R)』 チェスト・キャビネット型のおすすめ工具箱その2








出典:Amazon
材質 | - |
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重さ | 27.5kg |
内寸法 | トップ600×260×345mm、ローラ―キャビネット620×330×740mm |
外寸法 | 620×330×1070mm |
開閉方法 | 引き出し |
大量に工具を収納、整理できるキャビネットタイプ
ガレージや広い作業場とともに、多くの工具を持っている方におすすめのキャビットタイプの工具箱です。
大量の工具をしっかりとひとまとめに整理できる収納力のあるキャビネットで、DIYをする時に必要な工具が見つからないということが少なくなります。
藤原産業のE-valueシリーズは、通常は高価になりやすいキャビネットタイプの工具箱をとても安価に販売しており、DIYユーザーの強い味方。
トップチェストの下部のローラーキャビネットにはキャスターがついているため動かすことができ、収納力も充分にあるので、工具類の保管に悩んでいる方におすすめのキャビネットです。
TONE『ツールチェスト BX230SV』 チェスト・キャビネット型のおすすめ工具箱その3








出典:Amazon
材質 | スチール、アルミ |
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重さ | 9.2kg |
内寸法 | - |
外寸法 | 508×232×302mm |
開閉方法 |
イリイ『チェスト&キャビネット左右開 黒 TR-373BV』 チェスト・キャビネット型のおすすめ工具箱その4






出典:Amazon
材質 | - |
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重さ | 27.9kg |
内寸法 | トップ1段目:150×225×38mm、トップ2段目:510×225×40mm、ほか |
外寸法 | トップ:600×260×340mm、キャビネット:623×330×740mm |
開閉方法 | 片開き、引き出し、両開き |
Duty Japan『7段キャビネット』 チェスト・キャビネット型のおすすめ工具箱その5






出典:楽天市場
材質 | - |
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重さ | - |
内寸法 | - |
外寸法 | 672×330×740mm |
開閉方法 | 引き出し |
ASTRO PRODUCTS(アストロプロダクツ)『AP ロールキャビネット7段 RC684』 チェスト・キャビネット型のおすすめ工具箱その6


















出典:Amazon
材質 | - |
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重さ | 42kg |
内寸法 | 引き出し大:540×385×145mm、引き出し小:540×385×55mm |
外寸法 | 690×460×990mm(ハンドル含まず) |
開閉方法 | 引き出し |
パオック『SSpower ツールキャビネット TC-8B』 チェスト・キャビネット型のおすすめ工具箱その7

出典:Amazon
材質 | スチール |
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重さ | - |
内寸法 | - |
外寸法 | 約960×520×1,040mm(天板・キャスタ取付時) |
開閉方法 | 引き出し式 |
ボックス型のおすすめ工具箱8選 デザイン性や収納力にも注目
ボックス型の工具箱を紹介します。片開き、両開き、といった開き方の違いだけでなく、デザイン性や収納力にも違いがありますよ。

東洋スチール『TOYO 山型工具箱(Y-350)』 ボックス型のおすすめ工具箱その1


















出典:Amazon
材質 | スチール |
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重さ | 1.18kg |
内寸法 | - |
外寸法 | 360×150×110mm |
開閉方法 | 片開き |

アステージ『SUSツールボックス(STB-580)』 ボックス型のおすすめ工具箱その2








出典:Amazon
材質 | ステンレス・ポリプロピレン |
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重さ | 2.8kg |
内寸法 | 560×235×134mm |
外寸法 | 580×300×225mm |
開閉方法 | 片開き |

トラスコ中山『2段工具箱 ブルー(ST-3500-B)』 ボックス型のおすすめ工具箱その4








出典:Amazon
材質 | スチール |
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重さ | 2.8kg |
内寸法 | 348×158×103mm |
外寸法 | 350×160×260mm |
開閉方法 | 両開き |

アイリスオーヤマ『マイキット 33 クリア/ブラック』 ボックス型のおすすめ工具箱その4








出典:Amazon
材質 | ポリプロピレン |
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重さ | 0.87kg |
内寸法 | 290×150×60mm |
外寸法 | 325×190×150mm |
開閉方法 | 片開き |

KETER『樹脂ツールボックス(17187311)』 ボックス型のおすすめ工具箱その5

出典:楽天市場
材質 | ポリプロピレン、スチール、ポリカーボネイト |
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重さ | 3.75kg |
内寸法 | 1段目477×233×59mm、2段目472×246×169mm |
外寸法 | 567×245×314mm |
開閉方法 | 片開き |
小物も電動ドリルも入る大容量の工具箱
上段は小分けの箱になっているため、小さなパーツを入れて整理しやすくなっています。下段は深く広々としている作りなので、電動ドリルなどのかさばる電動工具まで収納することができます。
素材は樹脂製ですが、強度が出るように設計されており、耐久度は充分。さまざまな場面でハードに使うことができます。
開けた状態での安定感も抜群で、工具を取り出しながらの作業ができるため、作業効率がアップします。
さまざまな工具が入るKeterの大容量の工具箱は、いろいろな工具をひとまとめにしておきたい方におすすめです。これさえ持っておけば小物から大物まで大活躍してくれるでしょう。
明邦化学工業『トレンディーNo.8200』 ボックス型のおすすめ工具箱その6






出典:Amazon
材質 | 耐衝撃性コーポリマー、ABS |
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重さ | 約2.86kg |
内寸法 | 377×202×51mm |
外寸法 | 420×245×326mm |
開閉方法 | 片開き、引き出し |
ミナト電機工業『3段ツールボックス TB-30』 ボックス型のおすすめ工具箱その7














出典:Amazon
材質 | 強化ポリプロピレン、スチール |
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重さ | 6.6kg |
内寸法 | - |
外寸法 | 497×253×289mm |
開閉方法 | 片開き、引き出し |
KTC『両開きプラハードケース SK330P-M』 ボックス型のおすすめ工具箱その8

出典:Amazon
材質 | - |
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重さ | 4kg |
内寸法 | - |
外寸法 | 445×280×250mm |
開閉方法 | 両開き |
「工具箱」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 工具箱の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの工具箱の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
収納力と利便性の両立を! DIYアドバイザー野口 僚さんから工具箱選びのアドバイス
芸術大学教員/DIYアドバイザー
収納する道具と使用シーンに合わせよう
工具箱は工具を整理・収納するだけでなく、工具をまとめて持ち運ぶときにも活躍する道具です。同時に、DIYの作業性を上げてくれる利便性の高い道具です。
さまざまな素材や種類のものが販売されていますので、収納する道具や使うシーンに合ったものを選びましょう。用途に合ったものであれば、たとえ安価な工具箱でも充分に活躍します。
自分の持っている工具やシーン、用途にマッチしたお気に入りの工具箱を見つけて、楽しく快適にかっこよくDIYをしましょう。
工具箱のおすすめに関するQA
初心者でも使いやすい工具箱はどのようにして選べば良いですか?

工具箱選びで大切なのは、自分の持っている工具をどれだけ収納できるかということです。収納する工具に合ったサイズから選ぶと良いでしょう。その他にも素材やデザインなど工具箱選びで注目したいポイントはたくさん。こちらでDIYアドバイザー・野口僚さんが詳しく解説しているので、ぜひ工具箱を選ぶ際に役立ててくださいね。
バッグ型の工具箱のおすすめを教えてください。

持ち運びに便利なバッグ型工具箱。DIYアドバイザー・野口僚さんと編集部が厳選したおすすめの工具箱をこちらにまとめました。材質や開閉方法なども考えて、自分にぴったりな工具箱を見つけてください。
チェスト・キャビネット型の工具箱のおすすめが知りたいです。

引き出しになってお収いて納力が高いチェスト・キャビネット型の工具箱。DIYアドバイザー・野口僚さんと編集部が厳選したおすすめの工具箱をこちらにまとめました。重さやサイズなども考えて、自分の理想の工具箱を見つけましょう。
ボックス型の工具箱のおすすめを教えてください。

開閉方式やデザイン性、収納力など商品の特徴がバリエーション豊かなボックス型工具箱。DIYアドバイザー・野口僚さんと編集部が厳選したおすすめの工具箱をこちらにまとめました。
工具箱を一覧で比較したいです。

DIYアドバイザー・野口僚さんと編集部が厳選した「工具箱」を、材質・重さ・サイズなど特徴ごとに比較できるように一覧を作成しました。分かりやすい比較表はこちらから確認できます。
工具箱の人気ランキングが知りたいです。

おすすめナビの各記事では、各ECサイトのテーマに沿ったランキングページを調査してこちらからすぐにアクセスできるようにしています。随時ランキングは変更されるので注目商品を見逃さないようチェックしましょう。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/11/20 コンテンツを更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部)
徳島県の家具メーカーにて木製家具の製造に携わり、機械加工、仕上げ、組み立て、塗装など木工全般と家具製造ノウハウを培いました。 その後東京では業界新業態の体験型DIYショップで店長として勤務。店頭ではお客様の相談に乗りつつ、一人一人にぴったりのDIY用品を提案してきました。 同時にDIYレッスンの企画と講師を行い、日本のDIY文化発展のために努めてきました。 現在は大学のデザイン学部の助手として大学内工房に在中し、 学生に対しデザインやモノづくりの手法などを主に教えています。