観葉植物の選び方 インテリアコーディネーターに聞く
インテリアコーディネーターである秡川寿美礼さんに、観葉植物を選ぶときのポイントを4つ教えてもらいました。
【1】置く場所を決める
【2】インテリアに合わせて高さを決める
【3】ライフスタイルに合わせた育て方を選ぶ
【4】品種ごとの特徴をチェック
詳しく解説しているので今まで観葉植物を育てたことがなくて迷っている人や、どんな選び方ができるのか知りたい方もぜひ参考にしてください。
【1】置く場所を決める
観葉植物を飾るとお部屋の印象が大きく変わります。インテリアとして効果的に飾りたい場合は、リビング、寝室、玄関など、室内に景色を作るイメージで視線が行きやすい場所を候補に考えてみましょう。
部屋のコーナーやテレビボードの脇など、デッドスペースになっている場所もおすすめ。まずは家のなかを見回して、候補の場所を決めます。
次にそれぞれの場所の日当たりを確認して、うまく育てられそうな樹種をいくつかピックアップしてみましょう。
【2】インテリアに合わせて高さを決める
植物の見え方は、葉の形状やつき方などによってさまざまです。そのため、それぞれの植物がよりきれいに見える配置を考えて高さを決めましょう。
床や低めのテレビボードの上などに置きたい場合は、上から見たときにきれいに見える樹種を選び、低めに仕立てるのがポイント。
ソファの脇などに置きたい場合は、下から見上げたときにきれいに見えるものを選び、鉢や鉢カバーと合わせて高さを決めます。
また、アイビーなどのつる性の植物は鉢を天井から吊るしたり、高めの収納家具の上に置いたりして、横方向にはわせるようにしてもすてきです。
【3】ライフスタイルに合わせた育て方を選ぶ
水やりがうまくいかずに観葉植物を枯らしてしまう方も多いので、樹種を選ぶ際は、水やりの量や頻度も考慮してライフスタイルに合わせて選びましょう。
▼ひとり暮らしや手入れが苦手な方
一人暮らしであまり手入れをする時間がない方や手入れが苦手な方は、できるだけ水やりのいらない乾燥に強い種類を選ぶと良いでしょう。ポトス、ツピダンサス、パキラ、サボテンなどがおすすめです。
また、大きなサイズの植物は鉢が大きく保水力もあるので、水やりの頻度が少なくて済みます。想像するより育てやすいので、検討してみるとよいでしょう。
【4】品種ごとの特徴をチェック
観葉植物は品種ごとに特徴が異なります。育てる環境や求める効果にあった品種を選ぶこともポイントです。
風水目的なら効果が謳われている品種がおすすめ
風水が目的で観葉植物を選ぶならアップしたい運気に合わせて選ぶのもおすすめです。
例えば金運ならモンステラ・パキラ・ ガジュマル、恋愛運ならアンスリウム・オリヅルラン、仕事運ならユッカ、ゴムの木などがおすすめです。置き場所によっても運気が変わると言われているので家の向きや家具の配置に合わせてチェックしてみてください。
ペットに害のない品種を選ぶのも重要
犬や猫などペットを飼っている場合は、購入する観葉植物が害のない品種かどうかも事前にしっかりチェックしましょう。あきらかにペットが届かない壁掛けや吊り下げでも、床に葉が落ちてしまうこともあるので要注意です。
観葉植物のおすすめ商品 サイズ別!インテリアコーディネーターと編集部が厳選
それではここからは観葉植物のおすすめ商品を大きさ別に紹介します!
▼おすすめ11選【小さいサイズ】
▼おすすめ8選【中型サイズ】
▼おすすめ9選【大きいサイズ】
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ商品の比較一覧表
▼おすすめ11選【小さいサイズ】
それでは早速、おすすめの観葉植物を小型、中型、大型に分けてご紹介します!まずは、高さ50cmよりも小さいサイズの観葉植物から見ていきましょう!
テーブルの上に置いて華やかにしたい、手軽に植物を育てたいといった方はぜひ参考にしてくださいね。一人暮らしの方にもおすすめです!


京阪園芸『モンステラ』
▼おすすめ8選【中型サイズ】 お部屋にさりげない存在感を!
高さ50~100cm程の中型の観葉植物をご紹介します。リビングや寝室で、存在感のあるインテリアとして参考にしてください。

観葉植物のパーフェクトグリーン『オリーブ イタリア製テラコッタ鉢植え』
▼おすすめ9選【大きいサイズ】 部屋の印象をがらりとかえるインテリアアイテム
存在感抜群の100cmより大きい、大型の観葉植物をご紹介します。ひとつ置くだけでお部屋が一段とすてきになるので、参考にしてください。

通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 観葉植物の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの観葉植物の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
観葉植物の上手な育て方
お部屋に合う観葉植物を選んで購入しても、枯れてしまうとがっかりしてしまいますね。ここでは観葉植物を枯らさないための対策をご紹介します。
水やりと肥料
水や栄養剤は、あげすぎもあげなさすぎもよくありません。水やりは土の表面だけでなく、土の中もチェックして、乾いているときにあげるようにしましょう。水がすぐにしみ込まないときは、根がいっぱいになっている可能性があります。一回り大きなサイズの鉢に植え替えましょう。栄養剤は、用法・用量を守って使用してくださいね。
また、乾燥しているとハダニが発生しやすくなります。ときどき霧吹きで葉っぱを潤してあげましょう。
植物は急な環境変化にも弱く、暗いところから明るい場所へ突然移動させると葉焼けをおこしてしまいます。室内から室外へ移動させたいときは、1週間程かけて徐々に慣らしましょう。
温度管理
観葉植物の多くは、寒さに弱いため、温度管理をしてあげる必要があります。室温は低くても10℃以上、できれば15℃以上にしてあげると生育もよくなります。また急激な環境変化にも弱いので、温かいところから急に寒いところに移すなども避けるようにしてあげましょう。
直射日光はよくない?日あたりや風通し
植物は基本的に日光が好きだと思いがちですが、日陰が好きな植物や直射日光に弱い植物もあります。置き場所を考えてその場所に置いても問題のない品種を選ぶようにしましょう。日差しに強い植物は、窓際のカーテン越しなど、日差しに弱い植物は、部屋の中ほどの明るい場所においてあげるとよいでしょう。
また風通しも重要です。室内で育てていますが、本来はできるだけ自然に違い環境を作ってあげるのがベターです。ということで、部屋の換気などを行ったときに自然の風に当たれるようにしてあげてください。
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インテリアコーディネーターからのアドバイス 絵になる場所を決めてから!
インテリアコーディネーター
高さが合うよう植物を仕立てる工夫をしましょう
観葉植物おしゃれな飾り方は様々ありますが、インテリアグリーンとして部屋に植物を飾るなら、どこに飾るかが重要になります。まずは絵になりそうな場所を決めてからそこの環境に合った樹種に絞り込み、植物のサイズを決めるという手順がおすすめです。
背の高い植物がほしいけれどちょうどいい高さのものがないという場合は、鉢カバーを使って上げ底に仕立てるなどの方法もあります。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
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設計事務所(株)木型屋のむすめの仕事部屋を経て、1998年に(有)エル・エル・プランニングを設立。 「ライフスタイルからインテリアをデザインする」という独自の発想と設計手法で、家具、カーテンなどのセ レクトから、造作家具やリフォームの設計まで、トータルなインテリア空間デザインを得意としている。インテリアコーディネーター、マンションリフォームマネジャーの資格を持つ。