ウォータージャグの選び方
まずはウォータージャグの選び方をチェックしていきましょう。アウトドアライターでキャンプブロガーのSAMさんのアドバイスもご紹介しています。自分の使い方にぴったりのウォータージャグを選ぶために参考にしてみてくださいね。
【1】使い方に合うタイプをチェック
ウォータージャグには大きく2つの種類に分けられ、タイプごとに特徴が異なります。そのため、使い方に合うタイプのウォータージャグを手に入れましょう。
保冷力と安定感の高いハードタイプ
アウトドアライター、キャンプブロガー、星のソムリエ®
ハードタイプはなんといってもその保冷力が第一の魅力。内壁の厚みがクーラーボックス同様、ある程度の保冷力を確保してくれます。また、本体が安定しているので片手でも蛇口の操作がしやすいのも特徴です。
オシャレなジャグを求める傾向のなかで、最近はスチール系のハードタイプも目立ってきました。
ただし元々食用オイル用として使われているスチールタイプは、見ためがいいもののすぐれた保冷力はないので注意です。
コンパクトで計量なソフトタイプ
アウトドアライター、キャンプブロガー、星のソムリエ®
ソフトタイプは素材的にはポリエチレンやポリプロピレンが多く、箱形やジャバラタイプ、ハンドバッグ型など形式がさまざまです。
使わないときは実にコンパクトにはなりますが、水を入れた姿は実用品以外のなにものでもないので、オシャレさを求める方は注意。ソフトであるため安定性には多少難があり、水の注ぎやすさでみればハードタイプに比べるとどうしても劣ってしまいます。また保冷力もありません。
荷物を減らしたい、とにかくキャンプサイトに水を確保しておくだけでいいという方ならソフトタイプが向いています。
おしゃれに雰囲気を盛り上げるガラスタイプ
見た目のおしゃれさから人気を集めているのが、ガラスタイプのウォータージャグです。ガラスタイプは透明度が高いため、なかの飲みものが外から見える仕様になっており、フルーツやハーブなどを入れることでよりおしゃれに設置できます。
また、キャンプなどだけでなく、ホームパーティーや日常使いにも適しているので、幅広い場所で活躍してくれます。
【1】(※)ポイント:クルマの積載量を考えてタイプを選ぶ
アウトドアライター、キャンプブロガー、星のソムリエ®
ひと口にウォータージャグといっても、大きくは「ハードタイプ」と「ソフトタイプ」に分かれます。ハードタイプは水が入っていなくても大きさはそのまま。そのため、こちらの選択をするにはキャンプ道具の積載(車載)にそれだけの余裕があるかどうかが前提になります。
いっぽう、ソフトタイプは水がなければ相当圧縮できるのでさほどの荷物にはなりません。荷物をなるべく少なくまとめたい方は、こちらのタイプがよいでしょう。
【2】使用人数に合わせたサイズをチェック
キャンプなどでウォータージャグを使用するときに、何度も水などを詰め替えるのは面倒に感じてしまいます。そのため、一緒に過ごす人数に合う容量のウォータージャグを手に入れることが大切です。
4人家族で1泊2日のキャンプを行う場合、8L~10L程度の水があると安心できます。そのため、この基準を目安にして使いやすい容量のウォータージャグを見つけましょう。
(※)ポイント;迷ったら大きいサイズを選ぼう
アウトドアライター、キャンプブロガー、星のソムリエ®
どのくらいの容量が適切かは個別の前提条件の違いによっても異なるため難しいものですが、「大は小を兼ねる」で大きめを選ぶのが常道でしょう。一番使われるのは3~15Lで、それ以上はスポーツなどで使われるサイズになってきます。
注意したいのは、「リットル」ではなく、日本ではなじみの薄い「ガロン」と表示される商品もあるという点です。1ガロンは約3.8Lです。つまり1.5ガロンでだいたい5L、3ガロンで約11Lとなります。
【3】メンテナンスのしやすさをチェック
いつでも清潔にウォータージャグを使いたいなら、容器のフタが大きい広口タイプを選びましょう。広口タイプだとスポンジなどが入りやすく、しっかりと腕も入るので底までキレイに洗えます。
さらに、注ぎ口が取り外せたり分解できたりするものだと細部まで洗えるので、この部分の構造もチェックしておくと洗いやすいウォータージャグを選びやすくなります。
【4】保温力・保冷力をチェック
飲みものをよりおいしく保管しておくためには、保温機能や保冷機能があると便利です。しかし、保温機能や保冷機能は商品によって大きく異なり、使われている素材によってもはたらきが変わります。
たとえば、内部がステンレスなどの金属が使われているものだと、飲みものの温度をキープしやすくなるので、素材や構造にも注目しておきましょう。
スポーツドリンクに対応していると便利
スポーツをするときの水分補給のためにウォータージャグを使いたい場合には、スポーツドリンクに対応しているかをチェックししておくことが大切です。スポーツドリンクは酸性の強い飲み物で、金属が溶け出してしまうため、金属製のジャグには使わないほうがよいとされています。
保冷機能のあるウォータージャグは金属製のものが多いため、十分注意しておきましょう。
人気ブランド・メーカーの特徴
ブランドによって販売しているウォータージャグに特徴があり、使いやすさが異なります。そこで、ウォータージャグを販売している代表的なブランドの特徴を紹介するので、参考にしてみてください。
アウトドアで使いやすい「イグルー」
クーラーボックスを扱うブランドとして誕生した「イグルー」は、屋外で使いやすいアウトドアアイテムを多く扱っています。ウォータージャグでは、カラフルなボディが魅力的で、キャンプなどを一気に華やかな雰囲気にしてくれます。
また、クーラーボックスで培った保冷機能も人気です。屋外でも快適に使用したいなら、イグルーのウォータージャグを手に入れましょう。
高品質なのにお得な「キャプテンスタッグ」
テントやテーブルなど、幅広いアウトドアアイテムを扱う日本のブランドである「キャプテンスタッグ」。高品質ながら手頃な価格帯のアイテムが特徴で、はじめてウォータージャグを使い人ほど便利に活用できるでしょう。
また、ハードタイプやソフトタイプ、金属製など、さまざまなタイプのウォータージャグがラインナップされており、よりこまかい使い方に合わせてジャグを選べます。
真空断熱技術がウリの「スタンレー」
創業100年以上を誇る「スタンレー」は、真空断熱技術とスタンレーを組み合わせた、真空スチールボトルを生み出したブランド。ウォータージャグにもこの技術が使われており、保温機能や保冷機能にすぐれたジャグが販売されています。
そのため、アウトドアなど野外で使う場合でも飲み物の温度をキープでき、おいしい状態で飲みものを楽しめます。
ウォータージャグおすすめ4選

Photo by Zach Betten on Unsplash
上で紹介したウォータージャグの選び方のポイントをふまえて、アウトドアライターでキャンプブロガーのSAMさんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。個性豊かな商品を紹介していますので、お気に入りの1つを見つけるのに役立ててみてください。

igloo(イグルー) 『ウォータージャグ400S 3ガロン』






出典:Amazon
サイズ(W×D×H) | 直径32.8×高さ37.0cm |
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重量 | 2.0kg |
本体素材 | 高密度ポリエチレン |
容量 | 11.4L |
保冷 | 〇 |

STANLEY(スタンレー) 『ウォータージャグ 7.5L』














出典:Amazon
サイズ(W×D×H) | 直径29.7×高さ34.4cm |
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重量 | 1.6kg |
本体素材 | ポリプロピレン |
容量 | 7.5L |
保冷 | 6度以下:6時間 10度以下:13時間 |

MLIMA(リマ) 『MLIMA STAINLESS JUG MTO10(リマ ステンレス ジャグ ムート10)』


















出典:Amazon
サイズ(W×D×H) | 外側:直径26.0×高さ29.0cm 内側:直径22.5×24.5cm |
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重量 | 3.2kg |
本体素材 | ステンレス |
容量 | 10L |
保冷 | 〇 |

LOGOS(ロゴス) 『LLL 抗菌広口水コン16』
















出典:Amazon
サイズ(W×D×H) | 幅30×奥行24×高さ27cm 収納サイズ:幅24×奥行22×高さ14cm |
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重量 | 0.4kg |
本体素材 | LDPE、EVA |
容量 | 16L |
保冷 | × |
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ウォータージャグの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのウォータージャグの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【最後に】エキスパートのアドバイス
アウトドアライター、キャンプブロガー、星のソムリエ®
実用的でキャンプサイトを彩るアイテムです!
キャンプ場には水場が必ずあるとはいえ、何度も往復するのは面倒。そんなとき、キャンプサイトにウォータージャグがあれば、いつでも水を供給できて便利なことこのうえありません。
水の確保となれば保冷もしたいし容量もほしいので、どうしてもある程度の大きさが必要になります。最近ではそこを逆手にとって「カッコイイ」ウォータージャグをキャンプサイトの目立つ演出に使うことも増えてきました。実用性はもちろん、スタイルとのバランスで選ぶのがポイントとなるでしょう。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/12/15 コンテンツ追加のため、記事を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 加藤佑一)
キャンプブロガー、アウトドアライター、一般社団法人日本オートキャンプ協会公認インストラクター・講師、星のソムリエ®(星空案内人®)JAXA宇宙教育リーダー、光学機器メーカーマーケティングディレクター。