ウォータージャグとは
ウォータージャグとは、水やお茶などを入れておけるジャグ(水差し)のこと。キャンプやバーベキューといったアウトドアや、サッカーや野球などのスポーツなどでもウォーターサーバーとして活用できます。
飲み物を入れて、好きな時に飲めといった活用だけでなく、例えば、水道設備のないキャンプ上などで水を入れておくことで、手洗いや洗い物にも使用できます。
カビ予防のために水滴をしっかり拭き取る、綺麗に使うために定期的に掃除するといったメンテナンスが必要ですが、アウトドアやスポーツには欠かせないアイテムです。
ウォータージャグの種類・タイプ
ウォータージャグは大きく分けて、「ハードタイプ」「ソフトタイプ」「ガラスタイプ」の3つに分けられます。それぞれ特徴が異なりますので、しっかり確認し、使い方に合うタイプを選びましょう。
ハードタイプ:保冷力が高く、安定感がある
ハードタイプはなんといってもその保冷力が第一の魅力。内壁の厚みがクーラーボックス同様、ある程度の保冷力を確保してくれます。また、本体が安定しているので片手でも蛇口の操作がしやすいのも特徴です。
オシャレなジャグを求める傾向のなかで、最近はスチール系のハードタイプも目立ってきました。
ただし元々食用オイル用として使われているスチールタイプは、見ためがいいもののすぐれた保冷力はないので注意です。
ソフトタイプ:コンパクト&軽量で持ち運びしやすい
ソフトタイプは素材的にはポリエチレンやポリプロピレンが多く、箱形やジャバラタイプ、ハンドバッグ型など形式がさまざまです。
使わないときは実にコンパクトにはなりますが、水を入れた姿は実用品以外のなにものでもないので、オシャレさを求める方は注意。ソフトであるため安定性には多少難があり、水の注ぎやすさでみればハードタイプに比べるとどうしても劣ってしまいます。また保冷力もありません。
荷物を減らしたい、とにかくキャンプサイトに水を確保しておくだけでいいという方ならソフトタイプが向いています。
ガラスタイプ:おしゃれで雰囲気を盛り上げられる
見た目のおしゃれさから人気を集めているのが、ガラスタイプのウォータージャグです。ガラスタイプは透明度が高いため、なかの飲みものが外から見える仕様になっており、フルーツやハーブなどを入れることでよりおしゃれに設置できます。
また、キャンプなどだけでなく、ホームパーティーや日常使いにも適しているので、幅広い場所で活躍してくれます。
(★)ポイント:クルマの積載量を考えてタイプを選ぼう
アウトドアライター、キャンプブロガー、星のソムリエ®
ひと口にウォータージャグといっても、大きくは「ハードタイプ」と「ソフトタイプ」に分かれます。ハードタイプは水が入っていなくても大きさはそのまま。そのため、こちらの選択をするにはキャンプ道具の積載(車載)にそれだけの余裕があるかどうかが前提になります。
いっぽう、ソフトタイプは水がなければ相当圧縮できるのでさほどの荷物にはなりません。荷物をなるべく少なくまとめたい方は、こちらのタイプがよいでしょう。
ウォータージャグの選び方
それでは、ウォータージャグの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
・使用人数に合わせたサイズ
・保温力・保冷力
・スポーツドリンクに対応しているか
・メンテナンスのしやすさ
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】使用人数に合わせたサイズをチェック
キャンプなどでウォータージャグを使用するときに、何度も水などを詰め替えるのは面倒に感じてしまいます。そのため、一緒に過ごす人数に合う容量のウォータージャグを手に入れることが大切です。
4人家族で1泊2日のキャンプを行う場合、8L~10L程度の水があると安心できます。そのため、この基準を目安にして使いやすい容量のウォータージャグを見つけましょう。
(★)ポイント:迷ったら大きいサイズを選ぼう
アウトドアライター、キャンプブロガー、星のソムリエ®
どのくらいの容量が適切かは個別の前提条件の違いによっても異なるため難しいものですが、「大は小を兼ねる」で大きめを選ぶのが常道でしょう。一番使われるのは3~15Lで、それ以上はスポーツなどで使われるサイズになってきます。
注意したいのは、「リットル」ではなく、日本ではなじみの薄い「ガロン」と表示される商品もあるという点です。1ガロンは約3.8Lです。つまり1.5ガロンでだいたい5L、3ガロンで約11Lとなります。
【2】保温力・保冷力をチェック
飲みものをよりおいしく保管しておくためには、保温機能や保冷機能があると便利です。しかし、保温機能や保冷機能は商品によって大きく異なり、使われている素材によってもはたらきが変わります。
たとえば、内部がステンレスなどの金属が使われているものだと、飲みものの温度をキープしやすくなるので、素材や構造にも注目しておきましょう。
【3】スポーツドリンクに対応しているかチェック
スポーツをするときの水分補給のためにウォータージャグを使いたい場合には、スポーツドリンクに対応しているかをチェックししておくことが大切です。スポーツドリンクは酸性の強い飲み物で、金属が溶け出してしまうため、金属製のジャグには使わないほうがよいとされています。
部活やスポーツなどで使用する場合は、スポーツドリンク対応かどうかは必ず確認しましょう。
【4】メンテナンスのしやすさをチェック
いつでも清潔にウォータージャグを使いたいなら、容器のフタが大きい広口タイプを選びましょう。広口タイプだとスポンジなどが入りやすく、しっかりと腕も入るので底までキレイに洗えます。
さらに、注ぎ口が取り外せたり分解できたりするものだと細部まで洗えるので、この部分の構造もチェックしておくと洗いやすいウォータージャグを選びやすくなります。
人気ブランド・メーカーの特徴
ブランドによって販売しているウォータージャグに特徴があり、使いやすさが異なります。そこで本項では、ウォータージャグを販売している代表的なブランドの特徴を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
イグルー:アウトドアで使いやすい!
クーラーボックスを扱うブランドとして誕生した「イグルー」は、屋外で使いやすいアウトドアアイテムを多く扱っています。ウォータージャグでは、カラフルなボディが魅力的で、キャンプなどを一気に華やかな雰囲気にしてくれます。
また、クーラーボックスで培った保冷機能も人気です。屋外でも快適に使用したいなら、イグルーのウォータージャグを手に入れましょう。
キャプテンスタッグ:高品質なのにお得!
テントやテーブルなど、幅広いアウトドアアイテムを扱う日本のブランドである「キャプテンスタッグ」。高品質ながら手頃な価格帯のアイテムが特徴で、はじめてウォータージャグを使い人ほど便利に活用できるでしょう。
また、ハードタイプやソフトタイプ、金属製など、さまざまなタイプのウォータージャグがラインナップされており、よりこまかい使い方に合わせてジャグを選べます。
コールマン:持ち運びや置き型など使い勝手がいい
キャンプから登山まで、幅広い商品を扱うアウトドアメーカー。初心者向けに安価で質の高い商品や、玄人向けの高価格・高機能な商品まで販売しています。
ウォータージャグにおいては、設置してみんなでドリンクを飲める大容量タイプから、個人で2ガロンのドリンクが入る持ち運び型まで、使い勝手を重視した製品が多いです。
スタンレー:真空断熱技術がウリ!
創業100年以上を誇る「スタンレー」は、真空断熱技術とスタンレーを組み合わせた、真空スチールボトルを生み出したブランド。ウォータージャグにもこの技術が使われており、保温機能や保冷機能にすぐれたジャグが販売されています。
そのため、アウトドアなど野外で使う場合でも飲み物の温度をキープでき、おいしい状態で飲みものを楽しめます。
ウォータージャグおすすめ3選|ハードタイプ
上記で紹介したウォータージャグの選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品を紹介します。まずは、ハードタイプの商品です。ぜひ参考にしてください。
igloo(イグルー) 『ウォータージャグ400S 3ガロン』
STANLEY(スタンレー) 『ウォータージャグ 7.5L』
MLIMA(リマ) 『MLIMA STAINLESS JUG MTO10(リマ ステンレス ジャグ ムート10)』
ウォータージャグおすすめ3選|ソフトタイプ
続いては、ソフトタイプのウォータージャグです。こちらもぜひ確認してみてください。
LOGOS(ロゴス)『LLL 抗菌広口水コン16』
ハック『折り畳み式 ウォーター ジャグ』
ウォータージャグおすすめ2選|ガラスタイプ
最後に、ガラスタイプのウォータージャグです。こちらもぜひ確認してみてください。
Newtopia(ニュートピア)『アウトドア ボトル スタンド付ドリンクサーバー』
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)『ジャグ タンク ガラス ドリンクサーバー UW-2010/UW-2011』
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ウォータージャグの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのウォータージャグの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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サイズ選びは使う人数にあわせる
本記事では、ウォータージャグの種類や選び方、そしておすすめ商品をご紹介しましたが、いかがでしたか?
商品を選ぶ際は、使用人数ごとのサイズ、そして快適にドリンクを飲める保温力・保冷力、さらにはスポーツドリンクに対応しているかもチェックしておきましょう。その上でメンテナンスのしやすさも確認しておきましょう。
キャンプ場には水場が必ずあるとはいえ、何度も往復するのは面倒。そんなとき、キャンプサイトにウォータージャグがあれば、いつでも水を供給できて便利なことこのうえありません。水の確保となれば保冷もしたいし容量もほしいので、どうしてもある程度の大きさが必要になります。
最近ではそこを逆手にとって「カッコイイ」ウォータージャグをキャンプサイトの目立つ演出に使うことも増えてきました。実用性はもちろん、スタイルとのバランスを考えながら、ぜひ満足のいく商品を選んでください。
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キャンプブロガー、アウトドアライター、一般社団法人日本オートキャンプ協会公認インストラクター・講師、星のソムリエ®(星空案内人®)JAXA宇宙教育リーダー、光学機器メーカーマーケティングディレクター。 アウトドア誌、WEBマガジン、企業広報誌、新聞などへの取材協力・執筆活動、CMコーディネートを行っている傍ら、キャンプ体験・キャンプ料理レシピをまとめた自身のWEBサイト「 Sam-Home Sam-Camp / キャンプの宝物を探そう!」(2001年開設)並びにブログ「SAMのLIFEキャンプブログ Doors , In & Out !」(2004年開設)を運営。 サイトは通算700万人以上に利用され、ブログ投稿数は5000記事を超える。 同時に、星のソムリエ®として全国のキャンプ場や観光施設等にて夜の魅力と星空の楽しみを広めている。